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  • 2 日前
【異常事態】子供たちに何が…イラク戦争の闇を、ファルージャの現地取材と証言からたどる検証ドキュメンタリー。2003年の開戦と占領ののち、激戦地となった西部ファルージャで何が起き、戦闘後に何が残されたのかを、墓地や病院の記録とともに見つめます。

2025年5月に撮影した現地映像では、無名の子どもの墓や集団墓地、そしてファルージャ総合病院で続けられてきた先天的疾患の調査を紹介。米軍が使用した兵器、劣化ウラン弾、白リン、環境汚染への懸念、さらに高遠菜穂子さんの証言を通じて、戦争の後遺症を考えます。ベトナム戦争の枯葉剤問題にも触れながら、戦闘が終わった後に残る被害の重さを静かに掘り下げます。

戦争報道、イラク戦争の真相、ファルージャの現在、戦後復興、児童の健康被害、軍事と環境汚染に関心がある方におすすめです。国際ニュースの背景を知りたい人、戦争の影響を長期視点で学びたい人にも向いています。イラク戦争の闇、戦争の後遺症、ファルージャ取材、劣化ウラン弾、白リン、戦争と子どもの健康を検索する方にも役立つ内容です。

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ニュース
トランスクリプション
00:00どうもみなさんこんにちは、ハラカンタです。
00:022003年に始まったイラク戦争について、皆さんはどれく
00:06らいご存知でしょうか?
00:07当時、アメリカのブッシュ政権は、イラクのサダ
00:10ム・フセイン政権が大量破壊兵器を保有している
00:13と主張し、
00:14イギリスなどと共にイラクへの軍事攻撃に踏
00:17み切りました。
00:17しかし、戦争後、イラクで大量破壊兵器は見つかり
00:21ませんでした。
00:22それでも、戦争によってサダム政権は倒れ、アメリカ軍
00:26による占領が始まり、イラク社会は大きく揺らいで
00:29いきます。
00:29前回の動画では、このイラク戦争とアメリカによる占
00:33領政策の失敗が、後に過激派組織、イスラム国が
00:37台頭する土壌を作ったことを解説しました。
00:40今回の動画では、少し違う角度からイラク戦争を見ていきます。
00:45それは、アメリカ軍の軍事作戦や、そこで使われた兵器
00:49が、戦争が終わった後のイラク社会に何を残したの
00:53か、という問題です。
00:54特に今回取り上げたいのが、イラク西部の街、ファル
00:58ージャです。
00:58ファルージャは、イラク戦争後、アメリカ軍と武装
01:02勢力の戦闘が、特に激しかった場所の一つです。
01:052004年には、アメリカ軍による大規模な軍事作戦
01:08が行われ、多くの犠牲者を出しました。
01:11私は、2025年5月、このファルージャを実際に取材しました。
01:16現地では、2004年の戦闘で亡くなった人々が眠る集
01:20団墓地や、子供たちの健康への影響を調べてきた
01:23病院関係者を取材しました。
01:26このファルージャでは、戦争後に先天的な疾患を持つ
01:30子供が増えたのではないか、
01:31米軍が使った兵器や環境汚染が関係しているのではない
01:36か、という懸念が、現地の医師や支援者たちによって長
01:40く語られてきました。
01:41もちろん、この兵器が使われたからこの病気が増えた、と、
01:46簡単に因果関係を言い切ることはできません。
01:48そうした関係を明らかにするには、長期的な調査や慎重
01:53な科学的検証が必要です。
01:55しかし、現地で子供たちの状態を見続け、データを
01:59集め、声を上げてきた医師や支援者がいることは事実
02:03です。
02:04皆さんは、ベトナム戦争で使われた枯葉剤の問題を聞いた
02:08ことがあるでしょうか?
