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  • 9 年前
剣道部員死亡事故裁判が結審
竹田高校の剣道部の生徒が部活動中に熱中症で倒れて亡くなった事故をめぐって、生徒の両親が当時の顧問だった教師らに賠償金を支払わせるよう大分県に求めている裁判で、
当時の顧問が部活動中の様子などを証言しました。
裁判は20日で結審し、12月に判決が言い渡される予定です。
この事故は平成21年8月に当時、竹田高校の2年生だった工藤剣太さんが剣道の部活動中に熱中症で倒れ、その後、亡くなったものです。
この事故を受けて、両親が県と顧問の教師2人などを訴えた裁判では、教師2人が適切な措置を取らなかったことが認定され、県などに4600万円余りの賠償を命じる判決が確定しています。
しかし、法律の規定から公務員が職務中に与えた損害は県が代わって賠償すべきだとして2人は賠償責任を問われなかったことから、両親はこれを不服として、去年12月、
大分地方裁判所にあらためて訴えを起こしました。
この裁判では教師2人に個人としての責任を負わせるだけの重大な過失があったかどうかが争点となっていて、20日の裁判には、剣道部の顧問だった54歳の教師が出廷し、尋問が行われました。
この中で、原告側が「熱中症の症状がみられるにもかかわらず、保健体育の教師として適切な対応を取っていなかった。『演技をするな』と言って平手打ちをするなどしたのは指導ではなく暴力ではないか」と指摘しました。
これに対し、当時の顧問は暴力ではないと主張するとともに「練習に集中して気持ちを奮い立たせてほしいと思っていた。熱中症の症状とは明確には思わなかった」と述べました。
裁判のあと、父親の英士さんは「第2、第3の事故を起こさないように公務員でも自分でしたことは自分で責任を取るよう判決を出してほしいです」と話していました。
裁判は20日で結審しました。
判決は12月22日に言い渡される予定です。
2016年10月20日 19時28分

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