- 3 か月前
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ニューストランスクリプション
00:002021年8月 京都大学総合博物館の前で小さな祭壇を用意する人々の姿がありました
00:27亀井さんのね 琉球からのお土産
00:29ああ 喜ぶはず
00:32博物館に収蔵されている先祖の遺骨
00:38中に入って見ることさえも許されず 館内のどこかに収められている遺骨に対して手を合わせます
00:47本当に今日は初めての慰霊祭をさせていただきますけども
00:58皆様の故郷 本当の故郷
01:01大学総合博物館にですね お戻し
01:04したいというふうに 一生懸命
01:07頑張ります
01:09沖縄県北部に位置する 泣き神村
01:24ここに琉球王国時代の古い墓があります
01:33ムムジャナバカと呼ばれ
01:44今から5600年前に
01:47この地方を支配した王族たちの遺骨が 葬られていました
01:52けれど昭和の初期 京都帝国大学に所属する研究者が
02:06この墓から遺骨を持ち出しました
02:13遺骨は返還されることはなく
02:16京都帝国大学を受け継いだ京都大学が
02:20学術資料として保管しています
02:28先祖の遺骨をムムジャナバカに戻したい
02:32そう願う人たちがいます
02:38学術資料になるということは あり得ないわけです
02:41遺骨は遺骨ですので
02:44子孫の供養を受ける権利もね
02:49こういう遺骨もあると思うんですね
02:51人間の心を取り戻してくださいと
02:56自分の立場って考えてくださいって 言いたいんですよね
02:59自分の先祖の遺骨がそんな扱いされたら
03:03どうなりますか どういう気持ちですか
03:07一方研究者たちの学会は
03:11個人骨は国民共有の文化財だとして
03:15保管を続けるべきだと主張します
03:21人骨の研究っていうのは
03:23誰のためにやる研究なんですか
03:25誰のため
03:27それ人骨では全ての研究が
03:29誰のためにやってるのかという質問と
03:31あまり変わらない気がしますけど
03:33いや、先生、先生、ちょっと
03:35もう少しだけを聞いても大丈夫ですか
03:39何?
03:41100年近く前に奪われた琉球遺骨
03:47今、暗い収蔵庫の中で眠っています
03:53研究利用はどこまで許されるのか
04:00研究と尊厳の狭間で揺れる
04:03遺骨のあるべき姿を問います
04:07書かれていますね
04:09真ん中何て書いてありますか
04:11あ、桃じゃなばか
04:13うん
04:23龍国大学経済学部教授の
04:37松島康勝さん
04:3962歳です
04:42松島さんは沖縄県の石垣島出身で
04:46遺骨の返還を求める活動を行っています
04:53きっかけになったのは
04:552017年に沖縄の新聞に載った
04:58ある記事でした
05:06記事は1928年から29年にかけて
05:11京都帝国大学の学者が
05:14沖縄県亡き人村にある
05:16ムムジャナバカから
05:18人骨を持ち出し
05:20研究標本として使ったまま
05:23いまだに返還されていないと
05:25報じていました
05:31京都帝国大学の人類学者
05:34金関武雄は
05:36当時
05:37日本人のルーツを解明しようと
05:40東アジア庶民族の人骨を大量に収集し
05:44それらを計測して
05:46特徴を分析する研究を行っていました
05:50金崎武雄の
05:56琉球民族誌という本があるんですけども
05:58それを読んでですね
06:00本当に
06:02うちなんちの普通のお墓から
06:05含めてですね
06:06遺族の了解もなくですね
06:08勝手に本当に盗み出されたと
06:11いやこれ本当にびっくりしてですね
06:13こういうことが許されるのかと
06:19琉球では遺体を土に埋めるのではなく
06:23風騒にするのが習わしでした
06:25金関武雄が
06:29ムムジャナバカを訪れた時には
06:31まだこの石で作られた覆いもなく
06:35遺骨はむき出しの状態で置かれていました
06:44金関は自らが書いた
06:46琉球民族誌に
06:48ムムジャナバカから遺骨を持ち出した時の様子を
06:52こと細かに記しています
06:59ムムジャナバカは
07:01丘陵の難面
07:03運転村の背後にかかる
07:05県外の中腹にある
07:07屋根板を掲げて内部をのぞくと
07:11白骨類類として充満している
07:14その多くは
07:16完全骨で
07:18はなはだ質が良い
07:28私はこれらの人骨を
07:30徹底的に採集しようと覚悟を定め
07:34第一合同より始めて
