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00:00:00日本人で今年ノーベル賞を受賞したのは坂口志文さん、北川進さん、いずれも京都大学出身です。
00:00:30これで京都大学ゆかりのノーベル賞受賞者は13人に上ります世界的な研究者を多数輩出するその鍵は京大の自由の楽譜にあり
00:00:59これまで海外のユニークな入試問題を通じて今世界で求められるさまざまな力に迫ってきたあなたは頭がいいと思いますか?
00:01:18今回のテーマはノーベル賞につながる鍵!
00:01:28注目するのはこちらの3つの大学です
00:01:34挑戦するのは松丸良吾さん、福田真希さん、初登場のサンシャイン池崎さん
00:01:44番組初の大学での公開収録
00:01:48現役兄弟生たちと共に送る1時間スペシャルです
00:01:54お前だ!
00:01:56趣味何ですか?
00:01:58現場からは以上です
00:02:00ありがとうございました
00:02:02京大研究室のユニークなルールに驚きの連続
00:02:08まず先生っていう呼び方禁止ですね
00:02:10禁止!
00:02:12さらにノーベル賞受賞者へのスペシャルインタビューも
00:02:18例えばこれは絶対無理だろうと言われるようなことは非常に面白いですね
00:02:24ともともノーベル賞を跳ぶために研究したなんていうのは
00:02:28その表現が根本的に間違っている
00:02:33一年ぶりにWe're back!
00:02:37ニューシーエンターテインメント
00:02:39ニューシー!
00:02:41京都大学
00:02:43どうもお待たせしました
00:02:47どうもお待たせしました
00:02:49後ろ謎解きの松丸くん
00:02:53そして三次のひよいの久田さん
00:02:55カンシャイン池崎さんどうぞ
00:02:57はいお三方こちらへ
00:02:59はいもう受けてますよ皆さん
00:03:01あのー京大といえば謎解きサークルがあるんですよ
00:03:06謎解きサークル入ってるって人いますか?
00:03:08いた!
00:03:09うれしい!
00:03:10なに優秀なの?すごい?
00:03:12もうほんとに日本一面白い謎解きの学生団体って言ってもいいぐらい
00:03:16めちゃくちゃ面白いものを作るサークルがあるんですよ
00:03:18そうなんだ
00:03:19の所属ですか?
00:03:20えっとエニグロイド
00:03:21エニグロイド
00:03:22エニグロイド
00:03:23エニグロイド
00:03:24エニグロイドってすごいバンドの名前みたいな
00:03:26松丸くんのことは尊敬してるあるいは
00:03:28はいめちゃめちゃ尊敬してます
00:03:30さあ今日のテーマはノーベル賞につながる3つの鍵
00:03:38まずは京都大学に伝わる自由の楽譜
00:03:43奮われたんだなと今までやってきたとね
00:03:46そういうふうな考えにしました
00:03:49今年ノーベル科学賞を受賞した京都大学北川進特別教授
00:03:57長年の研究の末
00:04:01多効性金属作体という材料を開発した業績が強化されました
00:04:09京都大の研究環境について問われると
00:04:15非常に精神的に自由であったように思います
00:04:19自由な発想で物ができる
00:04:22面白いことをやってもダメだと言って足引っ張る人はそんなにいないと思います
00:04:30出てきたのは自由という言葉京都大学の自由って一体何なの?京大の歴史に詳しい塩瀬隆之淳教授に聞いてみたよ京都大学はやっぱり自由の楽譜で知られていまして京都大学の創立以来なので1897年からずっとこう自由の楽譜とセットで京都大学が語っていただけるので
00:04:59それが大事かなと思っています
00:05:02自由の楽譜聞き慣れないけど自由な楽譜じゃないの?
00:05:09何をやってもいいとか好き勝手にしていいという意味ではないんですね
00:05:13大事なことは学問とか研究が自由である
00:05:16誰の干渉も受けずに自分で決めれるってことなんですけど
00:05:19そういう意味で自由の楽譜っていうところの脳をしっかりとこだわりたいと思っています
00:05:25この博物館も研究者たちが世界中から面白いものを集めてできた集合体なんだって
00:05:35とことん追求するのが京大流
00:05:40蛇の右利きと左利きの研究者がいて
00:05:44蛇もカタツムリ食べるときにあごの発達のしかたが右と左で違うらしくて
00:05:51お互いその研究が将来何の役に立つかはよく分からんのですけど
00:05:55めちゃめちゃ好きなんだなっていうのが間違いなくてそういうのを大学生大学院生博士になって研究してる人たちいっぱいいるんですよね
00:06:03それを突っ込んでる研究者がいっぱいいるってこと自体が自由の楽譜そのものだなと思っていてそれがたまたま誰かが見ると30年後40年後にノーベル賞になるっていう
00:06:14自分が好奇心を持ってそれにどっぷりとはまるってことがすごく重要でそれにずっとへばりつくほど長く見るっていうと結果として自分の中から問いが芽生えてくるので自由と好奇心がユニークな問いや研究テーマにつながるんだね
00:06:34さらに北川さんにも兄弟の自由について話が聞けたよ
00:06:43やっぱり自由な発想しないとダメでしょうね
00:06:46見方を変えるとかみんな思ってることを否定して違うことをいるというのも想像性につながるんですね
00:06:54だからそういう考え方っていうのがやっぱり研究には絶対必要で
00:07:01北川さんが開発した材料は非常に小さな穴に特定の機体を閉じ込めたり そこから目的の物質だけを取り出したりすることができるもの
00:07:14研究の過程で偶然見つけた材料の隙間をただの穴と思わずに見方を変えて活用法を研究し続けたことがノーベル賞につながったのです
00:07:28けど自由と言ってもそう簡単なものではないんだって
00:07:34こういう大きなボワンとしたテーマだけど好きにやっていいと それで発掘してきたことをやっていいんですよね
00:07:41しかしながら色々なところでは指導はありますけども これやれあれやれとものすごく強制されるようなことはなかった
00:07:50それが良かったと思います
00:07:52ところが自由なんだけどもそのまま何もアウトプットしなかったら
00:07:58それはもうアウトですよね
00:08:00自由の最後は非常に厳しさが待っている
00:08:05だから僕学生にも言ってたのはまず自由で好きにやりなさい
00:08:11自由というのはある意味何やってもいいような感じなんですけどものすごい責任があるんですねあと面白ないな言われたら終わりやからそんな面白ないわーってそういう伝統がありますね
00:08:27はい自由にも程があるというか自由には厳しさが最終的にはつきまとってくるっていう本来的な深いところきましたよね
00:08:37兄弟生たちは兄弟の自由をどう感じているのかな?
