岐阜 運動会練習で熱中症53人搬送 2016年09月14日

  • 8 年前
運動会練習で熱中症53人搬送

14日、瑞浪市と大垣市の小学校で運動会の練習をしていた児童が熱中症とみられる症状を訴えて、あわせて53人が病院に運ばれました。
瑞浪市立瑞浪小学校によりますと14日午前10時すぎ、全校児童774人がグラウンドで今週末に行われる運動会の予行練習をしていたところ、
6年生2人が過呼吸など気分の悪さを訴えました。
その後、3年生から6年生までの児童50人が次々に気分の悪さをうったえて、このうち男女35人が救急車で病院に運ばれました。
大半が「熱中症の疑いがある」と医師の診断を受け、このうち、6年生の12歳の女の子と、4年生の10歳の男の子の2人が入院しましたがいずれも命に別状はないということです。
学校によりますと、練習は1時間目と2時間目のあわせて1時間40分で、子どもたちは水筒を近くにおいて練習をしていたということです。
当時の天候はくもりで、学校の温度計で気温は25度前後だったということです。
瑞浪小学校の羽柴誠校長は「皆様にご心配をおかけし申し訳ございません。今後はこまめな水分補給など、いっそう児童の体調管理に努めてまいります」と話していました。
一方、大垣市立日新小学校によりますと14日午前11時半前、全校児童185人がグラウンドで運動会の練習をしていたところ5年生の男子児童1人が倒れ、
救急車で病院に運ばれました。
そのほかの児童は練習を終えて教室に戻りましたが、3年生から6年生の男女17人も気分の悪さなどを訴えたことから、小学校が救急搬送を要請し病院で手当てを受けました。
いずれも症状は軽いということです。
学校では今週17日の運動会に向けて開会式や大玉送り、応援合戦の練習などを午前9時半から2時間にわたってしていました。
子どもたちの飲み物は校庭にクラスごとにまとめて置き、練習の合間に飲めるようにしていたということです。
岐阜地方気象台によりますと午前11時の大垣市の気温は28度でした。
田中正己教頭は「今後はいま以上に朝の健康観察や熱中症計による判断をしっかりと行っていきたい」と話していました。
2016年09月14日 17時49分

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