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戦争報道は、何が起きたかだけでなく、どんな言葉で伝えるかで印象が大きく変わります。イラク西部ファルージャでの取材映像を交えながら、ニュースやテレビ報道だけでは見えにくい「戦争報道の恐ろしい正体」を掘り下げます。
ブラックウォーターの民間軍事会社、米軍の占領、ファルージャ攻撃、そして現地で語られる抵抗の背景。報道では「民間人」「テロの巣窟」といった言葉で整理されがちな出来事が、現地の声を聞くとまったく違う姿を見せます。戦争ニュース、国際報道、イラク戦争、メディアリテラシーを考える人に向けた、現場取材ベースの解説です。
ニュースの切り取り方、見出しの言葉、省かれる背景が、私たちの理解をどう変えるのかを具体例で考えます。戦争報道、イラク取材、ファルージャ、民間軍事会社、情報操作、プロパガンダ、報道分析に関心がある方におすすめです。国際情勢を深く知りたい人、戦争ニュースを読み解きたい人、現地の証言から背景を学びたい人のための解説動画です。
ブラックウォーターの民間軍事会社、米軍の占領、ファルージャ攻撃、そして現地で語られる抵抗の背景。報道では「民間人」「テロの巣窟」といった言葉で整理されがちな出来事が、現地の声を聞くとまったく違う姿を見せます。戦争ニュース、国際報道、イラク戦争、メディアリテラシーを考える人に向けた、現場取材ベースの解説です。
ニュースの切り取り方、見出しの言葉、省かれる背景が、私たちの理解をどう変えるのかを具体例で考えます。戦争報道、イラク取材、ファルージャ、民間軍事会社、情報操作、プロパガンダ、報道分析に関心がある方におすすめです。国際情勢を深く知りたい人、戦争ニュースを読み解きたい人、現地の証言から背景を学びたい人のための解説動画です。
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ニューストランスクリプション
00:00どうもみなさんこんにちは、はるかんたです。
00:02あなたは戦争のニュースを見るとき、その情報をど
00:05こまでそのまま信じているでしょうか?
00:07テレビや新聞、ネットニュース、SNSでは毎日のように世界各
00:13地の戦争について報じられています。
00:15空爆があった。民間人が犠牲になった。テロ組織を攻撃
00:19した。自衛のための軍事作戦だ。
00:22こうした言葉を私たちは日々目にしています。
00:25もちろん、戦争の現場で多くの人が傷つき、命を
00:29奪われていることは事実です。
00:31民間人が犠牲になることもあります。その現実は軽く見てはいけ
00:35ません。
00:35その一方で、戦争中に流れてくるニュースをそのまま
00:39受け止めてしまうと、私たちは戦争の見方を大きく間
00:43違えてしまうことがあります。
00:45なぜなら、戦争報道は何が起きたかだけでなく、どの言葉
00:50で伝えるか、どの映像を見せるか、どの背景を省く
00:54かによって受け取る印象が大きく変わるからです。
00:58私たちは基本的に戦場にいるわけではありません。
01:02誰かが選んだ映像と、誰かが選んだ言葉を通して戦争
01:06を知ることになります。
01:07今回の動画では、私が2025年5月にイラク西部のファ
01:12ルージャで取材した映像を使いながら、戦争報道の
01:15恐ろしい正体について考えていきます。
01:20報道を見て分かったつもりになっていたことが、現地で話を聞
01:24くと全く違って見えてくる。
01:26その具体例をこれからお見せします。
01:28ファルージャはイラク西部の都市です。
01:312003年にアメリカがイラク戦争を始め、サダム
01:34・フセイン政権が倒れた後、
01:36イラクではアメリカ軍による占領が始まりました。
01:39しかし、アメリカの想定とは違い、イラク社会はす
01:43ぐには安定しませんでした。
01:45占領への反発、治安の悪化、武装勢力の拡大によ
01:49って、各地で混乱が広がっていきます。
01:52その中でも、ファルージャはアメリカ軍と武装勢力の
01:55戦闘が特に激しかった場所の一つです。
01:582004年にはアメリカ軍による大規模な軍事作戦
02:02が行われました。
02:02なぜファルージャはアメリカ軍による激しい攻撃
02:06を受けることになったのか。
02:08そのきっかけとして、大きく報じられた事件があります。
02:112004年3月31日、ファルージャでアメリカの民間
02:16軍事会社、ブラックウォーターの契約要員4人が殺
02:19害され、
02:20遺体が損壊される事件が起きました。