00:08:43自由な聞き方やめてあげて今自由な聞き方します確かに面白いです確かに面白いですやめてください
00:08:55理学研究科博士2年の延期ですうわすげえはい理学生ですはい兄弟の兄弟の授与でですねまああの研究室でコアタイムがないとかコアタイムないのコアタイムって何ですかこのジパンは研究室いなさいみたいなやつがないってことないですえそのコアタイムがないのうちのラボではないですだから一見自由の厳しさにつながるじゃないですかこれ自主的なものがない
00:09:25まあでも大体みんなしっかり自分の好きなことをしっかりやってると思いますやっぱりやってるんだ自由の中でどなたでしょうか何なんだろうこの歩きは
00:09:40お前だー
00:09:43狙うなぁ狙うなぁ儀式がお願いします立ってくださいはい
00:09:52えっと法学部の1回生のたてみちみえと言いますはい
00:09:58やっぱりなんか普段周り見ててそのあまり人の目を気にしてない人が多いかなっていうのは普段から感じててそこがなんか自由の学風とちょっとつながってたりするのかなっていうのは思ってます
00:10:12将来どんな研究やりたいって私は法学部なんで法律の知識生かして国家公務員官僚になったりとかあと地方公務員で働いたりとかまあそういうのも選択肢例えば法務官僚とか法務省に入るとかね池崎さんどうですか同じ国立ですけど趣味何ですか?
00:10:33お見合いみたいなちょっとここで京都大学の自由の入試に挑戦京大の入試は昔からちょっと特殊多くの科目で時数制限はなし回答用紙は余白が非常に多く途中の式やメモを自由に書き込めます回答へのプロセスや断崖の説明を書き込めます
00:11:03回答へのメモも重要まさに自由の入試
00:11:07挑戦するのはこちら およそ70年前に出された数学の問題です
00:11:176桁の整数abcdefかける2がcdefabに等しいとする この時のabcdefを求めよという問題です
00:11:33さあ解けるでしょうか?
00:11:37さすがに70年前の過去問はみんなも解いてないですよね?
00:11:45さすがに解いてないと思うんですよね?
00:11:47さすがに解いてないと思うんですよね?
00:11:48みんな初見ってことか?
00:11:49ちょっと僕今野心が勝ちたいという野心が…
00:11:53やっぱり東大で謎解き理数得意ですから むしろ福田さんよりもプレッシャーなんだと思うんですよ
00:12:01むしろ 私はもうプレッシャー全くないですよね
00:12:03せっかけるわけがないんだから
00:12:05微妙なのが池崎さんなんですよ
00:12:06僕が一番ノープレッシャーじゃないですか?
00:12:09いやでも大分大学で理科系じゃないですか?
00:12:12そうなんですよ 僕一応国立出て行って工学部なんで
00:12:16勝ちたいな 勝ちたいですわ 皆さんに
00:12:19さあそれではこれが問題です
00:12:22はい
00:12:23ABCDEF×2
00:12:27はい
00:12:28答えがCDEFABとなってます
00:12:33すいません もう手上がってる人いるんですけど
00:12:35ちょっと待って ここまで読ませてもらえますか?
00:12:38この時のABCDEFを求めよう
00:12:41ABCDEFはちなみに一桁の数である ここで手が変わってるどうしたんでしょう?
00:12:47ちょっと待ってくださいえ答えを出して挙手してるんですねそうですえ今混乱したえ早くない本当にマジかようわ正解よマジっすかまさかの10秒で解答だけどここでちょっとネタ明かしします実は3つあります答えがだから早くもポンと一瞬間的に手を挙げて3つのうちの
00:13:16一つを答えたのが松丸くんだという状態です あと皆さんゆっくりやりましょう3つありました答えるんですか?
00:13:23ああ
00:13:25さあちょっと見てみましょう福田さんは果敢にホワイトボードに攻めている池崎さんは紳士木工筆が走っていない腕が走っていないこれをどう見るかそして学生手上がった手上がった前後ろいきますからねはいこれこれあとこれ
00:13:44この2つではいもう1つありますよプレタスさん3つ出ましたうわちょっと待って一番後ろの人すぐからめちゃ忙しい俺これとこれとこれですはい全正解よーし松丸くんが一番乗りじゃあ一番後ろああ手上がったうわ忙しいわはい大正解こうすごいですね大正解ちょっとそっち貸してくれる?はい大正解ですよーしー!
