プレイヤーにスキップメインコンテンツにスキップ
  • 9 分前

カテゴリ

🗞
ニュース
トランスクリプション
00:01東京オリンピックが近づく中、オリンピック憲章にも根
00:05絶が謳われる、差別など人権に関する問題への関心が
00:09高まっています。
00:11国は去年、ビジネスと人権についての行動計画を
00:15初めて策定しました。
00:18社会における企業の影響力が増す中、多様性ある社
00:22会を実現するために、企業に求められる人権への取り
00:27組みがまとめられています。
00:29しかし、企業と人権を巡っては、課題が解決したとは言
00:33えない現実が横たわったままです。
00:37差別を許さないキャンペーンというのを始めています。
00:422月、市民30人ほどが行った企業に対する抗議行動です。
00:49大手化粧品会社DHCのホームページの記述の一
00:53部が差別的だとして署名を集めていました。
01:01批判の対象になったのは、去年11月、企業の公式サイト
01:06に掲載されたコラムです。
01:10競合する他社のCMに起用されたタレントについて、根
01:15拠を示さずに、ほぼ全員がコリアン系だと記述。
01:21その上で在日コリアンを蔑む表現をしています。
01:29偏見を植え付け、差別をあおるという行為が、そのまま
01:32会社の名前で留守されているということ、これは絶対に感覚できない。
01:39使うたびに思い出してしまうんで、使ってていい気分にはなら
01:44ないですね。
01:48この会社の商品を愛用してきたという在日コリアン4世
01:53の女性です。
01:57自分の執事を貶めるような記述に恐怖を感じたと
02:01いいますが、当事者が声を上げることが重要だと今回、取材
02:06に応じました。
02:09大企業がここまで露骨にしてきたかと思うと、少しびっく
02:14りしましたね。
02:16開き直ったかのようにずっと載せているのは、ただの失言という意義
02:23を超えても、私たちを直接攻撃されているような、そんな気持ち
02:30にもなってしまいました。
02:34この記述をめぐっては、国会でも議論になりました。
02:40去年から掲載されていましてですね、今もそれがあるわけですけれ
02:43ども、ヘッド企業のあり方も非常に残念ですが、改めてですね、この
02:47多様性、節制豊かなですね、社会づくりに向けての大臣の
02:50決意を。
02:52企業にはむしろ率先して、ヘッドスピーチを含めまして、
02:55このあらゆる差別、また偏見をなくして人権に配慮した行
02:59動を取るということについて、考えて深く行動していくということが大事
03:03ではないかというふうに思っております。
03:07策定された行動計画の中では政府も各企業に対して人
03:13権を守る啓発に取り組むとしています。しかし、政府が民間
03:21である企業の活動を制限するのは難しく、限界があるとい
03:26います。
03:29人権に対する取り組みというのは、大変厳しいところがあると思って
03:35います。このヘッドスピーチを許さないという言葉であるんですけれども、
03:40これも主語はですね、まさに皆様お一人一人だと思っています。
04:02コラムをホームページに掲載し続けていることについて、N
04:06HKがDHCに見解を求めたところ、会長名でコメ
04:11ントが寄せられました。
04:14小生のことをマスコミは人種差別主義者だというが、
04:19人種差別というのは、本来マジョリティがマイノリテ
04:23ィに対して行う言動を指すのであって、今や日本における
04:28コリアン系はマイノリティどころか、日本の中枢を
04:32ほとんど牛耳っている大マジョリティである、などと
04:36根拠を示さずに主張。
04:42その上で、NHKに対して一言感想をと言われれば、
04:48NHKは日本の敵です。不要です。潰しましょう。と記されていました。
05:00大阪では、別の企業と従業員の間で裁判も起きて
05:04います。
05:07従業員およそ1000人の当初一部上場企業、富士住
05:12宅です。
05:16裁判を起こした従業員、在日コリアン3世のAさん
05:21です。
05:22社内で民族差別的な資料が配布され、精神的な
05:27苦痛を受けたとして賠償を求めました。
05:38会社に勤めながら裁判を続け、去年、一審で勝訴
05:43しました。
05:46富士住宅は従業員にビジネス書などを配布して
05:50きましたが、
05:51次第にその中に韓国や中国を批判するものが含まれるよう
05:56になりました。
06:01この頃から、会社が従業員に配布する経営理念感想文
06:06にも変化があったといいます。
06:11感想文は、従業員が提出したものから会社側が抜粋して
06:16います。
06:18その中に、Aさんが差別的だと感じる記述が混じるよう
06:23になったというのです。
06:27韓国人は嘘をつくことを習慣としている民族。
06:35民度の低さを露呈へ。
06:40吐きそうっていうか、そんなことばの並んだものを、なんでここで目にせ
06:51なあかんのかも分かれへんし、韓国人は嘘つき
06:55だとかって配られてるのを、ありがとうございますなんて、私は受け止められ
06:59へんし。
07:02会社に取材したところ、感想文の配布は経営の中核を
07:08なす取り組みだと説明しました。
07:12何を書いてもよいのです。それを会社は願っています。何かを
07:17書くことを強制されることは一切ありません。
07:20会社にとって参考になること、また個人的に発見した何か面
07:25白いこと、素敵なこと、それらすべてを追体験できるのです。
07:30これが弊社の経営の確信です。
07:35一審判決が出たのは去年7月。
07:41裁判所は、書籍や感想文の配布は、国籍によって差
07:46別を受けない労働者としての人格的利益を侵害する
07:50おそれがあり、社会的に許容できる限度を超え、違法だ
07:55として、会社側に110万円の賠償を命じました。
08:02会社側は、企業における社員教育の裁量や経営者
08:07の言論の自由の観点から、到底、重複し難い判決だとして、
08:13控訴。
08:14今も感想文の配布を続けています。
08:21企業と人権は、経済界にとっても重要な課題となって
08:25います。
08:30経団連は、グローバル化が進む今、率先して人権を尊
08:35重する姿勢を打ち出さなければ、企業は国際的に勝
08:39ち抜くことができないと指摘します。
08:44人権が大尊重する経営を行うということ、それがすなわち、企
08:49業価値の向上ですとか、国際競争力の強化にもつな
08:52がるんだということを繰り返し訴えております。
08:55啓発のための活動をさらに、今までもやっているんですけれども、さ
09:00らに強化していきたいと思っております。
09:04企業の意識を変えるには何が必要か、専門家は、時代
09:10によって変わる人権に対する感覚を、社会全体で高
09:14めていくことが重要だと指摘します。
09:18重要なことは、結構基準って変わるんですよね。
09:22なんか昔の感覚で、普通でしょっていうふうに言ったことが、もう全
09:26く受け付けられない、批判を浴びる発言になるということは、すご
09:30く起こっていて、
09:32いろんな分野のいろんな人が声を上げていくことで、世
09:36の中の流れ、空気が変わっていく。
09:39もっと市民社会で批判を強めていくということもあると思うんです。
09:47ご視聴ありがとうございました。
コメント