02:22この事件はアメリカ社会に強い衝撃を与えます。
02:26もちろん、殺害や遺体損壊は正当化できません。
02:30ただ、今回考えたいのは、その事件そのものではなく、その事件がどのよう
02:35な言葉で報じられたのかについてです。
02:38当時、この事件はアメリカの民間人が殺害されたと
02:42いった形で伝えられました。
02:44では、その民間人とは私たちが普通に想像するような武
02:49器を持たない一般市民だったのでしょうか。
02:51イラクで20年以上支援活動を続けている高藤那穂子
02:55さんが、この報道の印象と現場の実態のズレについて
02:59話してくれました。
03:01そもそもファルージャの戦い、最も激しかったのが4
03:05月から始まったという風にありましたけれども、
03:07米軍は何でファルージャに総攻撃を仕掛けたんです
03:10か。
03:10まず報道でアメリカの民間人が殺害された3人、小
03:14死体が橋に吊るされたという報道が出ました。
03:18これはもちろん世界も震撼させたニュースなんですけれども、これ
03:21の報復だということで米軍は総攻撃を2004年4月にやる
03:25んですね。
03:26民間人という風に日本語でも当時報道されましたけど、民間人
03:30って聞くと丸腰の非武装の一般人みたいな感じを受ける
03:36かと思うんですけれども、
03:37実際は民間傭兵、民間傭兵会社、民間セキュリテ
03:40ィ会社の人たちで、兵服は着てるんだけれども持っている
03:44のは武器、やってる仕事は米軍と同じなんですね。
03:46最初の頃ファルージャの人たち、アンバールの人たち
03:49も、あの人たちは誰なんだという風に私も思いましたし、
03:52戦争の民営化というのは私もその時初めてイラク戦争で、
03:56最初のうちは最初はびっくりしました。
03:58けれどもっとびっくりしたのは彼らで、捕まえられた時に、例えば
04:02拷問された人たちにインタビューしていくと、
04:05米軍に拷問された人とノーマルの兵服の人たち
04:09に拷問された人たちがいるんですよ。
04:11同じことをやっている。人々にとってはどちらも恐ろしい存在
04:15なわけなんですよね。
04:16これが報道に載った時に民間人が殺された。ファルージ
04:19ャはテロの倉屈だ。あそこを相当しなければならない。
04:22アメリカの世論なんかは特に、民間人を殺すなんて、ど
04:26んなモンスターがファルージャには住んでるんだ、みたいな話にな
04:29っていったんですね。
04:30でもその実際にここに来てみると、私の当時の大きな
04:34疑問は、どこにテロリストがいて、誰がテロリストなんだろう
04:37っていうのがずっとわからなかったです。
04:39出てくる話が全部、コーランを叩きつけられたとか、破
04:43かれたとか、引きずられたとか、壊されたとか、嫌がらせされたとか、
04:47撃たれたとか、殺されたとか、そんな話ばっかりだったので、
04:49最初のうち、本当に武装した人に会うことが全くなかった
04:53んですよね。
04:54それがだんだん反米感情がどんどんどんどん強ま
04:57っていって、人々は最終手段として、遺族の中から武器を
05:02取る人が出てきた。
05:03これがイラクの中でのレジスタンスの最初の始
05:07まりですね。
05:08でもそういった人たちを、アメリカの政府とか、一部の報道
05:12機関とかっていうのは、テロリストっていう言葉だけでラベリングしていた
05:15こともあるってことですよね。
05:16そうですね。テロリストとされ、そうですね。すごいそこが本当になんていうのかな、
05:21当時も本当にもどかしかった。
05:22とか過激派とか。
05:23過激派とか、それからテロの窓とか、寸にトライアングルとか、当
05:27時寸にトライアングルって言ったら、もう完全にそこに入った
05:30らテロリストに食われちゃうみたいな、そういうイメージっていうの
05:33がやっぱりついていて、
05:34バグダッドの人でさえ怖がるようになってしまって、で、私
05:38もファルージャに毎週のように医薬品持って入ってたんです
05:42けど、
05:42それこそその帰りにね、前にも行ったかもしれないけど、米軍に
05:45捕まって腹ばいにさせられたり、唸られたり、いろいろあ
05:48ったんですけど、脅かされたり。
05:49そういうのがあったから、バグダッドの人でさえ、え?ファ
05:53ルージャ?みたいな。大丈夫なの?みたいな。
05:55あの人たち本当に大丈夫だった?みたいな。そんなとこ行って怖くないの?
