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00:00アフガニスタ
00:09紛争が絶えない南アジアの国、アフガニスタ。
00:17そこにシノ谷と呼ばれる砂漠地帯があった。
00:24それを緑に変えたのは一本の用水路。
00:30川から引いた水が大地、人々の心を潤した。
00:43建設の中心になったのは一人の日本人の医師。
00:50中村哲
01:00百の診療所よりも一本の用水路が命を救う。
01:13だからね、やっぱり目の前で困ってる人を見捨てるわけにはいけませんよね。
01:206年前、教団に倒れるまで戦い抜いた中村。
01:2675万人の命を救った奇跡の物語である。
01:39山原哲学の日の無駄で乗り込んで、
02:26地上にある星を誰も覚えていない 人は空ばかり見てる
02:37目覚めよ 赤い空から 教えてよ 地上の星を
02:47地上の星は今どこにあるのだろう
02:58新プロジェクトX挑戦者たち今日は紛争が続くアフガニスタンで75万人の命を救った日本人医師中村哲さんとスタッフたちの物語ですアフガニスタンちょっと日本から通りですよね南アジアにあります
03:28でこの状況を変えたのが中村先生たちが作ったこの用水路だったんです。
03:401990年代 アフガニスタン東部の山岳地帯
03:48医師がほとんどいないこの地に小さな診療所があった
03:56開いたのは医師中村哲 薬も医療機器も少ない
04:14中村はその目と耳で丁寧に患者と向き合っていた
04:22中村がこの地に来たきっかけは32歳の時
04:30隣国パキスタンに登山隊の医師としてやってきた
04:36道中立ち寄った集落で住民に囲まれた
04:44病気で苦しむ者がたくさんいます
04:48医者がいません。助けてください
04:54しかし、薬が足りない
04:56中村は十分な治療もできず
05:00その場を後にするしかなかった
05:04まあこんな不平等がやっぱり地球にあるんだなというふうな感じがしました
05:12なんとなく割り切れない気持ちを残しながら帰ったというのはまあ事実ですね
05:18日本に帰っても置いてきた患者のことが頭から離れなかった
05:30そんな中医師仲間から知らせが入った
05:36日本で医療活動をする医師を募集しているという
05:42これだ
05:44中村は即座に応募し
05:46妻と幼い2人の子供を連れて
05:50パキスタンのペシャワールに渡った
05:56中村の大学時代の後輩
06:00村上勝
06:05決意に共鳴した友人たちで
06:08中村を支援する会
06:10ペシャワール会を結成
06:14寒波で資金を集めた
06:20誰もしないから自分がするんだ
06:23誰も行かないから行くんだ
06:25あの人を真剣になるときに頑固するんですよ
06:29パキスタンで診療を始めた中村は
06:34ある異変を感じていた
06:37なぜか隣国アフガニスタン人の患者が多い
06:43聞くと旧ソビエトが攻めてきた後の混乱で
06:50逃げてきたという
06:52この人たちを放っておけない
06:58アフガニスタンにも診療所を広げよう
07:07医療関係者でね
07:09この状態を見てほっといて逃げられるという人は
07:14どうかした人でしょうか
07:18中村は現地の人々に
07:21強い覚悟を伝えた
07:24現地の人々に
07:26強い覚悟を伝えた
07:29子軍奮闘する中村のもとに
07:50一人の女性が訪ねてきた
07:55看護師の藤田千代子
08:01マザーテレサに憧れて看護師になり
08:057年
08:11イスラム教の女性は
08:14たとえ医師でも
08:16男性に肌を見せない
08:19自分が役に立てると思った
08:26ある日のことだった
08:28藤田は現地のスタッフが
08:31仕事をゆっくり行うのを見兼ねて
08:34手伝っていた
08:37その時中村が突如怒り出した
08:42外国人のあなたが主役じゃない
08:46現地の人が技術を身につけなければ
08:50続かない
08:53こんなに一生懸命働いてるのに
08:56なんで怒らない
08:57怒らなきゃならんのかと思って
08:59最初はカチンコもきましたけど
09:02この患者さんたちを
09:04ずっと見続ける人たちが
09:06ちゃんと診療ができるように
09:10彼らと一緒にやっていかないといけないんだ
09:12ということを
09:13いつもは言ってましたね
09:16なんとしても診療所を続け
09:19現地に根付かせる
09:22中村の覚悟は
09:24どんな時も揺るがなかった
09:27ある日
09:40中村の診療所が
09:42何者かに銃撃された
09:44応戦しようと銃を構えたスタッフ
09:48しかし中村は制した
09:54やられてもやり返すな
09:59報復しても何も得られない
