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00:00今回の適用要件拡大に伴いまして、従業員の手取りの減少を回避するために、保険料の負担割合を企業が任意に変更できると、こういった特例も検討されているところでございます。
00:11これまでは、労使で接班されていた保険料を、例えば従業員を4割、事業主を6割の負担にするとか、従業員を1割の負担、事業主を9割にすると、こういったことができるようにするような特例でございます。
00:25これまた複雑な仕組みを作ろうとしているんだなというふうに思うわけですけれども、やはりこうした特例を利用できるのは、体力のある企業、とりわけ大企業だけなんではないかなというふうに懸念をしているところでございます。
00:38こうした特例を設けることによって、大企業と中小企業の待遇の格差を招く制度になるのではないかなというふうに思っているところでございます。
00:47そして、先ほど話させていただきましたとおり、企業は給与と社会保険料を人件費として一体として捉えているところでございます。
00:56この保険料の負担割合を事業主を多くすると、要すると従業員の保険料を肩代わりするわけでございますが、そうした体力があるのであれば、こんな制度を使うのではなくて、
01:07賃上げにシンプルに回したらいいのではないかというふうに考えているところでございます。
01:11先ほど月10万円の給料の場合を例に出させていただきましたが、改めて説明しますと、社会保険料は2万8000円になるので、
01:19労使接班だと従業員は10万円から1万4000円が引かれて、8万6000円が手取りになります。
01:25事業主の方は10万円に1万4000円が加わって、11万4000円が負担額になるわけです。
01:31ここでこの従業員の手取りを下げたくないということで、この特例を導入しまして、
01:37例えば従業員を1割、事業主を9割の負担にしますと、
01:41そしたらこの2万8000円の保険料は、従業員が3000円の負担、事業主が2万5000円程度の負担になるわけです。
01:49そうすると、従業員の方は10万円の給料から3000円が引かれるので、9万7000円が手取りになります。
01:54事業主の方は10万円から2万5000円の負担が発生するので、12万5000円が負担額というふうになるわけです。
02:01これ、肩代わりすることによって、余分で1万1000円を事業主は追加で負担することになるわけです。
02:09この1万1000円を賃上げに回したらいいと、個人的には思うんです。
02:12月10万円の給料だったので、この1万1000円を例えば11万給料に引き上げますと。
02:1711万の給料の場合、社会保険料は3万円にちょっと上がるんですけど、11万の給料から3万円の接班の1万5000円が引かれた9万5000円が手取りになります。
02:28事業主は11万から1万5000円の社会保険料負担があるので、12万5000円が負担額となります。
02:34事業主の負担は変わらない一方で、従業員の手取りは少し2000円下がるんですけど、こんな複雑な特例を導入しなくても、賃金を上げる、賃上げに回せば、こうした制度を取り入れられるような企業の場合、賃上げをすることでシンプルに手取りを維持できるんです。
02:51こんな制度を導入しなくても、体力のある企業は手取りを減らさないようにすることができると考えています。
02:56そこで質問でございますが、こうした保険料負担割合の変更の仕組みが検討されているところでございますが、こういった特例を利用できるのは、体力のある企業だけではないかと考えております。
03:08そして、この企業が肩代わりをするのであれば、その分を賃上げに回すことで、雇用者の実質負担を軽減することができるので、これ以上複雑な仕組みを入れる必要はないのではないかというふうに考えますが、大臣の御見解をお伺いさせていただきます。
03:21福岡厚生労働大臣
03:22働く方が社会保険の年収の壁を意識して就業調整を行われた場合には、将来的な年金給付の充実といった費用者保険のメリットを受けることができないだけでなく、賃上げの恩恵も受けられなく恐れもございます。
03:38そうした観点からも、年収の壁に対する制度的な対応が必要であると考えておりまして、その際には働く方の社会保険料負担の軽減の観点から、ご指摘のような任意で事業主負担を変更できる特例についても、今、年金部会でご議論いただいているところでございます。
03:56その上で、企業間に取組に差異が生じるのではないかとのご意見もあることから、社会保障審議会年金部会において、企業側の保険料軽減や、より広く活用される環境の整備といった視点も含めて、ご議論をいただいておりまして、そういった総合的な中で、成案を得るべく、関係者の方々の意見を伺いながら、対応してまいりたいと考えております。
04:19ご答弁いただきありがとうございます。
04:24私の趣旨としては、こういった特例を導入するのは別にいいんですけど、導入して実施できる企業は、結局体力があるので、こんな変な仕組みをやらなくても、賃上げをしたら手取り減らないわけなので、そもそもいらないんじゃないかというのが私の指摘でございます。