00:14:13はい大正解はい大正解はいこれですねこれですねはい全然違います
00:14:21何だお前何だお前っていう前に頑張ってください頑張ってください全然違いましたいやーはいタイムオーバーということにさせていただきます逆に言うと京都大学の学生をもっとしても今さん5人かということになるんだ50人近くいてね
00:14:43ちょっと悔しいですよね正解たどり着けないという人ねじゃあねちょっと松丸さんこれ出てきてこれね解説がむずいね解説むずいと思いますけど実はちょっと面白い数があってこれちょっと飛んじゃうんですけど7分の1っていう数が面白いんですよこれ計算すると
00:15:131つまりが繰り返されていくのが7分の1でこの数字が面白いのがこれ倍にすると0.285714285714って同じ並びだけど順番が変わって出現するっていうへえそういうことなの順番が変わるっていうのが結構面白い性質であってこの問題見た時に出題者は循環小数の話をしたいなっていう
00:15:43それでからあとの2つを出していったってことですね
00:15:46この問題の正解はこちらの3つです
00:15:52松丸さんは7分の1が循環小数であり2倍すると数字の順番が入れ替わるという性質を知っていたため
00:16:03即座に答えにたどり着きましたがこれはちょっと特殊なやり方です
00:16:08松丸さんは縦板のイメージでこうやってやってくれたじゃないですか別な方法別なプロセスを持って正解にいったっていう人手を挙げてもらえますか別な説明を聞いてみたいんですよあれだけ手が挙がりましたからいたいたちょっと出てきていただけますか何年生ですか4年生じゃあちょっとあの松丸君以外のやり方だったんですね
00:16:38はいじゃあお願いしますちょっと説明をえーとこれ見てなんかABABが一緒になってるのとCDEFCDEFがセットになってるなと思ってそこを気づくそこをまず気づいてパッと気づいたパッと気づいてなんかこんな感じになってて
00:17:08そうかそう言われてみればそうかそういうふうに見ることができてこのAこことっていうのは ここのあの1万の位にいるのでこれ書き換えると1万かけるA
00:17:20はいはいたすBになっててでこっちはえーとBが100の位から始まっているので100BたすAになってます周り数でこれ2倍したらこれになっているので後は
00:17:268 b が 100のくらいから始まっているので
00:17:32100 b たす a になってます で
00:17:37これ2倍したらこれになっているのであとは方程式を立ててあげます こっち待ってこれだったら私たちもできたかもしれないと思う
00:17:45ちょっとそういうの後の祭りというんじゃない
00:17:49あとギリギリ俺分かってないわ何か むずいなあそこもまた面白いであとはちょっとこの式を計算するとうまくできます
00:17:57でできるんですか その計算がこちら
00:18:03まず1万 a と b にそれぞれ2をかけると2万 a たす2 b イコール100 b たす a となります
00:18:13さらにaとbをそれぞれ移行すると1万9999aイコール98bになりますここまでは何とか分かるでしょうかここまではここからはここからえっとこれ両辺を7で割れるのであっなるほど7で割れんだ割れますそれは7は急になんで出てきたなんで急に7な7で割れるなって思ってますすごい
00:18:42なぜは何が急に置いてからね普段か大体のこと終わってるんですよ ここ
00:18:49くられたならかな一応理由はって98ってもし2で割ると 2かける49になるので49
00:18:57あれは49てみようばやりませんかかけたな7かけるなかなかけるななんですよ7の段で一番有名なんで もし
00:19:0449が一番有名なんで7749一番出やすい一番有名です一番有名ですだからもし98なんか割るとするなら2か7でしか割れないので2なんてこっち割れないので偶数じゃないから7しかないやんってことです
00:19:25ここで先ほどの計算の続きです
00:19:3119,999を7で割ると2857
00:19:38今度は98を7で割ると14です
00:19:45この式が成り立つにはAは14の倍数 Bは2857の倍数ということになります
00:19:55BはもともとCDEFを置き換えたものだったので4桁の数となり
00:20:021つ目は2857
00:20:06その2倍の5714
00:20:103倍の8571の3つが当てはまります
00:20:15この時それぞれに対応するAは
00:20:1914
00:20:2028
00:20:2242となります
00:20:25したがって正解はAとBを組み合わせた6桁の数
00:20:3014万2857
00:20:3328万5714
00:20:3742万8571の3つとなるのです
00:20:42ねえ分かり合えてる
00:20:45ありがとう
00:20:45感動しました
00:20:47めっちゃいい
00:20:49東大と京大が握手してます
00:20:51今の5分でこの答えにたどり着く
00:20:55この解法にたどり着くっていうのが
00:20:56本当に京大生のすごいところだと思いました
00:20:58僕は知ってたから解けただけなんでひらめいてはないんですよ
00:21:01だからなんかちょっと頭でっかちな回答だったんですけど
00:21:04こっちはひらめいてる
00:21:05ひらめいてるから
00:21:06すごい
00:21:06ということ
00:21:0730年後彼は多分ノーベル賞取ってますね
00:21:10いやマジですごい
00:21:11取りそうでも
00:21:12入試では自由な発想を求める強大だけど研究室はどんな感じなの教えてくれるのは橋本浩二さん
00:21:26素粒子論などを研究し世界で活躍する物理学者
00:21:31日本初のノーベル賞を受賞した
00:21:35湯川秀樹さんが始めた素粒子論研究室の教授です
00:21:39橋本さんはこの研究室で後にノーベル物理学賞を受賞する
00:21:46増川敏秀さんと出会い学びました
00:21:49素粒子論研究室には増川さんが大切にしてたルールがあるんだって
00:21:58まず先生っていう呼び方禁止ですね
00:22:01何て言うの教授何々さんですね
00:22:04さんここも橋本さんで呼ばれてますし大学院生は何々さん
00:22:09先生学生あるいは先生生徒みたいなことになると役柄固定しちゃうじゃないですか
00:22:14それ嫌がるんですね
00:22:15自他の境なく合流していく研究で言えば
00:22:18そうやって役柄を分けないっていう感じにもつながりますよね
00:22:22そうですね兄弟の自由の楽譜っていうのは
00:22:24多分権威とか権力に重ねないということで
00:22:27偉い先生が何を言ってる
00:22:30それをすぐに信じるんじゃなくて
00:22:33あれは嘘なんじゃないかと
00:22:34自分はこう考えるっていうのを
00:22:37どんどん深めていくという
00:22:39これが学風だと思うんです
00:22:41ですから初めからあの人を先生と呼んでしまうと
00:22:44その人の言ってることは本当ですよって
00:22:46他の人に言うことになる
00:22:48疑いをかけられない
00:22:48それはもうなし
00:22:49古い常識を打ち破っていく姿勢こそが大事
00:22:55だから先生と呼ばれると
00:22:58増川さんはものすごく怒ったのだそうです
00:23:01ノーベル賞の研究ってほとんどは
00:23:05若い時に生まれるんですよね
00:23:0620代30代
00:23:07僕みたいなのはもう50代になると
00:23:10老害ですむしろね
00:23:1250で老害?
