00:00ああああああ
00:08ああああ
00:12昔日本には たくさんのツルが住んでいたと
00:17言われますが その大きな体が漁師たちの目標になりやすいためか
00:26その数は減っていくばかりでした ところが
00:31山口県の熊毛地方 八代の里は鶴の里として知られ今でも毎年数多くの鶴たちがやってきます
00:43村人たちが鶴たちに親切にしてやるせいですが 毎年10月になると鶴たちは北の国からやって来るのでした
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01:26今年は去年よりも風が増えているみたいだよ
01:32ソーリー餌をやるぞ
01:44こうして八代の里では大人から子供まで
01:49鶴たちに大層親切にしてやるので
01:52鶴たちも人間によく懐き
01:55この里には鶴と人間との話が大層たくさん残っているそうです
02:07この話もその一つです
02:11ある年の秋のこと
02:19一羽の鶴が飛んできました
02:23その鶴には子供がおり
02:30子鶴は長い旅のためにすっかり疲れ
02:34病気にかかっておりましたそうな
02:37親鶴は何か子供に食べさせる食べ物はないかと
02:42探しておりましたが
02:43やがて丘の上に一本の柿の木を見つけました
02:48柿の実は赤く熟しておいしそうでしたが
02:53鶴という鳥は
02:55その長い足が邪魔をして
02:58木の枝に止まることができないのでした
03:01仕方なく鶴は木の下に降り立つと
03:05恨めしそうに柿の木を見上げながら
03:09誰か来るのを待っておりました
03:11とその時
03:15一羽のカラスが飛んできました
03:25カラスは木の枝に止まると
03:27さっそく柿の実を食べ始めました
03:34これを見ていた親鶴は
03:37我が子に食べさせたいので
03:38私にも一つ取ってくだされと
03:41カラスに頼みました
03:45とカラスは意地悪そうに
03:47親鶴の方を眺めておったが
03:50おめさんは木の吉田で
03:52よう売れた柿だと
03:53着物が汚れるとまずかろ
03:56これこれをやろう
03:59これでよかろって
04:02そう言って青海を投げてよこしました
04:06こんなのでなくて
04:09いわく売れたのをお願いします
04:12鶴はカラスに必死に頼みましたが
04:16カラスはもう知らぬ顔で
04:18自分だけよく売れた美味しい柿の実を食べて
04:21種やヘタをバラバラと蓋を落とすばかりです
04:25鶴は何度も何度もカラスに頼みました
04:29するとカラスはうるさがって
04:32それならお前さんが好きなのを取ればよかろうと
04:35固い柿の実をボトルの頭の上に落としました
04:40ところがこの様子を先ほどから見つめている女の子がおりました
04:47女の子は意地悪なカラスが憎くて仕方がありません
04:51それで早速畑の方へかけていくと
04:57夫を連れて
05:06柿の木の下へ戻ってきました
05:10早く早く早く夫
05:15どうあのカラスじゃよ
05:18よーし今追っこらってやるでな
05:21こりゃ
05:22カラス
05:23カラス
05:24ドカンカ
05:26こりゃ
05:27ああ
05:30こりゃ
05:31ええええええもう
05:34さあさあさあ
05:36こりゃ
05:38さあ
05:40これを食べ
06:02赤くておいしいぞ
06:04さあ
06:06すぐは
06:13何度も何度もお礼を言いました
06:17そして赤く売れた柿の実を加えると
06:20小鶴の待っているらしいに遠く
06:24山の方をめがけて飛び立っていきました
06:36ん
06:37ん
06:45それから
06:46しばらく経ってからのことですか
06:51寒い日のことあのお役所さんの家では大変なことが落ち上がっていました
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07:00ん
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07:03ん
07:04て書きの種を喉に詰まらせてしまったのでした
07:07大医者は遠いし
07:09お百姓さんは困ってしまいました
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07:24お百姓さんが立ち上がり表へ行ってみると
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07:45んな
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08:13仕込むと
08:25上手に 女の子の喉に使えていた柿の種を取り出しました
08:32ああ 気が付いた気が付いたぞ
08:42おっけー ああああああああよかったよかった
08:47ふーん
08:52me
08:55夫婦は何度も何度も釣りお礼を言いました そして別れ際
09:03屋城の柿はうまいことはうまいんじゃがどういうわけか種が多いか 種さえ少なけりゃ相一の柿なんじゃ
09:15とそう言いました ツルは
09:19ふとのなしについていましたが やがて空高く飛び立って行きました
09:34それからだそうです 屋城の柿は木にあるうちは種があっても干し柿にするとどういうわけか
09:43種が消えてしまうと言います そして屋城では干した柿のことを
09:50干し柿ともつるし柿とも言わず 鶴の恩返しと考えて
09:56鶴垣と呼ぶそうです
09:593月のよく晴れたアイス 鶴たちは北の国目指して一緒に飛び立って行きます
10:09そして 10月に再びやってくるまで村の子供たちとも
10:15しばしの別れを惜しむのだ そうです
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