02:09ベトナム戦争では、敵が隠れる森林をなくすことや、食料
02:13の供給を断つことなどを目的に、
02:15アメリカ軍が森林を枯らすために、大量の枯葉剤
02:18を散布しました。
02:20しかし、枯葉剤の問題は、戦争が終わった後も長く残りました。
02:24健康被害や環境汚染、そして次の世代への影響が指
02:29摘され、
02:29ベトナムだけでなく、アメリカの退役軍人の間でも重要
02:33な問題として扱われてきました。
02:36もちろん、ベトナム戦争とイラク戦争を単純に
02:39同じものとして扱うことはできません。
02:42使われた兵器も、戦争の性質も、歴史的な背景も違
02:46います。
02:47しかし、共通しているのは、戦争で使われた兵器や軍事作戦
02:51の影響は、
02:53戦闘が終わった後も、現地の社会に長く残ることが
02:57あるという点です。
02:58今回の動画では、イラク戦争が現地に残した戦争の後遺
03:02症について、
03:03私が2025年5月にイラクで撮影した映像や、
03:07現地で20年以上支援活動を続けている高藤直子さんの
03:11証言を交えながら考えていきます。
03:13アメリカが始めた戦争は、イラクの子供たちに
03:16何を残したのか、
03:18できるだけわかりやすく解説します。
03:20ぜひ最後までご覧ください。
03:22今回、特に目を向けたいのは、イラク西部の街、ファルージ
03:25ャです。
03:26ファルージャは、イラク戦争後、アメリカ軍と武装
03:29勢力の戦闘が特に激しかった場所の一つです。
03:322004年には、アメリカ軍による大規模な軍事作戦
03:36も行われました。
03:37ファルージャは、米軍によって包囲され、激しい攻撃を
03:41受けました。
03:42その戦闘では、多くの民間人も犠牲になっています。
03:45私は今回の取材で、ファルージャにある集団墓地を訪
03:49れました。
03:492004年の戦闘で、何が起き、その後、亡くなった人々が
03:54どのように埋葬されたのか、
03:55現地で取材した映像をご覧ください。
03:59この辺に小さいお墓が集まってますけれども、
04:02この辺りは、どうやら全部子供のお墓みたいですね。
04:06ファルージャの戦いの時に巻き込まれて亡くなった
04:08子供のお墓がたくさん集中しています。
04:12ここの集団墓地は、ファルージャの戦いという、
04:15戦闘で亡くなった方々の集団墓地というふうに聞き
04:17ましたけれども、
04:18ファルージャの戦いというのは、どういった戦いだったんですか?
04:212004年の4月と11月、4月が1回目、2回目が11
04:25月、
04:25米軍がファルージャを完全に包囲する、完全に包囲したオ
04:30ールアタック、総攻撃というのが行われたんですね。
04:33これは、メディアの中では、イラク戦争と同じですね。
04:35期間としては、4月から5月1日まで、11月から12月までという
04:40ふうになっていて、
04:40その2ヶ月間、約2ヶ月間を、街を包囲して攻撃したという
04:45のが、1回目、2回目なんですね。
04:47だけれども、この、例えば、4月、5月が包囲されていた、包囲が解か
04:52れた後も、
04:53バトル、イスラム武装勢力とか、それからレジスタンス
04:56ですね。
04:57地元のレジスタンスとの戦闘というのは、ずっと続いている
05:00わけなんですね。
05:00今見てきた通り、2004年だけでも、
05:03例えば、ここなんか、10月に亡くなった方々が、わーっていたりするんです
05:07よね。
05:07で、向こうの方にも、2004年の10月に、バーって、亡くな
05:11っている方々のお名前がありました。
05:13ということは、その、総攻撃というふうに認識されている以外のところでも、
05:17たくさんの人たちが、殉教している、亡くなっているということだと思います。
05:22それから、ここら辺も、実は無名の墓地なんですね。
05:26見てわかる通り、ものすごく小さいです。
05:28で、これはもう、子供たちだけど、身元がわからないまま埋葬さ
05:33れている。
05:33例えば、そこに、ブロックにちょっと白いので、書いてある。
05:36あれなんかは、485って、左上に番号が振られていて、
05:42で、そこ下には、お骨だけって書いてあるんですね。
05:45で、それ、お子さん、子供、っていう、そういう感じの墓地です。
