00:00続いての特集は、執行に関する情報が闇の中ともいわれる死刑、そして無期懲役についてです。
00:08およそ1700人いる無期懲役囚は、死刑についてどう見ているのでしょうか。
00:15一冊の短歌集がある。死刑執行に立ち会った執行官が、緊迫した形状の様子を読んでいる。
00:29朝座部の灯火揺れる形状に、神の子として死刑囚ありき。
00:37ある朝、身代金目的で、児童、誘拐、殺害した死刑囚を、独房から連行した。
00:52お迎えの日が来たようだよ。とりあえず、神父さんが向こうでのお待ちだから、神父さんの元に行こうという感じで、連行したというのかな。
01:05その時は、取り乱すでもなく、ちょっと顔が好調しているような印象は、いまだに残っていますけれども。
01:16刑場に死刑囚と神父の賛美歌が響いた。
01:22神父さんに導かれて、穏やかに歌っていたような気がしますね。
01:31死刑囚に、煙草とお茶、モナカを勧めた。
01:39うまそうでしたか。
01:41うまそうでしたよ。味わって、うまそうに食べてましたよ。
01:46今、私は死刑囚の最中というわけですか、みたいなことを言ったんですよね。
01:53モナカという。
01:54モナカを。
01:55モナカという包みの字を見てね。
01:57図巾して、太き縄紐を首に受け、ケイトは千崎穂で進みたり。
02:09そして、踏み板が開いた。
02:12死刑囚の床が落ちていく。まさに落ちる瞬間から、お世話になりました、という声を発したんです。
02:24やっぱり私から見ると、要するに、模範的な死刑囚という感じだったんですね。
02:32執行官は、今も死刑囚を供養する単価を作り続けている。
02:45東京の荒川の向こうに、周辺を威圧するように巨大なコンクリートの塊がある。
02:52東京公地署だ。
02:58刑場は地下1階にあるが、正確な場所は、限られた職員しか知らない。
03:07執行の1週間前に、法務省から連絡を受け、
03:12極秘に身長、体重に合わせた人形で、リハーサルを始める。
03:17死刑囚本人には、当日の朝、突然告知される。
03:28独房での服装は自由だ。
03:32有無を言わせず、気の身気のままで、刑場に連行される。
03:38恐怖で歩行が困難になる者もいるという。
03:41刑場では、高知署長が、
03:48お別れの日がやってきました。
03:51長い間、よく頑張りましたね、などと声をかける。
03:57そして30分ほど、教会士と死刑囚が、最後の宗教の儀式を行う。
04:04教会士が退室すると、刑務官が一斉に動く。
04:14カーテンが開けられ、隣の執行室に移る。
04:21踏み板の上で両足が縛られ、首にロープがかけられる。
04:26ボタンは3つあり、押すと、踏み板が開く。
04:35誰のボタンで作動したかわからない。
04:39家族に重篤者や妊婦がいる職員は、担当から外される。
04:47体はおよそ4メートル落下し、床から2メートルの高さで止まる。
04:5415分後、遺憾が木製の階段を上り、聴診器を当て、
05:02心音が完全に消えたことを挙手で知らせる。
05:10執行がすべて問題なく進むわけではない。
05:14実は、3人全員がボタンを押さなかったり、
05:22電気系統の故障で踏み板が動かなかったこともありました。
05:27確定から20年近く経った死刑囚が、
05:31こんなに待たせやがって、
05:32なんで今になってやるんだ、と暴れたこともあります。
05:36ハビエル・ガラルダ神父、94歳。
05:4328年間、教会師として執行直前まで死刑囚に突き沿った。
05:49別れて30分後、死刑囚は遺体となって戻ってきた。
06:10ひどいことしたはずですよ、死刑ですから。
06:15でも、今はすごくいい人になって、
06:19優しくて、話し合って笑って、
06:22その友達がそういうふうに殺されたといえない、
06:26執行されたということは、
06:29すごいショックで悲しいです。
06:32死刑は、解決策にはならない、とガラルダ神父は語る。
06:41被害者の遺族ですね、の感情が強いと言われるんですけれども、
06:47それについてはどうですか。
06:48そうですね、それも多いですね。
06:52確かにその被害者の気持ちが分かりますね。
06:55その悲しみをなくすために、死刑を臨むのは間違ったことだと思います。
07:04その人が殺されたら、私の気持ちは落ち着くと思わないです。
07:10結局復讐ですね。
07:13もっときれいな言葉で言ってもいいけども、結局は復讐。
07:15執行は、法務大臣の緊急記者会見で知らされる。
