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  • 9 年前
うつ病 症状の特定成分判明
2016年12月17日 12時15分
九州大学などの研究グループは、うつ病の患者などを対象に、血液に微量に含まれる成分を調べたところ、死にたい気持ちを抱くといった患者の症状によって特定の成分が
増加したり減少したりすることがわかったと発表し、うつ病を客観的に診断する方法の開発につながるとしています。
九州大学と大阪大学、それに国立精神・神経医療研究センターのグループは、うつ病の患者など90人を対象に、血液に微量に含まれる123種類の成分の変化を調べました。
その結果、このうち20種類の成分は、死にたい気持ちを抱いたり気分が落ち込んだりといった特定の症状に応じて増加したり減少したりすることがわかったということです。
例えば「クエン酸」が多い患者は落ち着かなくなる症状や死にたい気持ちになる症状が強まるということです。
また、「オキソ酪酸」が多い患者は気分が落ち込むといった抑うつ気分の症状が強く見られるということです。
うつ病の診断は、主に、医師による面接や患者が記入したアンケートに基づいて行われていますが、今回の研究をさらに進めることで、うつ病を客観的に診断する方法の開発につなげたいとしています。
グループのリーダーで、九州大学大学院の加藤隆弘特任准教授は、「今回は患者数が少ないので、より規模の大きな研究を通じ、客観的な診断の手法を確立したい」と話しています。


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原因 成分 加藤隆弘

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