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00:00知っている人は是非ご連絡ください。
00:09体の芯から冷えてくる冬。
00:15平成の大ヒット商品が皆を温めている。
00:23救出発熱繊維でできた肌着。
00:27The air from the air from the air.
00:31It has been around 3,5 degrees now.
00:39Apparel各社から a hot-looking hat-e Hashtag that suddenly appeared.
00:45A bubble崩壊後, a product that has no home for most of the most significant hit.
00:54This is a sports maker.
01:02It's like a sports maker.
01:07It's called Bressamo.
01:12It's called Bressamo.
01:22It's called Bressamo.
01:26It's called Bressamo.
01:32Bressamo.
01:36This is a sports maker.
01:43This is a sports maker.
01:46Here's a sports maker.
01:52Traffing in the sea.
01:58It's called Bressamo.
02:02The Venus of the街角
02:07Everyone is here
02:11You can't be protected
02:16The sky in the sky
02:19I can't remember the sky
02:22The sky is looking at the sky
02:27目瞬めよ 高い空から
02:32教えてよ 地上の星を
02:37つらめよ 地上の星は
02:41今どこにあるのだろう
02:49新プロジェクトx挑戦者たち 今夜はこちら
02:54寒い冬場に重宝される暖かくなる肌着の開発物語です平成を代表するヒット商品こう言っていいんじゃないかと思います大手色品メーカー下着メーカーさらに女性用の下着メーカーなどなどアパレル各社がこぞって販売してるんですよね
03:15その発端となったのがこちらピンク色の繊維N38ですこれとてもユニークな特徴があるんですねこのN38とポリエステルそこに水をかけますするとどうでしょう有馬さん来たよ熱を帯びてますほんのりというよりもはっきりこれあったかくなってきた熱走ってますよ
03:44ポリエステルの方は黒青色のままですけれどN38は赤くなっていると思います水蒸気を吸って発熱するため吸湿発熱繊維と呼ばれるこのN38珍しい繊維に興味を示したのはあるスポーツメーカーの風変わりな開発者でした
04:061980年代日本は空前のスキーブームに湧いていた
04:16スキー場を舞台にした映画はヒットし社会現象にまで発展
04:26バブル経済も後押ししスキー用品は飛ぶように売れていった
04:34ブームの中で燃え上がる一人の青年がいた
04:41小木野武史
04:44スポーツメーカー水野に入社したばかりの新人開発者だった
04:50会社の主力は野球
04:54スキー用品は他社に遅れをとっていた
04:58スキーウェアを制する企業がいわゆるスポーツアパレルを制するみたいな
05:07ここまでこう言われたような時代があって
05:10ここはやっぱり追いついてないなとかね
05:14そういうことを常々考えている
05:17寝ても起きてもね
05:19競技用ウェアの担当となった小木野
05:25常識外れの開発者だった
05:30自分がいいと思ったら意見を曲げない
05:37自らが信じる方向に強引に持っていった
05:43私が思う研究会社らしい風貌ではなかった
05:49よくしゃべるしずけずけ物言うし
05:53常識外れの性格は学生時代から発揮された
06:08登山を始めるとわずか半年で
06:13ヒマラヤ山脈に挑戦
06:15周りが止めても自分がやりたいものに飛び込んだ
06:22やりたいこともあれば飛んでいく
