Skip to playerSkip to main content
  • 6 weeks ago

Category

📺
TV
Transcript
00:00誰もが迎える最後のとき、お葬式で思わぬトラブルに巻き込まれるケースが、頼んだ覚えのない豪華な祭壇、高級な骨壺、提示された金額は。
00:22国民生活センターに寄せられた相談は過去最多となるおよそ1000件葬儀サービスを巡るトラブルが全国で頻発しています一体何が起きているのか?
00:44死って何でもビジネスにつながりますので本当に金額つり上げやすい。
00:54多種社会に突入した日本トラブルに巻き込まれないためにどうすればいいのか徹底取材から考えます。
01:04先週の放送で葬儀に関するご意見や質問を募ったところ100件以上の声をいただきました。ありがとうございます。
01:18例えばこちら。家族が急に亡くなった日、悲しみに暮れる中、どの葬儀会社にするのがいいか全く分かりませんでした。
01:28さらに父親の葬儀をしたという方、そもそも葬儀の価格ってどこが適正なのか、200万円もかけないといけないのか全く分からないです。などといただきました。
01:42多くの人が直面するお葬式の問題、取材を進めると、注意すべきポイントが見えてきました。
01:51父親が亡くなり、依頼した葬儀会社から思いもよらない金額を提示されたという60代の女性です。
02:01亡くなったその日のうちに病院から遺体を搬送し葬儀を行う会社を選ばなければなりませんでした。
02:16女性は葬儀までの時間がないと感じたといいます。
02:23焦る気持ちで調べる中、目に留まったのがネットに広告を出していた葬儀会社。64万円余りのプランで棺や祭壇など一式も含まれていると記されていました。
02:46その会社に依頼し、病院から遺体を搬送。その後葬儀場も抑えたと連絡がありました。
02:57しかし3日後、示された葬儀の見積もりは予想を超えた額でした。
03:07224万円。広告で見た金額の3倍以上です。
03:14祭壇の追加44万円個人にちなんだ写真を写し出すメモリアルスクリーンが33万円基本料金に含まれない20を超えるオプションが追加されていました。
03:351枚5万5千円で6枚付近だって言われました家の写真が飾らないのでこれは入りませんって言ったんですけどどうしても好きな信号に欠かせないものだって。
03:53女性は費用の細かな相場はわからなかったといいます。
04:00交渉でサービスを絞り込みおよそ180万円で契約する寸前まで行きました。
04:08しかし家族からそれでも高すぎると説得され別の葬儀会社に変更。
04:15結局その半額ほどで葬儀を行いました。
04:22代わりに葬儀を取り行った葬儀会社の代表佐藤信明さんです。
04:30最初の会社の見積もりには不可解な点が多いと感じたといいます。
04:37例えば祭壇の部分が市営祭場でやってて祭壇の貸し出しがあるんですけどここにいきなり44万。
04:47骨壺のところも見てもらうと分かるんですけど基本プランに入っているはずなのに差額が64,900円。
04:56本当にお客さんが必要なものをちゃんと話してないっていうのが問題なんですね。
05:03今回視聴者から多くの体験談が寄せられたのが葬儀会社との情報格差。
05:13その一つがエンバーミングに関するものです。
05:18エンバーミングとは遺体の血管から薬液を注入して長期の保存を可能にする処置。
05:28費用が高額で説明を求めるとこれはこの値段で外せませんと言われた。
05:38契約してしまったことに対して後になってもやもやしている。
05:45今年の6月に90代の母親を亡くした男性もそうした一人です。
05:57自分の母が亡くなっているのだから落ち着けてって無理ですよ。
06:02葬儀屋さんにお願いしてそうしたときに全部手続きをやってあげますよって言われるとできればその方がいいかなと思ってこれ全部頼んだことなのさ。
06:14葬儀の日取りとして示されたのは母親が亡くなった6日後、男性は葬儀会社からエンバーミングを提案されました。
06:27その際担当者からの処置の必要性に関する説明が印象に残っているといいます。
06:36男性は提案を承諾し、エンバーミングに関連する費用として38万5000円を支払いました。
07:05しかし後日葬儀に参加した親族や住職から今回のケースではドライアイスで十分だったのではなどと指摘されたといいます。
07:20そのエンバーミングまでなぁやらなかったんだろうがって疑問は持ってましたね。
07:27本当は不満はあるんです。
07:29この葬儀会社はエンバーミングを進めたことについて、NHKの取材に対し、
07:38母主様は母を最後は女性として送り出したいという思いがあり、納得の上依頼をした。
07:45ご遺族に寄り添いながら対応させていただいた、などと回答しています。
07:53葬儀をめぐる不満や後悔がなぜ相次いでいるのか。
07:57以前大手葬儀会社に勤め、30年近く業界に携わっている男性です。
