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  • 3 か月前
Japanese folk tales
トランスクリプション
00:00昔、昔、東京は小平あたりでの話じゃった。
00:23このあたりではどこの家でもお釜様を祀っておった。
00:27お釜様とはかまどを守る火の神様のことで、台所のかまどのすぐ上に祀ってあった。
00:44怒らせるな。怒らせるな。わしを怒らせると怖いぞ。
00:52お釜様。
00:56こりゃ、プースカプースカわけもなく火を煽るな。
01:01火事にでもなったらどうする。
01:06すみません。
01:10このお釜様とにかく怖い女の神様だった。
01:15お釜様が怒れば火傷はする。火事は起こす。
01:20だからどこの家でも、嫁は火の扱いと始末には気を使っておった。
01:27пол子に、火事に避けます。
01:28さらに火事に避けた。
01:29これら、火事は火事に避けます。
01:32ただ、火事に避けた。
01:34こんなに火事は焼けた。
01:36その火事に避けた。
01:392日目に避けます。
01:40この火事に避けた。
01:43わしの子供たちはどうしてるかな
01:58まだ起きとる起きとる
02:06よいしょ
02:07今夜もやろう
02:12やるぜ
02:13なんとお釜様には35人の子供の神様がおったのじゃった
02:23さあ、あんちゃんが上手じゃ
02:27はけおい、残った
02:30残った
02:31おせおせ
02:32残った
02:34残った
02:37残った
02:38このお釜様、怒らすと怖い神様じゃったが
02:43大変な小煩悩で
02:45我が子と遊ぶときは涙をぽろぽろ流して喜んだ
02:50こうやって毎晩お釜様は35人の子供たちと
02:59世のふけるのも忘れて過ごすのじゃった
03:03やがて秋の日がんも過ぎ10月になると
03:09お釜様はもちろん全国の神様はみんな出雲へ集まらなければならない
03:16それで、この月を神様がいなくなるのでかんな月
03:23と言った
03:25この家の嫁は出雲へ立つお釜様に大きな餅一つと小さな餅を35個備えた
03:35わしがいなくなっても火の扱いには気をつけよ
03:42わかったな
03:44はい、わかっております
03:49お釜様
03:50さて、出雲への旅立ちじゃ
04:0235人の子供たちとお釜様は大人へ餅を腰につけ
04:08空飛ぶ、わらの馬に乗ると晴れ渡った秋の空を飛んでいった
04:14わーい
04:15Waiii b
04:17鳥じゃん!鳥じゃん!鳥じゃん!鳥じゃん!
04:19あっあっあっあっあっあっ
04:20わたり鳥じゃん!
04:22わたり鳥じゃん!
04:25鳥じゃん!鳥じゃん!鳥じゃん!鳥じゃん!
04:26settled ere
04:29ふenviron
04:30わたり鳥じゃん!
04:33これこれこれ落ちたらどうか
04:36うわしらは空は飛べないんじゃぞ
04:39わーい
04:41可愛いよー
04:44カバヨー!カバヨ!行こう行こう!
04:49カバヨー!カバヨ!カバヨ!カバヨ!
04:54危ない!ダメじゃん!
04:56わーい!おなたたちも行こう!
05:00行こう!行こう!カバヨ!行こう!
05:04こりゃこりゃこりゃ!危ない危ない!
05:08毎年のことじゃったが、お釜様は大人じゃった。
05:1235人もの子供がおると、中にはいたずら好きの子や、何でも知りたがる子がいるもんだ。
05:21道草したり、列を乱したりで、出雲に着く頃には日も暮れかかっておった。
05:32では、河出村八助と菊の縁組はいかがかな?
05:39よかろう!
05:41よかろう!
05:42では、日川村、滝地とお花の縁組はいかがかな?
05:47よかろう!
05:49よかろう!
05:50お釜様と子供たちが出雲に着いた時には、向こう一年間の全国の縁組の表現はもう始まっておった。
06:01これは、お釜様の神様。
06:07風の神様、また今年も遅れてきましたわい。
06:12まあ、いいではありません。
06:15ああ、そうですな。この縁組の表現はまだまだ、一月も続くんですから。
06:22わーい!
06:24もちきー!
06:25これこれこれ、神殿で、なんじゃ、表現の悪い。
06:29これこれ、まあまあ、いいではありませんか。子供は元気なほうがよい。
06:35わはははー、わーい!おなさすいたー!
06:39おなさすいたー!
06:41おなさすいたー!
06:43おなさすいたー!
06:45おなさすいたー!
06:46ひと月もつかなぁ。
06:52お釜様の心配をよそに、子供たちは大いにはしゃぎ、何度か縁組の表現は中断したが、それでも何とかひと月が過ぎた。
07:0425、30、31、32、33、34、35、これで全部じゃ。
07:18お疲れた。
07:21やっと家に帰れるわい。
07:25うまじゃ、うまじゃ、うまじゃ。
07:41危なっかちくて、もう見ちゃいられない。
07:48子供たちのはしゃぎようは、帰りもまた同じじゃ。
07:53もうダメじゃん。
07:58また今年も2、3日遅れるの。
08:11どうなされた、お釜様。
08:14影の神殿、見ての通りじゃ。
08:17子供が多いと旅は大変です。
08:20そうですか。やっと家に帰れると喜んでおられたのに、それはおかわいそう。
08:29では、わしに任せなさい。
08:32それはありがたい。風の神殿、びゅーっと強くお願いしますよ。
08:38ああ、それではびゅーっと強く行きますぞ。
08:44スーリー!
08:50風の神の吹かせた風は強かった。
09:00お釜様と子供たちはその強い風に乗って、どんどん飛ばされていった。
09:07こうやって風の神が吹いてくれた強い風に乗って、
09:24瞬く間にお釜様と35人の子供たちは遅れることもなく、
09:2910月末日に小平の村へ着くことができた。
09:34さあ、お釜様。
09:49火を吹きあおるなという歌ではないか。
09:53本当に困った嫁子じゃ。
09:56へへへ。
09:59今年は遅れずに帰ってこられた。
10:03これからは毎年、風の神にお頼み妄想。
10:08それ以来、お釜様が帰ってくる10月末には、冷たい西風が吹くようになった。
10:21この辺りでは、この風をお釜風と呼んで、
10:26お釜風が来たからそろそろ寒くなるべ、と言って、
10:32家の中や畑の冬自宅を始めるそうじゃ。

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