06:26走るのが嫌だけどバスケットボールはやる
06:29いきなり競技スキーブに入るよ
06:33え?って思ったんですよ
06:36そこまでスキー上手くないやんって
06:39小木野がのめり込んでいったのは製品開発の世界
06:47担当したスキージャンプのウェアでも
06:52とっぴなアイデアを次々と出した
06:55クジラはあの大きさでなぜ高く飛べるのか
07:04流線系の体が水の抵抗を小さくしていると考え
07:10ウェアの背面に導入
07:13風変わりだが小木野は面白いものを作ると評判になった
07:26仕事に没頭していった小木野
07:31好きな商品のCMがあった
07:38触りとした飲み口
07:39アルコール度ちょっと高め
07:42この味がビールの流れを変えようとしている
07:47社会の流れを変えるような革命的な商品を自分も作りたい
07:55それが夢となった
07:59しかし競技用のウェアには細かい規定がある
08:12ルールに縛られ独創的なアイデアは
08:17跳ね返された
08:21例えばジャンプスーツを一つとっても
08:25ムササビのようなジャンプスーツを作ってしまうとね
08:29みんな軽点越え可能になってしまうんですね
08:32ウェアってそれぐらいのパフォーマンスを変える力があるんですね
08:39自由な発想でいろんな開発ができる
08:43そういうフィールドに
08:46だんだんとシフトしていったというか
08:50枠にとらわれたくない
08:54自由に開発ができる一般向けの商品に没頭していった
09:01誰も見たことのない商品を作るには
09:06新たな素材でなければダメだ
09:10これまでにない素材を探し求めていた
09:15そんなある日
09:20変わった繊維がある
09:25照射マンからピンク色の綿を受け取った
09:30N38
09:34使い道は決まっていないという
09:38しかし担当者はつぶやいた
09:45湿気はすうんやけどな
09:51それを聞いた瞬間
09:53オギノは驚くべき行動に出た
09:58突然冷えた麦茶を綿にかけた
10:04なんてことをするんだ
10:08相手が思う間もなく
10:11オギノは繊維を掴んだ
10:17繊維はオギノの直感通りの変化を見せていた
10:22繊維がガッと熱くなったんですね
10:27ガソーンとくる大きな衝撃でしたし
10:29これは化ける繊維やなというふうに思いましたね
10:33オギノは羽毛なども水蒸気を吸着し
10:40熱を発することを知っていた
10:43だがN38の発する熱はその3倍
10:50これなら常識外れの商品が作れるかもしれない
10:57すぐに生み出した繊維メーカーに声をかけた
11:06やってきたのは東洋坊の墨谷達明
11:16大きな使命を背負っていた
11:19バブル崩壊や海外とのコスト競争に苦しめられていた
11:28繊維業界
11:30これまでにない機能の繊維で
11:36不況を打ち破れと命じられていたが
11:39できずにいた
11:41オギノから言われた
11:49この繊維は羽毛やウールにとって変われる
11:55一緒に世界を変えよう
12:03正直言って私たちは完全に考えていなかったような
12:07性能が発現したというところが
12:09ちょっと本当に絵という
12:12何だという形の本当に感動がありました
12:16一瞬なんか光が見えました
12:18この繊維をどのように使えば
12:24革命的な商品となるか
12:30オギノはまた動物からアイデアを叩き出した
12:35厳しい寒さでも
12:39体毛の働きで熱を保ち続ける動物たち
12:44寒さに耐えられる肌着はどうだ
12:50人間は体から水蒸気を発している
12:56N38の特性を使えば
13:01薄くて軽く
13:03暖かい肌着ができるはずだ
13:07第2の皮膚
13:10そういった熱が出るものを肌に
13:16一番肌に近いところで着用すれば
13:22これはある意味
13:25体毛に近い
13:28そういった機能が出るんじゃないかな
13:30オギノは車内で前のみりにプレゼンした
13:36肌着の概念を覆す
13:40革命を起こせます
13:43だが厳しい声が上がった
13:50会社のポリシーは
13:53スポーツ用品の品質を上げることだった
