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ニューストランスクリプション
00:00安倍元総理大臣を銃撃した直後
00:10手製の銃6丁が見つかった山上哲也被告の自宅
00:14そこに一冊の本があった
00:23台風が一番心理的抵抗が強いので
00:26距離を取るのに一番いいのが銃だと思った
00:32山上被告が殺人などの罪に問われた裁判
00:39検察は戦後死に前例を見ない犯行として
00:45無期懲役を求刑した
00:51裁判で明らかになったのは
00:52手製銃の高い殺傷能力と周囲への危険性
00:57そして旧統一協会への復讐心が
01:02安倍元総理に向かった動機
01:04元総理ではない他の政治家では意味が弱い
01:10日本社会を震撼させた元総理銃撃事件
01:17その来日に迫る
01:21民主主義の根幹たる選挙期間中に
01:25大勢の聴衆が見守る中
01:27元総理大臣の命が奪われた事件
01:30検察は山上哲也被告に
01:34無期懲役を求刑しました
01:36裁判では殺人罪については争わず
01:40刑の重さが主な争点となりました
01:43ポイントは2つ
01:45銃撃の危険性
01:47殺傷能力や周りの人への影響について
01:51そして旧統一協会の影響を受けた
01:54被告の老いたちです
01:56まず見ていくのが銃撃の危険性についてです
02:01事件から3年3ヶ月を経て開かれた
02:12裁判員裁判
02:13初公判
02:21検察が強調したのは
02:23より命中率の高い産卵を選択した
02:26計画性危険性の高さだった
02:31事件が起きたのは選挙中
02:36安倍元総理の応援演説でのことだった
02:40発射されたのは三段式の手製銃
02:512回の発射で計12発が放たれていたことが分かった
02:56今回
03:01発射での証言や取材をもとに
03:03銃撃の実態を可視化
03:06すると手製銃の脅威が浮き彫りになった
03:10安倍元総理に当たったのは
03:14およそ5メートルの距離で放たれた
03:172回目の銃撃
03:19少なくとも4つの銃弾が当たった
03:231発は首をかすめた
03:27もう1発は左胸につけていた銀バッジを直撃
03:33首から体内に入った銃弾は腕の骨に達していた
03:38そして致命傷となったのは
03:43腕から体内に入り
03:45鎖骨の下の動脈を損傷した1発だった
03:49手製銃を鑑定した警察職員は
03:57その威力について
03:58殺傷能力の基準のおよそ10倍だったと語った
04:03さらに検察が強調したのは
04:09徴収などの生命に被害が出ても全くおかしくない
04:14という周囲への危険性だった
04:17当時安倍元総理の周辺には
04:21十数名の関係者がおり
04:24沿道には300人ほどの徴収がいたとされている
04:28安倍元総理からおよそ7メートルの距離で放たれた
04:351回目の銃弾
04:37すべて外れたが
04:40弾道を分析した警察官は
04:42被害者を挟んで飛んだ
04:44他の人にも被弾した可能性は大きいと証言
04:48残された映像で
04:53安倍元総理のすぐ斜め後ろにいた人物の頭髪が跳ね上がり
04:59銃弾がかすめた可能性を指摘した
05:01この人物に話を聞くことができた
05:07櫻井大輔さん
05:12銃弾がかすめた感覚はなかったと話す一方で
05:17身の危険も感じたという
05:19で次頑張ろうコールを私が予定してまして
05:23自作のものであればどう暴発するかも分からないですし
05:27一歩間違ってたら自分が死んでたかもしれないです
05:29検察は離れた場所でも被害が出ていた可能性を主張した
05:36銃弾はおよそ27メートル先の外戦車まで達していた
05:423発の銃弾が金属製の看板を貫通していた
05:49看板を作った自動車整備会社を営む男性
06:00今もその一部を保管していた
06:03ちょうどここに玉川を受けたやつがあるんですよ
06:11医療がだいぶきつかってやるなと思いますね
06:15さらに12発のうち3発の銃弾は
06:23およそ96メートル先の商業施設の駐車場まで到達
06:28広範囲にわたって壁にめり込んでいた
06:32一方山上被告は
06:43自ら作った銃が周囲に及ぼす危険性について
06:47こう話した
06:48自分が撃った場所からの距離感でいえば
06:56そこまで当たる
06:57広がるとは言えない見通しだった
07:00弾の威力は10メートルから20メートル離れると
07:05殺傷能力が落ちると思っていた
07:07スタジオには今回裁判を傍聴取材した
07:15奈良放送局の山田雄大記者です
07:18山田さん今VTRで見てきたような
07:21銃撃のこうした危険性が