07:36採集に着手する
07:40骨は新聞紙に包み
07:42番号を記し
07:44用意してきた
07:45大風呂敷に包む
07:51第四合堂を終われば
07:53残りの堂には
07:55あまり良質の骨はない
07:58それでも
07:59できる限りの材料を集めて
08:01ひとまず
08:02ムムジャナバカを
08:04採集し尽くした
08:061879年までは
08:12琉球国という
08:14日本とは異なる国だったんです
08:16それが琉球併合によって
08:19日本の一部にされて
08:21沖縄系になったと
08:22いわゆる
08:23植民地になったと
08:24私は認識していますけれども
08:25不平等な関係性というものがあって
08:28それを
08:29それを
08:30ある種利用して
08:31金関は
08:32帝国大工の
08:33権威を使って
08:35遺骨を集めていったと
08:36言えると思いますね
08:38先祖崇拝の文化が根強い沖縄では
08:45毎年
08:47シーミーと呼ばれる
08:48先祖を供養するための行事があります
08:54墓に大勢の親族らが集まり
08:57先祖と共にごちそうを囲みます
09:00墓に眠る遺骨は
09:05先祖の魂へが宿っているとされ
09:08不二神と呼ばれ
09:10崇められてきました
09:19遺骨が持ち出されたムムジャナバカでも
09:22子孫らがお参りを続けてきました
09:25子孫の一人
09:38亀谷雅子さん
09:4081歳です
09:42一日も早くご遺骨を取り戻したいと
09:50まあ頑張りますので見守ってくださいということですね
09:55それにつきます
09:59亀谷雅子さんは家計図により
10:06ムムジャナバカに葬られていた王族の
10:09子孫であることが分かっています
10:14遺骨を補完する京都大学は
10:17返還交渉に応じず
10:192018年
10:21松島さんと亀谷さんは
10:23他の原告とともに
10:26返還を求めて裁判を起こします
10:33京都地裁で裁判が開かれる日には
10:36原告らの思いに共感する
10:38大勢の支援者らが集まりました
10:44私あの
10:46戦後のことが
10:48やっぱり日本に帰ってきて
10:51大勢の支援者らが
10:53安らかに寝持って欲しいと
10:54大勢の大勢です
10:57でも毎回
10:59沖縄よりも
11:00こちらの方がたくさんの支援者が
11:02来ていただいて
11:03とても感謝しています
11:08裁判で京都大学は
11:10金関は遺骨の収集にあたり
11:13地元の関係者の許可を得ていて
11:17洞窟を行ったものではないとして
11:20返還を拒否しました
11:25京都大学が
11:27固くなに遺骨の返還を拒む理由について
11:31原告側の弁護団長はこう話します
11:35やっぱりね
11:37当時の帝国大学は
11:39いろんな人骨研究をやってますからね
11:41台湾にもあるだろうし
11:42東のアジアもあるだろうし
11:44そういうふうに広がっていく可能性があるんですね
11:48なので
11:49遺骨の問題というのは
11:50先住民族の大きな
11:54長い歴史の中で
11:56今国際的にも重要な問題になっていると
11:58一方
12:05裁判の途中で
12:06日本人類学会が京都大学に対し
12:10要望書を提出していたことが明らかになります
12:13文面には
12:19収集された人骨は
12:21その地域の先人の姿や
12:24生活の様子を明らかにするための
12:27国民共有の文化財として
12:29将来にわたり保存、継承され
12:33研究に供与されるべきである
12:36と記されていました
12:37骨の形質やDNAを分析する研究者が集う
12:48日本人類学会は
12:50明治の初期に創設された
12:53国内で最も古い学会の一つです
12:59京都大学の総長に宛てた要望書は
13:02会長だった
13:04篠田健一さんの名前で出されました
13:10日本人の起源などを研究する篠田さんは
13:14人類学の第一人者とされる人物です
13:22現在、国立科学博物館の館長を務める篠田さんに
13:27取材を申し込みましたが
13:28時間が取れないなどとして断られました
13:33篠田さんが総合監修を務める
13:39特別展、古代DNA、日本人の来た道
13:44特別展開催中に開かれた
13:48篠田さんの講演会を取材することも断られました
13:51そのため、講演会を終えた篠田さんに
14:01直接話を聞きました
14:04篠田さん、すいません
14:07毎日放送の結果です
14:09すいません、ちょっとお話をお聞きしていいですか
14:12何のですか?
