00:00第1話 北の上辺の村に一人の刀鍛冶の爺がいた
00:30g は苦しも苦しも鍛冶場で土を売っておった
00:39g には一人の娘が売った
00:46色の白い木立ての良い娘だったので向こうのなり手も随分とあったが未だにこれという向こうは決まら なんだ
00:56それというのも 爺様が娘の向こうに迎える男は一晩のうちに刀千本を鍛えられるものでなくてはならんと
01:10看護に言い張っておったからじゃ 初めのうちは何人かの若者が娘に惚れるあまり鍛冶場にこもってみたら
01:19夜が明けるまでに刀千本を鍛えるなんてことは人の技でできることじゃなかった
01:26今では村の人たちも g の頑固さにすっかり呆れてしもうて娘に同情しておった
01:34そんなある日の夕方のこと
01:39g 頼みがある
01:44どんなことじゃなぁ
01:53私は遠い国のものだが g の娘を一目見て惚れてしまっ
02:00向こうにしてほしい
02:14ジャガー無根を取るにはわしの決めたことが一つある
02:19わかっている 評判を聞いてきた
02:23方が千本を鍛えればいいのだな
02:26明日の朝一番鳥が鳴くまでの間じゃぞ
02:30確かに
02:33だが私の方にも約束をしてもらいたいことがある
02:38私が刀を鍛えている間 どんなことがあっても鍛冶場を覗かれては困る
02:46分かった
02:49知っていっ 若者はその晩鍛冶場にこもって
02:53土を振り始めた
02:59若者のうち父の音のでかいこと
03:02家をひっくり返すことで 娘のばあたまの日
03:10c だけは一人で若者をたくましい父の音に
03:14もとにことを 顔を誇り出していたそうな
03:32ふぅ
03:48王子 先ほど千本目の刀を鍛えて一休みしていたところだ
03:55いややり寄ったか
04:02見事じゃ
04:09やったやった
04:11ついにやった
04:13見事じゃ見事はあっぱれあっぱれじゃ
04:16確かに娘はやるぞ
04:18ははははは
04:20とうとう私の向こうが決まったぞ
04:23一晩に刀千本を見事に鍛えた若者じゃ
04:27天下一の花向こうじゃ
04:30よかったよかったわしの向こうが決まった
04:34やったやった
04:36見事じゃ見事はあっぱれあっぱれじゃ
04:40確かに娘はやるぞ
04:42ははははは
04:45こうして
04:47若者は娘の向こうになった
04:50じいは刀鍛冶をすっかり若者に任せてのんびりと暮らすようになった
04:57若い向こうはどんどん刀を鍛える
05:01その刀がまた恐ろしいほどよく切れる
05:04評判はたちまちに広がって
05:06神様の家は大した信頼持ちになっていった
05:11働き者の向こうのおかげでわしらは幸せ者じゃ
05:21なばさま
05:22ええ本当に
05:24嫌が
05:26私には少し気にかかることがあるんじゃ
05:29ん?
05:31そりゃまたどんなことじゃ
05:34あれからずっと
05:38向こうは鍛冶場に人を寄せつけん
05:42そりゃあれだけの仕事をするには
05:45人に見せちゃならんこともあるの
05:49そういうもんじゃ
05:53それだけならいいんですがね
05:57まだ何かあるのか
06:00あんなに世を超えておった娘が日に日に痩せ
06:04ていって顔の色も青くなってしもった
06:08何かあるのではないかと気がかりでな
06:15じいさまはばあさまの言うことも気にならんわけではなかったので
06:20早速娘に様子を聞くことにした
06:24オラー
06:26どうも変な気がする
06:30変ってどう変なんじゃ
06:32何か悪いことでもあるのか
06:36別にどうということはないけど
06:40けどなんじゃ
06:42オラーの人が何だか
06:45普通の人でない気がして
06:49そりゃお前
06:50一晩に千本もの刀を鍛える男じゃ
06:54ただのものと違う
06:56そういうこととは違う
06:59オラー一度火事場を覗いてみたい
07:03な?なんじゃと
07:05それはいかん
07:06覗いちゃならんというものを覗くもんじゃね
07:10いいや
07:13どうしてもオラー覗いてみる
07:15いいや
07:45どうしただ、しっかり1000回、ほれ。
08:04どうした?
08:08どうした?
08:11なんじゃ?
08:15どうした?
08:20なん、なん、なん、と。
08:45どうした?
08:50どうした?
08:51おぉ、おぉ、おぉ、おぉ、お兄だ。
08:56こだー!おまえは鬼だったのか?
09:01もう、しまった、見られたか。
09:05ああああああああ オニューはあわててそこら中の刀を掴むと走り出した
09:12g もを乗って走ったとしかし鬼の足の早いことを早いことを見るみる一緒にも向こうに 見えなくなってしまった
09:23そこで人は三崎の上から鬼に言うたと多い お前も一緒に暮らしたもんじゃねーか
09:33刀をみんな持っていく方があるかー 1本ぐらいを置いていけ
09:54刀には名がないわーい
10:03ああああああ
10:17ん
10:18ん
10:19ん
10:24ん 鬼は刀に爪で貴人大王浪平雪康と名を掘って
10:33海の彼方にと消えてしまったそうじゃ
10:41ん