10:02ただ混乱が生まれるだけだ
10:05それよりも診療を続けよう
10:11中村は患者のもとへ戻っていった
10:17現地に渡ってから16年後のことだった
10:32アフガニスタンを
10:37100年に一度とも言われる
10:40大干ばつが襲った
10:45雨は長期間降らず
10:48田畑は枯れた
10:53さらに
10:54アメリカ同時多発テロが発生
11:06テロを起こした組織を
11:07かくまったことを理由に
11:10米軍がアフガニスタンに侵攻してきた
11:17治安も悪化し
11:19食料の支援をしていた
11:20国連の職員も
11:22一時退避した
11:24すぐに帰国せよと
11:32日本政府から
11:34韓国も出た
11:38しかし
11:40中村が現場を離れることは
11:43なかった
11:47食料不足で
11:49餓死するものも出ている
11:51水不足による病人も増えた
11:59あれでも水で洗うだけでかなり良くなるんですね
12:02しかしその
12:03今それがなかなか言えない状態であるというのは
12:06水そのものが欠乏して
12:08こういうところにも影響が出てきているということなんでしょうね
12:10この人たちを助けずして
12:16何が医者だ
12:18中村は驚くことを言い出した
12:25今、命を救うのは
12:29百の診療所より
12:32一本の用水路だ
12:35水不足を解決し
12:40かつてのように豊かな作物が作れるようになれば
12:44多くの命が助かるはずだ
12:47中村は
12:51壮大な計画をぶち上げた
12:55緑の大地計画
12:58アフガニスタンの東部を流れる
13:03クナール川の上流から水を引き
13:07広大な砂漠地帯に
13:0813キロもの用水路を建設
13:12そこに農地を切り開く
13:16そう、リアルトラボルは
13:22水を引き出す
13:25水を保つ
13:27水を保つ
13:30水を保つ
13:32水を保つ
13:35総工費は数億円を超える
13:38中村と友人たちで結成した
13:41ペシャワール会が
13:44寄付を募って集める
13:49地元の人たちは
13:51両手を上げて
13:53歓喜した
13:55ジンダバード
13:59ジンダバードとしてたんですよ
14:01私もジンダバードとか言って
14:04すごい喜んでいいですね
14:06自分たちで食料を作れるようになるっていうのは
14:08すっごい彼らは感動してですね
14:12途方もない計画だとしても
14:15諦めない
14:17アフガニスタンの未来を賭けた戦いが
14:23始まろうとしていた
14:27アフガニスタンの未来を賭けた戦いが
14:33始まろうとしていた
14:36ゲストにお越しいただいています
14:43中村哲さんの医学部時代からの後輩で活動を初期から支えてきた村上勝さんそして看護師として現地で中村さんとともに医療活動にあたられました藤田千代子さんですよろしくお願いいたしますよろしくお願いします
14:56まず村上さん
15:02村上さんパキスタンそしてアフガニスタンでこの医療活動を始めるという中村先生のお話を最初に聞いたときはどう思われましたか?
15:12やっぱね医者になってあの時代日本だと無理想がいっぱいある中でだんだん医者になって専門医になっていくとそういう道がだんだん遠ざかっていきますよねその中にそれに逆らうように彼がパキスタンに行くっていうんでやったという感じで支えようという感じがすぐなりましたねえ
15:32そんな中村先生を支援しようということで村上さんそのぺしゃわる会ができたということですけれどもまあファンクラブですよねファンクラブなんですねファンクラブでした僕らから言ったらてっちゃんというんですけどてっちゃんがやるならみんなサポートしようっていうそんなところでスタートしましたね
15:53例えば医療器具が必要だし薬品が必要だしさまざまな医療活動するためのものっていうのは自分で集めないといけないですよね
16:03だからお金を集めるっていうのもすごく大事な私があのえっとまあ事務局長引き継いだ時にはあの会員が1500人でしたね
16:15で1500人で大体年間の募金が集まってきて1000万ぐらいでしたね
16:20本当に何もない状況っていうのを私は恐らくこれまで経験したことがないので分からないんですけれど水がない医療の必要な物資がないっていうのは例えば中村先生は消毒機がオペをする時に器具を消毒するその消毒機がなかったのでパンを焼くトースターでガーゼとか焼いてで焦げたらガーゼが焦げたらしっかり消毒ができたというふうに思います。
16:50判断できるとかいうふうに言っておりましたけれども何ていうのかしら工夫する楽しみはありました工夫しがいがあるというか中村さんはその医療支援から用水路に転じていくわけじゃないですか活動の舞台がですねペシャワール会はどう反応されたんですか?