14:14遺骨の返還のことについて
14:16どこの?
14:19日本人類学会が
14:21京都大学に提出した
14:23遺骨の補完を求める要望書
14:26会長だった篠田健一さんに
14:29その真意を聞きました
14:30篠田さん、すいません
14:32毎日放送の結果です
14:34すいません、ちょっとお話をお聞きしていいですか
14:36何のですか?
14:38遺骨の返還のことについて
14:40どこの?
14:42琉球の遺骨の返還について
14:45琉球についてはよく分からないんですよ、知らないの
14:47あの、遺骨の返還のことについて
14:50どこの?
14:52琉球の遺骨の返還について
14:54琉球についてはよく分からないんですよ、知らないの
14:56あの、2019年に
14:59はい
15:01要望書を出されているじゃないですか
15:03山際さんに対して
15:05人類学会がね
15:07おそらく書文が出したと思います
15:09国内障害が
15:11そもそもその人骨の研究っていうのは
15:13誰のためにやる研究なんですか?
15:16誰のため?
15:18人骨では全ての研究が誰のためにやっているのか
15:21という質問とあまり変わらない気がしますけど
15:23はい
15:25研究は何のためにやるのかって言われると
15:27謎を解くためだと思います
15:29謎を解くため?
15:31はい
15:33篠田さんは取材に足を止めることはなく
15:37歩きながら話を聞きました
15:39この話あんまりされても分からないんですよ
15:41いや、先生、先生、ちょっと
15:44あの、もう少しだけを聞いても大丈夫ですか?
15:49何をですか?
15:51当時出されたのは篠田さんですよね
15:54当時監視のだったからね
15:56あの、要望書についてやっぱり聞きたいんですよね
15:58国民共有の文化財ということに対して
16:01やっぱり批判的に捉えている方もいらっしゃいまして
16:05それを捉える方がいいってもそれはしょうがないですよね
16:09それは個人の考え方ですので
16:12ただ、子孫が特定できないような場合っていうのは
16:16基本的には文化財として考えていたのは
16:19私たちの立場ですので
16:21家計図って1系統しか見てないので
16:24実際の人いっぱいいますよ
16:25だから、そういうふうに特定にできないものは
16:30みんなで管理しましょうというのかと思うんですか?
16:33分かりました。ありがとうございます
16:35篠田さんは遺骨の返還の担当は10年以上前の話で
16:43現状を知らないということで
16:46他の研究者らを取材することを進めました
16:50人類学者は遺骨の返還要求にどう向き合っているのか
17:02日本人類学会に所属する研究者が取材に応じました
17:07九州大学の特任研究者、瀬口範子さんです
17:14瀬口さんは1万年前から現在までの
17:18人の骨を研究材料としています
17:21これは男性ですか?
17:24これは男性だと思います
17:26すごいでしょ、ここのところが
17:28何か分かります?これ
17:30いや、分からないです
17:32ここがつるんとしてないじゃないですか
17:33どういうふうに生活していたかみたいなのが分かるんですか?