00:23:13私70超えてるんですけど
00:23:14もうほとんど気のせいで生きてるだけっていう状態ですよね
00:23:18ちょっと面白いね
00:23:19だから僕が何か言うよりは
00:23:21やっぱりここにいらっしゃる学生の皆さんが
00:23:23若い柔軟な発想で今を深めるっていうことが
00:23:26将来のノーベル賞になると
00:23:28大学院生も研究者としてタイトに接するのがルール
00:23:34増川さんは若い人から最新の理論を
00:23:38教わるのが好きだったんだって
00:23:41ちなみに増川さんがよく話してた言葉が
00:23:47ノーベル賞っていうのはどうやって取れるんだ
00:23:51みんな興味ありますよね
00:23:52聞いてみました
00:23:53周回遅れのトップを目指すのがいいと
00:23:57研究っていうのはマラソンみたいなもんだと
00:24:00トラックを回ってるんだと
00:24:02ただしゴールはありません
00:24:03そういうやつ
00:24:05戦闘集団があって
00:24:07戦闘集団がものすごい速さで回ってます
00:24:09世界のトップの研究者がそこにジョインしていて
00:24:13自分はそれを必死で追いかけて
00:24:15フラフラと走っていると
00:24:18ある瞬間後ろから
00:24:20トップ集団が追いついてくる時があります
00:24:24この時にこっそりそのトップ集団に入るんです
00:24:27自分が一番前のフリをして
00:24:29その時が研究のチャンスなんだと
00:24:32自分の研究と世界の研究が合流して
00:24:36しかも自分はトップにいると
00:24:38そこでノーベル賞の道が開けるんだ
00:24:40っていう風に言っています
00:24:42そのポイントは結局
00:24:44みんなで争ってるんだけども
00:24:46何周したらゴールっていうもんじゃない
00:24:48っていうことなんです
00:24:49だから自分のペースで走っててもいいんです
00:24:52ただ研究のトップ集団みたいなのがあって
00:24:55そこに組みしないと
00:24:57ノーベル賞の発見はもちろん
00:24:58人類の最先端なのでできないわけですけども
00:25:01それは自分のペースでやってもいいんだよっていう
00:25:03そういう教えでした
00:25:05芸能界でも何とかできないですかね
00:25:07そういうこと
00:25:07周回遅れ
00:25:08周回遅れ
00:25:09いやどう
00:25:10まあだから逆に
00:25:11とがった笑いじゃない方が
00:25:14周回遅れで
00:25:15受け始める
00:25:17確かにね
00:25:18今みんなこうちょっと
00:25:19とがったことしようとしてるから
00:25:20じゃあ真っ直ぐ大声出し続けようみたいな
00:25:23そう
00:25:23ノーベル賞につながる鍵
00:25:28少し見えてきたかな
00:25:30自由にもいろいろあるんだね
00:25:32さて今度は海外のトップ大学を見てみよう
00:25:38QS世界大学ランキングで
00:25:4514年連続1位を獲得
00:25:47世界最高峰の工科大学の一つマサチューセッツ工科大学通称MIT
00:25:55これまで輩出してきたノーベル賞受賞者の数はなんと100人以上
00:26:06もう桁違い
00:26:09なんでそんなに革新的な研究や発見ができるの
00:26:13世界にあるさまざまな問題を柔軟に考え立ち向かうには
00:26:19遊び心が必要です
00:26:21革新的な発明や社会の問題解決になくてはならないのです
00:26:28ノーベル賞につながる鍵2つ目はMITの遊び心
00:26:35早速潜入
00:26:37現役のMIT生が取材に協力してくれたよ
00:26:43MITの工学部2年生でコンピューターサイエンスを専攻している田中裕樹さんです
00:26:56海外に行こうってなんないもんな
00:26:58高校3年生の時に世界中の中高生がプログラミング能力を競う
00:27:04国際情報オリンピックで金メダルを獲得した田中さん
00:27:09そこで知り合った世界中の優秀な高校生たちがMITを目指している人が多くて
00:27:20それをきっかけで自分もそこを目指そうかなと思うようになりました
00:27:25MITのキャンパスは遊び心満載なんだって
00:27:32こちらはコンピューターサイエンスの建物でして
00:27:37コンピューターサイエンス関連の研究室とか
00:27:41あとは授業とかもこちらの建物で行われます
00:27:44個性的な形の建物になってまして
00:27:48そういうところから急にアイデアがうかんだり
00:27:53こういう消しゴムあった
00:27:54勉強をすると作業が図るっていう人も結構います
00:27:58そうなんだ
00:27:58京都大学も良さあったらこういうの作ってください皆さん
00:28:01ワクワクするな
00:28:03こちらはバナナラウンジといいまして
00:28:05ダンボールに箱詰めで大量のバナナが入ってて
00:28:10新鮮なバナナが24時間いつでも誰でも食べれるという部屋になっておりまして
00:28:16バナナを食べながら勉強したり作業したりする学生も多くなって
00:28:22常に脳を使っている学生たちに短時間で糖分補給をしてもらおうと
00:28:29大学が2018年に設置しました
00:28:32そしてMITの遊び心を象徴するのは
00:28:37例えばMITの象徴である高さ40メートルのドームに
00:28:46なんと飛行機を乗せるといういたずら
00:28:52他にも校舎の窓を使ってパズルゲームをやってみたりと
00:28:58ハックに波外れた技術やパワーを注ぐのがMIT製なんです
00:29:03そんな中で伝説のハックがこちら
00:29:09それは1958年のこと
00:29:14学生仲間の中で一番身長の低いスムート君
00:29:20僕と同じだ
00:29:22まずは5フィート7インチだな
00:29:27なんと5フィート7インチのスムート君を単位にして
00:29:33足の長さを計測
00:29:35364.4人分のスムートと
00:29:41耳1個分だな
00:29:43なんでこんなことする
00:29:45スムートという独自の単位を使ったユニークなハック
00:29:50それから60年以上経った今
00:29:56世界的なIT企業の衛星写真の閲覧ソフトでは
00:30:00なんとスムートという単位が使われています
00:30:08そしてなんとこのハックを仕掛けた
00:30:13オリバー・スムート君がノーベル賞を
00:30:17受賞したわけではありませんが
00:30:21親戚のジョージ・スムートさんがMITに入り
00:30:25天文物理学者としてノーベル物理学賞を受賞しています
00:30:30わー!
00:30:32MITの学生は遊びも勉強も桁違いのパワーだね
00:30:38やっぱり入って一番意外だったことは
00:30:43すごく時間のサイクルが大事なんだっていうか
00:30:48シニア4時とか図書館に行っても
00:30:52絶対に勉強してる人はいてて
00:30:54いろんなものを全部全力で頑張る趣味とか
00:30:5999%のトリフと1%のひらめき
00:31:03その1%のひらめきも大事なんですよね
00:31:06だからやっぱりそのひらめきの部分では
00:31:10やっぱり遊び心が大事になってくれるんじゃないかな
00:31:13っていう思います
00:31:14いやー面白いですね
00:31:16先生もMITにいらっしゃったことあるから
00:31:19バナナ食べました?