08:05新規参入する会社が増え、業界を取り巻く環境が変わってきたことにあるといいます。
08:13ネットの業者さんが普及してきて、それで葬儀の価格破壊が起きたわけですよね。
08:22大手の葬儀会社さんなんかは、それに合わせてやっていくとかなり苦しい状況で。
08:29ですけれども仕事は取っていかないといけない。
08:32入り口を見えるところは安く見せて、そして後からオプションでどんどん釣り上げていけばいいんだろうっていうやり方に変わってきた。
08:47担当者に厳しいノルマを課し、給料に直結させる葬儀会社も多く見てきたといいます。
08:56部外制で、エンバービングに関してはもう罰金が発生しますので、ノルマですよね。
09:05担当者は必死になって、そういう営業トークをしろって言われますので。
09:10体の状態のことを言われると遺族も不安になってお願いしますと言わざるを得ないじゃないですかね。
09:19単価なんて全然誰も分からないものじゃないですか。
09:22本当に金額つり上げやすい。
09:27今見たような事例は皆さんから寄せられた声の中にもたくさんありました。
09:33どうすればトラブルに巻き込まれないのか。
09:36ここからは葬儀文化や業界の実情に詳しい山田信也さんと伺っていきます。
09:40今回の取材ではこちらで整理していきたいと思いますけれども家族が亡くなったときに葬儀まで時間がない中でいろいろ決めないといけないさらにその次の段階葬儀会社を選ぶときには費用の相場が分からないという課題もありました。
09:59打ち合わせや発注の段階では葬儀会社との情報格差エンバーミングという専門用語なども出てきました。ということでそれぞれどんな対処法があるのかということを伺っていきたいと思います。
10:13まず葬儀まで時間がないという課題に対しては生前にできれば本人交えて話す。これなかなか難しいような気もするんですけれども。
10:24なかなか難しいですけれども例えば身近な方とか親しい方が亡くなったときとかまたお盆とかお彼岸とかそういうときに話してみるというのは一つの手かと思います。
10:36具体的には?
10:38形式と規模いわゆる一般層家族層という形でありますしまたお艶を行わない一日層とか直層というようないろんな形が今あります。
10:50それに伴ってどういう方を招くのかという点では規模が出てくるかと思います。
10:56そうしますと予算という予算規模もありますしまたどこで行うのか葬儀場とか自宅でそれを安心して任せられる葬儀者などもあります。
11:06どういうことをしたいのかという点ではオプションなどがあるかと思います。
11:11そうですねそしてその次です。
11:13費用の層が分からないということに関しては家族層の平均はおよそ105万円という情報はありますけれどもこの家族層はですね今皆さんどれほど行っているのかといいますとある調査では半数がもう家族層というものもあります。
11:31その次に多いのが一般層そして先ほどお話のあった一日層という順番になっていますけれどもそれらの価格がですねこういった平均があります。
11:43一般層の場合は161.3万円家族層は105.7万円直層これは艶や国別式がないものですけれども直層や仮装式は42.8万円というある民間企業が行ったアンケート調査による平均ですけれども。
12:00これについて補足はありますか。
12:04葬儀に何を求めるかというのは人それぞれですので必ずしも要するに安くしなきゃいけないとかまた家族層で人を制限しなきゃいけないとそういうわけではないかと思います。
12:16また葬儀者がいらないというようなわけでもなくですねまあそれぞれあのいろんなあの個人また家族の思いによってやり方が決まってくるかと思います。
12:28でまたこれなどですとまだ地域差などもございますのでまあそのあたりはあの考えていく一概に言えないかなとは思います。
12:36今地域差というお話ありましたけれどもポイントとしては地域の事例を集めることの他にもですね明らかに安すぎる広告にはやはり注意しましょうとここも注意点があります。
12:48そして視聴者の声の中にはですねこんなものもあったんですねこちら都内の仮装場では仮装のランクで料金が大幅に違いまた仮装スタッフへの心付けも大変だったとランクによってその金額も変わるといったところでこういったその支払いなどに関してはどういうふうに考えたらいいでしょう。
13:12はいまああの心付け今もうあの要求するとだいぶ減ってきたかと思います。
13:18でまぁあのまあもともと心付けというのは自発的にやるものですのでまあ対応としてはまあ基本的には自発的であのもし困ればあのそれぞれ業者さんとかですねあの関係者に相談するというのは必要かなと思います。
13:33自分で支払うものだというところこれ間違えちゃいけないところですね。
13:38そしてですねあのVTRでは遺体の保存処理で公開しているという方いました。
13:43葬儀会社との情報格差があったエンバーミングという言葉もありましたけれどもわからないことはしっかり確認しようということですか。
