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  • 3 days ago

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00:00吉川さん、このインフルエンザ、今、とっても流行ってますよね。
00:23そうなんですね。最新のデータでは、いわゆる警報レベルを39の都道府県で超えていまして、入院患者数ともに、全国で見るとさらに増え続けている状況なんです。
00:37こちらのグラフでは、縦軸が定点医療機関から報告された1医療機関あたりの1週間の患者数です。
00:44赤が今シーズンの状況を示しているんですが、10月に入る頃にはすでに流行入りしていて、青で示した昨シーズンより1月ぐらい感染の広がりが早かったことがわかります。
00:57それが今年の特徴なんですね。
01:00今年はどうしてこういう増え方をしているんでしょうか。
01:02はい。専門家によりますと、いくつか考えられる、原因が考えられる中、大きく影響していると考えられているのが、サブクレードKです。
01:13このサブクレードKですね。
01:17これどういうものなんでしょう。
01:18サブクレードKはインフルエンザウイルスの新しい変異株です。
01:22インフルエンザといいますと、A型、B型というのは聞いたことがあるかもしれないんですけれども、
01:28A型は高熱や全身のだるさが特徴です。
01:33A型にもさらにいくつか種類がありまして、その中のこれまでもあったんですが、
01:38H3N2というものから新しく変異したウイルスがサブクレードKなんです。
01:46新型コロナでもあったように、変異すること自体はウイルスには通常のことなんですが、
01:51サブクレードKでは少なくとも変異が7つ、ウイルスの性質を大きく変えるところに変異が生じているので、
01:59私たちが持っている免疫が十分に効かない可能性があり、感染が広がっているんです。
02:04そうなんですね。
02:06実はこのサブクレードKなんですが、南半球から広がり始めて、現在は世界各地で流行しています。
02:14特にイギリスでは、例年より早く患者が増加していまして、
02:18過去10年で最悪の大流行になりそうだと予測した専門家もいました。
02:23一部で医療の逼迫の恐れというのも出ています。
02:29そして、日本でも9月以降に患者から採取したH3型のウイルスを解析したところ、
02:359割以上がサブクレードKで主流のウイルスになっているとみられています。
02:41これ、新しい変異株と聞くと心配になりますが、危ないタイプなんでしょうか。
02:46ウイルス学科専門の河岡芳弘さんに伺いました。
02:50サブクレードKは感染は広がりやすいんですが、重症度は従来のウイルスと大きく変わらないと考えられていますし、これまでの薬も効きます。
03:02ただし、感染者がこれだけ多いと、重症化する人も増える可能性があって、それには注意が必要だということでした。
03:11はい。じゃあ、どういう人が重症化しやすくて、どんな注意が必要でしょうか。
03:17はい。まず、高齢者なんですが、高齢者はインフルエンザにかかった後、抵抗力の落ちたところに、続けて細菌に感染して肺炎を起こすということがよくあるんです。
03:29高齢者は高熱が出にくいんですが、微熱や咳が長く続いたり、呼吸が荒い場合は肺炎の疑いがありますので、気をつけてください。
03:39はい。そして、子ども、特に5歳以下で怖いのが、インフルエンザ脳症です。
03:45起きるのはまれなんですが、かかると10%程度がなくなり、後遺症が残ってしまうこともあります。
03:51インフルエンザ発症後に1日ほどで急速に進行します。
03:56意識障害、具体的には呼びかけに応じないとか、幻覚が見えるということだったり、痙攣などの症状があったら、迷わずに救急車を呼んでください。
04:06これも気をつけたいですね。また、子どもといえば、インフルエンザの子どもが窓から飛び降りてしまうことがあるというのも聞いたことがあるんですが。
04:15はい。こうしたインフルエンザによる異常行動に詳しい岡部信彦さんに伺いました。
04:21未成年の男性、特に小学生に多く見られるということなんですが、窓を開けて飛び出そうとしたり、部屋の中で突然走り出したりなどの異常行動が、多くは発熱から2日以内に起きることがあるんだそうです。
04:35はい。声をかけると、本人は覚えていないということなんですね。
04:41以前はインフルエンザの薬の副作用が疑われていたんですが、現在はインフルエンザ感染そのものが影響して症状が起きるのではないかと考えられています。
04:52そして転落などの事故を防ぐために発熱から2日間はできるだけ1人にしない、難しければせめて時々様子を見てあげてください。
05:03そして玄関や窓の鍵を確実にかける、そしてベランダから離れた場所に寝かせるなどの対策をと呼びかけていました。
05:14これもしっかり気をつけたいですね。
05:16さらにインフルエンザ自体の対策というのはどうしたらいいでしょうか。
05:21専門家が進めるのはやはりワクチンの接種なんですね。
05:24サブクレードKはウイルスが変異しているので効果が気になるところなんですが、すべてが変わってしまったわけではなく、共通の部分も残っているということで、国立健康機器管理研究機構などは、先行しているイギリスでの実績データより、重症化を防ぐ効果は期待できるのではないかとしています。
05:45重症化を防ぐためには接種した方がいいということなんですね。
05:49そしてインフルエンザワクチンは効果が出るまでに2週間ほどかかります。
05:53これから年末年始に向かうこともありまして、今からでも受けることを専門家たちは勧めています。
06:00年末年始は多くの人と会う機会が増えますし、人混みのところに行く機会もありますから、早く接種した方がいいということですね。
06:09それ以外の基本的な対策も今まで通りでして、マスク、手洗い、換気、過失などを徹底してくださいということです。
06:19そして感染拡大を防ぐために大事なことがもう一つあります。
06:23インフルエンザを疑って受診するとまず検査だと思うんですけれども、かかっていても陰性になってしまうことがあって、特に発症から12時間以内はウイルスの量も少なく難しいということなんですね。
06:37陽性でも陰性と出ることがあるということですね。
06:40こともあるということですが、そこで日本感染症学会インフルエンザ委員会の委員で、桜お子様クリニック委員長の佐藤雅樹さんは、
06:49陰性と出ても高熱などの症状があって、家族や同僚など周囲にインフルエンザの人がいるときには、無理に仕事に行ったりしないでくださいと呼びかけています。
07:01周囲の状況からインフルエンザが疑われるときには医師の判断でインフルエンザの薬を処方してもらえることもあるそうなんです。
07:11インフルエンザの流行、今シーズン、今後どうなり早く始まったからといって、必ずしも早く終わるということではないそうなんですね。
07:22これから年末年始に向けて高止まりするのではないかという専門家もいますとにかくできることをしっかりやって自分や周りの人を守りインフルエンザの感染拡大を防いでいきましょう。
07:37毎日の基本的な対策をしっかりしていきたいです。
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