00:00ん
00:10昔々 伊勢の山奥には牛鬼縁という深い縁があって
00:18そこには顔が牛体が鬼の虫鬼という恐ろしいものが住んでいるという 言い伝えがあった
00:30ん
00:47ところで今ちょうどこの伊勢の山奥に2人の木こりが生えろうとしていたのじゃっ た
00:562人は 山に小屋掛けして木を切り出すのが仕事じゃった
01:03ああああああ
01:06ああああああ
01:13ん
01:15ああああああ
01:22ああああああ
01:25そうして 何日かたったある夜のこと
01:302人は食事も終わっていろりの前でくつろいでおった とっちゃんよまあそれぐらいにしていっぱいやったらそうで
01:39ああああああああああ ああああああ
01:43まあ前ば前がんギコギコやることもねえだろ
01:47まあかいえ
01:48ピコリが道具を粗末にしてどうする 山の神様に罰がたら
01:54あああああああああ またいつものとっちゃんの説教会
02:00山を甘く見ちゃい 山には恐ろしいものがいっぱいあるでーよ
02:05えへへへへ ええええええ
02:08そうかいそうかい
02:13うーん
02:14うーん
02:18こうして若い男がうつらうつらやり始め 年取った木こりの方が相変わらずぎーこぎーこのこぎりの手入れをしていたときのことだった
02:34ああああああああ
02:49と誰じゃ
02:53と口のむしろの間から誰かが中を覗いておった
02:58なにしとるんじゃ
03:03ノコギリの手入れをしとるんじゃよ 肩息を切るんでいたもんでな
03:09ほうほう
03:11じゃそのノコギリは木を引くんじゃな
03:15ああああああああああ
03:17そうともよ
03:21じゃがな
03:23これこれ見ろ
03:25この最後のところについている32枚目のハワーな
03:29特別にオーニバッチ打て鬼が出てきたら
03:32聞き殺すんだよ
03:34見せたろうか
03:36年寄りがそういうと
03:42男がスーッとむしろを下ろして
03:45闇の中に消えていって死んだ
03:48みょうな男じゃなぁ今頃こんな山の中に
03:54まっまさか牛鬼じゃあるねーなぁ
03:58まっまさか牛鬼じゃあるねーなぁ
04:01まっまさかあれは確かに人間じゃった
04:06そうや
04:08牛鬼は顔が牛で体が鬼じゃというふうでな
04:12人間には負けんじゃなぁ
04:14人の影をなめるとは言うんだなぁ
04:17影をなめるとは言うんだなぁ
04:19影をなぁ
04:22影をなぁ
04:24そうじゃと思う
04:26昼日中山の中で仕事をしとると
04:29そっと寄ってきて人の影をなめるそうじゃ
04:32なめられた人は高い熱がして
04:35黒焦げになって死ぬそうじゃ
04:37その夜はそうして老けていった
04:43さて次の日
04:53二人は朝早くから山の中に入って
04:56一生懸命に働いた
04:58そうして
05:11夜になってやはり夕べと同じように年寄りの男はノコギリの手入れに手を出しておった
05:19すると
05:21すると
05:23誰じゃ
05:28また昨夜の男が顔を出した
05:35何してるんじゃ
05:37ノコギリの手入れをしとるのよ
05:41固い気を切るんで痛むでな
05:45そのノコギリは気を引くんじゃな
05:49また男は夕べと同じことを聞いた
05:52そうじゃと思う
05:54嫌がな
05:55この32枚目の歯は鬼ばっちゅうて
05:58鬼が出てきたら引き殺すのよ
06:07年寄りの木こりがそういうと
06:09男は昨日と同じように
06:11ずーっと闇の中に消えていってしまった
06:15何やら気味悪い感じで二人は背筋がゾッとする思いじゃった
06:20次の日も
06:24二人は朝早くから山に入った
06:27大きな古い木が邪魔をして作業はなかなかはかどらんかった
06:32それでくさびを打ち込んで古い木を少しずつするたんすことにした
06:37何が起こった?
06:39行った?
06:41うぁ
06:43うぅ
06:51うぁ
06:53くそ
06:55ああああああああ ああああああ
07:00ええええええええ ああああああ
07:05しまった 鬼場が降りてしまった
07:10あんまり固い木を無理して切ったので 横切りの鬼場の部分が折れてしまうだ
07:172人はしばらく黙って顔を見合わせて 立って打った
07:23それでもこのままでは仕方がないと言うので 年寄りの木こりはその日村へノコギリを直しに降りることにした
07:33何やら不吉な思いがしたので若い木こりを 一緒に山を降りないかと誘ってみたが若い木こりはせせら笑って断ったのじゃ
07:43った そしてその夜
07:46若い木こりは一人で早うから酒を飲んでおった
07:53ええええええ
07:58ああああああ
08:01ああああ
08:03ああああ ああああああ
08:05するとまた ゆうべの男は顔を出した
08:16何しとるんじゃ
08:20今夜は一人じゃな どうしたんじゃ
08:25あのその
08:27ノコギリの鬼場が駆けてしもてな 村まで直しに行ったんじゃよ
08:37すると今夜は鬼場はないんじゃな 鬼を引き殺すという鬼場はないんじゃな
08:43ああああああああああああ
09:01これ
09:05ん
09:06お疲れ様でした
09:36確かにおった
09:38若い木こりはこうして牛鬼に抱きかかえられるようにして
09:43縁の中へ引きずり込まれてしまった
09:46次の日
09:52年寄りの木こりが村から山へ戻ってくると
09:56縁へ
09:57若い木こりの着ておった着物が引っかかっていった
10:06下田
10:10あれほど鬼馬が架けたことは言うなと言うとったのに
10:15牛鬼は確かにおった
10:19顔が牛体が鬼というこの牛鬼は
10:24月の明るい晩など縁を抜け出して
10:28わーわーと泣いて歩くという話じゃった
10:34伊勢のほんと山奥での話じゃった
10:39オススイスメten
10:46第一山奥
10:48ナルコとととなって
10:49彼は根特に言う野外
10:51三島奥の大阪
10:52石四原
10:53赤裓
10:54水
10:56今回の中央ora
10:56海かの草
10:57庾
10:58溶岬