13:57その中で
14:01一人の営業担当が声を上げた
14:05100万枚売ったろやないか
14:10営業のマンタニー・ヨシマサ
14:14この商品は画期的だ
14:17大それた数字で単価を切った
14:20その当時ね
14:24各社ともにポリエステルの肌着です
14:28要するに特徴のない肌着を
14:30みね普通に売ってると
14:32だから爆発するんじゃないかな
14:34コーサインが出たプロジェクト
14:38革命的な肌着開発が動き出した
14:44ゲストにお越しいただいています
14:50肌着の開発に携わった荻野武さん
14:53そして住谷達明さんです
14:55よろしくお願いいたします
14:56よろしくお願いします
14:58お願いします
14:58こちらにおかけください
15:00はい
15:01小山さん
15:03N38との出会いはガツンと来たと
15:07今まで入社してから
15:09こんだけすごいと思った素材は
15:14初めてだったんですね
15:15今も60後半ですけれども
15:19いまだにそれを超える材料は
15:22私は出会ったことないんですね
15:24そんな出会いだったんですか
15:27だからガツンと来たんですね
15:29なぜ水じゃなくて
15:32麦茶かけたんですか
15:33それたまたま
15:34なめりをむいちゃったんですけど
15:37こっちにかけたという
15:38水持ってきてって言って
15:39水をシャーレーか何かの上に
15:41シャーレーも何も
15:43コップいきなり
15:44もう立って思いついたら
15:46すぐに功能に移さないと
15:48そうですね
15:48というタイプですか
15:50そうですね
15:50そうなんですね
15:52住谷さん
15:53小木野さんは
15:53ちょっと癖ありの開発者
15:56っていうことで
15:56大変だったんじゃないですか
15:57あの
15:58ちょっと言い方が悪いんですけど
16:00ちょっと土足に踏み込むんじゃないですけど
16:02本当に自分の中でこれやと思った時にはそこに対して社内社外そこらを上下関係関係なくにやっぱり本当に自分の思いを伝えるようなところで正直言って言うものもう社外の方なんですけど30年間お月ありますけど本当に上司以上に送られたことにもありますからね
16:24厚さがある厚いですね相当厚いですけどこの素材でもって世界を変えれるんやと本当にそこからスタートで一緒に何かやっていきたいなというような意識に変わってきましたですね
16:43世界を変えたいとはい常々言ってましたよねずっとそれはどういう時に2人で話するんですかこれないやいや仕事の時もありますけどね夜も含めてですけどスポーツメーカーの荻野と原料メーカーの住谷二人三脚の開発が始まった
17:13課題があった
17:15繊維が弱すぎてすぐ切れる
17:20肌着にするにはまず糸にして生地にしなくてはならない
17:26これを糸にできる技術者は本当にいるのか
17:33その時
17:39住谷があることを思いついた
17:42あの会社ならやってくれるのではないか
17:49岐阜羽島の宝石メーカー 長瀬寅宝石
17:57数年前難しい繊維を意図にしてくれた技術者がいた
18:06服部勝幸
18:08服部はN38を触って驚いた
18:15弾力もなくすぐに崩れる
18:19これまで見たこともないほど脆い
18:23しかし服部は引き受けるしかなかった
18:33服部が生まれ育った岐阜羽島
18:37辺りは毛織り物で名高い美衆産地
18:44かつては商店が立ち並び
18:47街はにぎわっていた
18:50だがコストの安い海外へと仕事が流れ
18:56街も会社も力を失い始めていた
19:01高い技術を見せなければ生き残れない
19:08職人魂に火がついた
19:15嫌でもあり嬉しくもあり
19:17できるって言われてできないっていうのは嫌じゃないですか
19:21信者的に
19:23だから一回やってみようかって
19:25荻野と杉谷のコンビに心強い職人が加わった
19:34荻野たちは糸の開発に向けて話し合いを始めた
19:46まず取り掛かったのは繊維の強度を上げること
19:55荻野のアイデアはN38とポリエステルを
20:023対7で掛け合わせること
20:05こうすれば強度を持たせられる
