00:00ん
00:02ん
00:04ん 昔昔
00:10深い山の谷合いに 2人の木こりの兄弟が住んでおった
00:172人は 毎日山に出かけては
00:22木を切って打った
00:25うっ
00:27ん
00:29ん
00:31ん
00:33ん
00:35ん
00:37ん
00:39ん
00:41ん
00:43ん
00:45ん
00:47ん
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00:51ん
00:53ん
00:55ん
00:57兄の方は働き者だったが弟の方は怠け者だった その上口を開けば不平ばっかり言っておった
01:07ん
01:09ん
01:11ん
01:13ん
01:15つまんねーなぁ
01:19毎日毎日気を切るばっかってよ 何か面白いことねーかな
01:25ん
01:27ん
01:29ん
01:31ん
01:32ところがこんな兄弟でも普段はとても仲がいいのじゃった
01:37ん
01:39ん
01:41ん
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02:01ん
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02:47ん
02:49されたものだそんなことを言うと罰が当たるぞ 山に火つけてみるべ
02:57町が当たるかどうか試してみればいいだ クラ
03:02なんてことを言うだ俺たちは木こりでねーか さあ仕事すべ
03:07仕事すべ 金が欲しい
03:12そりゃあ裏だって金は欲しい金じゃ金じゃ金だい 金が欲しいよ
03:29とその時この山の中で2人の話をじっと聞いているものがあった 弟が叫び終わった時
03:42いやー 眩しい
03:49なななな なんじゃなんじゃ
03:55今わしは確かに金が欲しいと聞いた
04:00か、金なんか欲しい、いや、いらない
04:05いや、わしは確かに聞いたぞ それでわしは出てきたのじゃ、何しろわしは小判じゃか
04:14こ、こ、小判って、い、あの小判?
04:19そうじゃとも、あの小判じゃ
04:22わしは今から300年ほど前
04:25亀に入れられたままこの山に埋められた小判なのじゃ
04:30よいか
04:32ここにくるみの実が2つある
04:35この中から中に白い実の入った方を手にしたものに
04:40小判のありかを教えてやろう
04:45ん?
04:47はぁ、死もうったぁぁぁぁぁぁぁぁ
05:05あっ、白い実が入っとった
05:09ぱっ
05:11いやー
05:15いっ
05:18ん
05:20ん
05:22ん
05:24ん
05:28ん
05:30ん
05:32ん
05:34何もそんなにがっかりすることねえでねえか
05:41小判のことなら二人で分ければいいでねえか
05:45えぇ
05:46ほんとか
05:50ほんとじゃとも何もそんなに驚くことないだろう
05:55で小判はどこにあると言っとった
05:57うん山神様の杉の木の下に埋められとると言っとった
06:02明日の朝二人して掘りに行くべ
06:08弟はその夜小判の在りかを知ったのがよほど嬉しかったのか
06:18兄を前にして喋り続けた
06:21もともと弟はおしゃべりじゃったが
06:24その夜は小判を手にしたらどうしようと
06:28もう夢中になって喋り続けた
06:32そして夜もすっかり更けて
06:39兄は昼の疲れが出てぐっすり眠っていったが
06:45弟の方はずっと起き出した
06:51たむきに用していたのじゃった
06:55そうして弟は
07:02一人でそっと山へと出かけた
07:05兄から聞いておった
07:31山神様の祠のあたりに来たときは
07:35雨が降っておった
07:37引き出し
08:01引き出し
08:01コバンちゃん!コバンちゃん!コバンちゃん!コバンちゃん!
08:08弟は雷の音も気にせず夢中になって掘っておった
08:13とそのうちカチリッとコアの先に当たったものがあった
08:20キャッ!やった!コバンちゃん!コバンちゃん!やったやったぞ!
08:29とうとう手に入れたぞ!これでわしは好き放題のことができるぞ!
08:37わしの金じゃい!わしの金じゃ誰にも美大地も渡さんぞ!
08:54とその時
08:59わしの金じゃったぞ!
09:08やば estimate out of my car!
09:12Protein!
09:25me
09:28はぁ
09:40大 多い
09:44大
09:47なんともも強いことじゃった 突然襲った山津波は亀や小判もろとも弟を土の中に飲み込んでしぼうた
10:02なんということじゃわしはただ一緒に働いていればそれでよかったのに小判なんかどうでもよかったのになんということじゃ
10:17うーん
10:22金が 弟の心を変えてしもうた
10:27今はただ 冷たい月が山に登っているだけだった