00:00昔々ある村に貧乏な家があったそうな
00:19その家には年をとって働けなくなったじいさまとおばあさまと一人の娘が住んでおったそうな
00:29お父っちゃんお母さん行ってくるだ
00:43おーおーおー気ぃつけてな
00:45娘は大層な働き者で春の田植え秋の稲刈り山へ巻き拾いにと
00:59背を出しておったな
01:01あったぜ大口大女
01:04大層山の鬼娘
01:07わーわーわー
01:08あったぜ大口大女
01:12大層山の鬼娘
01:15わーいわーいわーい
01:17あったぜ大口大女
01:21大層山
01:23あっ
01:30うーん
01:34どうじゃ
01:37うははははは
01:41うわぁ äh
01:42うわー
01:43あばれうまじゃーん
01:47アーメン!アーメンはこちら!
02:08アーメンは、こちらを揃えたんです。
02:17あったまげたなんて力だ
02:24やっぱ鬼娘じゃ鬼娘じゃ
02:28この鬼娘と呼ばれる娘っ子は
02:35人の二人前も三人前も働く上に
02:39また大層な高校者でもあった
02:47その馬っ子
02:51持ち上げてやっただ
02:57馬っ子のやつ肝つぶしておとなしくなっただよ
03:14その日の出来事を
03:16ジジイババに面白おかしく話してやるのが
03:21習わしじゃった
03:22赤毛赤毛大口大女
03:30上ッコも任す鬼娘
03:35projects
03:36書き書き書き書き書き書き書き書きの
03:38おめちゃめ大口大女 うまっこも任す鬼娘
03:47あたげ大口大女 うまっこも任す鬼娘
03:52わいわいわいわいわ いわいわいわい
03:59ほらわだしどもそげなこと言うでね
04:04わーい
04:09いい天気だなぁ
04:23村で娘っ子のことを鬼娘と呼ばねーのはこの若者だけだった 娘は若者のことを好きになってしもうたんじゃがー
04:38ん
04:42そろそろおめえも嫁っ子に行かねばならんの オラー嫁っ子になんか行かねぇだ
04:53娘っ子は 鬼娘と呼ばれる自分じゃ
04:58嫁っ子に何か慣れねぇと 諦めておった
05:05me
05:07me
05:11ある日山へ巻きを取りに行った帰りのことじゃった
05:18me
05:21どうしたんじゃ マーキューを取りすぎた1本を動け
05:28オラーにまかせ
05:31はっはっは
05:36ん 娘っ子は若者の役に立ったのがうれしかった
05:42ただそれだけだったんじゃがー
05:46あのー
05:48なおめえ オラーの方になってくんねーか
06:03どうだオラーの方になってくんねーか
06:10そんでもねー
06:15オラーおめえのかかになるより こうして毎日働いているのがいいだ
06:23ショーに合ってるだ
06:29そうそうか
06:44どうした なんかあっただか
06:49体でも悪いだか
06:53いやなんでもねーだ
06:59何かあっただな
07:12娘っ子は若者が好きだったんじゃが
07:16若者の嫁っ子になると
07:19若者が自分のような鬼娘の亭主と呼ばれるのが
07:23かわいそうで諦めたのだった
07:27やっぱり何かあったんじゃろうか
07:41あったんじゃろうか
07:43のは
07:44ちょっと
07:53どうしたん持っていくのか
07:56そうなんだ
07:57わいわいわいわい
07:58娘っ子は若者のことで頭の中がいっぱいになっておった
08:12知らない間に娘っ子は山の中を歩いておったそうで
08:19そこは娘っ子の一度も来たこともない山の奥の奥じゃった
08:31ほらどうしてこんなとこさっきただ
08:40村への道を探しながらいつしか娘は深い淵のほとりに出ておった
08:54ここは
08:56これ娘や
09:00どこからともなく声が聞こえてきた
09:03これ娘や
09:08なんと声は
09:12淵の向こうの松と杉と日の木からじゃった
09:16我の影に向かって飛び込め
09:21お前は心の優しい
09:24寛心な娘じゃ
09:26我の影に向かって飛び込め
09:31淵は体操深そうじゃったが
09:34娘っ子はなぜか
09:36その声の言うことを聞いてみる気になったんじゃ
09:41おっ
09:47おっ
09:48おっ
09:50ああああああ
10:07そして それからの娘っ子がどうなったかという
10:14あの家の水をくぐったら 不思議なほど気持ちが素直になっています
10:22あの若者の嫁っ子になって子供もできて 幸せに暮らしたということじゃ
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