20:11服部は早速糸の開発に取り掛かった
20:17だが箱を開けた瞬間
20:20出花をくじかれた
20:24繊維がだるだるに伸びている
20:28輸送中にすでに湿気を吸ってしまっていた
20:32これはまずいぞ
20:35最初の開封したところからきちっとケアしないと
20:39この原料っていうのは使えないぞ
20:42っていう形になりまして
20:45もう最初に思ったら本当にできるかなっていう思いはありましたよね
20:49服部はもう一度取り寄せ
20:54ポリエステルと混ぜて紡いでみた
20:58それでも結果は惨憺たるものだった
21:06どうやっても繊維が空気中の湿気を吸収してしまう
21:15ほとんどがチグザグの形になってしまった
21:20こんな糸では生地にはならない
21:24驚くほど湿気を吸う繊維
21:29どのような温度と湿度であれば
21:33まともな糸にできるか
21:35まったくわからない
21:38服部は営業担当を通じて
21:45性質の詳細なデータが欲しいと求めた
21:50しかし頼まれた住田に
21:53それは無理だと思った
21:57ひとたびデータを渡せば
22:00それがどこに漏れるかわからない
22:03繊維業界では
22:09詳細なデータを渡すのは
22:11タブーだった
22:13その時
22:18住田にの頭を
22:20小木野が繰り返していた言葉がよぎった
22:24制約をぶち破るんや
22:28住田に
22:35今こそ
22:36信じた道を突き進もう
22:39温度や湿度で
22:43繊維の状態がどうなるか
22:45詳細なデータを
22:47渡すと決めた
22:49今までの業界の歴史とか
22:54経緯とか背景ってのは
22:56大事にしなきゃいけない部分も
22:58当然あると思うんですね
22:59あるんですけど
23:00それだけだとやはり
23:02非常に尖ったものというか
23:06今までにないものを
23:07開発するには難しいんじゃないかと
23:10やっぱりそこを超えるためには
23:11業界の壁をぶち破ってやる
23:14ぐらいのことをやらないと
23:16というのは
23:16小木野さんとよく話をしました
23:18住田にから受け取ったデータには
23:25N38の情報
23:28ほぼ全てが
23:30包み隠さず記されていた
23:32ここまで出してくれるのか
23:38ハットリは
23:40目を皿のようにして
23:42データと向き合った
23:44そして
23:48湿度50%
23:51室温23度が最適だと
23:54導き出した
23:56嬉しかったですね
23:59普通原料メーカーっていうのは
24:00なかなか
24:01これで物を作ってくださいっていう
24:02そこで終わるような形で
24:04あとは
24:05防石工程で
24:06どこを苦労して
24:07糸にするかっていう
24:08こちらに
24:09投げかけられるんですよ
24:11問題は
24:12それを一緒に悩んでいただく
24:14なんとかしたい
24:15なんとかせにゃあかんだろう
24:17っていう思いは
24:18余計強くなりましたんだよ
24:20ハットリは
24:23すぐに動いた
24:25ビニールでエリアを区切り
24:28空調を24時間に変更
24:31湿度と温度を
24:35完璧な状態に持っていった
24:37しかし
24:41この環境で作っても
24:43まっすぐな糸は
24:45できなかった
24:47まっすぐにしようと
24:53強く引っ張ると
24:55伸びて
24:56ジグザグに
24:57引っ張る力が弱いと
25:01たわんで
25:02綺麗に寄れない
25:04環境は整ったものの
25:10糸を紡ぐ強さを設定する場所は
25:14数限りなくある
25:16普通なら数週間で糸にできる
25:25それが何ヶ月経ってもうまくいかない
25:30気にかけた
25:36小木野と墨田にも
25:38現場にやってくる
25:41だが
25:44彼らを前にすると
25:46大丈夫
25:47任せとけ
25:49としか
25:50言えなかった
25:52職人としての
25:55プライドだった
25:57答えの見えない日々
26:09趣味の乱の世話をしていても