05:49身元がわからない人が多いってことは、それだけ損壊が激し
05:53かったっていうことですかね。
05:54そういうことですね。焦げていたりとか、
05:56さっき言ってた墓地、合わせるとものすごい面積なんですけど、
05:59最初の頃は、あっちの墓地に埋葬されていた総攻撃の
06:03殉教者の人たちもいますけれども、
06:05もうすぐにいっぱいになってしまって、ここはもともとサッカ
06:08ースタジアム、ここを拡大して墓地にしたっていうところです。
06:14ファルージャの中心地から、15分ほど車で移動してきた場
06:18所にやってきました。
06:19ここもね、集団墓地ですね。
06:22ものすごい数のお墓があります。
06:26本当にいろんな場所に集団墓地があって、
06:29戦争で亡くなった方の数の多さが、こういった集団墓
06:33地の多さからわかります。
06:35イラク戦争の時代、そしてその後の米軍占領の時代、何
06:38があったのか、
06:39詳しく話を聞いてみようと思います。
06:41この辺りにある小さいブロックもですね、
06:44アラビア語で番号だけが書いてあるんですけれども、
06:47身元不明のご遺体がこの下に眠っているみたいです。
06:51イスラム教はね、土層なので、あの土の下に埋めますけれども、
06:55当時ですね、アメリカ軍の攻撃、特殊な武器が使われた
06:59か何かで、
07:00もう遺体の損壊があまりにも激しいと。
07:03そういう遺体の損壊があまりにも激しいご遺体はですね、
07:06身元が結果的に分からなかったので、
07:08番号しかお墓には書かれず、その人の名前も書かれてい
07:13ないという、
07:14この辺りも番号しかないお墓が続いていますね。
07:17本当にこうブロック1個しか置いていないです。
07:21土が盛り上がっている部分があるので、
07:23この下にはご遺体が眠っているんだと思います。
07:28ファルージャの集団墓地は2004年の戦闘で、
07:31いかに多くの人々が犠牲になったのかを知る場所
07:34でもありました。
07:35ただ、ファルージャで語られてきた戦争後の問題は墓地だけ
07:39ではありません。
07:40もう一つ、避けて通れない場所があります。
07:43それがファルージャ総合病院です。
07:45ここで高藤さんは、
07:472013年、
07:48イラク戦争から約10年が経った頃に、
07:50赤ちゃんの先天以上の調査に関わっていました。
07:53先天以上とは、
07:55生まれた時から体の一部に重い病気や欠損がある状
07:59態のことです。
08:00ファルージャでは、
08:01戦争後に先天的な疾患を持つ子供が増えたの
08:04ではないか。
08:05米軍が使った兵器や環境汚染が関係しているのではない
08:09か。
08:09そうした懸念が、
08:11現地の医師や支援者たちによって長く語られてき
08:14ました。
08:14ここで先に確認しておきたいのは、
08:17この動画は、
08:18医学的な因果関係を短絡的に断定する動画ではありません。
08:22この兵器が使われたから、
08:23この病気が増えたと、
08:25私が簡単に断定することはできません。
08:28そうした因果関係を証明するには、
08:30長期的な調査や、
08:31慎重な科学的検証が必要です。
08:34しかし、
08:35現地で実際に子供たちの状態を見続け、
08:38データを集め、
08:39声を上げてきた医師や支援者がいること。
08:42そして、
08:42戦争で使われた兵器や、
08:44環境汚染への不安を抱えながら、
08:47子供を育てている家族がいること。
08:49これは、
08:50見過ごしてはいけない現実です。
08:51ファルージャ総合病院の前で、
08:53高藤さんが当時の調査について、
08:55説明してくれた場面があります。
08:57ここも大きい病院ですけれども、
08:59ここの病院とはどういう関係なんですか?
09:02ここは新しくできたファルージャ総合病院で、
09:05全ての科があります。
09:07ここの病院は、
09:08私が2013年、
09:10イラク戦争から10年経った頃に、
09:12この病院に住み込みをして、
09:14赤ちゃんの調査、
09:15赤ちゃんの1000点以上の調査を、
09:17ここに住み込んでやってました。
09:18その病院です。
09:191000点以上ってのは、
09:21どういうことですか?