07:23無期懲役という休憩につながった
07:25ということなんでしょうか
07:26はい検察は刑事裁判における
07:30行為責任の原則という考えを重視しました
07:33刑の重さは犯行の状況や結果
07:36動機などで大枠を決め
07:38犯行までの経緯は大きな影響を与えるものではない
07:42という考え方です
07:43今回の事件では検察は
07:46被告の不遇な老いたちを認める一方で
07:49両刑への影響は限定的だとしています
07:52そしてその上で銃の殺傷能力や
07:56周囲の人たちが巻き込まれる可能性があったこと
08:00それに元総理大臣が選挙期間中に
08:02殺害されたという結果の重大性などを強調しました
08:05一方弁護側は
08:09被告の不遇な老いたちも
08:11動機に直結するものだとして
08:14刑の重さを判断する上で
08:15十分考慮すべきだと主張しています
08:17これほど危険な銃を自らの手で作った
08:22山上被告ですけれども
08:23山田さんは今回の裁判を連日取材してきて
08:26被告の様子についてはどのように見ましたか
08:29初公判で初めて被告を見た際には
08:33伸びた髪を後ろで束ねて猫背で
08:36伏し目がちに入庭してきました
08:37映像で見ていた事件直後の様子からは
08:41大きくかけ離れていて
08:42被告が発言した場面では
08:44消えるような声で話していたのが印象的でした
08:47これがあれだけの事件を起こした人物なのかと
08:50少し目を疑いました
08:51そしてですね
08:53被告人質問が始まると
08:55少し考えてゆっくりと話し始めるのが印象的でした
08:59一方で銃の話の時だけは
09:02質問されると3年以上前のことだったと思うんですけれども
09:06銃の性能であったりだとか
09:08威力などについて
09:09淀みなく細かく答えていたのが印象的でした
09:12銃への強いこだわりのようなものというのを感じました
09:16その強いこだわりによって作られた銃
09:20その銃口がなぜ安倍元総理大臣に向けられたのか
09:25裁判で山上被告が語ったのは
09:28自身の生い立ちそして教団への復讐心でした
09:32初公判から半月
09:40中国の証人が出廷した
09:43山上被告の母だ
09:46今信仰している宗教はありますか
09:52世界平和統一家庭連合です
09:57山上被告は一別することさえなかった
10:023人兄弟の次男だった山上被告
10:104歳の時に父は自殺
10:141歳上の兄は幼い頃から重い病気を患っていた
10:19母が旧統一教会に入信したのは1991年
10:27長男を助けたいという思いで献金を重ねた
10:32その額は入信して数年でおよそ1億円に上り
10:38その後自己破産
10:40兄弟の生活が行き詰まる中
10:44山上被告は24歳の時自殺を図る
10:49自らの保険金で家計を支えるためだった
10:54ホーテルでは山上被告が母に送ったメールが読み上げられた
11:03この家全体が経済的にどうなろうと
11:09あなたは本質的に何の危機感も持てない
11:13あなたは一体何なのか
11:18子供3人の将来に投資せず
11:23自分の宗教に投資して家計を完全に食いつぶす
11:26大きな転機となる出来事が起きる
11:352015年
11:37母との諍いが絶えなかった兄が
11:40自ら命を絶ったのだ
11:43感情を表に出すことがほとんどなかった
11:48という山上被告
11:50この時は違ったと妹は語った
11:55兄が亡くなった時
11:59泣いて同国していた
12:01徹夜は遺体のそばから離れなかった
12:05本当につらそうで
12:08俺のせいだと言っていた
12:10被告とおよそ10時間面会した宗教学者は
12:17兄もかつて刃物を持って教団に押しかけたという話を聞いたと明かした
12:23被告の犯行は
12:28兄の意思を継ぐためだったのではないかと語った
12:31お兄さんの人生って一体何だったのかと
12:36お兄さんの敵討ち的な言い方にはなってしまうんですけども
12:41それを最後自分がやりきることで
12:44お兄さんの生きた証にしたいという
12:47兄の死後
12:50被告は母の様子に触れ
12:53教団への復讐心を強めていくことになる
12:57死後の世界で幸せに暮らしている
13:03それは献金のおかげ
13:05これでいいと思っている感じだった
13:08蓄積していたものがすべて爆発した
13:15教会に死報えるというか
13:20打撃を与えるのが自分の生きる意味だと思った
13:24そして被告人質問で問われたのは
13:33教団への復讐心がなぜ安倍元総理に向かったのか
13:39当初は標的を教団トップの
13:44ハン・ハクチャ総裁に定めた山上被告
