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  • 2 日前

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00:00高市総理大臣は今日記者会見し、今週23日に招集される通常国会の冒頭で衆議院を解散することを正式に表明しました。
00:22一方、政局は大きく動き、立憲民主党と公明党は新党をつくって選挙を戦うことになりました。
00:32総理はなぜ今解散するのか、新党にはどんな狙いがあるのか読み解きます。
00:52通常国会の招集が1月になった1992年以降、冒頭で解散した例はありません。
01:13政府与党はこれまで、新年度予算案を確実に年度内に成立させるため、その審議を優先してきたからです。
01:22今回、予算案の審議に先立って解散を優先するのはなぜか。
01:28会見で高市総理は、前回の衆院選から連立の枠組みが変わり、
01:34自民と維新との連立合意に盛り込まれた政策などの大きな政策転換については、
01:40今年の通常国会で審議される予算案や政府提出法案の形で本格化するため、国民に真を問うことにしたなどと説明しました。
01:50これに対し、野党側からは、新年度予算案の年度内成立が難しくなるなど、
01:57国民生活を置き去りにした解散だといった批判が相次いでいます。
02:03各種の世論調査では、高市政権は発足後から高い内閣支持率を維持しています。
02:08今月行ったNHKの世論調査でも、62%と60%を超える支持率を維持しています。
02:18一方で、安定した政権基盤を築けていません。
02:22高市総理は、去年10月、20年以上にわたって連立を組んできた公明に代わり、
02:29維新の格外協力を取り付けて政権を発足させました。
02:32その後、衆議院では無所属議員が自民党会派に加わって過半数をギリギリ確保しましたが、
02:41参議院では少数与党のままです。
02:44歴代政権を見ても、発足直後の高い内閣支持率を維持するのは困難です。
02:50特に衆議院の予算委員会は、野党議員が委員長を務めるほか、
02:57野党側が物価高対策や日中関係、政治と金の問題などで追求を強める可能性があります。
03:05選挙で衆議院で過半数を確保しても、参議院は少数与党という状況は変わりませんが、
03:12内閣支持率が高いうちに選挙で勝って求心力を高めることで、
03:18政権基盤を強化したいという思いがあるものとみられます。
03:23ただ、今回の解散の判断をめぐっては、自民党内からも、
03:28総理のこれまでの発言どおり、物価高対策や経済政策の効果を
03:33国民に実感してもらうことが重要だとして、
03:36予算案の年度内成立を優先するよう求める声や、
03:40政治空白が生じることへの懸念が出ていました。
03:45そもそも高市政権は先月、国民民主党といわゆる年収の壁の
03:50178万円への引き上げで合意しています。
03:54この中では、新年度予算案の早期成立でも一致していて、
03:58予算案の年度内成立は期待できる状況にあったわけです。
04:03しかし、ここで解散をすれば、予算審議は選挙で大幅に遅れることになり、
04:09年度内成立は難しくなります。
04:12予算案が年度内成立しなければ、
04:16いわゆる私立高校も含めた高校授業料の無償化などの政策について、
04:22暫定予算で対応するのかどうか検討が必要になってきます。
04:26高市総理は、きょうの会見で、
04:30関連法案の年度内成立や暫定予算案への計上など、
04:35あらゆる努力をして実現していくと話しています。
04:40また、高市総理は、
04:41国の中長期的な課題である社会保障改革を議論するため、
04:47給付付き税額控除の制度設計などについて、
04:50野党も含めて話し合う国民会議を今月中に立ち上げると述べ、
04:56与野党の間でも発足に向けた機運が出ていたところでした。
04:59高市総理は会見で、
05:02この国民会議で飲食料品を2年間に限って消費税の対象としないことについても
05:09検討したいという考えを示しましたが、
05:12解散でこの会議の位置づけがどうなるかについても、
05:16今後の焦点となります。
05:19きょうの会見からは、
05:20一度でも選挙で国民の審判を仰いで勝利することで、
05:24政権が必要と考える政策を速やかに前に進めていくという
05:30総理の強い意向が伺えました。
05:34また、連立を組む維新は、
05:37代表を務める大阪府の吉村知事と、
05:40大阪市長がいわゆる大阪都構想の実現に向けて
05:44民意を問いたいとして、
05:46出直しのダブル選挙に臨むため辞職届を出しました。
05:50衆院選と同時に行うことで
05:52注目を高めたい狙いが見て取れますが、
05:56こうしたやり方が妥当なのかは、
05:58今後の論点になりそうです。
06:02一方、ここで大きく動いたのが、
06:04野党第1党の立憲民主党と第3党の公明党です。
06:09中道路線の政策に賛同する勢力の結集を目指すとして、
06:14両党の衆議院議員が参加する
06:16中道改革連合という新党を結成しました。
06:19選挙の構図が大きく変わる、
06:23この動きの背景には何があったのでしょうか。
06:272党を結びつけたのは、
06:29高市政権が保守的な姿勢を強めるのではないかという懸念と、
06:35両党の統制衰退への危機感があると考えられます。
06:39公明は連立政権を離脱した後の11月、
06:44中道勢力の結集軸として国民が求める改革を主導する方針を打ち出し、
06:51新たな社会保障モデルの構築や政治改革の断交など、
06:555つの柱を掲げて、
06:57立民や国民、そして自民の中でも、
07:00今の政権と距離があるとみられる議員を中心に賛同を呼び掛けてきました。
07:07これに対し、最も前向きな態度を示したのが立民で、
07:11安住幹事長は、
07:13協力関係を進めるために両党の政策を整理するよう党の政策責任者に指示し、
07:20さまざまな政策について考え方が非常に近いとする結論を出します。
07:25こうした中、ことしに入り、海産風が急に吹き始めたことが、
07:32両党を一気に新党結成に向かわせました。
07:37政権交代を掲げてきた立民としては、
07:40公明の支持団体の総科学会を中心とした衆票力を味方につけ、
07:45激戦区で自民に競り勝ちたい。
07:48公明としては、党単独では厳しい選挙になるとみて、
07:52立民の協力も得ながら比例代表で議席を確保したい。
07:57こういった両党の思惑が一致したという側面もあります。
08:02新党の綱領では、対立を煽り分断を深める政治ではなく、
08:07合意形成を積み重ね、生活者ファーストの政策を着実に前へと進める
08:12中道政治の力が求められているとしました。
08:15ただ今回、選挙は解散から投票まで16日間という、
08:21戦後最も短い期間で行われる見通しです。
08:24党名の周知はもちろん、何を目指す党なのかを
08:28有権者に説得力を持って伝えられるのか、
08:31選挙直前の野望といった批判を交わせるかどうかが問われてきます。
08:36新党は将来的な政界再編も見据えているとして、
08:40今後も国民や自民など理念に賛同する議員にも
08:45結集を働きかけていきたい考えです。
08:49ただ国民の玉城代表は、新党には加わらない考えを示しています。
08:54まずはこの新党に、立民や公明を含めてどれだけの人が集まり、
09:00選挙で何を訴えていくのかを見極めていく必要があります。
09:06今の衆議院議員は任期の半分も務めておらず、
09:09今週解散されれば、前回衆院選から1年3ヶ月余りでの選挙です。
09:16急な解散で構図が固まるのは工事ギリギリになる選挙区も出てくるかもしれません。
09:22今回の解散をどう考え、各政党の対応をどう評価するか、
09:27選挙後にどのような政治の在り方を望むのか、
09:30有権者一人ひとりが各党の主張や姿勢を比較検討し、
09:36判断していく姿勢がより重要になっていると言えそうです。
10:00ご視聴ありがとうございました。
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