Skip to playerSkip to main content
  • 11 hours ago

Category

📺
TV
Transcript
00:001曜午前9時30分。
00:04浮世絵の世界を覗いてみれば江戸のリアルな暮らしが見えてくる浮世絵エドライフ今回は江戸の
00:16お母様もうすぐ始まりますよ楽しみねねえ母ちゃん見て見てよそ見してるとほら迷子になるよいやすごい人込みですが皆さん何で集まっているんでしょうか
00:42後ろには大きな建物屋根に矢倉がありますその下の看板には何やら芝居の絵そうここは歌舞伎の芝居小屋です
01:03役者のモノマネをして客を呼び込んでいますあお客さんが木戸口から入っていきますよこの絵が描かれた江戸時代末期歌舞伎は絶大な人気を誇る黄金期3つの芝居小屋が集まる猿若町は大にぎわいでした。
01:31あれれこのお客さんたちは木戸口ではなく橋の入り口から入っていきますねえ
01:43実はここはさじき席など予約券を買った人たちの入り口 その予約チケットの手配をしてくれるのが
01:53隣にある芝居茶屋実は歌舞伎人気の影にはこの茶屋の巧みな戦略があったんです 戦略その1茶屋はいわば歌舞伎見物のコンシェルジュ
02:09客のあらゆる要望に応えました
02:14こちらの芝居小屋の隣にも茶屋があります 当時歌舞伎見物は早朝から始まる1日がかりのお楽しみ
02:27朝到着したお客さんは茶屋の一室でくつろぎ ここで朝ごはん
02:34時間になると案内されて芝居小屋へ
02:39ご一行の後ろの茶屋の人は座敷にかける毛線と箱を手にしています この箱何かというと
02:51ほら客席に 中には酒のお調子やおチョコ タバコ盆などが入っているんです
03:02茶屋の店先には箱が山積み 追加注文にも応えられますし
03:09さじき席には昼食なども運んでくれます
03:16芝居が跳ねたら再び茶屋で豪華な夕食に舌つづみです
03:23この至れり尽くせりのサービス 4,5人で2,30万円とお値段は張りますが
03:30予約が取れないほどの人気でした
03:36ねぇ見て かっこいいわねぇ ほんと豪華ねぇ
03:43茶屋の2階のこの人形
03:4611月の顔見せ工業の時だけ飾られるものです
03:51顔見せ工業は3つの芝居小屋が
03:54向こう1年間の役者の顔ぶれを披露する一大イベント
04:01芝居町の正月とも言われました
04:06茶屋では人形や提灯など華やかな飾り付けで
04:12町を夢の世界に変えたのです
04:17おや?茶屋の前には山積みの米だわら
04:22のし紙が貼られています
04:24奥の木箱はまんじゅうのせいろ
04:29こちらは酒樽に短物です
04:34これは積み物という役者へのご祝儀
04:40目立つ場所に飾られるので
04:42ファンたちは競い合って大きなものを贈りました
04:46芝居茶屋はファンのアピールの舞台でもあったんですね
04:51歌舞伎人気を盛り上げる戦略の数々
04:56江戸歌舞伎流星の陰に芝居茶屋あり
Be the first to comment
Add your comment