00:31:20おいしかったですね
00:31:21やっぱりおいしいですか
00:31:22おいしいな
00:31:22おいしいです
00:31:23例えばバナナラウンジがある近くはですね
00:31:26廊下が大すごい先まで伸びていて
00:31:29それ無限廊下っていう風に言われてるんです
00:31:31そこは象徴的な場所になってまして
00:31:34そこをみんな歩いて
00:31:36次の講義室とかに向かうんですね
00:31:37教授もそこを歩いてますし
00:31:39その無限廊下の周りはガラス張りになってまして
00:31:43研究室がそのまま生で見える形になってるんです
00:31:46だからバナナを食べに行くと
00:31:48ちょっと見たら研究をしていて
00:31:50自分もそこにフラッと入って
00:31:52教授と話ができるとか
00:31:53そういった環境
00:31:55だからバナナは餌なんだ
00:31:57餌っていうか
00:31:58ある意味知的欲求の餌
00:32:00釣り下げられてるバナナに向かう途中に
00:32:03研究力をかきたてられて返すわけです
00:32:05そうですね
00:32:05バナナでエネルギー補給して
00:32:07帰り道また見るんですよ
00:32:09そして遊び心プラス厳しさにもつながるんですけど
00:32:12MITで行われる石分の大会っていうのがありまして
00:32:16石分の大会
00:32:16その模様はなかなかの迫力ですよ
00:32:19見てください
00:32:20石分の大会
00:32:22毎年1月に開催されます
00:32:24MITの在校生と卒業生が一同に会しまして
00:32:2850人が石分の計算を競い合います
00:32:31ご覧のように黒板に一心に向かって
00:32:33脳内が動いております
00:32:34脳の中を分析解析するには
00:32:36あのニューロンという神経細胞と神経細胞が向き合って
00:32:39その空間にあるシナプス
00:32:41電子パルスが通りながら
00:32:42脳内の熱い電子回路の思考回路の中で
00:32:45みんな頑張ってるということが言えるわけです
00:32:46消されたあの白い雲のようなモヤモヤにものすごくエネルギーがこもっております
00:32:50実況がすごいです
00:32:51その上に重ね書きを容疑師の重ね書きのように
00:32:54どんどん渡すこのチョークと人間の果たし合いが展開されている
00:32:57最終的に勝った人は
00:32:59この石分王の称号と魔法使いの帽子が信定されるという
00:33:04成果があるのかないのか遊びなのかよく分からない展開
00:33:07これ先生すごいですね
00:33:08古達さんが絵が負けてました
00:33:15僕が死ぬ前に最後の仕事を持って
00:33:17もっと実況してくださいだったから
00:33:20いや実況なら我がもう喋りながら死んでいける自信がある
00:33:23すごかった
00:33:24ちょっとすごかったな
00:33:26先生どうだあの石分の大会の熱流
00:33:28いやー夢がありますね
00:33:29もうぜひ自分も出たいですよね
00:33:31やっぱりそう思いますか
00:33:32そうですね
00:33:32特に若い人のエネルギーそうですね
00:33:35黒板に向かっている背中は
00:33:36そうですね
00:33:37しかも石分ってやっぱりいろんな解き方があるし
00:33:40変数変換ってアイデア発想なんで
00:33:43こういったものがみんなの前で試せて
00:33:45しかも自慢できるというね
00:33:46素晴らしい大会
00:33:48とここでスペシャル企画
00:33:52今からおよそ40年前
00:33:57日本人で初めて
00:34:00ノーベル生理学医学賞を受賞した研究者がいました
00:34:04その人物は京都大学を卒業後
00:34:11MITに研究室を構え
00:34:13現役で研究を続けています
00:34:16そんなレジェンドに取材をお願いしてみたら
00:34:24なんと
00:34:28主催のOKがもらえるんだよ
00:34:31お忙しいなのに
00:34:33初めはして
00:34:37MITのトネガワスズム教授
00:34:4386歳
00:34:451987年に多くのウイルスや細菌などと戦う
00:34:51免疫の仕組みを解明し
00:34:53ノーベル生理学医学賞を受賞しました
00:34:56トネガワ教授
00:35:01早速だけのノーベル賞を取る鍵って何?
00:35:07ノーベル賞っていうのはね
00:35:09取るものじゃないんですよ
00:35:13あれは
00:35:13取る取るっていう言い方をするんだけど
00:35:15それをもらおうと思って
00:35:17一生懸命研究をやってるわけじゃない
00:35:20ともともノーベル賞を取るために研究したなんていうのは
00:35:24その表現が根本的に間違ってる
00:35:28逆なんですよ逆
00:35:31MITの学生とか教授はね
00:35:35潜在的に能力を持った学生も研究者も教授も
00:35:42世界から人を集めてきてる
00:35:45しかもお金とか地位とかね
00:35:49そういうものよりも
00:35:52自分の知識の増大を求めてる人が
00:35:56集まりやすくなってる
00:35:57その中からたまたまですね
00:35:59運がいい人
00:36:01僕だってその運の積み重ねでね
00:36:05オーベル賞の対象になっちゃったと
00:36:09たまたまなっちゃったと
00:36:11かっこいいですね
00:36:12という感じがします
00:36:14へーなるほど
00:36:16では研究に一番大事なものは
00:36:19好奇心
00:36:21
00:36:22キュアリアシティに基づいて
00:36:25一体この世界は
00:36:30地球は宇宙は
00:36:32生物は
00:36:34一体どうやってこういう状態になっているのかと
00:36:39根本的な我々の環境
00:36:43生物を含めたね
00:36:45環境がどうやってできて
00:36:48これからどうなるのか
00:36:49非常にベーシックな質問ですよね
00:36:54その質問を解きたいという
00:36:58非常に強い欲求があって
00:37:02自分が持っている質問を解かないと
00:37:05とても毎日生きていけれないと
00:37:09利川教授が今解きたいのは脳に関する謎なんだって
00:37:15免疫とまた全然違う
00:37:18どっかかわいい
00:37:19かわいいさん
00:37:20この人はねなかなか才能がある
00:37:24かわいいさんから見た利川教授ってどんな人
00:37:30感性が非常に優れた方なんだっていうふうに思っています
00:37:36利川先生が優れていらっしゃるのは
00:37:38やっぱり何をやれば
00:37:41その究極的なゴールに近づいていけるのかっていう
00:37:44その経路の鍵分ける嗅覚が
00:37:48やはり非常に優れていらっしゃると
00:37:49そういうまあ感性をですね
00:37:51少しでも学びたいと