05:59とか、そういうこと言われましたね。
06:00でもどっちかっていうと、ファルージャを歩いてるときにファ
06:03ルージャの人たちは米軍から銃向けられたりするので、
06:06米軍に遭遇しないようにセキュリティを守ってくれてる
06:09っていうのが結構目的だった。
06:12でもそれだけ地元の人たちがもう最終手段として武器を
06:15持って戦おうっていうふうに思うぐらい、
06:18アメリカ兵っていうのは現地の人たちを追い詰めていった
06:20というか、
06:21その現地の人たちの大切にしているものを踏みにじって
06:24いったっていう。
06:24それでやっぱり憎しみが積み重なった結果として、そういう過激
06:28派っていうものが生まれてきたってことですよね。
06:30なかなかそういうところってニュースを見てるだけだと、わからない
06:34ですよね。
06:35この話を聞いて私が強く感じたのは、戦争報道における言
06:40葉の重さです。
06:42もちろん殺害や遺体損壊は正当化できません。
06:45ただ一方で、民間人が殺されたと報じるのと、
06:49民間軍事会社の関係者が殺されたと報じるのか
06:54では、
06:54私たちが受け取る印象は大きく変わります。
06:58完全な嘘をつかなくても、どの言葉を選ぶかによって、
07:02戦争の見え方は変わってしまうんです。
07:04民間人が殺された。
07:06テロの倉屈だ。
07:07相当しなければならない。
07:09こうした言葉がテレビのニュースや新聞の見出しで
07:12並ぶと、
07:13私たちは自然と野蛮な敵がいて、
07:15それを正義の側が制圧しに行くという構図で見てしまいや
07:20すくなります。
07:21しかし、現地に行ってみると、
07:23報道される言葉だけでは見えないものがあります。
07:26なぜその街でアメリカ軍への怒りが強まっていたの
07:30か。
07:31なぜ民間軍事会社の存在が、
07:33現地の人々に反発を生んでいたのか。
07:36なぜ武器を取る人たちが地元から出てきたのか。
07:40そこには、占領への怒りや家族を失った人たちの痛
07:44みがありました。
07:45それにも関わらず、テロリストだから、
07:47野蛮だからという言葉だけで片付けてしまうと、
07:51その暴力が生まれた背景までは見えなくなります。
07:54私自身も、ファルージャでこの話を聞きながら、
07:58報道で使われる言葉の重さを改めて感じました。
08:02さっきね、高藤さんが教えてくれた通り、
08:04このファルージャの戦いというのは、
08:06きっかけになったのが、
08:08アメリカの民間軍事会社、
08:10いわゆるPMC、プライベートミリタリーカンパニーですね、
08:13の社員3人が亡くなったこと、
08:16殺害をされたことがきっかけだったけれども、
08:18それが日本をはじめとした報道では、
08:20アメリカの民間人3人が亡くなったと。
08:22でも実際には、そのPMCの社員がやっていたことも、
08:25アメリカの兵士がやっていたことも、
08:27ほとんど変わりがなかった。
08:28にも関わらず、報道されるときは、
08:30民間人というふうに報道されると、
08:31やっぱり私たちのイメージって、
08:33丸腰で、無実の市民が、
08:35野蛮なイラクの人たちに殺された、
08:37みたいなイメージを持っちゃうじゃないですか。
08:39だからやっぱり、戦争のときって、
08:40そういう情報操作みたいなことが、
08:43やっぱり簡単に行われると思うんですよね。
08:45私たちが報道で聞いている、
08:47民間人という単語一つ、
08:49その単語一つで、
08:50我々がその戦争とかに対して抱くイメージって、
08:53大きく変わってしまうので、
08:55特に戦時下っていうのはね、
08:56原簡単のYouTubeでも何度も取り上げてきましたけれども、
08:59情報操作とか、