13:47自ら調べて銃を製造
13:52奈良市内の山中の資材置き場に何度も通い
13:56銃の死者を繰り返した
14:05教団トップが来日せず
14:07襲撃の機会が訪れない中
14:10それでも踏みとどまることはなかった
14:13やめてしまうと何のためにこんなことをしたのか
14:20教会に対してさらに敗北を作ることは
14:25絶対に避けたかった
14:31裁判で教団幹部から安倍元総理に標的を変更したのは
14:37事件のわずか5日前だったことが明らかになった
14:41その背景にあったのは
14:46安倍元総理と教団の関係だ
14:48官房長官だった2006年頃から
14:53教団内で
14:54安倍元総理は我々の味方だ
14:57との認識が広がっていたと
15:00被告は語った
15:01安倍元総理が
15:07教団の関連団体にビデオメッセージを寄せたことを知った時には
15:12絶望と危機感を抱いていたという
15:16安倍元総理のことは
15:222021年の動画の件以来
15:24頭にはずっとあった
15:26元総理は私の認識ですが
15:31教会と政治との関わりの中心にいる方だと思っていたので
15:36元総理ではない他の政治家では意味が弱い
15:46そして7月8日
15:51安倍元首相を襲撃することで
16:02統一協会に対してどういう影響を与えるのか
16:05いわゆる青邪心というのはない
16:07しかしやれば何か起きるかもしれないという
16:13論理はあるんですよ
16:15しかしその論理に対して
16:18私たちが納得できるかといえば
16:21おそらく納得はできないんですよね
16:23今回取材に応じた弁護士は
16:28事件後に山上被告が語った言葉を明かした
16:33自分のやったことは兄の敵討ちに見えないですかね
16:41自分としてはそのつもりだったんですけどね
16:45ここからは半世紀にわたって宗教について研究を続けてこられました
16:53島園すむさんに加わっていただきます
16:55どうぞよろしくお願いします
16:56よろしくお願いします
16:57島園さんその山上被告が背負ってきた宗教による影響をどう見ましたか
17:03これはお兄さんの自殺が大きなきっかけになっているというのですが
17:11これは35歳ですかね
17:13ですので非常に長い時間苦しみ続けてきた
17:20その苦しみがさらに深まっていったということですね
17:22老いたちというよりは大人になりかける頃からということになるかと思います
17:28そこまでひどい苦しみを宗教団体からこむったと
17:35こういうふうに考えている
17:38それは理解できるところがあると思います
17:42そして被告にとって犯行は兄の敵討ちだったと
17:49その動機については被告にとっては論理があるという指摘もあります
17:54その山上被告から見た論理というのは
17:57これどのように考えたらいいんでしょうか
18:00復讐とか敵討ちということも言っていますけれども
18:04一方で意味ということも言っていますね
18:08これは使命これをしなくてはならないという
18:13そういうことがあった
18:15なのでこれは教団に抗議する
18:20教団の過酷な浸透虐待のようなことをやめさせなくてはいけない
18:28それに対してさらに政治がそれに関与している
18:34そういう認識を持っていたということが分かります
18:40これは山上からはそう見えたということが
18:45今度の裁判で明らかになってきたなというふうに思いますね
18:49山上被告から見たらそういう論理立てだったのではないかというところですけれども
18:54ただそのどんな理由であれ暴力に訴えるということは
18:59絶対に許されるものではありません
19:01山田さんこの山上被告は人の命を奪ったことについては
19:06どのように向き合っているんでしょうか
19:08被告人質問の最終日
19:11被告は遺族に対して自分に弁解の余地はない
19:15非常に申し訳ないと思っていると謝罪しました
19:18しかしその場に遺族である安倍昭恵さんはいませんでした
19:22その前日被害者参加制度を使って
19:27安倍昭恵さんが初めて法廷に来たのですが
19:29裁判官から謝罪の考えがあるのかと問われても
19:33被告は明日話すといいその場で謝罪することはありませんでした
19:37その時について昨日安倍昭恵さんの意見が読み上げられ
19:44被告が私の目の前で謝罪することはありませんでした
19:48宮廷中に夫の話をしているうちに涙があふれましたと
19:53つづりました
19:53そして突然夫を亡くした喪失感は一生消えることはありません
19:59被告には自分のしたことを正面から受け止め
20:03罪を償うよう求めますと訴えました