00:37:55利川さんが取り組んでいる謎は
00:37:58人間が規則やルール、パターン、共通点のような
00:38:03抽象的なものをどう記憶しているのかというもの
00:38:06この記憶のメカニズムの研究は
00:38:12うつ病や認知症の治療に役立つ可能性があると言われています
00:38:17細胞レベルのあるいは脳のどの部分で
00:38:25規則の記憶をやっていくかということが
00:38:31実はよく分かってないんです
00:38:33無意識に使っている記憶のメカニズムが
00:38:38それぞれの出来事の記憶のメカニズムと
00:38:41どういうふうに関係になっているか、どういうふうに違っているか
00:38:45そこに注目して研究しています
00:38:48それがうまくいくこと、うまくある貢献ができることを
00:38:53毎日お願いして、最後の研究をやっています
00:39:00それでまあ、私は追求は終わりだな
00:39:05鳥川教授、ありがとうございました
00:39:09かっこいいですね、池崎さん
00:39:13追求して
00:39:15こうなると人間年齢あんまり関係ないですね
00:39:18そうですね
00:39:18ノーベル賞につながる鍵
00:39:22今度は2024年のノーベル賞で話題となった
00:39:26こちらの大学から
00:39:28そう語るのは、トロント大学のジェフリー・ヒントン名誉教授
00:39:57AIの機械学習の基礎となる手法を開発し
00:40:02ノーベル物理学賞を受賞しました
00:40:05やってきたのは、カナダのオンタリオ州にある
00:40:12トロント大学
00:40:13QS世界大学ランキングは、東大や京大より上の29位
00:40:22世界175の国や地域から来た
00:40:262万人以上の留学生が学んでいます
00:40:29すごい数だね
00:40:31近年はビジネスとテクノロジーの橋渡しに力を入れていて
00:40:35AIビジネスのスタートアップなどを支援する
00:40:38創造的破壊ラボというプログラムが有名です
00:40:42すごいな
00:40:44私たちはカナダ最大の大学で
00:40:48学生数は10万人以上です
00:40:51すごくすごい
00:40:52学部では700を超える専攻と
00:40:54大学院では200を超える専攻があり
00:40:58学べる専門分野の幅広さでは
00:41:00最も優れていると考えています
00:41:03専攻は公共制作から定量生物学、演劇まで多岐にわたり
00:41:12その数は700以上
00:41:14最大の特徴は
00:41:18専攻を2つ選ぶダブルメジャーの学生はたくさんいますし
00:41:233つ選ぶトリプルメジャーの学生もいます
00:41:27専攻を同時に複数選べるんだって
00:41:32アメイズン
00:41:34日本人留学生にも話を聞いてみてよ
00:41:39私の今の専攻は国際関係学
00:41:44その中でも国際開発学っていうのをメジャーにしています
00:41:48副専攻で経済学をマイナーで取っています
00:41:52開発学っていうのはものすごくミクロな視点というか
00:41:56ちっちゃい国ごとの開発を考えていくので
00:42:00それで言うとものすごくローカルなアプローチはできるけれども
00:42:04経済学っていうもっと大きい視点から見た時に
00:42:08その開発はちゃんと理にかなっているのかとか
00:42:11すごくお互いがお互いを補強している関係ですね
00:42:15複数の専攻の知識があると
00:42:19より研究が深まるんだね
00:42:22トロント大学で医学を勉強し
00:42:27インスリンを発見して
00:42:28ノーベル生理学医学賞を受賞した
00:42:31フレデリック・バンティング医師も
00:42:33生理学者のチームと一緒に研究したことが
00:42:36発見につながったといいます
00:42:38AIの研究でノーベル賞を受賞したヒントンさんも
00:42:46脳の働きなどさまざまなことを勉強していました
00:42:49大学1年生の時は物理学、生理学、科学を勉強しました
00:42:57その後、AIこそが脳の働きを理解する鍵かもしれないと
00:43:02考えるようになりました
00:43:04コンピューターで小さな脳を作って
00:43:08実際にシミュレーションできるからです
00:43:10当時あれこれやりましたが
00:43:13振り返ればその時の学問は
00:43:16全て理にかなっていたと思います
00:43:19ノーベル賞につながる鍵
00:43:233つ目は掛け合わせ
00:43:26新しい可能性を広げてくれるんだね
00:43:31例えば心に興味を持ったとしますね
00:43:36そのアプローチというのは
00:43:37通常だと例えば心理学、文学部とかに行って
00:43:41教育心理学を学ぶとか
00:43:42そういうふうな標準的なアプローチがありますけれども
00:43:45そのやり方だけでは
00:43:47自分の興味とか問いがきちんと位置づけられないと感じてしまって
00:43:53例えば物理学だとか数学だとか
00:43:57そういったところから新たに自分の問いを捉え直してみるという
00:44:02そういうことが時々生まれます
00:44:03これをしますと新しいアプローチがあって
00:44:06そのアプローチによってとんでもなく面白いことが分かってしまうという
00:44:10このサイクルが回っているというのが
00:44:12なかなか自分では
00:44:13個人では難しいかもしれないんですけれども
00:44:16広く見ることで分かってくるという感じになりますね
00:44:19橋本教授自身も物理学とAIを融合した
00:44:25学習物理学という学問を立ち上げ
00:44:28AIによって従来の物理学の研究を加速させようとしています
00:44:33もしかしたら関係ないものがもしかしたら
00:44:38どこかで関連してくるかもしれないし
00:44:40ちょっと面白いですよね
00:44:41遊び心も組めると掛け合わせて
00:44:43そうですね
00:44:44大声とお笑い
00:44:46何でも掛け合わせだもん
00:44:47大声はお笑いの中じゃないんです
00:44:49そうか
00:44:50掛け合わさってないから
00:44:51そうでした
00:44:51掛け合わせだから
00:44:53でもお笑いも結構色々なのが武器になるというか
00:44:58だからこうタンクトップ大声
00:45:01だけど最近だと僕猫が好きみたいなのがあって
00:45:06そこに猫が加わることによって
00:45:09なんか唯一無二のものになって
00:45:11バナナのようなサポーター
00:45:13バナナのようなサポーター
00:45:14掛け合わせです
00:45:16掛け合わせていくと
00:45:17言ってるだけじゃないですか
00:45:19一つ一つ
00:45:20掛け合わせの塊だった俺
00:45:23掛け合わせの塊ではあります
00:45:24確かにね
00:45:25話を聞いて
00:45:28兄弟姓はどう思った?