17:12ちょっとあり得ない話ですよね医者としてはねお医者さんですよだからあり得ない話が出てくるのが彼ですからね多くの人間は手しちゃんがするじゃけんそんな堅いというそんな堅い?
17:30しかたがないというやるぞと決めた時のそのやっぱり度胸ですかねこれはやっぱりもう誰も止められないという止められない止まらない今日はですねこちら中村哲さんがよく読んでいらっしゃったという
18:00フランクルから漫画までそろってるんですけれども僕はまあ彼と一緒に共感一番するのはやっぱフランクルだったですねえ非常にある過酷なところで精神の自由を生み出せば生きていけれるというまあそれはすごい強いメッセージであの夜の記事だけじゃなくって彼の本は随分読んだし
18:29何かまあ随分これに関しては共感してたんじゃないでしょうかねちょっと気になるのがこちらですね中村哲さんの長女の亜希子さんにお話を伺ったんですけれどもお父様はあのごく普通の父親でお気に入りの漫画はクレヨンしんちゃんという気さくな一弁もありましたと
18:53あのあなたたちも読まんねえとか言ってあのモテこれ来たんですけれどもある時まあ深刻な問題が起きていろいろこう協議してたら突然ですね指をこんなにしてこうザーッて言うんですねどうしたんですかって言ったらいやクレヨンしんちゃんはこう気持ち気分が落ち込んだ時とか何か心配事があるとこの絵の中でこう立てせるようになるんですよ。
19:21絵の中で縦線が映えるんだということを言いまして私はびっくりしてえっそれクレヨンしんちゃんのまねですかって言ってですね大笑いしたんですけれどもそんなお尻プリプリとかするんですかいやそれどういう格好だったかっていうのはちょっとこの場では見えないんですけどなるほどいろいろあったんだなあまあ下品ですわなあちょっとイメージがね下品っていうのがやっぱし
19:50アンチ権力じゃないけれども大多数の人から嫌がられることをかえってするというのはかえって彼は愉快だったんじゃないですかね。なるほど。
20:02壮大な用水路をどのようなものにするか中村は考えていた
20:14土木の知識も経験もない日本から大量に専門書を取り寄せ深夜まで机に向かい続けた
20:26日本からも多くの若者たちが協力したいと計画に加わった
20:38農業の知識がある伊藤和也
20:45大学を卒業したばかりの鈴木学などおよそ20名
20:52その中の一人写真家志望の中山裕樹
21:01中村が日々設計に没頭する姿を見ていた
21:08恐らくあの当時はベッドで寝たことがなかったのと思います。ずーっと机に突っ伏されてそのまま寝てる後姿を行くたびに目撃してたんでやっぱ何か書きながらそのまま寝てられてたんだろうなっていうふうな状態ですね。
21:272003年3月、用水路の工事が始まった
21:38中村が選んだのはジャカゴ
21:42鉄線の網に石を詰めて護岸や斜面を作る日本の伝統的な工法だ
21:51これなら銃器や特殊な材料がなくてもできる
21:58現地の人たちが自分たちで水路を修理できるはずだ
22:03中村は600人のアフガニスタン人とともに
22:12泥にまみれた
22:14工事の最中も空には米軍のヘリコプターが飛び続ける
22:29それでも工事を止めなかった
22:33彼らは殺すために空を飛び
22:38我々は生きるために地面を掘る
22:42彼らに分からぬ幸せと喜びが地上にはある
22:50およそ8ヶ月後
23:07川と用水路をつなぐ石を作ろうとした時だった
23:12川の水をせき上げ水路に水をひく最も重要な部分だ
23:19しかしクナール川の流れは激しい
23:28何度石を作ろうとしても押し流されてしまう
23:38重さ800キロの巨大なコンクリートを投入するも
23:44日本人の医者には用水路は無理だ
23:53そんな声が上がった
23:56日本人の医者には用水路は無理だ
24:05そんな声が上がった
24:08本当に日本人の医者が水路なんかできるのかって疑ってるんですよ
24:16ここは絶対に引けない戦いであったと思うので
24:20他の仕事に移るアフガニスタン人も出たが
24:27それでも中村は諦めない
24:32人々に語った
24:36流される石になるな