17:38そうですね。骨の筋肉付着部なんかを調べていると
17:42やっぱり狩猟採集民と農耕民と全然違ってくるんですよ
17:48骨から寿命を推定することも可能で
17:52感染症にかかった痕跡なども分かるといいます
17:55瀬口さんは人類学として世界最大の
18:02アメリカ人類学会にも30年以上前から所属していて
18:07モンタナ大学の準教授として学生も指導してきました
18:12アメリカでは1990年に遺骨の変換が精度化され
18:22遺骨を使った研究には厳しい目が向けられてきたといいます
18:30直接の子孫だけではなくて
18:33子孫のコミュニティがあって
18:35その人たちが変換してほしいと言われたら
18:38絶対変換すべきだと思います
18:40アメリカではもうそれがされている
18:42研究してほしくないと言われたら
18:44やっぱりすべきではないと思います
18:45人の骨を調査・研究する上で
18:51瀬口さんが大切にされていること
18:53配慮していることはどんなことでしょうか
18:56もともと生きていた人間なので
18:58すごく尊重して扱うということです
19:03丁寧に
19:04これはアメリカの大学で骨学とかを教えるときに
19:12まず最初の日に学生に教えることです
19:18ものとして見ない
19:20人間として見るということです
19:25遺骨の保管を続けることを求めた
19:28日本人類学会の要望書
19:30瀬口さんは京都大学に提出されるまで
19:36その存在を知りませんでした
19:40これ人類学者の勝手な一方的な
19:45あれですよね
19:47一方的な要望ですよね
19:49そこに骨、遺骨を返してほしいという人たちの意見は
19:54全く反映されていないわけですから
19:56これの主語は人類学者であって
20:00その遺骨返還を求める人たちというのは
20:03入っていないと思うんですよね
20:05ただ使っているだけですよね
20:07国民共有のって
20:09人骨の研究というのは
20:12誰のためにあるものなのでしょうか
20:16難しい質問ですよね
20:18いや、だからそれを
20:22自分のためではなくて
20:24やはりもう
20:29人骨の研究によって
20:33他の人類学者じゃない人たちにも
20:38きちんとベネフィットというか
20:39ちゃんと役に立つ研究というのが
20:43されないといけないんですよね
20:45研究者だけの興味を優先するような
20:49研究ではダメだと思います
20:502022年4月
21:05ムムジャナバカから持ち出された
21:07遺骨の返還を求める裁判の判決が
21:11この日、京都地裁で言い渡されました
21:17京都地裁は
21:19子孫は他にも多数いて
21:22原告らが妻子を主催すべきものとは認められないとして
21:27訴えを退けました
21:28また、遺骨は学術資料的、文化財的価値を有するとして
21:38京都大学が遺骨を保管することを認めました
21:41遠い祖先がいたから
21:51今、私の命が存在しているんですよね
21:545、600年前だといいんじゃないかという気持ちには
21:58私は到底なれません
22:00やっぱり親とかおじいちゃんから
22:03遺骨は大事なんだよと
22:06神様が存在するんだよと
22:09私は教えられてきましたから
22:11今日の判決を受けて
22:14非常にですね
22:18残念で、怒りで、悲しくてですね
22:32松島さんら原告側は大阪公裁に控訴し
22:36裁判を続けることを決めました
22:38国際的にも注目された京都地裁判決から2カ月余り
22:51松島さんは遺骨の返還の問題を世界に訴えることにしました
22:56これからですね、スイスのジュネーブにありますですね
23:01国連欧州本部で開催されています
23:06先住民族の権利に関する専門家機構の会議に参加してまいります
23:12アメリカやイギリス、ドイツ、オーストラリアなどでは
23:22先住民の遺骨の返還が進められていて
23:25日本との差は開くばかりです
23:27国連からは日本に対し
23:33琉球・沖縄の人たちを先住民族と認めて
23:37権利を保護するよう勧告が出ていて
23:40松島さんは日本の実情を訴えます
23:43ムムジャナバカから収集された遺骨を返還せよという声は
24:03国連にも届くことになりました
24:052023年9月の控訴審判決
24:21大阪高裁は琉球民族は沖縄地方の先住民族であると認めました
24:28けれど、原告らには遺骨の所有権が認められず
24:36返還を請求する権利はないとして
24:40原告側の控訴を棄却しました
24:43この裁判を最後に定年退官した
24:50大阪高裁の大島新一裁判長
24:54訴えを退けた一方で
24:59判決文に異例の不言をつけました
25:03不言で遺骨が研究に供与され
25:11保管を続けることを求めた
25:13日本人類学会の要望書について