04:38もちろん、今、議論のところだと思いますので、私からの意見も含めて、検討を進めていただけますと幸いでございます。
04:44こうしたように、保険料の負担割合を変更できる仕組みについては、懸念があるところでございます。
04:50仮にこれを導入したとしても、負担の割合を変更したことをしっかり従業員に伝えることというのが大変大事だと考えております。
04:59ただでさえ、社会保険料の負担は、給与明細上では従業員の負担分しか記載されないわけで、
05:05事業主分も含めた実際の社会保険料の負担というのは、一般の従業員の方は気にされていないと思います。
05:10半分しかこの給与明細上では見えていないので、国民の皆様はこの社会保険料の負担に何とか納得していると思うんですけれども、
05:18実際はその倍負担しているわけですから、正直なところ、現状の社会保険料負担は現役世代に納得できる金額ではないというふうに考えております。
05:27そうした中で、この制度を導入すると、さらに実際の社会保険料の負担額が見えなくなるわけです。
05:33そのため、こうした特例を利用した場合は、少なくとも給与明細にその点を明記するようにすべきではないかなというふうに考えているところでございます。
05:41今年の6月に定額減税を実施したわけですけれども、この定額減税の恩恵が国民にしっかり伝わるように、
05:48減税額を給与明細に明記するように義務付けられたというのが、記憶に新しいところだと思います。
05:54それと同じように、この給与明細上に事業主の分も含めた社会保険料を明記するようにすることで、
06:02国民一人一人の社会保険料負担への理解が高まると考えますが、大臣の御見解をお伺いさせていただきます。
06:08福岡厚生労働大臣
06:09まず、労働者の保険料負担割合を下げることを可能とする特例については、今、議論が行われている最中でありまして、
06:18方向性がそちらで定まっているわけではございません。
06:21その上で、仮にこのような特例を創設した際には、労働者の方に負担割合変更による効果をしっかり実感してもらうことができるよう、
06:31制度の仕組み等についての周知を行うことは大変重要であると考えています。
06:36一方で、給与明細の様式については、あくまで事業主が任意で定めておられることから、
06:42ご指摘のような社会保険料の事業主負担文を記載するか否かについては、基本的には事業主の方がご判断いただくことでございます。
06:50事業主に事業主負担文の記載を政府から求めることについては、事務負担も考慮して慎重に検討する必要があると考えております。
06:59森康介君。
07:00ご答弁いただきありがとうございます。
07:03さっき事業主の負担は、給与明細は任意のことだと言ったご答弁いただきましたけれども、その通りだと思います。
07:10ただ、定額減税のときは事務負担があるのにわざわざ記載させたわけなんです。
07:14なので、今回も同じように記載させるべきというのがあるべき姿なんではないかなというふうに、私個人として考えておりますので、
07:21例えば議論の途中ということですので、また成案が出来上がったときには、来年の国会でもしっかり議論をさせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
07:30こうしたように、社会保険の適用拡大をすると、新たな対象者が出てきて、手取りが減らないように、いろいろ複雑な仕組みを導入したりするわけでございます。
07:42そして、この労働時間の20時間の要件があるわけでございますから、106万円の壁はなくなりますが、次は20時間の壁というのが出てくるところでございます。
07:50そして、この130万円の壁もあります。
07:52やっぱり、こうした壁による労働供給への影響が発生する根本的な要因の一つに、第3号の被保険者制度の存在というのがあると思います。
08:02制度が導入されていた当初と比べて、専業主婦が当たり前といったような価値観から、今はもう共働きの世代が7割を超えているわけでございます。
08:11そして、この配偶者が第1号か第2号かによって、同じ働き方でも第1号になるか第3号になるかというのは変わってくるわけですね。
08:19なので、この働き方でしたり、配偶者の有無に、すごい非中立的な制度になっているというふうに考えているところでございます。
08:28こうしたその第3号被保険者制度を廃止することは、極めて慎重かつ国民的な議論が必要ではあるというふうに考えておりますが、
08:34こうした非中立的な制度であるというような指摘も踏まえまして、第3号被保険者の今後のあり方について、大臣の見解をお伺いさせていただければと思います。
08:44ありがとうございます。
08:45すみません、時間長過しましたので、私からの意見だけ述べさせていただいて、これで終わらせていただければと思います。
08:50本日はありがとうございました。
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