24:39川底にとどまる大きな石になれ
24:47大きな石は用水路を永遠に支え続ける
24:52自分たちはそうなろう
24:58しかし、石を作る方法はなかなか見つからなかった
25:09ある日、面白い石を見つけました
25:13ワーカーの鈴木学から
25:17一つのアイデアが持ち込まれた
25:22それは、九州の築後川に
25:26江戸時代から残る山田石
25:31川を垂直に塞ぐ近代的な石とは違い
25:36川の流れに沿って長くなだらかに石を組むものだ
25:43用水路に自然に水が流れていくようにする
25:48激流に逆らわないやり方だ
25:53中村は、これなら行けると決断した
26:00大量の石を運ぶぞ
26:09アフガニスタン人と日本人
26:19神職を共にし、知恵を出し合いながら総力戦で進めた
26:26およそ1年後、石がついに完成
26:41水路に水が呼び込まれた
26:47水路に水が呼び込まれた
26:56おい、身においで
26:58工事は進み、用水路はどんどん伸びていった
27:15最初の目標をクリアしたとき
27:2313キロ達成したぞ
27:26中村は銃器を回し
27:29アフガニスタン人は踊った
27:32アフガニスタン人は踊った
27:33音楽
27:43ところが1年後
27:46
27:50日本人ワーカーの一人、伊藤和也が
27:53日本人ワーカーの一人伊藤和也が武装した男たちに拉致され、銃弾で命を落とした。
28:06農業の技術を熱心に伝え、アフガニスタン人からも慕われていた男だった。
28:17葬儀には村人800人が集まった。
28:26悲しみと不安に暮れる住民を前に、中村は誓った。
28:34今、必要なのは憎しみの共有ではない。
28:41息通りと悲しみを、友好と平和への意志に変え、今後も力を尽くす。
28:50中村の姿に勇気づけられた2人のアフガニスタン人がいた。
29:09その一人、工事の中心的存在、ファフィーム・シェルザド。
29:18中村先生はどんなことがあっても、ここで暮らす人のために尽くしてくれています。
29:24苦しんでいる人をどうしたら救えるか、そのためにやり続けるんです。
29:33設計の知識がある、リラール・ムシタク。
29:39目標に向かって進むように、先生は励ましてくれました。
29:54他の人が悪いことをしていようと、良いことをしていようと、一切気を取られる必要はないと。
30:04工事は再び動き出した。
30:17計画から7年。
30:20水路は予定していた倍の長さ25キロに達した。
30:26緑が広がり、干上がった大地に、16,500ヘクタールの農地が生まれた。
30:41小麦や果物など、多くの作物が実った。
30:47あれー。
30:50あれー。
30:53あれー。
30:57なるさ、彼女。
30:59あれー。
31:02〈しかし中村はまだ喜ぶわけにはいかなかった緑に変わったのはアフガニスタンのほんの数%に過ぎなかった〉
31:19用水路ができてかなり緑が広がったという印象でしたよね本当にこの水がやって来るとあっという間に緑が木が大きくなって緑が増えて作物が採れていきますよね用水路が全部完成した後の全体の緑見るともう奇跡みたいな感じがしますよねこの用水路はずっとその人々を作っていますよね
31:49壊れても地元の人たちがそれをまた再生させていくだろうという希望もあったと思いますねこの希望の用水路っていうのは誰も見たことがない作ったことがないっていうことで石をそこの石の先端に先端にこうあの川の中の先端にこう持っていくわけですけれどもみんな怖いわけですそうするともう先頭に行ってうわ川に落ちるんじゃないかしらっていうかいうような感じがしますね
32:19あそこに席の先端に立ってこの大丈夫だから来いとかですね重機の運転手の横に横にピョンと飛び乗ってですね大丈夫だからもっと前に進めとかいうことをやってる時にはああ命を張ってるなっていうことを感じました
32:40いろんな失敗やミスを乗り越えてプロジェクトは進むわけですけど伊藤さんの事件は衝撃だったんじゃないですかそうですね一人も命がなくなるって大きなことなんでそれを含めてやっぱし彼はだから辞めるわけにはいかないんだと思います