09:00認知戦とかも、
09:01そういうことが行われるからこそ、
09:03少なくとも外にいる我々っていうのは、
09:05冷静に情報を見極めるっていうこと。
09:07もしかしたら、
09:08裏に何かあるんじゃないかなっていうふうに、
09:10考えること。
09:11そういったことを、
09:12まさにこのイラク戦争中の、
09:13この報道の在り方とかを、
09:15振り返ると、
09:16すごく感じますね。
09:18ここで大事なのは、
09:19戦争報道の恐ろしさは、
09:21存在しない出来事を、
09:23作り上げることだけではない、
09:24ということです。
09:25事件そのものは、
09:27実際に起きている。
09:29しかし、
09:29その事件を、
09:30どの言葉で呼ぶのか、
09:32どの部分を大きく伝え、
09:34どの背景を省略するのか、
09:37それだけで、
09:38私たちが受け取る、
09:39戦争の印象は、
09:41大きく変わってしまいます。
09:42では、
09:43なぜ戦争では、
09:45このような情報操作や、
09:46印象操作が起きやすいのか、
09:49ここからは、
09:49そのメカニズムを、
09:51もう少し掘り下げていきます。
09:52その前に、
09:53お知らせを挟ませてください。
09:54私、
09:55原カンタは、
09:56世界を無視しない、
09:57大人になるために、
09:58という本を、
09:58自費出版しています。
10:00私自身が、
10:00国際協力の活動を始めた、
10:02原点について、
10:03書いた一冊です。
10:04興味のある方は、
10:05ぜひ動画下のショップから、
10:06お買い求めください。
10:07一冊700円です。
10:08全国各地で、
10:09講演会も行っています。
10:11国際協力や、
10:12社会貢献、
10:12戦争や平和をテーマに、
10:14原カンタの講演会の開催に、
10:15ご関心のある、
10:16企業や教育機関の皆様、
10:18少しでも興味がございましたら、
10:20概要欄のリンクから、
10:21お気軽にお問い合わせください。
10:22なぜ戦争では、
10:23情報操作や、
10:24印象操作が起きやすいのか。
10:26それは、
10:27戦争が、
10:28武器だけで、
10:29行われるものでは、
10:30ないからです。
10:31戦争では、
10:32ミサイルや、
10:33戦車だけでなく、
10:34言葉も使われます。
10:35映像も使われます。
10:37見出しも使われます。
10:38政府や軍は、
10:39自分たちの軍事行動を、
10:41正当化しようとします。
10:43これは侵略ではなく、
10:44自衛だ。
10:45市民を守るための作戦だ。
10:47敵は残虐なテロリストだ。
10:49こうした言葉によって、
10:51国内外の世論を、
10:52味方につけようとします。
10:54もちろん、
10:54相手側もまた、
10:55自分たちに、
10:56有利な情報を流します。
10:58自分たちの被害を強調し、
11:00相手の残虐性を強調し、
11:02都合の悪い部分は隠す。
11:04戦争とは、
11:05軍事力だけではなく、
11:07情報を巡る戦いでもあるんです。
11:09だからこそ、
11:10戦争報道を見る時には、
11:12何が起きたのかだけではなく、
11:14それを誰が、
11:15どの言葉で、
11:16どんな視点から伝えているのか、
11:19まで見る必要があります。
11:20この問題は、
11:21ファルージャだけの話ではありません。
11:23戦争では昔から、
11:25軍事作戦そのものと同じくらい、
11:27その戦争をどう見せるかが、
11:30重視されてきました。
11:31例えば、
11:32ベトナム戦争では、
11:33戦場の悲惨な映像や写真が、
11:36比較的自由に報じられました。