07:26本日、死刑を執行しました。
07:30個々の死刑執行の判断に関わる事柄につきましては、
07:36お答えを差し控えさせていただきます。
07:40法務大臣は、死刑の詳細を語らない。
07:45ただ一人、初めて刑場で執行に立ち会った大臣がいる。
07:55歴代の大臣で、初めて死刑執行に立ち会った人物がいる。
08:02私の責任だと考え、本日の執行に立ち会ってまいりました。
08:09千葉氏は、沈黙の中で進む死刑執行に驚愕したという。
08:17なんかすごくね、なんかこう、ちゃんたんたんとというか、
08:27それから、人殺しするわけじゃないですか。
08:33それ自体、残酷ですよ。
08:36実は千葉氏は、もともと死刑廃止論者だった。
08:44それに対しては、相当、厳しいご指摘とか非難とか、
08:56それはありましたので、結構ちょっときつかったですよね。
09:03結果的に何もできませんでした。
09:06それは、もう本当に情けないというか、残念というかな、
09:13そういう気持ちはありますけれども。
09:17遺体は、90年代後半まで、大学に検体されるケースが多かった。
09:25学生が2ヶ月間、人体構造を学んだ後、仮想にしました。
09:31当時、死刑囚の健康なご遺体は、貴重でした。
09:38検体した死刑囚の犯罪については、触れられなかったという。
09:45私たちは、検体された方のご生前の人生に立ち入ることは、
09:51許されないと認識しております。
09:56これは法務検察の内部分書だ。
10:01健康状態や、最新請求の有無など、
10:05死刑囚の近況が細かく報告されることになっている。
10:12執行の順番がどのように決まるのかは、闇の中だ。
10:17最高責任者の大臣さえ把握していない。
10:22どんな順番とか。
10:24これは、私も正直不明です。
10:28執行の当日宣告や公私刑は、残虐だなどとして、死刑囚が裁判を起こしている。
10:40金子弁護士は、その代理人の一人だ。
10:43私はどうして情報が漏れてこないのかということを考えてみますと、やっぱり公私刑が残酷だからです。
10:54だからもう闇の中、形状も闇の中、記録も闇の中、どんなふうにやっているのかも闇の中。
11:01金子弁護士は、法務省が情報を開示した上での議論が不可欠だと考えている。
11:11死刑を免れた無期懲役囚囚は、今どのように過ごしているのだろうか。
11:23岡山警部署
11:28受刑者450人の犯数が無期懲役囚囚
11:37彼らは生命犯、つまり人の命を奪い服役している。
11:46死刑と紙一重だった。
11:48全員が初犯、最高齢は93歳だ。
11:58全国の無期懲役囚はおよそ1700人。
12:03就寝経過が著しく、服役年数は平均で38年を超えている。
12:10年末までに結論を得るとしています。
12:13死刑と言われることじゃないですか。
12:15今度無期と言われて、一晩寝たら、いやあれは間違いだったと言われたら、
12:23いや、おられなかったですね。もう完全に確定するまではね。
12:27やっぱり生きていいよって言われれば、人間欲が出ますからね。
12:31生産な少年事件の無期懲役囚も収容されている。
12:41被害者2人、彼は一身死刑だった。
12:44同じ境遇の人が集まっているから、そういう安堵感がある。
12:51それはそうですね。一人じゃないですからね。それは大きいと思いますよ。
12:56これ仮に一人で無期懲役に勤めていたらかなりきついと思いますね。
13:02何年ですか。
13:03赤が10年ですね。
13:0520年。
13:06これが1年です。
13:0822年、これは。
13:10これが事実違反がないというか。
13:12はい。
13:12合礼でしか時間を把握できない兵の中で、時計を持つことが許されていた。
13:23治安維持のための飴と鞭だ。
13:27彼は死刑をどう見ているのだろうか。
13:31自分の立場でなかなか言いにくいんですけどね。
13:34もうはっきり言うとですか。
13:35自分がやっぱり見てきた中では、死刑はやっぱり反対ですね。
13:39やっぱり罪を犯した人にも生きるチャンスを与えた上で、やっぱり償いはできませんけどね。
13:47償いにつながる努力はさせるべきだと思います。
13:496時起床、9時就寝、毎日30分の運動。
14:00栄養も管理された生活で、肥満の受刑者は見当たらない。
14:06年に一度の運動会が迫っていた。
14:10工場対抗なので負けられない。
14:13練習に熱が入る。
14:15何年今?