33:10プロジェクト開始から13年
33:20日上がった大地は次々に緑に変わっていった
33:26中村はファフィームとディダールを呼び出した
33:38君たちに工事の責任者を任せたい
33:44中村もすでに70歳後継者が必要だった
33:57自分はそんなに長生きしないんで自分たちで作れるように文字通り独立していくということですねそれを今望んでます
34:08二人が任されたのは古くからある用水路の改良工事
34:179000人が暮らす大切な場所だが古い用水路は激しく壊れ川が氾濫していた
34:30ファフィームたちの挑戦が始まった
34:36二人を指導した樋口隆
34:43もう見てて分かりますけども1分1秒と無駄にしないんですよ
34:51だから水を飲めって言ってもいやいらない
34:55これを教えてくれあれを教えてくれ
34:59彼の勉強に対するについてもちょっとこいつらすごいなってくらい
35:05これまで必ず中村が責任を持って監督してきた即領
35:14俺たちがやってみせると意気込んだ
35:21中村は二人なら必ずやってくれると信じていた
35:292019年12月4日
35:44バルカチコートの工事開始が年明けに迫っていた
35:48しかしいつも現場に時間通りに現れる中村がやってこない
36:03その時現場の電話が鳴った
36:07中村先生が撃たれた
36:14現場に向かう車中で武装集団から銃弾を受け
36:20中村は息を引き取った
36:26同情していた仲間5人も命を落とした
36:37現場は止まった
36:45足に力が入らず動けませんでした
36:49想像できない最悪の事態でした
36:54中村の死から10ヶ月
37:11中村抜きではこの工事は無理だと
37:22不安の声が上がっていた
37:24しかし用水路が使えなければ農業はできない
37:29ファフィームとディダールは中村の言葉を思い出した
37:35流される石になるな
37:37大きな石になれ
37:42日が立つにつれて中村先生が私がいてもいなくても
37:50人々のために働き工事をやり遂げてください
37:57と言っていたことが頭をよぎるようになりました
38:05先生が一緒にいなくても
38:12残してくれた考え方やアイデア、働き方、そして基盤を大切に守らなければいけないと思ったんです
38:27中村から任されたバルカシコートの工事をやり抜こう
38:42ファフィームとディダールはリーダーとして
38:47資材の調達、現場の敷きまで全身全霊で仕事に臨んだ
38:57彼らの覚悟を支えたい
39:04日本人も立ち上がった
39:10現地への渡航が制限される中、支援チームを結成
39:17河川の専門家も加わり、現地の映像を見て
39:22石の組み方など、アドバイスをすることにした
39:27先生が亡くなって一つ目の工事ですから
39:32もうその格好はひしひしと伝わってきましたけども
39:36まあ自信持ってやってるなっていう感じでありました
39:49しかし、またしても難題が降りかかった
39:54タリバン政権が復活
40:03先進諸国の銀行が、アフガニスタンへの送金を停止
40:08日本から資金を送れない時代となった
40:12日本から資金を送れない時代となった
40:16このままでは工事が進められない
40:22それでも、二人は現場で流されない石であることをやめなかった
40:34農作物を売ったお金を工事費の一部に当てよう
40:40自分たちの給料も減らした
40:52身を削りながらも、決して工事を止めなかった
40:59そして、一年半後
41:15そして、一年半後
41:18ついにファフィームとディダールは、やり遂げた
41:30The end of the day, Fafim and Didar are done.
41:45The car was running.
41:52At the end of the day, I was always doing what I was doing at the end of the day.
42:17It was done by the end of the day.