11:38アメリカ軍が何をしているのか、
11:40現地の人々が、
11:41どのように傷ついているのか、
11:43その現実が、
11:44テレビを通じて広く伝わったことで、
11:46アメリカ国内でも、
11:48反戦運動が大きく広がっていきます。
11:51戦場の現実が報じられることは、
11:53市民にとっては大切なことです。
11:55しかし、
11:56戦争を進めたい政府や軍にとっては、
11:59不都合なことでもあります。
12:00自分たちの軍事行動に対する指示が、
12:03揺らぎかねないからです。
12:05その後、
12:05湾岸戦争やイラク戦争では、
12:08報道はより強く、
12:09管理されるようになっていきました。
12:11湾岸戦争では、
12:12精密誘導兵器が、
12:14標的に命中する映像が繰り返し流され、
12:17クリーンな戦争、
12:18といったイメージが作られました。
12:20イラク戦争では、
12:21記者が軍の部隊に同行する、
12:24エンベット取材も広がります。
12:26一見すると、
12:27記者が戦場に入っているので、
12:29現場を見ているように思います。
12:31しかし、
12:32軍と一緒に行動するということは、
12:34基本的には、
12:35軍が見せる戦争を見ることになります。
12:38攻撃する側の視点は見えやすい。
12:40一方で、
12:41攻撃される側の被害や、
12:43生活は見えにくくなります。
12:45ファルージャへの大規模な軍事作戦は、
12:472004年に大きく2度行われました。
12:50そして、
12:511度目より2度目の攻撃の方が、
12:53亡くなった人の数も、
12:55街への被害も、
12:56遥かに大きくなりました。
12:58その違いを考える上で、
13:00高藤さんが指摘しているのが、
13:02外部の目が届きにくくなったことです。
13:04外国人ジャーナリストや、
13:06国際NGOが、
13:08現地に入れなければ、
13:09そこで何が起きているのかを、
13:11外から確認することが、
13:13難しくなります。
13:14誰かが見ている、
13:15誰かが記録している、
13:17誰かが世界に伝える、
13:19その存在があるだけで、
13:21戦場では、
13:22一定の歯止めになることがあります。
13:23逆に言えば、
13:25その目がなくなると、
13:26攻撃する側にとって、
13:28都合の悪い現実は、
13:29外に出にくくなってしまいます。
13:32高藤さんは、
13:32紛争地に、
13:33外国のメディアや支援団体が、
13:35入ることの意味について、
13:37このように話してくれました。
13:392004年の4月と、
13:414月から5月にかけての、
13:43包囲攻撃と、
13:4411月からの、
13:45包囲攻撃、
13:462回あったんだけど、
13:471回目の時って、
13:48軍事的に米軍は、
13:50ファルーチャ制圧できなかったんだよね。
13:53やっぱり、
13:53抵抗が激しくて、
13:54レジスタンスの。
13:56で、
13:572回目の時は、
13:581回目の時のね、
14:00本当に、
14:00火にならないぐらい、
14:02激しい攻撃、
14:04押したの。
14:05死者も、
14:06桁が1個違った。
14:08で、
14:094月の時には、
14:10まだそれでも、
14:11国際のジオとか、
14:12私みたいな、
14:13その、
14:13フリーの、
14:14エドワーカーみたいな、
14:15人とかが、
14:16イギリス人とか、
14:17オーストラリア人とかも、
14:18結構、
14:19入ってたんですよ。
14:20支援物資もって。
14:21で、
14:22こう、
14:22例えば、
14:23オーストラリア人の友達は、
14:24パスポート見せて、
14:25米軍に、
14:26オーストラリア人です!
