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  • 6 週間前
Japanese folk tales
トランスクリプション
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00:12昔 九州
00:16麻生さんのふもとにあった話題
00:20麻生さんのふもとにヒノキ村という小さな村があってな
00:25まあ貧しい村で村中の人々が力を合わせて働かんとやっていけんような村じゃったが
00:33この村に大吉という名の一人の男が住んでおった
00:38大吉は体はでっかかったが少々頭が足りん男じゃった
00:44これ大吉何ぼやぼやしとっと早よ準備せんかい
00:51ええかくれぐれも道草せんと早よ昼飯運ぶんじゃぞわかったか
00:58ええええ
01:01ある年の夏のことじゃった
01:04近くの小嵐山という山に立っておった大きな松が風に倒れての
01:10村の衆はこれを引きずり下ろして米すりうすを作ったら売れるべいというので
01:16みんな山に登って仕事中だったのじゃ
01:20ちょうどこれに大吉が昼飯を届けることになったのじゃ
01:25よーわーしー
01:29ダメじゃ
01:33こりゃあつつや外ではどうにもならんぞ
01:37ちょうどその頃大吉も小嵐山への坂道を登っておった
01:42おいもう一度やるべい
01:47よーしー
01:49よしそれさー
01:50せーの
01:52うーん
01:54腹減ったなー
01:59せーの
02:01せーの
02:02せーの
02:04腹減った
02:07腹減った
02:10きっと食べたらいかんかのー
02:21うーわーもうダメじゃー
02:29ああー
02:30腹減ったー
02:32ところで昼飯は誰が持ってくるんじゃい
02:36もう昼飯いい時じゃぞー
02:39おー
02:41さー村尾さんとこの大吉じゃねーか
02:43もうあのアホか
02:45まさか俺たちの昼飯食ってるんじゃねーだろうな
02:49まさかー
02:50うーん
02:52うーん
02:55うーん
02:57うーん
02:58うーん
02:59うーん
03:00うーん
03:01うーん
03:02うーん
03:03うーん
03:04うーん
03:05やっと膨れたー
03:07うーん
03:11大吉は全部食うてしもうたー
03:14腹減ったー
03:16もうダメだー
03:18ああー
03:19それにしても細い
03:21あのー
03:23ああー
03:25うーん
03:27うーん
03:28うーん
03:29うーん
03:30うーん
03:32うーん
03:33うーん
03:35うーん
03:36うーん
03:38うーん
03:40うーん
03:41うーん
03:42うーん
03:44うーん
03:45ああー
03:46うーん
03:47うーん
03:48うーん
03:49うーん
03:50ああああああ
03:59俺はあんまり腹減ったでみんなの分まで食いちまったなぁ
04:06ああああああ
04:08クック
04:09うーん
04:12うわああああ ああああああああ
04:17ああああああああああ オラ住人分のメシクッターで12分
04:24あの青誰が
04:33ああああああああ
04:36ええええええ
04:40ええええええええ
04:44ああああああ あああああああ
04:49ああああああああ あああああああああ
04:55なんと大口は泣きながら一人で末を担いで村へ落ちていっ
05:04それからこんなこともあった ある年の夏の終わりのことじゃった
05:10大吉の親父様が今日は天気が縁で裏山へ行ってな場でもとってこうと言うたんじゃと 名場とはキノコのことじゃな大吉は裏山へ入ったがな場はなかなか見つからそれでうろうろして
05:24おるとやがてな場のいっぱい生えた木を見つけたそうな ところが大男のこととべきには登れん
05:31それで多いおい泣きだしたんじゃとすると不思議な力が湧いてきて大吉は 名場を日ごと引っこ抜いてい
05:40入って帰ったそうなこれには村の者が驚いてそれ以来大吉のことを人々は 名場と呼ぶようになったそうな
05:51ある年の秋のこと その年は大雨が続いて川は今にも氾濫するような勢いじゃった
06:00それで村の人々は皆石を作りに駆り出されておった
06:06こりゃ偉いこっちゃ ちょっとや外ではどうにもならんたい
06:13こいつ泣かせばばかちから出したい
06:21おい ラバーちょっとこ
06:27リート人でよ
06:33はぁ
06:36いてぇ
06:40ふぅん
06:43ふぅん
06:49なんじゃ肝心な時にはさっぱり役に立たんアホじゃ
06:56オラー肝心な時にはさっぱり役に立たんアホだい
07:10あはぁー!
07:14ぐずー!
07:17ぐずぐずー!
07:20わはははー!
07:22おー!
07:25おー!
07:28ヤニワに竹やぶへ取り込んだナバは、そこらじゅうの竹を根っこから引っ込みた。
07:34おら、役に立たんアホだい!
07:40うごー!
07:47うごー!
07:51うわー!
07:52何する気だ?
07:57うごー!
07:59おー!危ねえぞ!
08:01あのアホ、どうするつもりや?
08:04うごー!
08:10うごー!
08:12うごー!
08:14うごー!
08:15うごー!
08:17うごー!
08:19うごー!
08:22もうやってきてたんだ!
08:27うごー!
08:29うごー!
08:31うごー!
08:32うごー!
08:33うごー!
08:34うごー!
08:35うごー!
08:36うごー!
08:37うごー!
08:38うごー!
08:39うごー!
08:40うごー!
08:41うごー!
08:42うごー!
08:43うごー!
08:44うごー!
08:45うごー!
08:46うごー!
08:47うごー!
08:48おやすみなさい
09:18おやすみなさい
09:48あの席がそうか
09:51なかなか立派な席帯
09:54そしてこの席はナバが泣きながら作ったというので
09:59ナバの泣き席と呼ばれ
10:02いつまでも人々の役に立ったそうな
10:05それからの
10:07ナバはと言うたらな
10:10これは相変わらずボケっとしておって
10:13親父様から怒られてばかりいたそうじゃ
10:18九州は阿蘇山のふもとにあった話したい

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