00:00昔々
00:26和歌山に小倉村という村がありました
00:30この小倉村には大層偉いお坊さんが住んでおられて
00:35小倉の里にいおりを結び
00:38一人の小僧さんと一緒に毎日一生懸命に修行しておられたそうです
00:45ちょうど田植えの終わった頃
00:51いおりの周りの田んぼでは
00:53河津たちの気持ちよさそうな合唱が始まっておりました
00:58漢字財布創業陣
01:07はにゃあらみたじ
01:10小倉王運回苦度一切
01:13毎年この頃になると周りの田んぼから聞こえてくる河津たちの大合唱に小僧さんはたまらなくなっておりました
01:29毎年この頃になると周りの田んぼから聞こえてくる河津たちの大合唱に小僧さんはたまらなくなっておりました
01:41そこで小僧さんは恐る恐るお坊さんのところへ行って
01:48お正人様あの河津の声はなんとかならぬものでしょうか
01:59やっと仕事終わって勉強しようとしてのあの有様では文字ごめに入りません
02:05そりゃあまあなんじゃなお前の勉強しようという気持ちがたらぬからじゃないかな
02:13買わずには買わずの一生というものがある
02:19ああやって精一杯泣くことで短い一生を楽しんでいるのじゃから
02:26辛抱してやらねばならんのじゃないかな
02:29はい
02:30お坊さんの言葉に小僧さんは納得して
02:38それから数日が過ぎました
02:41しかし買わずの鳴き声は日ごとに大きくなるばかり
02:50感じ財房作業順番やはらみたく
03:00証券豪雲海空洞一切区役者です
03:114-半分京都通過万日常の動作業順番やはり
03:21がんのちの勝負はしっかりとすれば
03:23お客様にもとっても
03:24楽しい奈々にごとに大きな some of the popcorn
03:26お客様にお客様にいくつかっても
03:31勝負を持ったとお礼にお客様に行って
03:34これから20日もあるのにお客様に伝えたやはり
03:37me
03:44小僧さんお坊さんに一度は悟されましたが どうしても我慢できずまたまたお坊さんのところへ行きました
03:54ああああああああ
04:00うーん泣くほどのことではあるまいが ちょっと今年の買わずはやかましいの
04:08お商人様なんとならぬものでしょうか うーん
04:16そうじゃなぁいっぺん買わずと話をしてみよう 買わずと話をするんですか
04:24まあしばらく自分の部屋で待っていなさい
04:31ところで実のところお坊さんも買わずの大合唱には参っておりました 何しろ小倉の里は木の皮筋切っての米どころ
04:42買わずの数にしても何万 いや何十万もいるわけですからもうやかましくてお経をあげるにも力が入りません
04:54よーし ここまで一つやってみるか
05:00お坊さんは田んぼのあぜ道で一心にお経を唱え始めました
05:15やがてお坊さんの声はだんだん低くなっていき どうしたことかその声はとうとう止まってしまいました
05:33やがてお坊さんの声はだんだん低くなっていき どうしたことかその声はとうとう止まってしまいました
05:41番組の声はやっぱり入ってしまいました
05:51のう帰るよ ちょっと相談があるんじゃな
06:07もう少し静かにできるものかの
06:13そりゃできんことはねえけどよ
06:16ただでは嫌じゃな
06:19おじゃ
06:20それじゃあどうしてほしいのかな
06:26そうじゃな
06:28それでは人間のように二本足で歩けるようにしてくれるか
06:37そうじゃ
06:37そうじゃな
06:38何二本足で立つだと
06:42そりゃ無理じゃ
06:44無理ならおらたち静かにゃできね
06:49ではわしの念力で何とか願いを叶えられるようにしてみよう
06:58そうしてくれりゃ喜んで泣くのやめるわい
07:02な
07:03な
07:03なんと
07:23お坊さんが手を叩いた途端小倉の里の蛙全部が
07:29ピョコンと二本足で立ったのでした
07:31こうして今までの蛙たちの大合唱は嘘のように消えて
07:37静かな夜になりました
07:42さて静かになって一方では小僧さんが大喜び
07:46もう一方では蛙たちが大喜びでした
07:51ところがところが大喜びの蛙たちがあちらこちらと歩いてみるのですが
08:00あちらでもゴツンこちらでもゴツンと至る所でぶつかり合いです
08:05それは無理はありませんでした
08:09何しろ蛙が立ち上がれば目は全部後ろを向いてしまうのですから
08:15蛙たちは困ってしまいました
08:19せっかくお坊さんと約束したのに
08:22こんなに不自由なことになるとは夢にも思っていませんでした
08:26そうしてその晩のこと
08:30お坊さんにもう一度お願いして
08:35元のようにしてもらおうと相談がまとまりました
08:38お坊さんお坊さん
08:49ちょっと起きてくだされお坊さん
08:53どうしたんじゃその格好は
09:01お坊さん
09:02ゆうべの話はなかったことにして
09:05どうか元の姿に戻してくだされ
09:09そりゃお前たちの頼みを聞いてやらんこともないが
09:14はいお坊さんお願いします
09:17じゃが泣かないというわしの頼みはどうなるかいの
09:23あそうそうそれはその
09:25カワスたちはまた元に戻るのだから
09:34元のように思い切り泣きたいと言いたかったのですが
09:39肝心なその一言がお坊さんとの約束があるので
09:45この時言えなかったのでした
09:47どうなるんじゃ
09:54そうそうそのことについては
09:57今後はキュッとも泣きませんから
10:00早く元の姿に戻してくだされ
10:03よしようわかった
10:06はぁー
10:09えぇー
10:10こうして
10:15小倉のカワズは泣きたい時に
10:19キュッとも泣かなくなってしまったそうです
10:22そんなことから和歌山の小倉あたりでは
10:26肝心な時に物の言えない人のことを
10:29あいつは小倉のカワズや
10:31肝心な時にキュッとも言えん
10:35などと言うようになったのだということです
10:40ご視聴ありがとうございました