14:18今25年目になります。
14:21財務は何ですか?
14:22強盗殺人です。
14:23強盗殺人ですか。
14:24やっぱりみんな楽しみにしてます?
14:26みんな楽しみにしてると思います。
14:28運動会。
14:29はい。
14:30これ運動会に買ったんですか?
14:31に合わせての愛感です。
14:33ああ、そうですか。
14:36死刑執行とかのニュースもポンと入るじゃないですか。
14:39あの、そんなの見ててどう思いますか。
14:42うーん、まあ命だけいただいた分、ありがたいな地形をしますけど、
14:50まあ、こんだけ長かったらね、先も逃げないし、
14:54地形でよかったっていうことはないですけど、
14:57はい、もう。
14:57車房から受刑者が出てくる。
15:05運動会が始まる。
15:11検査先生。
15:13ルールにのっとり、
15:15正々堂々と、
15:17フェアプレー精神で、
15:19運動会に臨んでください。
15:22はい。
15:22ああ、鍛えてるんですか、体が。
15:30鍛えてる、毎日この日のためにでも。
15:31ああ、10年前も走りました。
15:34走りました。
15:35ああ、みんなこれ楽しみしてます、運動会は。
15:38そうですね。
15:39あの、娯楽とかないんで、
15:41やっぱり、
15:42そういう、みんなで盛り上がれることがないんでね、
15:45大きい声出せることもないですし。
15:46ああ、
15:46ああ、
15:47ああ、
15:47ああ、
15:48ああ、
15:48ああ、
15:49ああ、
15:49ああ、
15:50ああ、
15:50ああ、
15:51ああ、
15:51ああ、
15:52受験者であることを忘れたかのようだ。
16:05仮設のトイレは、受験者の手作りだ。
16:10今日は、あれだそうです。
16:11銀車にだそうですよね。
16:12ああ、
16:13そうなんです。
16:13はい。
16:14やっぱり、
16:15一年に一回の弁当なので、
16:17もうホンマで楽しみで。
16:19だから、
16:20パッと見たらもう、
16:21輝いて見えますね
16:22弁当は全て白米だ
16:28僕も紙一重だった部分があると思うので
16:35死刑と無機なの
16:36やっぱりその絵を思えばやっぱり
16:39駅で出るのがやっぱり使命かなと思いますし
16:45死刑になった方が楽やっていう人も何人か無機なの
16:49何人かいますけど
16:50一度が死刑を覚悟した男たちの
16:56生への執念がはじける
16:59工場担当の刑務官も勝敗が気になる
17:08犯罪が大きいか小さいかで
17:11私たちは仕事していませんので
17:13誰が有名人でああどこだというのは
17:16別に意識しません
17:18運動会の商品はチリ紙や石鹸などの日用品だ
17:27社会復帰に備えて体を鍛える無機懲役臭がいる一方で
17:39高齢化は深刻だ
17:41これはサルトギだ
17:43静香治の忍者マンナーです
17:46長男キロノミヤダルヒと新郎が誕生する刑事
17:51昭和30年代の映像で
17:55若い頃の記憶を呼び起こそうとしている
17:59ああいう時があったなーって今見ようたんだけどね
18:05向きだと仮着法難しいですね
18:09考えたこともないしね
18:11ここで50年おりますから
18:1450年いるんですか
18:15はい
18:16仮着法がなかなか難しいでしょう
18:20もう5回受けたけど
18:22家族がみんな亡くなって
18:26帰るとこないので
18:27もう出ることを考えんと
18:29勘悪い気持ちで
18:31これからのここを楽しんでるわけです