00:45:31研究していることは
00:45:36細胞膜にあるタンパク質のスクランブラーゼという
00:45:40酵素があって
00:45:42それが脂質二重膜をスクランブルするんですけど
00:45:46それがどういう仕組みで働くかについて研究しています
00:45:50先ほどの掛け合わせの話どう思いましたか?
00:45:53とてもいい話だと思いました
00:45:55なぜならスクランブラーゼの働く仕組みを解明する上で
00:46:01カルシウムイオンがタンパク質のどこにつくかみたいなことを調べてるんですけど
00:46:06それをコンピューターでシミュレーションするみたいな作業もあって
00:46:11それで新しい発見につながることもあるので
00:46:14コンピューターと基礎系の研究の掛け合わせという部分ではいいなと思いました。
00:46:23現場からは以上です。
00:46:25ありがとうございました。
00:46:27ではここでトロント大学の入試問題に挑戦してもらおうよ
00:46:34トロント大学の入試問題が門外不出だったため
00:46:40今回は受験生を指導する教育関連会社にサンプル問題を作っていただきました
00:46:46その問題がこちらです
00:46:50宇宙人が地球を訪れ
00:46:56あなたにソーシャルメディアを説明するように求めていると想像してください
00:47:01あなたは何と説明しますか
00:47:04制限時間は1分です
00:47:07宇宙人という別世界の生物にどうコミュニケーションをとるのか
00:47:16研究などでのチームワークに必要な説明力が問われています
00:47:24ゲストの3人には事前にカイトBTRをとってもらったよ
00:47:31採点してくれるのは教育関連企業のニコルソンさん
00:48:01説明やすさ、説得力、批判的思考、創造性、印象表現力の5項目で評価します
00:48:095点中4点で合格です
00:48:12まずは福田さんの回答だよ
00:48:16ソーシャルメディアというのはですね
00:48:20地球上のコミュニケーションツールのサービスです
00:48:26コミュニケーションツールが分かる
00:48:27スマホとかパソコンを使ってオンライン上で他社と会話することができる
00:48:33宇宙でパソコンとかスマホっていうのはデバイスのことです
00:48:37デバイスも分からない
00:48:38ネットにつなぐデバイス
00:48:40ネットっていうのは加速感みたいなことだと思って
00:48:43ユーザーはですね自分の文章とか写真をリアに投稿することができます
00:48:49動画とかも投稿できます
00:48:51それを見る人が投稿しているのを見ることもできます
00:48:57そして会話することもできます
00:49:00友達のも見れるし知らない人のも見えます
00:49:03友達にしか見せないようにすることもできます
00:49:08それからニュースとか情報収集
00:49:12トレンドの情報収集もソーシャルメディアからできて
00:49:15現実世界とは別のオンラインの空間みたいな感じになっています
00:49:19最後追い込みましたねガッと
00:49:22321ってなってたんで
00:49:24全然ダメでしたねやっぱり
00:49:26ダメでした?
00:49:27サンシャインじゃないサンセットですか?
00:49:29サンセットです完全に日没です
00:49:31沈んでます
00:49:32なんでなんでなんで?
00:49:33サンシャインじゃない
00:49:34僕も宇宙人の気持ちで見てたんですけど
00:49:37難しい言葉デバイスって何みたいな
00:49:40ネットって何みたいな
00:49:41そうなってきたらムズいですよね
00:49:43どこまで伝わるかっていうのはね
00:49:45宇宙人の気持ち全然分かってない
00:49:47分かるんですか?
00:49:48分かる宇宙人だと思ってみてたもん
00:49:50さあそれでは福田さんの採点
00:49:53ドン見てみましょう
00:49:55不合格です
00:49:575分の3
00:49:585段階評価の3点
00:50:005分の3
00:50:013でもそれでも不合格か
00:50:03結構取ってるな
00:50:06福田さんの説明は一貫性があり理解しやすく
00:50:11論理的に説明できていたものの
00:50:13SNSの問題点への批判など
00:50:16深い分析が足りていないことから
00:50:183点で不合格となりました
00:50:21先生どうですかね
00:50:275点中3点というのは
00:50:29まあ本当は2点かもしれません
00:50:31え!
00:50:32先生いらんこと言わせてください
00:50:34急に先生はね
00:50:36ニコルソンさん3くれたんですか?
00:50:382点の根拠は先生?
00:50:40そうですね
00:50:41このソーシャルっていうことがまず宇宙人に伝わらないかもしれないので
00:50:46宇宙人は個体じゃないかもしれないですからね
00:50:49確かに
00:50:50全体が一つの知能かもしれないですよ
00:50:52社会があるかどうかっていうまずは
00:50:54そうですねそっから入らないといけない
00:50:56続いてサンシャイン池崎さんの回答
00:51:03どこなんですか?