09:21米軍が使用した兵器が、
09:23いろいろトキシックなものが含まれていますよね。
09:25代表的なのが、
09:26レッカウラン。
09:27それから、
09:28いろいろこの長年の中で、
09:30私も調査とかに協力させてもらったりとか、
09:32したんですけど、
09:33土壌サンプルを見ると、
09:34トキシックなもの、
09:35健康被害のあるもの、
09:36メタル系のもの、
09:37重金属、
09:38そういったものが、
09:38すごくたくさん、
09:39その土壌に汚染したんです。
09:41アンバールには、
09:42米軍基地もたくさんあったので、
09:44米軍基地の周りには、
09:45そういった、
09:46タイヤから何から、
09:51そこの周りもものすごい、
09:54非常に重金属とかの、
09:55いろんなものが、
09:56トキシックな、
09:57あれがあったんですけど、
09:58そういった複合的な要因、
10:00レッカウラン弾、
10:00それからサーモバリック爆弾ですね。
10:02いろんな爆弾が、
10:03要因と言われている、
10:05先天性欠損症、
10:06無能症の発、
10:08水筒症、
10:09小筒症、
10:10それから、
10:10魚輪症、
10:11それから、
10:12後身後外列、
10:13それから、
10:13指が多いとか、
10:15ないとか、
10:16それから、
10:16左行ですね、
10:17肛門がない、
10:18ありとあらゆる欠損症が、
10:21複合的に起きている、
10:23赤ちゃんがたくさん生まれて、
10:25顔面列とか、
10:26そういう複合的な、
10:28血損症を持った赤ちゃんとかが、
10:30この病院で、
10:31臨床医たちが、
10:32たくさん生まれている、
10:33ということで、
10:331ヶ月間とかの、
10:35単位、
10:35住み込みをして、
10:36毎朝、
10:37分娩室に行って、
10:38赤ちゃんを、
10:39見させていただいて、
10:41それから、
10:42NICU、
10:43NICUには、
10:44たくさんそういう赤ちゃんがいて、
10:45本当にいる間に、
10:47数時間で亡くなる赤ちゃんとかも、
10:48たくさんいたり、
10:49脳流の子供とか、
10:51それからもう、
10:51いろんな先天性欠損症、
10:53それからもう、
10:53心臓疾患ですね、
10:54先天性心疾患も、
10:55非常に深刻な心疾患を持った子供たちに、
10:58すっごいたくさん生まれて、
10:59それをいろいろ、
11:00ここで、
11:01アメリカの医療チームが来たりとか、
11:02それから日本の先生にも、
11:04ドクターにも、
11:04形成外科医の先生に来てもらって、
11:06更新、更外列のオペを、
11:07ここでやったりもしました。
11:08米軍が使った兵器と、
11:10先天以上の子供たちが、
11:12生まれているというところで、
11:19その疫学調査がないと、
11:20それは証明できない、
11:21まあ、それはそうなんですけれど、
11:23ただ、それを調査しようとすると、
11:25例えば、
11:25その調査、
11:26ある程度調査が終わりました、
11:27ってなると、
11:28それが、
11:29出版差し止め、
11:29みたいなったり、
11:31論文を出した人が、
11:32それを削除してしまったりとか、
11:34様々なことがありました。
11:35どこから圧力がかかって、
11:37なんでしょうね、
11:38ここであんまり言えないことも、
11:40含めて、
11:41いろいろあり、
11:41なかなかそれを認められない。
11:43ただ、
11:43米軍の中の、
11:45その研究所の中では、
11:46ネズミを使った実験とかで、
11:48レッカーウランダンが、
11:50遺伝子を傷つけるっていうのは、
11:51毎回毎回実験で、
11:53それはもう出ていて、
11:54それはもう米軍の中でも、
11:55それはもう知られていることなんですよね。
11:57それが人間には、
11:58発症しないとは言えないじゃないですか。
12:00大いに可能性は考えられますよね。
12:02可能性は全然ある。
12:02やっぱりその先天以上が、
12:03増えたっていうのも、
12:04やっぱりこのイラク戦争後とかに、
12:06一気に数が増えた。
12:0791年の時には、
12:09イラク南部のバスラの方に、
12:10レッカーウランダンが結構多かったので、
12:12バスラの病院から、
12:13その話が始まりました。
