青森　中学生自殺　いじめ調査へ　2016年08月26日

中学生自殺　いじめ調査へ

青森県東北町で８月１９日、中学１年の男子生徒が首をつった状態で見つかったあとまもなく死亡し、警察は自殺とみて調べています。
生徒の親からいじめが原因ではないかと指摘があったことから、町の教育委員会は詳しく調査することにしています。
警察や消防などによりますと、８月１９日午前５時半ごろ、東北町で中学１年の男子生徒が、自宅の敷地にある小屋の中で首をつった状態で見つかり、搬送された病院で死亡が確認されました。
警察は自殺とみて調べています。
これについて東北町の教育委員会は２６日、記者会見を開き、生徒の親から「いじめが原因の自殺ではないか」という指摘があったとして、教育の専門家で作る審議会を設けいじめがなかったか詳しく調査することを明らかにしました。
この生徒を巡っては、ことし６月、母親から教室でイスを蹴られるなどのいじめを受けているという相談が寄せられたため、学校が調査しましたが、いじめの事実は確認できず、念のため、席替えをするといった対応を取ったということです。
町教育委員会では８月中にも審議会を開き、同級生から集めたアンケートを分析したり、関係者から、直接、聞き取りをしたりして、詳しく調査することにしています。
東北町教育委員会の漆戸隆治教育長は「生徒が亡くなった原因はまだわからないので、あらゆる可能性を調査して事実関係を把握したい」と話していました。
一方、青森県教育委員会は東北町からの要請を受け、生徒の心のケアにあたるカウンセラー３人を学校に派遣しているということです。
2016年08月26日　19時29分


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