(宮崎海洋高校・暴行事件)知事“再調査必要なし”と判断 2016年9月2日
  • 7 年前
知事“再調査必要なし”と判断

去年、宮崎海洋高校の実習船で生徒が同級生に暴行を加えた問題をめぐり、県の教育委員会がまとめた報告書について河野知事は2日、「再調査の必要はない」と判断しました。これについて被害者の母親は「報告書をまとめる際、加害者に聞き取りを行っていないのは不満だが、今回の結果については受け入れる」と話しています。
この問題は、去年、宮崎海洋高校の実習船で生徒2人が同級生に殴る蹴るなどの暴行を加えてけがをさせたもので、いじめ防止対策推進法に基づいて県の教育委員会が設置した第三者委員会は「暴行が発覚したあとも被害者と加害者の部屋を分けないなどいじめに対する学校の認識に甘さがあった」などとする報告書をことし3月にまとめました。
県によりますと、この報告書について被害者の両親からは6月ごろさらなる事実関係の確認を求めて再調査の申し出があったということです。
河野知事は2日、先月26日に諮問機関が行った答申を踏まえ、報告書について「再調査は必要ない」と判断しました。
河野知事は「被害者やその保護者がつらい思いをしていることをしっかりと受け止め、再発防止策を実行していくことが重要だ」と話しました。
再調査を行わないことについて、被害者の母親は、「報告書をまとめる際、加害者の2人に聞き取りを行っていないのは不満だが、今回の結果については受け入れる」と話しています。
2016年09月02日 20時23分
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