00:00昔々 静岡県観波の周りの村々では
00:24秋になるとどこからともなく現れて 稲やさつまいもなどの作物を荒らす
00:32二頭の大地下に苦しめられておった
00:36中でも観波は被害が大きく 見事に実った稲が一晩のうちに方々で荒らされた
00:54大変じゃー また田んぼが鹿に荒らされた
01:00畑もじゃー
01:03こりゃまた姫もんだ
01:09年貢の取り立てがもうすぐだというのにこの様じゃ
01:15何しろ なかなかの賢い鹿で
01:23人間の仕掛ける罠やカカシも 何の役にも立たず
01:29村人の手ではもうどうすることもできんかった
01:33困り果てた名主や村人は 相談して鹿の胎児を
01:41両氏の監視地に頼んだ
01:45ん
01:47ん
01:50監視地は 狩野川べりの
01:53まだ鹿に荒らされていない畑に狙いを定めて
01:58待ち伏せることにした
02:02ここは風下者から ここに隠れていればしかも気がつくまい
02:09苦労なって鹿が現れるまで よーく休んどれや
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04:24お前は鹿の向こう側へ回って鹿をこっちへおびき寄せろ
04:54お前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお前はお
05:24よし、来たぞ
05:54ああああああ
06:05鹿はどこじゃ
06:12おかしいの
06:14確かに鹿をし、しとめたはずやが
06:18お前、見なかったか?
06:24どこに消えちまったんじゃ
06:30不思議なことに 監視地は確かに鹿を売ったはずなのに
06:36その鹿はどこにも見当たらんかった ただ遠くの方でかすかに足音らしいものが聞こえたが風の音に消されてよう分からんかっ
06:54翌朝日の出とともに起き出した監視地は 昨日鹿を売ったあたりをもう一度探してみた
07:06どうっ 足跡じゃ
07:11しかの足跡は村の中へと続き交渉寺というお寺の境内で くっつりと消えておった
07:27ああああああああ
07:39おかしいなぁ こんな朝早くから何をしていなさる
07:46お嬢様夕米2頭の鹿は本堂へ入れ込みませんでしたか 鹿が本堂へ逃げ込むわけがない
07:57じゃあこの足跡を見ると本堂以外に考えられねえんです ちょっと調べさせてくれませんか
08:06そんなに言うなら好きなようにするがよかる すまねえです
08:16ええええええ
08:28大方日盛りの山にでも逃げ込んだんじゃろう
08:34ああああああああああ あってお足の寝部屋の方じゃ
08:40ん
08:44じゃ
08:55何よ お住まいのしかじゃねえ子
08:59はっはっはっはっはこれは暴れ地下と言うてなぁ
09:06昔このあたりの田畑を荒らしまった 冥夫の王子館
09:14シャル高齢な絵描きが書いたもんじゃ
09:19うん
09:21ん
09:23いやいやいやいやこれはどうかなされたか わしのれた
09:30玉の後じゃ
09:33それはまたなん この歯科じゃったか
09:40そうな暴れ地下と聞いとった
09:47英になった今もまだ暴れ回っていたと
09:52その2頭の暴れ時間 あまりにも見事に書かれていたために
10:06いよなよな襖から抜け出しては 近くの田畑を荒らし回っていたということじゃ
10:16じゃが 監視地に鉄砲で撃たれてからというもの
10:24寝音の王子家は恐れをなしたのか
10:28二度と襖から抜け出すことはなかったということじゃ