00:00おはようございます
00:30順書という名の家ではよく嫁を怒るババの声がしたそうじゃ
00:37姉ちゃん上がりバタさんのいい抱き物置きっぱなしするなんてなしけこうだらしがねえんじゃ
00:47わかったわかったバッチャ
00:53野良から蹴ったら片付けるで
00:55姉ちゃん
00:57だどもバッチャオラ野良仕事も忙しいし
01:01生まれつきだらしがねえ方だ
01:04それに
01:05それになんじゃ
01:07子供の面倒見るのあんまし好きじゃねえ
01:13順書の姉ちゃんはよく働くけれどだらしがなかった
01:21ババが何を言っても直さなかったそうじゃ
01:25そんなある朝のこと姉ちゃんが野良へ行こうと思って上がりバタへ来てみたら
01:41子供の着物の裾がぐっしょりと脱げておった
01:45こら坊主
01:47寝小便たれたらいけねえべや
01:49ほら寝小便なんかしてねえだよ
01:56姉ちゃんは子供は口応えしたもんだから頭にきて子供を思い切って叩いた
02:01おら何もしてねえだよ
02:06おかのバカほら寝小便なんかしてねえだよ
02:13ああああ
02:18やしやしやし
02:23ところが次の日の朝もその次の日の朝も同じことが続いた
02:30そのたんびに姉ちゃんは子供を叱ったが子供は寝性便などしていないという
02:37そこで姉ちゃんは夜中に上がり旗にほったらかしてある着物に
02:49誰かいたずらをするのではないかと思いこっそりと見張ることにした
03:00真夜中になったが何も起こらなかった
03:13途中猫の鳴き声がしたが
03:32オラの家の玉の声でねえかと気がついてほっとした
03:37ところが今度は隣の家からも向かいの家からも猫の鳴き声が一度に聞こえてきた
04:07なんてこった
04:27玉が着物を持ち出していたとは
04:30姉ちゃんは足がガタガタ震えたけれど後をつけていった
04:43すると村のハズレに集まった猫たちは
04:49にゃおーと鳴いて行列を作って走り始めた
04:55見失っては大変だと姉ちゃんは走った
05:01姉ちゃんは必死で後を追ったが
05:16とうとう見失ってしまった
05:23気がついてみるとそこは墓場じゃった
05:29姉ちゃんはもう行かなくて
05:32おっかなくて帰ろうかと思った
05:35すると
05:43暗闇の奥がぽーっと光った
05:56それはお堂の中から漏れる小さな明かりじゃった
06:00奥がぽーっと悪やります
06:05ご視聴ありがとうございました
06:35ご視聴ありがとうございました
07:05そのうちボソボソと話し声が聞こえてきた
07:10住所の姉ちゃんはだらしがね
07:15姉ちゃんは子供の着物上がればたに何日も分投げておく
07:22だらしねえ嫁は村ではいらねえ
07:27住所の嫁をやっつけれ
07:30やっつけれ
07:32住所の姉ちゃんをやっつけれ
07:36やっつけれ
07:38やっつけれ
07:40やっつけれ
07:42やっつけれ
07:44やっつけり
07:46やつきり
08:16ああああああああああ
08:20アネチャは走って、走って逃げた
08:29朝アネチャは上がり肩で目が覚めた
08:34どこをどうやって逃げ帰ったのかわからんかった
08:38それよか、夢でも見たのかもしれん
08:42いくらなんでも猫がオラをやっつけるなんて
08:46と思った
08:49ああ
08:54アネチャの足元は外で走り回ったように
08:58びっしょりと濡れておった
09:03そして上がり肩には子供の着物の裾が
09:07やっぱり濡れて脱ぎ捨てられてあった
09:12そうか
09:24うちの玉がオラのだらしのないのを悟すために
09:29いつも上がり肩にほったらかしといた着物
09:33濡らしておいたのか
09:36アネチャ、今日は忙しいぞ
09:48先行ってくれろ?
09:50オラちょっと、すぐ行くから
09:53よっしょ
09:57ああ
09:58あ
10:03お
10:07このことがあってから
10:22純書の姉ちゃんは心に決めて子供の世話も
10:27家の中のことも人一倍やるようになったということじゃ
10:37ご視聴ありがとうございました