42:20先生と一緒にいた時の言葉、仕事、それはずっと心の中にあります。
42:30中村先生はいつも私の心に住んでいます。
42:37命を救う緑を取り戻す。
42:42中村の石が未来に引き継がれた瞬間だった中村さんは天からどのようにご覧になったんですかね?
43:01それはもうね言葉で言われてるねはいいつまでもこのシーンを見るとねふたちゃんまだそうしたいけんから立ちまぶっていません一緒に歓声見届けたかったですねうーん見てるんじゃないかなと思いますよウフフッ
43:30それはうんみんなねやっぱ中村哲というのを心の中に持ってるんですよだから一緒に見てると思いますよリダールファヒムだけじゃなくて100人の仲間がいますそれから我々も大和さんのように彼が亡くなったあと参加してくれたサポーターもいますだから事業はね続けられるという確信を持って再開したんですけれどもやっぱりなどの仲間は?
43:59やっぱり中村ドクター中村が言ってたこのいてもいなくても事業を続けてくれとそして彼らとこうやって話してる間にこの事業を悲しくても事業を続けていくことこれが一番のこの慰めになるとにかくあの何とか彼らを支えて続けていかないといけないなっていうことを感じましたもうそれしかないというふうに感じました
44:27中村さんが目指していたそのアフガニスタンの未来っていうのはどんな姿だったとお二人は考えてらっしゃいますかもういつも口癖に言っていたあのまずみんながサンドサンドのご飯が食べれるというところねその姿に今近づいてきてますか?
44:53あの地帯がねああやって緑が回復してくると本当にあのあそこの社会のさまざまな問題があるかもしれないけれども平和をすごく感じる少しでもそれが広がればなって中村も思ってたから私たちもそういうふうに少しでも広がればいいと思う気持ちでやれますね
45:18今年8月
45:23アフガニスタン東部に強い地震が発生した
45:28日本ではペシャワール会が現地の様子を伝えボランティアが資金を集めて送った
45:41現地ではスタッフたちが食料や毛布を買い集め支援の届かない山岳地帯に向かった
45:57誰も行かぬところへ
46:06現場で力を尽くしていたのはファフィームとディダールたちだった
46:132019年
46:25教団に倒れた中村の遺体は大統領自らが担いだ
46:32中村の姿はアフガニスタンの人の心に残り続けている
46:47旅はまだおらない
46:54中村の言葉がある
46:59世界がどうだとか国際貢献がどうだとかいう問題に煩わされてはいけない
47:10それよりも
47:15自分の身の回り
47:17出会った人
47:19出会った出来事の中で
47:21人としても最善を尽くすことではないか
47:26というふうに思っています
47:31次回の新プロジェクトXは暖かくなる肌着の物語
47:54寒い冬に欠かせない商品常識破りの開発とは
48:04ハイジャックされた
48:06未解決事件ファイル8
48:09日本赤軍対日本警察後編
48:12舞台裏が今明かされる
48:14今夜10時
48:16メニュー101
48:20今夜のゲストは
48:22IMP
48:24キスマイルフット2
48:272
48:29放送は今夜11時
48:34大河ドラマ ビラボー
48:36くぐつ好きに毒まんじゅうを食わせるってな
48:38まんじゅうを食うところ
48:40見てたものくらいはおるものが
48:41えっちゅうが
48:43毒まんじゅう?
48:44毎週日曜
48:45まさかもろともに
48:49歌コンは火曜夜
48:51今年最後の放送は
48:53紅白に出演する5組の歌詞を迎え
48:552025年に放送されたパフォーマンスの中から大賞を決定
48:589日夜7時57分生放送
49:04NHK受信料の窓口からお知らせです
49:08住所変更のお手続き忘れていませんか?
49:12受信契約がお済みの皆様
49:15引っ越しの際は
49:17住所変更のお手続きをお願いします
49:22お手続きはとっても簡単
49:24スマホからが便利です
49:26スマホのカメラで画面右下のQRコードを読み取ると
49:31お手続き専用ページにつながります
49:34住所変更を選択し
49:36お名前やご住所など
49:38基本情報を入力すれば
49:40その場でお手続きが完了します
49:43引っ越しの前の月からお手続きいただけます
49:49多くの方にインターネットでお手続きをいただいています
49:54ぜひご利用ください
49:58受信料をご利用ください
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