14:27って言って、
14:28交渉して、
14:29医薬品運びに来ましたら、
14:30通してください!
14:33救急車に乗ってたのは、
14:35イギリス人の友人だけど、
14:37撃たれるんだよね、
14:37救急車と真ん中撃たれる。
14:39まあ、
14:39真ん中だったから、
14:40誰も知らなかったけど、
14:41救急車が狙われ、
14:42みたいなことも、
14:43すごくあったり、
14:44うん、
14:44あった。
14:45で、
14:46その、
14:461回目の時は、
14:48その、
14:48オーストラリア人の友達は、
14:50逃げられないでいる、
14:51家族たちが、
14:52500人ぐらいいたって言ってたかな。
14:54それで、
14:55米軍に、
14:56この人たちを、
14:57逃がしてあげてくださいと。
14:58こんな危ないから、
14:59逃がしてあげてくださいと、
15:00言ったの。
15:00で、
15:01なんでそこに逃げられなかったかって言うと、
15:02男性は、
15:0314歳以上は、
15:04戦闘年齢とみなすっていうことで、
15:06中学校2年生くらいだよね。
15:08中学校2年生くらいの男の子たちは、
15:10みんなもう、
15:10逃げちゃダメって言われた。
15:11避難しちゃダメ。
15:12避難させてもらえなかった。
15:14なので、
15:15要するに、
15:15息子たちが逃げられないんだったら、
15:17私たちも逃げないって言って、
15:18お母さんとか娘たちも、
15:20一緒になって残っちゃったみたいな。
15:21人たちもたくさんいたんでしょ。
15:22家族と一緒にいるっていう。
15:24で、
15:24その人たちが一緒に固まっているっていう、
15:26それをオーストラリアの人たちが、
15:28交渉して逃がすみたいなことをやったりとか、
15:30それができたのが1回目。
15:32だけど2回目は、
15:33完全に、
15:33本当にもう、
15:34アリの子1匹入れないぞっていう勢いで、
15:36米軍は包囲攻撃っていうのをして、
15:37なので、
15:38死者は、
15:396000人を超える、
15:40そういう状況。
15:42すざまじい攻撃だったんだよね。
15:45それで本当に完全に包囲だから、
15:47埋葬を撮影した友人なんかも、
15:50包囲攻撃中は何もできないわけです。
15:52それが終わってから、
15:54米軍に交渉し、
15:55中に入れてくださいって言って入る。
15:56そこにはもう本当に大変な状況。
15:59もう遺体も腐敗も始まっている状況だし、
16:02っていう感じ。
16:03本当に、
16:051回目、
16:062回目、
16:07その違いはやっぱり、
16:09第三者の目があるかないかで、
16:11これで、
16:11どれだけの違いが出るのかっていうのは、
16:12すごい思った。
16:13だから、
16:14紛争地の中で、
16:15外国のジャーナリストが来るとかっていうのは、
16:17そういう意味合いもすごくあるし、
16:19外国の国際NGOとか、
16:21外国の営業ワーカーとか、
16:23そういった人たちが、
16:23紛争地に入るっていうのは、
16:25そういった、
16:26抑止にもなるっていう、
16:28本当にもう、
16:28ビビたるものは、
16:29微力でしかないけれども、
16:31全く誰もいないと、
16:32とんでもないことが起きる。
16:34あるいは、
16:34何もなかったことにされちゃう。
16:36その、
16:36何もなかったことにされたところで、
16:38何が起きてるかっていうのは、
16:39本当に恐ろしいことが起きている。
16:41可能性がある。
16:42それは本当に教訓です。
16:45ベトナム戦争の時に、
16:46アメリカって、
16:47結構自由に報道させたじゃないですか。
16:49それで、
16:50世界的に反省運動が起きて、