26:13温室の湿度が気になってしまう
26:17片時も
26:18頭を離れることがなかった
26:21追い込まれる中
26:33服部は
26:35古くから付き合いのある先輩の
26:37坂井から
26:38昼食に誘われた
26:46もう無理かもしれない
26:47服部が
26:50愚痴をこぼした
26:51坂井は一言
26:55告げた
26:56どんなに難しい先輩でも
27:02出会ったんや
27:03その出会いに感謝して
27:06挑戦しようや
27:08人との出会いもある
27:12先輩との出会いもある
27:14出会いがなければ
27:17こういう商材も回ってこない
27:19居室外れというのは
27:21最先端だぞ
27:22だからそれに
27:24それを手掛けることというのは
27:27やはりそれなりの
27:28出会いがないとできないぞと
27:33あんたと私は会ったんや
27:35という
27:36そんな言い方されたな
27:38確かに
27:39服部は
27:44再び動き出した
27:46一つ一つ
27:51膨大な時間をかけながら
27:54機械を設定していく
27:56強すぎず
27:58弱すぎない
27:59まっすぐな糸となる
28:02力加減を
28:03見抜いていった
28:05何度も何度も
28:09調整を続けて
28:111年
28:13ついに
28:16糸を
28:18紡いで
28:19見せた
28:20服部は
28:26やっと
28:28胸の使いが
28:29取れた
28:29毎日見てましたからね
28:33本当にホッとしたんですよ
28:35これでもう
28:37Mの散歩に
28:39取り憑かれることは
28:40ないだろうと思って
28:41試作品の
28:45肌着が
28:46出来上がった
28:47しかし
28:52もう一つの
28:53大きな問題が
28:55立ち上がった
28:56N38の色である
29:02ピンク
29:02他の色に染めようとしても
29:06色が入らない
29:08解決の糸口は
29:12見えなかった
29:14もう一方ゲストにお越しいただいています
29:21糸の開発に携わった
29:23服部克幸さんです
29:25よろしくお願いいたします
29:26もうN38に取り憑かれることはないって随分何か率直な表現でしたけどそんなに手ごわい相手だったですか?
29:43今まで私が経験させていただいてこの宝石55年やらせていただいてますけどね
29:50ダントツですね
29:51作ってる最中ってのはもう
29:53今日がダメか今日がいいかなんてことの毎日繰り返して
29:58なぜ出会ってしまったんだとは思わなかったですか
30:02少しはね
30:04そんな難しい仕事出しちゃダメじゃないですか
30:08本当そうですね
30:10実は本当に大変でしたよ
30:13ハトさんは非常に粘り強いといいますか
30:18絶対諦めませんから
30:20やっぱり一緒にやらないとデータの共有も含めていろんな技術を共有して一緒にやらないと絶対にこれは成功しないなというふうな
30:30服部さんはそのデータ出しますよっていう時はやっぱりある種の驚きがあったわけですよね
30:38全項目に近い状態でお出しいただきましたのでここまで出していただけたのかとじゃあこれはやはりきちっと見て自分のできることは全てやりたいなという思いになりましたね
30:51服部さん数あるさまざまな仕事の中でN38は特別だという
30:59何か自分の本質的なものを試されているような気がしましたね
31:11こんな課題を与えていただいてお前どこまで追求できるんだお前一人でできるのかやれるとこまでやってみなよっていう思いで受け取ってましたね
31:34肌着の開発を始めて2年
31:41ピンク色が他の色に染まらない
31:48家でも妻から告表された
31:54染色前のTシャツですから家内はねダサいね何それみたいなもんだったと思うんですね
32:05このままでは絶対に売れない
32:11何とかする方法はないか
32:18荻野がたどり着いたのは滋賀の染色会社サカレン
32:25琵琶湖へと流れ込む上質な浮流水を使っていた
32:33ベテランの職人が待っていた
32:40ベテランの職人が待っていた
32:44源修介
32:46この道40年
32:49確かな腕を持っていた