13:53まああのまあ業界というかですねまあ葬儀でなかなかなれない言葉があると思います。
13:59まああ例えば一日葬という言葉もそうですしまたエンバーミングという言葉も初めて聞く方もいるかと思います。
14:05はいまあそれからオプションというのもあのいろんなものがついてくるとかですねありますね。
14:13はい。でまあ何々意識というものを思う内容が何かという問題もあります。
14:19例えばかつてですとあの祭壇一式という中にまあ棺が時には含まれたりとかってもあったんですけどもまあ一式という時に何が含まれるかっていうのはあの確認が必要かと思います。
14:31そうですね。そしてまあこの打ち合わせや発注の段階でも疑問があれば必要ならば複数社で見積もって会社を変えるということもしてよいというお話でした。
14:42こうした今回の取材した事例やトラブルに合わないためのチェックリスト今回このようにまとめました。
14:49生前葬儀の形式どうする、参列者どうするなどなどこちらの画面左上のQRコードから詳しくお読みいただくことができます。
14:58トラブルが相次いでいることを受けて1200の葬儀会社が加盟する国内最大の事業者団体はですね
15:07総裁サービスガイドラインというものを自主的に定めています。
15:13遺族の選択の意思を尊重します。料金体系を明確化します。
15:18相談窓口を設置します。そして先ほどの心づけこれは要求しないなどなど力を入れるとしています。
15:25今回の取材に対してトラブルが相次ぐ中で業界全体のイメージが悪化しかねないことに懸念を抱いていると回答がありました。
15:35問題のある業者というのはどうなるでしょう割合としては少ないと考えたいんですけれども。
15:41ほとんどの業者さんはやはり遺族に寄り添ってきちんとお仕事をされていると思います。
15:47一部の事例が業界全体に悪化してしまうというのはある意味業界だけではなくてそれを利用する消費者にとっても不幸な状況かと思います。
15:58こうした中で行政が関わりながら葬儀を行うケースもあるんです。
16:04大阪・高槻市で行われた葬儀です。
16:14市では葬儀や仮葬を主に担当する菜園家を独自に設置しています。
16:22全国でも珍しく式の準備から進行までのほとんどを専門の職員が担います。
16:31個人生前のご遺族を忍び、ご鬱然に対しまして合唱・礼拝をお願いいたします。
16:41合唱。
16:43利益を上げる必要がないため料金を低く抑えています。
16:50例えば、参列者が25人までならば17万円余り。
16:57そこに花や食事料金などオプションを加えても総額で33万円程度になる見込みです。
17:08どうぞ。
17:10ありがとう。
17:12みんなを見守ってね。
17:15決して過微なものでなくとも、不安なく葬儀を行いたいと、年に千件余りの利用があります。
17:28やっぱり一番大切なのは、大切な人が亡くなられて、戸惑っておられると思うので、
17:35不安なくそういう葬儀の手続とか、そういうことを進めていける、そのことが思いを込めて個人を送るということにもつながるかなと思ってますので。
17:47一方、行政と葬儀会社が連携し、住民が望むサービスを実現しようという動きもあります。
17:59埼玉県川越市が建設した葬儀場です。
18:06葬儀者さんはこちらを使うことによって、適正な価格でご葬儀を提供できる。
18:13市では地元の19の葬儀会社と協定を締結。
18:20市は所有する葬儀場を貸し出し、葬儀会社がサービスを担っています。
18:27登録する葬儀会社には、遺体を安置する設備を持つことや、
18:32また、営業実績が1年以上あることなどが条件として求められます。
18:41霊給車や棺など、基本的な料金には上限を設定。
18:50利用者が望めば、オプションは44万円までの範囲で追加できます。
19:00市と協定を結んでいる葬儀会社です。
19:04地元川越で創業およそ50年を迎えます。
19:09ご請求見積もり書の内容なんですが、
19:1234万4140円が請求金額でございます。
19:19どうでございましょうか。
19:21はい。大丈夫です。
19:23いいですか。
19:25会社にとって、1回の葬儀で得られる収益は限られますが、市民の信頼が得られやすいといいます。
19:34行政とタイアップして点数を増やす行政がやってくれるから大変助かってますよ。
19:43上限が決まっているということでやはり市と協定というところでの安心感、ご利用の方はそういう目で見ていただけるのかなと思っております。
19:57はい。行政が関与するという例を見ましたけれども、行政と葬儀業界の理想的な関係性ってどういうものなんでしょうか。
20:05はい。もともとその葬儀というのは家と共同体が行うものだということで、行政が関与するということは積極的に関与することはなかったんですが、