12:14大体94年ぐらいから、
12:16死亡率、
12:17それが小児がん白血病、
12:19ものすごい91年以降に増えている。
12:22それをバスラのお医者さんが気づいて、
12:24これなんでだろうっていうことになって、
12:26レッカーウランダンっていうところに、
12:27着目される。
12:28ここは、
12:29サーモバリック爆弾が、
12:31初めて米軍が、
12:32ロケットランチャーで発射できるようになっている。
12:34もともとサーモバリック爆弾って、
12:36戦闘機でしか撃てなかったんですよね。
12:38アフガニスタンとかやってる時は。
12:39だけど、
12:39このファルージャの総攻撃の時から、
12:42このロケットで、
12:43肩で撃てるようになる。
12:44それを、
12:45米兵たちの聞き取りの話によると、
12:48いや、
12:48俺たちは、
12:49市街地でサーモバリック爆弾を、
12:51やたらに撃ち込んでいた。
12:52そのサーモバリック爆弾って、
12:54非常に怪しいんですよね。
12:55サーモバリック爆弾って、
12:56ものすごい勢いのある爆弾なので、
12:58ご遺体も、
12:59すごい変なご遺体になるんですよ。
13:01それは、
13:01イスラエルが使っている、
13:03バキューム爆弾のご遺体とそっくりだっていう。
13:05これは、
13:05私はレバノンのイスラエルに攻撃された時に、
13:09同じように、
13:09見たこともないご遺体があるっていうのを、
13:12記事があって、
13:13そのドクターに、
13:14取材に行ったんですよ、
13:15レバノンまで。
13:15ファルージャのご遺体と見せたら、
13:17同じだ、
13:18同じだって。
13:19だから、
13:19おそらく、
13:20イスラエル軍が言っているバキューム爆弾と、
13:23米軍が言っているサーモバリック爆弾、
13:24同じなんじゃないかな、
13:26という風に思われます。
13:27それが、
13:27やっぱりトキシックだという風に。
13:30ここで出てきた、
13:31劣化ウランダンという言葉について、
13:33簡単に説明します。
13:35劣化ウランとは、
13:36核燃料などに使われるウランから、
13:39核分裂を起こしやすい成分を取り除いた後に残
13:42る、
13:43非常に重い金属です。
13:45その重さを利用して、
13:46戦車などの硬い装甲を貫く弾に使われることがあります。
13:50劣化ウランダンは、
13:52軍事的には強い貫通力を持つ兵器です。
13:55一方で、
13:56使用された後に、
13:57粉塵や残留物として、
13:59環境中に残る可能性があり、
14:02土壌や空気、
14:03水などへの影響が懸念されてきました。
14:05また、
14:06ファルージャでは、
14:072004年の攻撃で、
14:09白輪弾が使われたことも、
14:10大きな問題になりました。
14:12白輪弾は、
14:13煙幕や照明などの目的で使われることもありますが、
14:16非常に高温で燃えるため、
14:18人体に深刻な被害を与える兵器です。
14:21さらに、
14:22戦争では、
14:23爆弾や砲弾、
14:24不発弾、
14:25燃やされた廃棄物、
14:26破壊された建物から出る有害物質など、
14:30様々なものが環境に残ります。
14:32つまり、
14:33兵器は、
14:34その場で人を殺傷するだけではありません。
14:36使われた後も、
14:38土地や、
14:38水、
14:39空気、
14:40そして人々の健康への不安として、
14:42長く、
14:43現地社会に残り続けることがあります。
14:45ファルージャで問われてきたのは、
14:47まさに、
14:47この問題です。
14:48アメリカ軍の軍事作戦が終わった後も、
14:51そこで使われた兵器や破壊の影響を、
14:54現地の人々が長く背負わされてきたのではないか、
14:58ということです。
14:58ファルージャでは、
14:59現地の医師たちが、
15:01先天性疾患を持つ子供たちのデータを集め続
15:04けていました。
15:04しかし、
15:05そのデータや現場の声が、
15:07十分に受け止められてきたとは、
15:10言い難い現実があります。
15:11高藤さんと、
15:12現地の医師であるドクター・サミラが、
15:15当時の調査と、
15:16その後の悔しさについて、
15:17語ってくれた場面があります。
15:20今一緒にいるこちらの方は、
15:22どういった関係の方でしょうか?
