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  • 9 年前
肥後銀過労自殺で株主訴訟

肥後銀行の元男性行員の過労自殺をめぐり、裁判で銀行が損害賠償を命じられたのは旧経営陣が労働時間の管理を怠ったためだとして、株主でもある男性の妻が旧経営陣に対し
およそ2億6000万円を銀行に支払うよう求める株主代表訴訟を熊本地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、4年前に自殺した熊本の地方銀行、肥後銀行の元男性行員の妻です。
男性は熊本市の肥後銀行本店でシステム関連の業務を担当していましたが、自殺する前の月の時間外労働時間が200時間以上にのぼることもあったということです。
熊本地方裁判所は男性が自殺したのはうつ病が原因だとして、2年前、銀行におよそ1億3000万円の損害賠償を命じ判決が確定しています。
これについて株主でもある男性の妻が「当時の取締役ら旧経営陣が労働時間を把握せず、管理を怠ったために賠償を命じられ会社の信用を損ねた」として旧経営陣に対し
およそ2億6000万円を銀行に支払うよう求める株主代表訴訟を熊本地方裁判所に起こしました。
きょうの会見で男性の妻は「この裁判を通じて、今も働いて残業をしている人や上司、そして役員に改めて実態を知ってもらいたい。
そして、同じように家族を亡くしてつらい思いをする人が出るのを防げるならうれしい」と述べました。
男性の妻の弁護士によりますと、過労自殺をめぐる株主代表訴訟は全国で初めてだということです。
一方、肥後銀行は「銀行が専門家などに依頼した調査の結果、経営陣の法的責任は認めがたく、株主代表訴訟が提起されたことは遺憾だ」とコメントしています。
2016年09月07日 19時24分

肥後銀行 社員 自殺

裁判

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