20:16現代ですと小規模化する中で葬儀を葬儀者、葬儀業者に任せるというのは当たり前の状況になっています。
20:25ですので、そうした中では業界の健全な育成ということで、業界自身が努力することも必要ではありますが、
20:33例えばその従事者のその資格とか教育ということで適正な育成を図るとかですね、まあそういうことで業界自体の育成とともにまた業界の地位向上とまた社会的な認識を高めるというのも例としてはあるかと思います。
20:52アメリカなどではそうした仕組み自体がですね、登録しまた教育システムが発達するということもありますので、まあこれも参考になるのではないかなと思います。
21:03今回私たち経済産業省にも見解を問いました。
21:07すると、葬儀をめぐって消費者とのトラブルがあることは承知しており、一部の業界団体や国会議員から規制を求める声があることも事実だ。
21:18経済産業省として規制が必要かどうかも含めて状況をよく見ているという回答でした葬儀を巡る課題そして対策の可能性見てきましたけれども今葬儀会社でも行政でもない人たちが形式にとらわれない葬儀を模索する動きが出ています。
21:39高齢者70人ほどが暮らす介護施設グループです。
21:46この日行われたのは職員による入居者への聞き取り。
21:53最後は共に過ごしてきた職員に見送ってほしいという入居者たちの要望を受け、式を行う準備を進めようと考えていました。
22:05例えばさ、服装でもね、ここの職員はみんな、その服装で介護しながら、私の子や孫も普通の服装で着てくれたんがいいんかなと思ったよりも。
22:17ご家族や本人さんが希望するであろうその温かみのあるグループホームらしいお見送りができたらいいなと思います。
22:29参考にしたのが、神奈川県の寺で5年前から行われている葬儀です。
22:38この寺では遺体の搬送から農館に至るまで、すべて住職たちで完結させています。
22:48遺体の保存などの専門的な技術を習得し、死に化粧も自分たちで施します。
22:58葬儀の費用は実費のみ、かつては一般的だった親族や地域の人たちによる葬儀を提案したいと続けています。
23:11なるべくご家族には亡くなった方と向き合う時間というのを大切に持っていただきたいので、できることはお寺の私たちの方でお手伝いをするというのは徹底していて。
23:26この取り組みを知った介護施設の職員が寺を視察。
23:37農館の作法や必要な道具の仕入れ方などを教わりました。
23:41施設でやるなら他の葬儀屋さんとやり方が違うけど、あれはあれでいいわよねっていう形に持っていく方が正解だと思います。
23:52施設に戻り葬儀を行えるよう準備を進めました。
23:59ご家族とその本人様が何を大事にしたいかだとは思うんです。
24:08先月下旬、入居者の95歳の女性が亡くなりました。
24:23本人や家族が希望した温かみのあるお見送り。
24:30女性の生前の姿を映し、みんなで思い出エピソードを振り返りました。
24:40あの豪快な笑い方は、ホームの中を一気に春のような空気に変えてしまうことでした。
24:50式の最後、参列車に振る舞われたのは、女性が好きだったハンバーガー。
24:57美穂子さんがお好きだったものを、皆さんで最後に美穂子さんを忍びながら観談していただきたいなと思いまして。
25:08本当にみんなが心を合わせて母を送ってくださってるっていう、母が幸せだったなって思うのと、
25:16自分たちも幸せをもらえたなっていうふうに思いました。
25:22今回、視聴者の方からもこんな声を寄せていただきました。
25:26死ぬ前に葬儀を考えることに意を唱える方もいらっしゃるかと思いますが、
25:32冷静に考えられるときにこそ、本人の意向を尊重しつつ、
25:36葬儀内容を考えることは、結果として本人の冥福を祈ることにつながると、
25:41父を見送った今、思います。ということで、私たちが葬儀で後悔しないために、
25:46どういうことが大切だとお考えですか。
25:50今、各家族が進み、葬儀が小規模化すると、なかなか葬儀に参列する機会がない。
25:57そうすると、葬儀自体を経験しないということで、なかなか葬儀がどうやるかわからない。
26:09そうした中で、やっぱり大切なのは、実際に葬儀が発生したときに、
26:14遺族とのやりとりの中で、納得して葬儀を実施するということが重要かと思います。
26:21納得感。
26:23そうすると、業界側にもプロフェッショナルとしての規律が必要ですが、
26:28一方で、自分たちもある程度、葬儀について考えることによって、
26:33死を受け止めていくということにつながっていくのではないかと考えます。
26:39死への考え方がいい循環になるといいですね。
26:42ありがとうございます。
26:43父の葬儀をことし済ませたという方、数社から資料を取り寄せ、父がどんな葬儀を望んでいるかを想像しながら、自分でイメージを作りました。
Be the first to comment
Add your comment

Recommended