25:16重きを置くことが相当とは思われない
25:20と批判しました
25:25また、訴訟における解決には限界があるとした上で
25:30子孫らを含む関係者の間で話し合いを進め
25:35解決の道を探るよう促しました
25:38そして、こう言及しました
25:48遺骨の本来の地への変換は
25:53現在、世界の潮流になりつつあるといえる
25:58遺骨は単なるものではない
26:02遺骨は、ふるさとで静かに眠る権利があると信じる
26:10持ち出された先住民の遺骨は、ふるさとに返すべきである
26:18人口が減る中、高齢化は進みます
26:25医療費は増え続け、このままでは医療制度を守れなくなる可能性がある
26:31セルフメディケーションが解決策の一つです
26:33五本といえば、隆格さん
26:37隆級沖縄の人々に寄り添った大阪高裁の大島裁判長の不言に
26:49町島さんら原告は希望を見出しました
26:53上告はせず、不言が指摘するように
27:00京都大学との話し合いによる解決の道に進むことにしました
27:07交際判決からおよそ2年後、ある事実が明らかになります
27:17昭和初期に、沖縄県ナキジンソンのムムジャナバカから持ち出された遺骨を
27:29京都大学がナキジンソンに返還したことが分かったのです
27:39ただ、無条件で返還されたわけではありません
27:43これは、去年12月に、京都大学とナキジンソン教育委員会の間で交わされた遺憾協議書です
27:58返還された遺骨は墓に戻さず、貴重な学術資料として
28:05持続的に保存するという条件が付けられていました
28:08遺骨は、ナキジンソン歴史文化センターの収蔵庫で、学術資料として保管されることになりました
28:19この2年、松島さんたちは、京都大学に対話を求めてきました
28:28それでも取り合ってもらえず、遺骨を移したことも知りませんでした
28:37私たちの存在を無視し続けているんだなという、非常に怒りがあったということと
28:43共に、96年ぶりに遺骨が元の村、ナキジンソンに戻ったということを
28:51非常に安堵の思いをいたしました
28:53それは当然、もう財布そうありきなんですよ
28:58私たちはもうそれしかないです
29:01その他は考えられないんです
29:04こういった財布そうしないという前提があっても
29:08私は、ナキジンソンの教育委員会相手に
29:12やっぱり話していくうちに、何回か対話を重ねていくうちに
29:17分かってくれるというふうに信じてましたから
29:21同じ琉球民族だし、話せば分かってくれると
29:26そういう気持ちでいます
29:30今年に入り、沖縄の地に帰ってきたのは、遺骨だけではありません
29:38沖縄県南部に位置する南城市に住む、美念秀康さんです
29:48259年前の樹脂ガメです
30:00亡くなった方々の骨を入れて、墓の中に安置すると
30:04これはズシガメと呼ばれるもので、琉球では
30:10封鎖した後に遺骨をズシガメに納め、墓に安置していました
30:18このズシガメは259年前のもので、蓋に書かれた文字から
30:24美念衣さんの先祖の遺骨が中に入っていたことが分かり、今年1月に返還されました
30:30沖縄に戻ってきたこのズシガメをかつて保管していたのが、大阪にある国立民俗学博物館です
30:45沖縄に戻ってきたこのズシガメをかつて保管していたのが、大阪にある国立民俗学博物館です
30:57ズシガメを返還した当時、館長だった吉田健二さん
31:07吉田さんは文化人類学者である一方で、長年、博物館のあるべき姿を追求してきました
31:15博物館としては返すべきなんだという、そういう考え方が広がってきたという、そういうところがあります
31:28だから我々の場合も70年代に文字通り合法的な形で手に入れたものだけれども
31:34それの正当な妻子の証刑者というのが分かって、その人たちがどうしても返して欲しいとおっしゃったという場合には返すというのが当然だろうと
31:53民泊は1975年に骨董品店から遺骨が入っていないズシガメを購入し、保管してきました
32:05去年10月に返還要請があり、無条件で返しました
32:12一つ返すと、今後も様々な文化財に波及していくのではないかというふうに思うのですが、そのあたりは
32:21いや、波及していくと思います
32:24これは、ある意味、博物館の運営なんだろうなというふうに思っています
32:31物の返還というのは、返したからそれで終わるというものではなくて
32:37気持ちよくお返しすることで、その後もいろんな形の共同の作業ができるようになる
32:41グリンパクに収蔵していただけでは分からなかった
32:45その来歴とか、そういうものまで分かってきたという意味では
32:50我々にとっても、その研究が一本も二本も進んだということになりますから
32:55一方、日本の大学や博物館が保管する遺骨をめぐっては、海外からも返還を求められています