20:06この裁判の傍聴に訪れる人の中には
20:13親の信仰に苦しむ宗教2世の人たちがいました
20:17彼らは今回の裁判を複雑な思いで見つめていました
20:22奈良県に住む宗教2世の女性
20:30後半に出られてメモを取られていらっしゃった
20:34はい
20:35自らの境遇と重なる部分がある被告の思いを知りたいと
20:42裁判を見続けてきた
20:44すごく覇気がなくて
20:50苦しんだ人生が表に染み出ているような
20:55雰囲気に見えました
20:57女性の母は旧統一教会とは別の宗教の
21:04不協活動にのめり込み
21:07家計は逼迫
21:08望んでいた大学進学も諦めざるを得なかった
21:13現在も信仰を続ける母とは絶縁状態
21:1910年以上転落は取っていない
21:22宗教を基準にした話しか母とした記憶がなくて
21:29宗教組織に母を奪われたような気がして
21:35山上被告の母は息子が起こした事件の責任をどう感じているのか
21:41山上被告の母は自らの責任を認める一方で
22:08脱海は難しいですか
22:12ここでは答えられないです
22:17その後女性からメールが送られてきた
22:30信仰心に支配された人間の心を
22:38外圧で変えるなど不可能なことは
22:41痛いほど見てきていますので
22:44憎しみとも悲しみとも違う
22:48やるせない気持ちが消えなくて
22:51昨日
22:57裁判所に向かう女性の姿があった
23:03がんじがらめに縛られて
23:08宗教の中にいることしかできない
23:14宗教2世をね
23:16生み出さない世の中になってほしい
23:19島園さん
23:23宗教2世の人たちのこうした声を
23:27どう受け止めたらいいんでしょうか
23:30宗教2世といっても非常に多様です
23:34どのぐらいの被害を宗教2世が被っているかというと
23:39広い被害が及んでいる団体というのは
23:44そう多くあるわけではない
23:46この場合が特に統一教会の場合は特に大きいですね
23:51どうしてここまで浸透
23:54浸透虐待といってもいいと思います
23:56浸透家族の虐待なんですけれども
23:58それをするような団体が存続してきたかという
24:03そのことを非常に危機に思うというか
24:06どうしてこれがこうなってしまったのかということを
24:10改めて強く感じる展開でしたね
24:13その状況を改善していくために必要なことというのは
24:20どういうことだと思われますか
24:22これはこれまで我々がそれを
24:27社会が見逃してきてしまったということは
24:33どうしてそうなったのかということをですね
24:35それぞれの立場から考えなければいけない
24:38また私も宗教研究者なので
24:41至らなかったということを切実に感じておりますが
24:46この宗教団体がそういう批判を避けるために
24:52いろいろな方策を取る
24:54それが統一教会の場合非常に徹底している
24:59批判をするとその人を攻撃する
25:02またそれが犯罪に及ぶようなことさえあるわけですが
25:07それも強要されてきてしまった
25:11長い時間があります
25:14そういうことについて
25:15これからしっかり見直していかなければいけないんじゃないか
25:18というふうに思っています
25:19今回の事件裁判が
25:21私たちに投げかけたものというのは
25:23何だったとお感じでしょうか
25:26宗教と社会の関係について
25:33またそれが多くの被害者を生むような場合が
25:38どうして生じるのかということですね
25:40これを社会全体で考えていかなければならない
25:48メディアの役割も多いと思いますし
25:50政治的にもそこはしっかり取り組んでほしいな
25:55というふうに思います
25:56学者の役割も大きい
25:58そういうふうに思います
25:59山田さんは裁判を傍聴取材してきましたけれども
26:04判決に向けて何がポイントになると思いますか
26:09今後は裁判官3人と一般の人から選ばれた裁判員6人で
26:14刑の重さなどについて議論されます
26:16被告の老いたちや元総理大臣が被害に遭ったという
26:22社会的影響の大きさを踏まえてどのような判断を示すかが
26:26焦点となるかと思います
26:28関西日線今日はですね
26:33なぜ元総理大臣を狙ったのか
26:36銃撃事件の裁判の行方と題してお伝えしてきました
26:39ここまで島園すむさんそして奈良放送局の山田記者とお伝えしました
26:45どうもありがとうございました
26:46ありがとうございました
26:47次回は1月9日の放送予定です
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