32:54荻野は源に訴えた
32:59N38は特殊な性質でどうやっても色が入りません
33:06組み合わせているポリエステルだけを染めることで
33:10N38のピンク色をうまく隠せませんか
33:18難しい注文
33:21だが源はヨッシャと引き受けた
33:26よその加工場さんに負けんいうかよりも一歩出たもんを発想してうちとこの持ってる技術的なもんも提供していこうと
33:41発注されたのは黒色
33:48試しに源が染めてみるとおかしな色になった
33:54N38が化学変化で黄色に変化していた
34:03何度やってもN38の変色は解消できない
34:11こんな不思議な記事には出会ったことがない
34:17源は作戦を立てた
34:25人間の目の錯覚を利用しよう
34:30黒色にわずかだけ紺色を混ぜる
34:36変色する黄色を打ち消し黒に見えるはずだ
34:45染まらんやつをA黒にしようということだから
34:49プラスアルファの考え
34:53これの反対色の分量を線量を足しておくと
34:57本間の青い黒に見えるんですが
35:02人間の目の錯覚やつだ
35:04これでいける
35:09源は決めた染色液と生地を最新型の機械に購入にした
35:17だが…
35:24生地はボロボロに傷んだ
35:28繊維がちぎれフィルターに大量に詰まっていた
35:35N38の弱さが原因だった
35:40開発はまた暗証に乗り上げた
35:46既に開発期間は他の商品と比べ物にならないほど長い
35:57不安に駆られた荻野
36:02ピンクの試作品を着て寝てみた
36:09寝てみた
36:16这个
36:19で くる水蒸気を吸って熱くなってくるんですね
36:22He said, he's like a guy like that.
36:24He said, he's like a guy like that.
36:28The end of the day, everyone will believe you.
36:32源は染める方法を模索していた。
36:49頭に浮かんでいたのは、N38を見つけ、
36:54糸にして生地を作ってくれた3人の顔だった。
37:02何か良い方法はないか。
37:08源は、ある機械に目を向けた。
37:14工場にひっそりと佇む古びた染色の機械。
37:21染めるスピードが遅く、大量生産の時代には合わないと弾かれていた機械。
37:30しかし、この道40年の源にとっては、若い頃から使い込んだ相棒だ。
37:42古くからの相棒と共に、ゆっくり丁寧に染めていく。
37:51ジェット機で飛行機が飛ぶのと、プロペラで飛ぶのとの違いぐらい。
38:06いやけど、プロペラで飛ぶ方が、中に乗ってる人はゆっくり乗ってるっていうのか。
38:15試行錯誤を繰り返し、1年。
38:21源は、生地を染め上げた。
38:28派手なピンク色が抑えられ、シックなチャコールグレーの生地が生み出された。
38:40水野の荻野が確かめに来た。
38:46頬に近づけると、ほんのりと温かさが伝わってきた。
38:55みんなが苦労して染め上げたという、そういうやっぱり、何か屈伸をしたそういうものが、もうその生地を見てて分かるんですよね。
39:05生地が、なんていうか、柔らかさといい、温かさといいね。
39:12やっぱり、かなり完成度高いものが仕上がってるなっていうのは、もう感じました。
39:201997年11月、ついに発売。
39:261ヶ月がたった頃、営業担当に声をかけられた。
39:40もう店には、在庫がないらしいな。
39:47機能にこだわる登山家から、一般の主婦層にまで評判を呼び、一気に広がっていた。
39:57やっぱり、みんなが感じてくれたんや。
40:04進めてきたことは間違いではなかったなという、まあ安心感、安堵感に。
40:12まずこれが一番でしたね。
40:14快進撃は止まらなかった。
40:203年後には、80万枚。
40:234年後には、ついに100万枚を達成した。
40:29そして、後を追うように、名だたる大手医療品メーカーが参入。
40:45小木野から生まれたアイデアは、不況の最中でも、輝く革命的な商品へと繋がった。
40:57年寄りから、女性から若者まで着る商品を送り出すことができた。