16:52湾岸戦争あたりから、
16:53かなり情報統制をし始めて、
16:54それがさらに、
16:55イラク戦争になって、
16:56ファルージャーの、
16:57第二次ファルージャーの戦闘の時には、
17:00徹底的に情報統制を敷いたっていう感じなんですかね。
17:03出したい情報を出すために、
17:05エンベッドっていう方法を取って、
17:07要するに、
17:07重軍取材。
17:08米軍側からの映像を流す。
17:10だから、
17:10まさに、
17:11イラク戦争なんて、
17:12そういう感じで、
17:13ライブ中継だったからね。
17:15そうすると、
17:16我々が日本で、
17:17テレビの報道で見ているものっていうのが、
17:19いかに、
17:20一面しか、
17:21切り取っていない可能性があるっていうことを、
17:22頭に入れておく必要があります。
17:24そうですね。
17:25本当に特に、
17:26紛争地っていうのは、
17:27もう一番大変な時って、
17:29報道に乗ってくる時って、
17:30もう完全に人道危機になってるんですよ。
17:32完全に、
17:33これから危機が起きますよ、
17:34っていう時に報道はなくて、
17:35危機になって、
17:37人がもう散々亡くなってから、
17:39それこそだから、
17:402003年で、
17:41私が入って、
17:42もう1ヶ月もしないうちに、
17:44私たちが、
17:45聞いたのは、
17:46日本のメディアから、
17:49取材に来てたフリージャーナリストが言われてたのが、
17:51死者がもうちょっと多くなったら、
17:53もう一回言って、とかね。
17:54それから、
17:54いやー、
17:55イラクは賞味期限切れてるからね、
17:56って私も言われたし。
17:58だんだんそうやって、
17:59人道危機な状況は、
18:01ニュースになるけど、
18:02それからは消えていくじゃないですか。
18:04そうすると、
18:04また死者が、
18:06これまでは、
18:0610人でニュースになったけど、
18:0820人、
18:0830人が続いていったら、
18:10もうニュースにならなくて、
18:11100人になったら、
18:12あ、ニュースになる。
18:12みたいな。
18:13そういう感じになってくじゃないか。
18:15で、
18:16そのうち何もなくなる。
18:17だから、
18:17ポッと出てくる、
18:19点のような報道を繋げてしまうと、
18:21わけがわからないし、
18:22間違った見方になってしまうし、
18:24そこはすごく危険だなと。
18:26だからやっぱり、
18:27どこの紛争地を見るにも、
18:28点と点の報道を繋ぐのではなくて、
18:31やるべきは、
18:32点と点の間で何が起きてたのか、
18:34っていうのを、
18:34調べようと努力すること、
18:36すごく大事かもしれない。
18:39今の高藤さんの話で、
18:41私が一番大事だと思うのは、
18:43点と点の間を見る、
18:45ということです。
18:46ニュースは、
18:47戦争を、
18:48点で伝えます。
18:49空爆があった。
18:51民間人が殺された。
18:53軍事作戦が始まった。
18:54停戦が成立した。
18:56もちろん、
18:57こうした出来事は、
18:58どれも重要です。
18:59報じられるべき事実です。
19:01ただ、
19:01その点だけを繋げると、
19:04戦争は、
19:04とても単純な物語になってしまいます。
19:07イラクのファルージャも、
19:08そうでした。
19:09民間軍事会社、
19:10ブラックウォーターの、
19:11契約要員が殺害され、
19:13遺体が損壊された事件は、
19:15実際に起きました。
19:16しかし、
19:17それが、
19:18アメリカの民間人が殺害された。
19:20ファルージャは、
19:21テロの倉屈だ、
19:22といった、
19:23強い言葉で伝えられた時、
