Skip to playerSkip to main content
  • 7 hours ago

Category

📺
TV
Transcript
00:00高市総理大臣の外交や経済対策への国民の評価はどうなっているんでしょうか。
00:29政権運営の評価を見ていきたいんですけれども、外交面では、高市総理大臣のいわゆる台湾友情を巡る国会答弁に、中国が反発をしています。
00:53先ほどのニュースでもありましたけれども、中国軍機が自衛隊機にレーダーを照射するというような事案もありましたし、また中国で日本人アーティストの公演が中止になるということもありましたので、これ、さまざまに影響が出ているという印象ですね。
01:11高市総理大臣は国会で台湾友情をめぐって、武力の行使も伴うものであれば、存立危機事態になり得るという認識を示しました。
01:21これに中国側は中国の内政に乱暴に干渉したとして、答弁の撤回を求めています。
01:29そして中国の国民に当面、日本への渡航を控えるよう呼びかけたり、国連で日本の指導者が初めて台湾問題に武力介入を試みる野心を表明したと主張したりしているんです。
01:45日本政府は台湾問題の平和的解決を希望するという立場に変わりはないと説明しつつ、中国の主張には事実に基づいて反論するとしています。
01:59そこで、これまでの政府の対応を評価するか尋ねたところ、評価するは大いにとある程度を合わせて61%、評価しないはあまりと全く合わせて29%でした。
02:14こうした中、防衛省は中国軍の戦闘機が沖縄本島の南東の高海上空で自衛隊の戦闘機に対し、2度にわたってレーダーを断続的に照射したと発表したんです。
02:28このレーダーを照射したというのは、レーダーの用途は、相手の航空機を探し出す捜索用途、ミサイルなどを命中させるための射撃完成用があって、この射撃完成用レーダーを当てている状態がロックオンと呼ばれているものなんです。
02:49仮にレーダーが射撃完成用であれば、攻撃のサインと受け取られ、不足の事態を招きかねない危険な行為と言わざるを得ません。
03:00中国軍機の対応が高市総理大臣の国会答弁に関係しているのかは分かりませんが、経済や軍事などさまざまなレベルで日本への圧力を強めているという見方が出ています。
03:15今の日中関係が日本経済にもたらす影響について尋ねたところ、懸念するは大いにとある程度合わせて54%、懸念しないはあまりと全く合わせて40%でした。
03:31中国が国際社会に向けて行っている主張というのは日本の法律の規定を無視した一方的なものと言わざるを得ません。その一方で両国の対立は長期化が避けられないという見方が出ていましてそれが経済にもたらす影響への懸念につながっているものと見られます。
03:53一方で、私たちの生活に直結する経済対策は政府は新たな経済対策を決定し、その裏付けとなる一般会計の総額がおよそ18兆3000億円となる補正予算案を国会に提出しました。
04:13補正予算案は、電気・ガス料金の補助などの物価高への対応、AIの開発や造船業に対する支援などの危機管理投資、外交防衛力の強化の3つが柱となっているんです。
04:29こうした対策への評価を尋ねたところ、評価するが大いにとある程度合わせて59%、評価しないがあまりと全く合わせて34%でした。
04:42これ、経済対策のどの点が今回、高市総理大臣は、戦略的に重要な分野に民間投資の呼び水となる投資を行う、危機管理投資を設けるなど、高い力を打ち出したことが一定の評価につながった可能性があります。
05:03その一方で、野党からは予算規模が大きく、法満財政だという批判が出ているんです。
05:10政府・与党は補正予算を野党の協力も得て成立させたいとしています。
05:17この審議に影響を与えかねないという指摘が出ているのが、衆議院議員の定数削減をめぐる動きです。
05:26自民党と日本維新の会は衆議院議員の定数を1割を目標に削減し、1年以内に具体的な削減方法で与野党がまとまらない場合、小選挙区と比例代表で合わせて45議席を削減するとした法案を国会に提出したんです。
05:46これは1年以内に協議がまとまらなければ、自動的にこの45議席が削減されるということですね。
05:54こうした内容が法案に盛り込まれるのは異例のことです。
05:59野党は強く反発をしていまして、立憲民主党の野田代表は、与党だけで期限を決め、数も決めて、だめだったら自動削減だというのは二重三重に乱暴すぎると批判をしているんです。
06:14この定数削減の法案について尋ねたところ、速やかに削減すべきが45%、時間をかけて議論すべきが35%、定数削減をする必要はないは11%でした。
06:29ただ、慎重な意見も根強く、野党5党は法案は結論ありきの内容で受け入れられないとしていまして、企業・団体献金の扱いを優先するよう求める方針を確認しています。
06:52窮屈な日程で与党の思惑どおり法案審議が進むのかは見通しが立っていないというのが現状なんです。
07:01最後に今月の各党の支持率見ておきたいと思います。
07:06自民党は0.1ポイント下がって30.6%、維新の会は0.8ポイント下がって2.5%でした。
07:17野党の立憲民主党は1.2ポイント下がって6.0%などとなっています。
07:24高市政権は参議院では依然として少数与党ですから不安定さは否めません議員定数削減の法案の行方が見えない中で終盤国会は各党の思惑がぶつかる波乱含みの展開になることも予想されます。
07:44梶原貴元解説委員でした。
07:47さて次回はこちらサッカーワールドカップ組み合わせ決定3カ国共催の大会で日本はというテーマ小澤正直解説委員の担当です。
Be the first to comment
Add your comment

Recommended