00:51:04ソーシャルメディアっていうのはですね
00:51:06それこそ広い宇宙の広大な空間にいろんな人たちがいるんですけど
00:51:13その人たちが好きなものをまず発信して
00:51:17それぞれの人たちが発信したものを
00:51:19見に行くこともできるっていうのがソーシャルメディア
00:51:23だから自分も好きなものを
00:51:27それを自由に見に行くこともできるっていうもの
00:51:32それがソーシャルメディアです
00:51:35それでまあ時にはお金をね稼いで
00:51:39お金を払ったら見れますよとかもあるし
00:51:42本当に自由に発信も批判的なこと言うほどできる受信もできるっていうのがソーシャルメディアです
00:51:51なんかダラダラダラダラ薄いことしゃべって2回も同じことしゃべっておもろいことも言わんし声もちっちゃいしいとこ1個も絶対よかったですよ。
00:52:03急に言われたの。はい見てみて。
00:52:05何点ぐらいですか?自己採点で。
00:52:10200です。
00:52:12200。ちょっとあんま面白くないですけど。
00:52:14さあそれでは一体何点なのか。
00:52:21池崎さんは導入がユーモラスでエネルギッシュだと評価されたものの内容の深さが足りず原点につながりました。
00:52:30池崎さんは導入がユーモラスでエネルギッシュだと評価されたものの内容の深さが足りず原点につながりましたさらに
00:52:46あともう一つここがポイントです。
00:52:48なぜ2点にまで落ちてしまったかというと残念なんですけどプレゼンテーションのスタイル服装がカジュアルすぎて信頼性を誇れている。
00:52:58それは仕方ないじゃないですか。
00:53:00ユーモラスだからね。
00:53:01仕事着だからこれが。
00:53:03でもそれは我々が目に慣れているので、ソーシャルメディアをそうやって目に慣れているので。
00:53:08それは言っといてください。
00:53:09ニコルソンさんに言うか。
00:53:11ニコルソンさんのせいにしたら宇宙人は知らないからこの制服だってこと。
00:53:16ニュートラルで見たときに服装が奇抜すぎてマイナスである。
00:53:20ここ見られてる。
00:53:21信憑性にか。
00:53:22それは振りすぎるでしょ僕が。
00:53:24だから信憑性に欠けるって言ってるんですよ。
00:53:26そうなんですか。
00:53:27そりゃそうですよ。
00:53:28カジュアルと思われてるんですよ。
00:53:30カジュアルでもないけどね。
00:53:32だから走り込みやったあとに来やがってって思ってるんですよ。
00:53:35ニコルソンさんは。
00:53:36説得力ないなって思われてるんですよ。
00:53:38そう思われたら可能性がないわけではございません。
00:53:41それでは松丸さんの答えがしんがりとなります。
00:53:44頼むよ。
00:53:45僕2人がやってないことやってます。
00:53:48わかりました。
00:53:49それでは松丸さんの回答を見てみましょう。
00:53:52宇宙人どう説得したか。
00:53:54かっこいいな。
00:53:55見てみましょう。
00:54:00まず宇宙人には基本的に地球上の言語は伝わらないと思うので写真や図を踏まえて説明していきます。
00:54:09例えばこんな僕が海で楽しんだ写真。
00:54:13これを例にしながらこういう図で説明すると思います。
00:54:18今見せたこういう宇宙人と自分でこうやって見せて話した。
00:54:23ちょっとずるいな。
00:54:24同じことが地球のどこかでその写真をつけてこの端末から上げることによって他の人も持ってる端末からも見れてそれに対してまるで対話してるみたいにリアクションができる。
00:54:41批判をしろと言ってましたがそれはなかったようですねちょっとね批判もしてないしユーモアもないですし背景はカジュアル。
00:54:53全部悪いところをさあ5点満点中批判はありませんでしたが松丸さんは合格か不合格かトロント大学のサンプル問題見てみましょう結果合格合格間違いなしやったー
00:55:12それではちょっと甘いんちゃう?
00:55:15松丸さんはビジュアルを使った説明という発想に独自性があり問題解決力や聞き手への配慮説明の具体性といった面から高い評価に
00:55:28ただしコミュニケーションの手段としての説明しかされておらずソーシャルメディアの目的やリスクなど洞察に踏み込んでいないことが原点となりました
00:55:40いや来ましたね嬉しい自信ないって言ってましたけど見事じゃないですかいやだから問題で何を一番聞きたいのかなって思ったときに宇宙人っていう定義からどうなんか説問作文者が何を問いたいのかなみたいなのを考えたときに伝わらないを一番持ってきたくてまさかそのSNSの批判まで入れなきゃいけないっていうのはやっぱ一歩先行ってたなっていうそこはねちょっと難しいとこですね
00:56:081分間で宇宙人に批判も混ぜていくって先生難しいですね
00:56:12難しいですねただこの説明をする力っていうのは研究にもすごい大事だと思ってるんです
00:56:18と言いますのはこの京大のキャンパスにいる人はほとんどが宇宙人だと思います
00:56:25他の人が喋っていることをあまり気にしないので
00:56:28なるほどそういう意味で
00:56:29自分の世界に入っている人がほとんどですから
00:56:31こういった時にコミュニケーションをすることでその2つの世界が合体して新しい見方とか新しい考え方が出てくる
00:56:40これが研究とかノーベル賞の種になると思うんですね
00:56:43だから説明力っていうのはそこで大事になると思います
00:56:46なるほど
00:56:47いやでもなんか今日本当にノーベル賞を取る学校3大学見てきたじゃないですか
00:56:54なんか全部共通して楽しそうだなっていう
00:56:56うん確かに
00:56:57なんか気になることとか好きなことって自分で突き進んでいいんだなっていう
00:57:01改めて勇気をもらえた感じがしましたね
00:57:03なんか研究職に就かないとしても会社とか行っても新しいもの作れたり新しい熱狂を埋める人って多分こういう人たちなんだろうなってちょっと兄弟生みんな見てても思ったのでちょっと僕も好奇心を忘れず今作ってるものに満足せずもっと頑張りたいなって思いました
00:57:19今日やっぱ一番分かったことはやっぱ真面目なプレゼンするときは着替えた方がいいんだなっていうのが
00:57:27そこは大事でしたね
00:57:28自由っていうのは勝手気ままなことじゃないんだと
00:57:31自由すぎたら怒られる
00:57:33怒られる
00:57:33今京都大学の北川進さんは若手研究者を取り巻く環境の改善やサポートのためにより一層力を入れて取り組んでいます
00:57:49最後にそんな北川さんから研究の世界を志す若い人たちへのメッセージです
00:57:56若い人に私が言えることはディスカバリー要するに研究していくとですね皆さんいろんな発見します
00:58:06ディスカバリー重要です
00:58:07だけどその発見はですね小さな発見からものすごい発見まであるわけで
00:58:13小さな発見に満足せずにやっぱり驚きサプライズワンダーです
00:58:18そのような発見をしてほしいと
00:58:20だけどさらに先にあるのは何かというと感動なんですね
00:58:26パッションなんです
00:58:27だから発見驚き感動に至る
00:58:33そういうような研究を進めていただきたい
00:58:38その原動力は好奇心です
00:58:41ということで皆さんの将来を期待しております
00:58:45驚いて感動します
00:58:49本当に本当に学生の皆さんもありがとうございました
00:58:53長時間になりましたけども
00:58:54それではまたいつか会いましょうありがとうございました
00:58:56ありがとうございました
00:58:57鉄道技術パート2
00:59:07安全で時間に正確な電車を支える運行システムの舞台裏に迫ります
00:59:14ラッシュアワーの遅れが新技術で激減
00:59:19自ら判断して運転する自立運転の電車も登場
00:59:25出発
00:59:27サイエンスゼロEテレ日曜夜11時半
00:59:32ふかふかふさふさ
00:59:37そこは日本一のスケールを持つ競馬場
00:59:41雄大なコースを支える驚きの技とは
00:59:46人力
00:59:47レース後の競争馬が受ける大事なケアとは
00:59:52その手作りか
00:59:54本当の地は裏に隠されている
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