15:23ドクター・サミラと言いまして、
15:25フィジシャン、
15:26内科医の先生なんですけれども、
15:28ファルージャ総合病院で、
15:30働いていらっしゃいまして、
15:32一緒に、
15:33先天性欠損症の調査を、
15:35させていただいておりました。
15:372013年に、
15:38特に私は、
15:39ファルージャ総合病院に住み込みで、
15:41そこでその調査を、
15:42ドクター・サミラが中心となって、
15:44そういう調査をしておりましたので、
15:45毎朝、
15:46分泌室に行ったり、
15:48NICU、
15:48そこで、
15:49ドクター・サミラが、
15:50もう全部、
15:51パソコンの中に、
15:52一人一人のデータを、
15:53ずっと通り続けて、
15:55何年もいたんですね。
15:57そういう、
15:57大変お世話になった先生です。
16:00私も高藤さんが、
16:01出演された映画を見て、
16:03先天性欠損症の、
16:04子供たちの映像とかも見て、
16:08ちょっと目を覆いたくなるような、
16:09友達の映像とかもあったんですけど、
16:11やっぱりそういうのを、
16:12現場で見続けられたのは、
16:14本当に大変だったと思う。
16:15大変、
16:17もう、
16:17私が言うと、
16:18薄っぺらくなっちゃいますけど、
16:19本当にこう。
16:20そういう子供たちと、
16:22毎日接しているのもそうだし、
16:24それを一生懸命、
16:26ドクターとかが、
16:28データを集めて、
16:30すごい詳しい、
16:30詳しいデータを作って、
16:32どんどんどんどん蓄積していって、
16:34それをもとに、
16:34論文を書いたりとか、
16:36いろいろ訴えたりするんだけれども、
16:38それが、
16:39ちゃんと目を向けてもらえないとか、
16:41そういったところが、
16:42また悔しいんですよね。
16:44ドクター・サミラたちの、
16:45すごい努力で、
16:46当時の院長先生も、
16:47すごくサポーティブだったから、
16:49本当にたくさんの調査ができたんですよ。
16:51でもそれを結局、
16:53保健省とWHOとかが、
16:56その調査をするんだけれども、
16:58なかなかその結果っていうのがね、
17:00ちゃんと向き合ってもらえない、
17:02見てもらえない、
17:03あるいは、
17:04改ざんとまでは言わないけれど、
17:06その結果は結局、
17:08因果関係はありません、
17:09健康被害はありませんっていう、
17:11結論にされてしまったりとか、
17:13でも内容としては、
17:15保健省の人たちも、
17:16これは本当に健康被害になるよね、
17:18っていうような内容、
17:19健康被害の証拠を見つけたぞ、
17:21ぐらいの感じで言ってたのに、
17:23最終的に出てきたのは、
17:24健康被害はありません、
17:25っていうものだったんで、
17:27だからいつもと同じような結果になっちゃったっていうね、
17:29それはすごくがっかりしたしね。
17:31今先生が、
17:32ファルジャもすごく安定してきている、
17:34っていうふうにおっしゃっていましたけれども、
17:36一方で、
17:38さっきもインタビューでありましたけれども、
17:39米軍が使った兵器と、
17:42因果関係が完全に証明されて、
17:44それが問題が追求されて、
17:45解決に向かっている、
17:47っていうわけではないじゃないですか。
17:49ということを考えると、
17:50ある意味、
17:50今も世界で戦争が起きていて、
17:52同じような兵器が使われる可能性がある、
17:54っていうことを考えると、
17:56現在進行形でまだ続いている問題、
17:58というふうにも捉えられますよね。
18:00本当その通りだと思います。
18:01兵器っていうのは、
18:02ただそこで本当に血を流して、
18:04人が死ぬだけではなくて、
18:06本当に環境の汚染がすごいんですよね。