41:12また当時ファックスだったんですけどあの本当にあったかいとかねこんな商品待てたんやとかどこに売ってんのとかねこれがマーケットお客様からねそういうファックスが届くんですよこんなことは今まで私も経験したこともなかったしその時にはねガッツポーズ出ましたね。
42:06うちで宝石してますよこんな医療になりますよってこんなご案内させていただいていいわいいわその声をもうバンバン聞けた時期が一時期ありましたねそれは非常に私どもの励みになりましたねやはり。
42:23本当にそのあの34年前の時に命をこう頂けたという感じの部分で本当に感謝してますしそれがそのあとの会社人生を含めた今の仕事の中で本当に生きてきた。
42:43本当によかったですね荻野さんが一人で始めたプロジェクトが墨谷さんと出会い服部さんに出会いそして源さんに出会い大きなプロジェクトになって結果が出たわけですよね。
43:06まあ夢夢っていうか理想っていうかねそういう無形のものはやっぱりやっぱり具現化していただいたなとまあ皆さんそのことの苦しさとか苦労はねほとんどおっしゃらずに行けるよまあどっちか言えば任しといてっていうまあこんな会話が多かったですよね。
43:33そういうところの職人さんならではのやっぱりすごみとか極みっていうものをやっぱりまあもしもまた荻野さんが衝撃を受けるような繊維が舞い込んできたら新しいものを作り出そうって思いますか?
43:57いやそれは思いますね間違いなくやろうやりってまたメンバーに話かけると思いますね今やろうやりたらまたやるよね暖かくなる肌着っていうまあ一大ジャンルを作り上げたわけじゃないですか100点満点じゃないですか
44:23まだまだもっとあったかくするとかもっと工夫を凝らすことをやっぱり今後必要かなという気も同時にしてるんですよねだからそれが達成するまた我々の後輩がみんなやっていってくれるやっぱりそういうのは見たいなという気持ちも出てくるんですよね
44:47僕は100点満点だと思いますか?
44:54肌着に使われた繊維は今では様々な衣類へと展開されている
45:04氷点下20度に達するコンビニエンスストアの倉庫
45:14配送作業の担当者が身につけている上着にはあの繊維が使われている
45:23私たちの生活に欠かせない過酷な環境で働く人々を支え続けている
45:33開発者の小木野武さん
45:43今大学の講師として教団に立つ
45:50今世界の中で使われている 合成繊維、繊維材料としては
45:56ポリエステルがダントツに多く含むという話を以前もしたと思うんですね
46:02これからの時代に
46:06求められるものづくりとは何か
46:10教えている
46:13糸を開発した服利克幸さん
46:20この秋、55年勤めた会社を退社した
46:27後に残したのは自身のノウハウをまとめた資料
46:35非常に細かいところまで丁寧にまとめられているというところは
46:39やはりハトリさんが書いた文章らしい
46:42こういう形で残してくれたというものを
46:45僕らが守っていかないといけない
46:48信じ続ければきっと道は開ける
47:02その想いは
47:05次の世代へと伝えられていく
47:09よろしくお願いします
47:39新プロジェクトX 次回は世界最小月面ロボットの物語
47:57オモチャの技術で月を目指す 20日夜8時
48:02ドラマ火星の女王火星に残りたい住民には酸素も水も供給しないこの物体の秘密を時がかせるかもしれません大河ドラマべらぼう雨の日も風の日もたわけきられたこと日の元一のべらぼうにございました毎週日曜
48:32えっ⁉アニマルドッグテーマはライオン百獣の王に秘められた進化の秘密に迫るキューティクルというものがない
49:13BS放送がご覧いただける場合衛星契約のお手続きが必要です まだお済みでない場合は画面右下のQRコードからお手続きをお願いします
49:26衛星契約の受信料は月額1950円 現在地上契約の方は月額プラス850円です
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49:48必要なお手続きを選んであとはお客様の情報を入力するだけです ぜひご利用ください
49:58ご視聴ありがとうございました
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