福岡 柔道事故受け検討委が報告書 2015年12月24日

  • 8 年前
柔道事故受け検討委が報告書
2015年12月24日 21時03分
ことし5月、福岡市の市立中学校で、柔道部の女子生徒が練習中に頭を打って死亡した事故を受けて、医師や柔道の専門家などでつくる第三者委員会は、受け身を中心とした練習を最低3、4か月以上行うなどとする報告書をまとめ、福岡市教育委員会に提出しました。
この事故は、ことし5月、福岡市博多区の市立中学校で柔道部の練習中に1年生の女子生徒が技ををかけられて倒れて頭を強く打ち、5日後に死亡したものです。
福岡市教育委員会はことし7月に、医師や柔道の専門家など5人の委員でつくる第三者委員会を設置し、事故原因の検証や再発防止策などを検討してきました。
24日開かれた第三者委員会の最後の会合では、報告書がまとめられ、酒井龍彦教育長に対し、手渡されました。
報告書では事故原因について危険性のある技で受け身の練習をさせたことや練習期間が不十分であったことなど複数の要因が関係した可能性があるとしています。
その上で再発防止策として▽危険性のある技で受け身の練習をしないことや▽受け身を中心とした練習を最低3、4か月以上行うこと、それに▽生徒の健康状態や練習の記録を残すことなど17の対策をあげました。
市の教育委員会は柔道部のある中学校にこの報告書を配付することにしていて、酒井教育長は「再発防止にむけ、報告書の内容を生かし、学校とともに安全指導の徹底をはかりたい」と話しました。

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