18:09大気汚染もそうだけど、
18:10土壌の汚染、
18:10これは食べ物に直結してくるし、
18:12体内に取り込む、
18:14直接的に取り込んでいく、
18:15ことになりますので、
18:17やっぱりその戦争の後っていうのは、
18:18そういう健康被害の問題っていうのは、
18:20必ず出てくると思います。
18:21今回はこのイラクの取材を通じて、
18:23イラクは戦争っていうものが、
18:24過去の歴史になりつつあるっていうことを、
18:26今感じてはいるんですけれども、
18:28一方でやっぱりイラクの戦争っていうものを、
18:30一つの本当に教訓にして、
18:32今世界で起きている戦争と向き合っていく、
18:34っていうことが、
18:34本当にこの動画を見てくださる皆さんにも、
18:36考えてほしいことだなと思いますね。
18:40この話から見えてくるのは、
18:42戦争の被害は、
18:43爆撃の瞬間や、
18:44壊れた建物、
18:45亡くなった人の数だけでは、
18:47捉えきれないということです。
18:49戦争が終わった後も、
18:51土壌や水への不安、
18:53子供たちへの影響をめぐる懸念は残り、
18:56現地の医師たちは、
18:57調査を続けてきました。
18:58しかし、
18:59そうした現実は、
19:00爆撃や戦闘の映像と比べると、
19:03なかなか報じられません。
19:05では、
19:05なぜ戦争の後遺症は、
19:07見えにくいのでしょうか。
19:09大きな理由の一つは、
19:10ニュースが多くの場合、
19:12点で伝えられるからです。
19:14戦争が始まった。
19:15大規模な攻撃があった。
19:17街が制圧された。
19:18軍隊が撤退した。
19:19こうした出来事は、
19:21大きく報じられますが、
19:23その間で、
19:24人々が何を経験し、
19:26戦後に何を背負って、
19:28生きているのかは、
19:29なかなか見えてきません。
19:31爆撃の瞬間は、
19:32映像になります。
19:33建物が壊れる場面も、
19:34ニュースになります。
19:36しかし、
19:36戦争から何年も経った後に、
19:39病院でデータを集め続ける医師や、
19:41汚染への不安と向き合う地域の人々の姿は、
19:44同じようには報じられません。
19:46そこを見なければ、
19:48戦争の被害は、
19:49十分には理解できません。
19:51これは、
19:52イラクだけの話ではありません。
19:54今、
19:54世界各地で、
19:55空爆や地上戦が行われ、
19:58都市が破壊され、
19:59様々な兵器が使われています。
20:01私たちは、
20:02ニュースで、
20:02ミサイルが飛ぶ瞬間や、
20:04建物が爆発する映像を、
20:06見ることがあります。
20:07しかし、
20:08本当に考えなければならないのは、
20:10その後です。
20:11爆撃が終わった後、
20:13誰がその瓦礫の横で暮らすのか。
20:16不発弾が残った土地で、
20:17誰が子供を育てるのか。
20:20汚染されたかもしれない水や土壌と、
20:22誰が向き合い続けるのか。
20:24報道がなくなった後も、
20:26そこで暮らす人々の生活は続いています。
20:29だからこそ、
20:29私たちは、
20:30戦争が起きた瞬間だけではなく、
20:32その後に、
20:34現地社会へ、
20:35何が残されるかまで、
20:36見続ける必要があります。
20:38戦争を始めた側は、
20:40いつか撤退できます。
20:41軍隊は国へ帰ることができ、
20:43政治家は次の外交課題へ進み、
20:46メディアも別のニュースへ移っていきます。
20:48しかし、
20:49攻撃された側の人々は、
20:51その土地から、
20:51簡単には撤退できません。
20:53ファルージャの集団墓地、
20:55ファルージャ総合病院で語られてきた、
20:57子供たちへの不安、
20:59そして、
20:59戦争で何が使われ、
21:01何が体や環境に残ったのか、
21:03という問いは、