18:35今いくつですか
18:37分からない
18:38分からないぐらいや
18:40いくつかも分からない
18:43罪名は何ですか
18:46え
18:46殺人よ
18:47出られへんからな
18:51知る場でここでおられたしね
18:54武器やから
18:56こんにちは
18:58喋るな
19:00今言ったんや
19:01犯罪に関しての質問が気にさわったようだ
19:08岡山市の厚生保護施設古松へ
19:16後に首相となる犬貝剛らが明治30年に設立した
19:23仮着法された無期懲役衆たちに
19:28半年間は遺植獣を無料で提供している
19:32岩戸県全園長は
19:38服役中の無期懲役衆75人の
19:42身元引受け人だ
19:44仮着法された無期懲役衆は
19:49数年で死亡するケースが少なくない
19:53無縁ごとけの遺廃が並ぶ
19:56何の押し度もない
20:00相手に対して無残な殺し方をしとるということは
20:06家族にとっては
20:09もう一生刑務所から出してほしくないというのが
20:12本音ですわ
20:13死刑というのは一瞬でもう終わってしまいますがね
20:18ただ無期の場合は30年40年
20:22毎日苦しみながら生活をしていくというのが
20:27その方がかえって苦しいのかなとも思ったりもするんですけどね
20:33岩戸市は仮着法が許されたなら
20:38短期間でも社会生活を経験させたいとの思いが強い
20:46法務大臣に死刑執行停止の探願書を出した
20:55被害者遺族がいる
20:56原田雅治さんは
21:07トラック運転手の弟を
21:11事故に偽装した保険金目的で殺害された
21:15死刑を免れた
21:17まあダメしたといってもね
21:19頭はね
21:21包帯でぐるぐる巻きでね
21:23何とも判別がつかないような状態
21:27顔が分かんない状態ですか
21:29はい
21:29で遺品をね
21:32見て初めて弟だということで
21:36極刑を強く求めていたが
21:42死刑囚への面会が許可され
21:45憎しみだけでは
21:46遺族は救われないと感じるようになった
21:50終身刑にするべきだと思っている
21:53終身刑
21:54人を謝っておいて
21:57あるいは一生償うべきだと考える
22:00彼氏はこうで
22:02社会に出てくれば
22:04もうその時点で
22:05忘れてあるんです
22:06事件を
22:07うん
22:07被害を
22:08そう
22:09結果的に死刑は執行された
22:13それでも原田さんは
22:16日本の法律にはないが
22:18死ぬまで刑務所から出られない
22:21終身刑の導入を主張し続けている
22:25現在全国の死刑囚は104人
22:32夜が明けると絶望の朝がやって来るかもしれない
22:39死刑と無期懲役
22:43さまざまな思いが交錯するはざまで
22:48死刑の執行は厳然と続いている
22:52運動会での無期懲役衆の様子を見ると少し複雑な感情を持ちましたけれども
23:02主催した順太記者によりますと
23:05全ての処遇は法律に則ったものだということです
23:10ある教会誌は無期懲役衆についてですね
23:13反省だけでは30年40年という長い受刑生活を乗り切れないと
23:19せめて解釈法という希望を持たせるべきだと
23:23この死刑制度に関しては
23:28世論調査でおよそ8割が容認するという結果が出ています
23:32ただそれは死刑執行に関する情報が
23:35極めて限られた中での結果ですよね
23:38やはりこの国民的な議論のためには
23:41もう少し情報の開示が必要ではないでしょうか
23:45ご視聴ありがとうございました