19:25その前にあった、
19:26戦慮の現実や、
19:27民間軍事会社の存在、
19:29現地に積み重なっていた、
19:31怒りは、
19:32見えにくくなりました。
19:33戦争報道の恐ろしさは、
19:35ここにあります。
19:36報道が、
19:37全部間違っているわけでは、
19:38ありません。
19:39むしろ、
19:40事実だからこそ、
19:41私たちは、
19:42強く反応します。
19:43でも、
19:44その事実が、
19:45どの言葉で切り取られ、
19:46どの映像と一緒に流され、
19:49どの背景を省いたまま、
19:51伝えられるのか、
19:52によって、
19:52私たちが見る戦争の姿は、
19:55大きく変わってしまいます。
19:57だから、
19:57戦争報道を見る時に大切なのは、
20:00ニュースを、
20:01そのまま、
20:01鵜呑みにしないことです。
20:03それは、
20:03どうせ全部嘘だと、
20:05冷笑することではありません。
20:07報道を全否定するのではなく、
20:10その報道が、
20:11何を伝え、
20:12何を伝えていないのかを、
20:14考えることです。
20:15大切なのは、
20:16ニュースで見えたものだけを、
20:18戦争の全てだと、
20:19思わないことです。
20:20その映像は、
20:22誰の視点から、
20:23取られたものなのか。
20:24その言葉によって、
20:26誰が悪者にされ、
20:27誰の声が、
20:28抜け落ちているのか。
20:29その事件の前に、
20:31何があり、
20:32その後に、
20:33誰が、
20:34その土地で、
20:35生き続けるのか。
20:36私たちは、
20:37戦場にいるわけではありません。
20:39だからこそ、
20:40報じられた出来事の、
20:42外側にある背景まで、
20:43見ようとしなければ、
20:45戦争を理解したつもりで、
20:47誰かが作った物語を、
20:49受け取っているだけになってしまう。
20:50戦争報道を見る時に、
20:52本当に問われているのは、
20:54ニュースで報じられる出来事の、
20:56背景まで、
20:57見ようとする姿勢ではないでしょうか。
21:01皆さんは、
21:02今回の話を聞いて、
21:03戦争報道の見方に、
21:05何か変化はあったでしょうか。
21:07ぜひ、
21:07コメント欄で、
21:08皆さんの考えを聞かせてください。
21:10今回紹介した、
21:11ファルージャの取材映像は、
21:13過去のイラク取材シリーズでも、
21:15詳しく公開しています。
21:16この動画では、
21:17お伝えしきれなかった、
21:18現地の声を紹介していますので、
21:20概要欄に掲載した、
21:22再生リストから、
21:22ぜひご覧ください。
21:24私が運営する、
21:25オンラインサロンシナジーでは、
21:26YouTubeでは話しきれない、
21:27海外取材の裏側や、
21:29現地で実際に見聞きしたことを、
21:31メンバー限定でシェアしています。
21:33ハラカンタの海外取材や、
21:34発信活動を応援したいと思ってくださった方は、
21:37概要欄のリンクから、
21:38ぜひホームページをご覧になってみてください。
21:40これからも、
21:40ハラカンタのチャンネルでは、
21:41大手メディアの報道だけでは、
21:43見えてこない現地の声や、
21:44世界で起きている問題の背景を、
21:46分かりやすくお届けしていきます。
21:48今後も、
21:49一緒に学び続けてくださる方、
21:51まだチャンネル登録がお済みでなければ、
21:53ぜひ、
21:53これを機会に、
21:54チャンネル登録よろしくお願いいたします。
21:56ということで、
21:57今回も最後までご視聴くださり、
21:59ありがとうございました。
22:00また次回の動画で、
22:01お会いしましょう。