21:04戦闘が終わった後も、
21:06現地に残り続けます。
21:08もちろん、
21:08イラクの苦しみを、
21:10すべてアメリカだけの責任に、
21:12単純化することはできません。
21:14イラク国内の政治や、
21:15武装勢力の暴力、
21:17イスラム国の残虐行為、
21:18周辺国の介入など、
21:20イラクを苦しめてきた要因は、
21:22複雑です。
21:23しかし、
21:242003年にアメリカが始めたイラク戦争と、
21:27その後の占領が、
21:28イラク社会に、
21:29極めて深い傷を残したことは、
21:31避けて通れません。
21:32戦争を考える時、
21:34私たちは、
21:34勝った、
21:35負けた、
21:36政権が倒れた、
21:38軍が撤退した、
21:39という言葉だけで、
21:40終わらせてしまいそうになります。
21:42しかし、
21:43報道がなくなった後も、
21:44その土地に生きる人々の生活は、
21:47続いています。
21:48彼らが何を背負うことになるのか、
21:50戦争の後遺症を、
21:52誰が、
21:52どれだけ長く、
21:53引き受けることになるのか、
21:55そこまで見なければ、
21:56戦争の本当の意味は、
21:58見えてきません。
22:00皆さんは、
22:01イラク戦争が現地に残した、
22:03後遺症について、
22:04どのように考えますか?
22:05そして、
22:06今世界で起きている、
22:07戦争を見る時にも、
22:09この視点は、
22:10必要だと思いますか?
22:11ぜひ、
22:11コメント欄で、
22:12皆さんの考えを、
22:13聞かせてください。
22:14今回の動画で紹介した、
22:15ファルージャの取材の詳細は、
22:17過去のイラク取材シリーズでも、
22:19公開しています。
22:20この動画だけでは、
22:21伝えきれない、
22:22イラクの人たちの、
22:23顔があります。
22:24ぜひ、
22:24現地取材の動画も、
22:26合わせてご覧ください。
22:27概要欄に、
22:28再生リストを掲載しておきます。
22:29私が運営する、
22:30オンラインサロン、
22:31シナジーでは、
22:32YouTubeでは、
22:32話しきれない、
22:33海外取材の裏側や、
22:35現地で見聞きした、
22:36小さなエピソードも、
22:37メンバー限定で、
22:38シェアしています。
22:39過去には、
22:39今回のイラク取材で、
22:41案内役をしてくださり、
22:42イラクで20年以上、
22:43支援活動を続けている、
22:45高藤直子さんを、
22:46お招きして、
22:47現地の状況について、
22:48学ぶ勉強会も、
22:49開催しています。
22:50ニュースだけでは見えない、
22:52現地のリアルを知りたい方、
22:54私の海外取材や、
22:55発信活動を、
22:56応援したいと思ってくださる方、
22:58ぜひ、
22:58シナジーに参加していただけたら、
23:00嬉しいです。
23:01少しでも興味があれば、
23:02概要欄のリンクから、
23:03ホームページをご覧ください。
23:04皆さんのご入会、
23:05心よりお待ちしております。
23:06これからも、
23:07ハラカンタのチャンネルでは、
23:08大手メディアの報道だけでは、
23:10見えてこない、
23:10現地の声や、
23:11世界の問題が、
23:13どのように繋がっているのかを、
23:14分かりやすく、
23:15お届けしていきます。
23:16今後も、
23:17一緒に学び続けてくださる方、
23:18まだチャンネル登録が、
23:19お済みでなければ、
23:21ぜひ、
23:21チャンネル登録を、
23:22よろしくお願いします。
23:23ということで、
23:24今回も最後まで、
23:25ご視聴くださり、
23:27また次回の動画で、
23:28お会いしましょう。
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