• 9 年前
交通事故遺族が命の大切さ訴え

交通事故や犯罪による被害者の支援について考える講演会が鳥取市で開かれ、4年前の京都府亀岡市の10人死傷事故で妹を亡くした男性が「いつ被害者や遺族の立場になるか分からないので命を大切にして今を大事に生きてほしい」と訴えました。
この講演会は弁護士や警察のOBなどで作るとっとり被害者支援センターが「とりぎん文化会館」で開きました。
7日は4年前、京都府亀岡市で無免許運転の車が登校中の小学生などの列に突っ込み、10人が死傷した事故で、出産間近の妹を亡くした中江龍生さんが講演しました。
この中で中江さんは「事件の直後は加害者に重い処罰を求める署名活動や法改正の要望などで妹を失った悔しさをぶつけていたが時間がたった今は、どこに気持ちを持って行けばよいか分からず苦しい日々が続いています」といまの心境を訴えました。
その上で中江さんは「いつ犯罪の被害者や遺族という立場に置かれるか分かりません。今の生活が当たり前だと思わず命を大切にして今を大事に生きてほしいです」と呼びかけていました。
会場には市民など200人あまりが集まり、中には涙を流しながら中江さんの話を聞いている人もいました。
鳥取市の70代の男性は「犯罪の被害者や遺族の支援についてもっと国や社会で考えていかないといけないと思いました」と話していました。
2016年09月07日 19時07分

京都府 亀岡市 10人 死傷 事故

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被害者支援センター 鳥取県 警察 鳥取

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