33:09これは、オーストラリア政府がホームページに公表した写真です
33:15今年に入り、東京大学や京都大学、国立科学博物館が
33:23オーストラリアの先住民の遺骨を初めて返還しました
33:28ただ、日本側は返還の事実や返還式の様子を
33:35メディアやホームページに公表することはしませんでした
33:38今回の日本の対応に総意気通るのは、神戸大学名誉教授の久保田幸子さんです
34:00久保田さんは、日本を代表する科学者たちによる組織、日本学術会議の会員をかつて務め、オーストラリアの先住民の研究に長く関わってきました
34:15オーストラリアやアメリカやニュージーランドなんかを見ていますと
34:23今、先住民の骨に関わって、それを研究のために保持しようということを
34:31表だという人は全くいなくなっています
34:35もちろん、我々は研究者ですから、研究というのは価値のあるもので
34:40重要であると思うからこそ一生懸命やっているわけですけれども
34:43ただ、だからといって、それがある人たちを傷つけるものであってもしてもいいことなのかというと
34:51そうではないというのが、今の時代の常識だと思います
34:54ことし6月、松島さんは京都大学から戻ってきた遺骨が保管されている
35:13なきじんそん歴史文化センターを訪れました
35:17およそ100年ぶりに、ふるさとに帰ってきた遺骨
35:22およそ100年ぶりに、ふるさとに帰ってきた遺骨
35:33この日、収蔵庫の中に入り、遺骨と対面することが初めて許されました
35:36この日、収蔵庫の中に入り、遺骨と対面することが初めて許されました
35:39およそ100年ぶりに、ふるさとに帰ってきた遺骨
35:46この日、収蔵庫の中に入り、遺骨と対面することが初めて許されました
36:00今年6月、遺骨が保管されているなきじんそん歴史文化センターに
36:18松島さんやムムジャナバカから先祖の遺骨を持ち出された亀谷さんの姿がありました
36:25収蔵庫の中に入り、戻ってきた先祖の遺骨と対面することが初めて許されたのです
36:39ここからどうですか
36:47ご参加ください
36:51ご参加ください
37:08ラッキージムムジャンは書いてる?
37:17開けていいですかね
37:38ウスぐらくきれいな
37:44ウスぐらくきれいな
37:47団子が空に入れている
37:50ウスぐらくきれいね
37:56おとさんでよ
37:59何か書かれていますね
38:03100年近く前に収集され
38:17研究資料とされてきた遺骨には
38:20標本番号が書かれ
38:22額には文字が書かれていました
38:26京都大学から遺憾された遺骨は
38:32少なくとも29体あるということです
38:37コロナ禍のいくつかは大正式な
38:41おとももろそうで触れませんね
38:57よく耐えて来られたという
39:13本当にようこそ故郷へ
39:18今日は我々琉球民族ながらのやり方で
39:24皆さんを歓迎し祭祀をさせていただきたいと思います
39:27音楽
39:36音楽
39:37音楽
39:41本当に100年近く線香も大花も
39:47備えられずね
39:56言葉だって全然違う言葉なんですよね
40:02そういう中でずっと耐えてこられたんだなと思ってですね
40:17だけどぜひ元の墓に戻してあげたい
40:26はい
40:27この日歴史文化センターの館長を務める
40:42なきじんそん教育委員会の職員が
40:46松島さんたちとの対話に応じました
40:50音声を録音することだけ許可されました
41:00松島さんたちが聞きたかったのは
41:03遺骨を学術資料として保存することを条件とした
41:08京都大学との遺憾協議書についてです
41:14原告とか当社を抜いた形で
41:172社だけでですね
41:19協議書を結んでいると
41:22遺憾協議書に対しては
41:24原告と3社でやる話ししなさいって言ってるのは
41:27あくまで不言なので
41:29世界的な恐竜はもう
41:31新住民族の遺骨はふるさに返すべきだ
41:34っていうのが流れになってるんだけど
41:36不言だからって言って低く見るんじゃなくて
41:39やっぱり重要な提案だったんですよね
41:42はい
41:43館長も領域人だと思うんですけども
41:45もしもですね
41:46人骨研究をすればですね
41:48なきじんそんは
41:50領域人の自己決定を不憫にいじることになる
41:52というふうに大変心配しています
41:54今はポツとしては
41:56協議書がある手前
41:58埋葬できませんとしか言いようがないですよ
42:00これは前から
42:01裁縫装
42:02埋めませんから
42:03はい
42:04裁縫装できないっていうところですね
42:05そこはもう申し訳ないですけど
42:07あのー
42:12遺憾した遺骨について
42:14今後どのような研究を
42:16いつからするのか
42:18京都大学は取材に対し
42:21本県人骨の遺憾後の取り扱いについて
