00:00昔、昔、三河の浜の沖合に
00:29引き潮の時一つだけひょっこりと顔を出す
00:33岩だらけの島があった
00:35その島の周りは潮の流れが早く
00:41また水面に隠れたたくさんの岩のために
00:46多くの船が座礁したり沈没して
00:49多くの人の命が失われ
00:52船乗りたちから船の墓場
00:55死者の海と恐れられておった
00:58そのため誰一人としてこの島に近づく者はいなかった
01:13ある朝のこと
01:23三河の浜に住んでいる兄弟の船頭が
01:28村の石屋に頼まれて大きな石頭を
01:32下の村まで届けることになった
01:35この日は地味が悪いほどいい天気で
01:49風といい潮の具合といい絶好の船手日和じゃった
01:55船は海面を滑るように走り
02:17頬に当たる風は眠気を誘うほどの心地よさじゃった
02:23そろそろ岬を越えようとした頃
02:34急に潮が変わった
02:37この辺りで潮が変わるはずがないのにと
02:45二人は船を元に戻そうとしたが
02:48ものすごい早さでどんどんどんどん沖へ沖へと流されていった
02:53どれほど流されたろうか
03:08あれほど早かった潮の流れも今はほとんど緩やかになり
03:13濃いもやのためにどこにいるのかわからず
03:18二人はただ呆然としておった
03:21もやが薄で岩だらけの島を見たとき
03:39自分たちが今どこにいるのかを知った
03:42船の墓場死者の海じゃった
03:45それにしても不思議なことじゃった
03:49この辺りは潮の流れが早いはずなのに
03:53どろんとして波一つないなんともおかしなことじゃった
03:58なんの音じゃ
04:14なんの音じゃ
04:26二人は縄が切れた途端石とおもろとも海に投げ込まれた
04:37体にまとわりつくような水を蹴ってやっとの思いで海面に顔を出した二人が
04:43島へ泳ぎ出そうとしたとき
04:46草も木もない岩だらけの島のてっぺんに何やら白いものが見えた
04:52目を凝らしてみるとどうやら人間のようじゃ
04:56そしてよくよく見るとこの世のものとは思われぬ男たちは
05:03恐ろしい行走をして二人を手招きしておった
05:07二人が逃げ出すと男たちの手が追いかけて
05:13二人は死に物ぶりで泳いだ
05:16ずっとでも泳ぐのをやめると後ろへ引き戻されると思って
05:20がむしゃらに泳いだ
05:22どれほど泳いだろうか
05:41やっとの思いで浜にたどりつと
05:45そこには沈んだはずの船が打ち上げられておった
05:49それを見た二人は三日二晩高い熱を出して
05:54寝込んでしまったそうな
05:56その後熱も下がり元気になっても
06:03海に出るのが恐ろしくて
06:06毎日ぶらぶらしておったのじゃが
06:09船に乗らない船頭が食えるわけもなく
06:12考え抜いた揚げ組
06:14仕方なくまた風を生かすことにした
06:18じゃがこの間の恐ろしい事件に懲りた二人は
06:27時間はかかるが
06:29安全な軸に近い航路を取ることにした
06:33空は青く晴れ渡り
06:38久しぶりに受ける潮風は
06:41そよそよと優しくて
06:44ひととき恐ろしさを忘れさせてくれるものじゃった
06:48じゃが安心したのもつかるは
06:52舵を取られたと気がついた時はもう遅かった
06:56船はあの恐ろしい潮の流れに乗っていった
07:01もうこれは潮の流れというより
07:04得体の知れの力に引き寄せられているという感じじゃった
07:09二人は今度ばかりは助からぬと念仏を唱え始めた
07:24何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何枚だぶ何
07:54顔を上げて周りを目渡した
07:57どうした
08:01二人が驚いたのも見るがなかった
08:19海に沈んだはずの石頭が島のてっぺんにでーんと乗っかっておったのじゃから
08:28あの重い石頭を海の底から島の頂上へ引き上げたのは
08:35一体誰なのか
08:37二人は考えた
08:40そして思いついたのは
08:42自分たちを手招きしたあの男たちのことじゃった
08:49奴らがやったんだ
08:51この世の者の仕業じゃね
08:54ああ間違いねえ
08:58ここで死んだ船乗りの霊の仕業じゃ
09:01じゃがなんで石頭なんぞ欲しかったんだろう
09:08成仏できずにいるからかもしれんぞ
09:13そうじゃそれに違いねえ
09:17もう恐ろしさは消えていた
09:21それどころか浮かばれの霊が
09:25誰かに供養してもらいたくて
09:27さまよっていたのかと思うと
09:30哀れでやらなかった
09:31村へ戻り
09:33みんなに今までのことを話すと
09:36村人たちも備え物などを持って島へ渡った
09:40石頭を供養頭として祀るために
09:44石区は文字を彫り
09:46坊様は経を読み
09:48村の衆は栄光をして
09:50迷える霊が成仏できるようにと
09:54一生懸命に祈った
09:56こうして死者の霊を慰めた島を
10:08誰が言い出したのか
10:10仏を祀る島
10:12仏島と呼ぶようになったそうじゃ
10:16その後不思議なことに
10:21水面に隠れていた多くの岩が
10:24海中深く沈み
10:26あの恐ろしい潮も
10:28吐き消すようになくなったそうな
10:31そして仏島だけが
10:34時折引潮の時姿を見せるということじゃ
10:39その後不思議なことに
10:44このような音が
10:46そういうのが
10:46何度も少し
10:48そういうのが
10:49その後不思議なことは
10:50!!
10:51その後不思議なことが
10:54なる fucking
10:55そんな apa
10:56こんなことが
10:57そして
10:57そういうのが
10:58その後不思議なことが
10:59あの人は
11:00世界大きなことが
11:01何時代の
11:01そういうのが
11:03全員が
11:04これは
11:05このような