42:25お伝えできることはありません
42:27と答えました
42:29今年7月
42:48松島さんは東京を訪れました
42:51研究者によって沖縄から持ち出された遺骨をめぐり
42:56新たな活動を始めます
42:58日本を代表するですね
43:03大学である東京大学にもですね
43:07京大と同じくですね
43:09無断でですね
43:11龍吉の墓からですね
43:13遺骨を取り出した
43:14それに対してですね
43:16説明も謝罪も行ってないっていうですね
43:18状況がついてるんですね
43:20ムムジャナバカから遺骨を持ち出した
43:25人類学者金関武雄の著書に
43:29東京帝国大学
43:31現在の東京大学について
43:34こう記されています
43:39東京帝国大学人類学教室には
43:43鳥居隆三博士が中城城下で採集した頭骨が
43:48十数個も所蔵されている
43:57世界的人類学者鳥居隆三博士は
44:0012月7日家族と一緒に
44:0212年ぶりで北京から帰ってきました
44:07沖縄の中城城で
44:09遺骨を収集したとされる
44:11東京帝国大学の人類学者鳥居隆三
44:16鳥居は1904年に沖縄で調査をしたときのことを
44:23こう記しています
44:27中上中城五三丸城市に
44:31石棺が78個あった
44:35人骨多く採集す
44:38そこには遺族から収集の許可を得たという記述はありません
44:45松島さんは支援者らとともに
45:03遺骨が保管されているとみられる
45:06東京大学総合研究博物館を訪れました
45:17活動に協力してくれることになった
45:20東大生らで作る遺骨変換プロジェクトのメンバーに
45:24案内してもらいながら視察を行います
45:32ひどいのがあったんですよ
45:35無限の遺体ですかね
45:37遺体は体の機能、進化の歴史、そして地球の姿を示す
45:42重要な学術資料である
45:44遺体の無目的な埋拠こそ博物館の本質であろう
45:47そしてそこに利を与えるのは学者の好奇心である
45:51ひどいことで
45:54博物館にはコレクションと称して
45:58動物だけでなく人間の骨も数多く展示されていました
46:04松島さんは東京大学に対して
46:08まずは保管されている遺骨の情報開示を求めていくことにしました
46:17沖縄で収集された遺骨を保管しているのか
46:22東京大学は取材に対し
46:25現在学内で調査中であり
46:29確実なことをお伝えできる状況ではございません
46:33と回答しました
46:35その上で
46:37本学としてもご遺骨に関する対応について
46:41問題意識を新たにしつつ
46:44学内で検討を重ね
46:45誠意をもって対応してまいります
46:49と答えました
46:55ムムジャナバカから持ち出された遺骨の返還訴訟で
46:59大阪高裁の裁判長を務め
47:02異例の付言をして定年退官した
47:05大島真一さん
47:07大島さんに取材を申し入れたところ
47:17個別の事件の回答は控えるものの
47:21感想についてならと書面が届きました
47:24大島さんは
47:27大島さんは
47:30昭和初期に
47:32京都帝国大学の研究者が遺骨を持ち出したことについて
47:37こう述べました
47:38そこに見えるのは
47:43強者、日本が
47:45弱者、琉球を支配する姿であり
47:49墓に眠る人骨を持ち出すことに対するためらいは
47:53みじんもない
47:56人類学の研究のために
47:59大学で定調に扱われただけでも
48:03妙画であろうという意識が見える
48:07本件で最も重要だと思うのは
48:10遺骨は何も語らないということである
48:14しかし
48:16遺骨は単なるものではない
48:19その遺骨にとって
48:23いかなる地で眠ることが
48:25最もふさわしいのかを
48:27考えてみる必要がある
48:32遠く離れた
48:34大学の収蔵庫内で眠り続けるのか
48:37ふるさとの琉球、沖縄に帰るのか
48:42答えは
48:45自ら明らかであると思う
48:49帝国大学の人類学者によって奪われた
48:59先祖の遺骨
49:01そこに住む人々の尊厳より
49:05研究が優先されました
49:08それは決して過去の話ではありません
49:12今も研究至上主義に基づいた扱いを
49:18琉球の遺骨は受け続けています
49:21青い空と海を静かに見下ろせる
49:28そのお墓で安らかに眠ってほしい
49:32そんなささやかな願いは
49:37今も叶えられていません
49:40ご視聴ありがとうございました
50:10ご視聴ありがとうございました
50:12ありがとうございます
50:14ご視聴ありがとうございました
50:16そして…
50:19じゃあ…
50:20すごいですね
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