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  • 11 hours ago
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00:00今回の桃色インフラZは例えば東日本大震災以降海洋土木は命を守るインフラとして重要性が特に高まっている港や防波堤海底トンネル橋など海にまつわるインフラを作る海洋土木すごい日本人がいるらしい
00:29世界に誇る日本の海洋土木技術その原点には教科書には載っていない一人のレジェンドの挑戦があった世界に通用する港をつくるため急ピッチで進められている巨大プロジェクトが魚などが禁止できるようになっています
00:58家じゃんお魚の国内最大級の港に秘められた驚きの新技術とはそして海底でインフラを支える潜水士そんなプロフェッショナルを育てる専門の高校にも潜入
01:28奥深い海のインフラを学ぶ
01:32海のインフラを学ぶ
01:36海のインフラチェーン
01:40はいそれでは今日もよろしくお願いします
01:44今回のテーマはこちらです
01:48海洋土木
01:50あまり馴染みがない言葉ですよね
01:52今までここは結構新幹線とか分かりやすいテーマが出ることが多かったからちょっと難しそうなんですよね
02:00主な海洋土木技術の一覧なんですね
02:04
02:06さらに防波堤や護岸は高潮、津波、台風といった災害から街や人を守ることができる
02:26さらに防波堤や護岸は高潮、津波、台風といった災害から街や人を守るインフラ。海洋土木は命を守るインフラとしても欠かせない存在なんだ。
02:45ということでまずはそんな日本の海洋土木の礎を作ったレジェンドについて学ぶところから今日始めた。歴史からですね。
02:55最初のミッションはこちらになります。知られざる海洋土木界の偉人を調査せよう。
03:03藤井教官が用意したミッションは全部で4つ。それぞれメンバーが成果を報告していくぞ。
03:14まずはバッサリ髪を切って日本にベリーショートブームが起きてしまうとネットをどよめかせたたまい。
03:26今回私が調べたのは知られざる海洋土木界の偉人なんですが、まずはこちらの写真をご覧ください。
03:36こちらの方の名前を知ってる人!
03:48違います。
03:50あ、イジュインさん。
03:52ちょっと似てる顔。
03:54ちょっと似てるだけですね。
03:56ちょっと似てるだけですね。
03:58確かにね。
03:59違います。
04:00まあ皆さんピントは来ないですね。
04:01はい、すいません。
04:02この方こそ人呼んで、公安工学の父、広井勲さんです。
04:07はい。
04:08広井さん。
04:09やっぱりね、歴史の授業では多分出てこなかったんじゃないかなと思うんですけど、実は土木業界の中ではですね、この人は知らない人はいないっていうぐらいものすごいレジェンドの方なんですよ。
04:23港や防波堤など、港湾に必要な技術の基礎を日本中に広めたすごい人なんですね。
04:30この方がいなかったら海洋国家として日本は成立しなかったんじゃないかっていうものすごい重要な方なんですね。
04:37広井さんは江戸時代末期の1862年土佐藩現在の高知県に生まれました。
04:54この時代のインフラ偉人、他にどんな人がいたか、皆さん覚えていますか?
04:59みんな知ってる人います?同じ時代に。
05:01渋沢さん。
05:02素晴らしい。
05:03渋沢さん。
05:04渋沢さん。
05:05すごい。
05:06渋沢さん。
05:07すごい。
05:08渋沢さん。
05:09渋沢さん。
05:10渋沢さんって言ってましたね、前。
05:11渋沢さんも同じ時代に。
05:12他にも長州5など、歴史的にも有名なインフラ偉人が多く生まれたこの時代。
05:19広井勇は他の偉人たちとは一味違う藩政を歩んでいるんだ。
05:27広井家は代々、儒学者を輩出してきた土佐藩を代表する名家です。
05:34広井さんも幼い頃から武道や学問を身につけ、将来は藩を背負って立つ存在になると期待されていたんですが、
05:43徳川幕府の崩壊によって環境は一変、土佐藩からもらっていた給料がなくなり、
05:50さらにお父さんが若くして亡くなってしまったため、わずか8歳で家徳を継ぐことになってしまいます。
05:58このままでは一家共倒れ、そんな中、広井少年は家族の心配を押し切って状況を決意します。
06:06え?8歳で?
06:078歳で。
06:088歳ですごいですよね、決断。
06:10その時言ったセリフがこちら。
06:13学、もしならずんば、死すとも帰らず。
06:16うわい、質よ。
06:18これ、学問で身を立てるまで死んでも帰らないという決意を胸に上京したというふうに言われています。
06:26上京した広井少年は、商店で下働きをして生活費を稼ぎながら、英語や数学など幅広い学問に励みました。
06:36その結果、最難関の東京外国語学校の英語科に史上最年少の12歳で入学。
06:44さらに15歳のとき少年を大使を抱けでおなじみのクラーク博士が教頭を務める札幌農学校に入学。
06:53同期には書籍、武士道でも知られる農学者、二戸弁稲造などのそうそうたる偉人がいる中、ここでも最年少でした。
07:01すごい。 覚えてますか、二戸弁稲造さん。
07:03ねえ。
07:09そして札幌農学校で土木工学を習った広井さんには新たな目標が生まれましたそれがこちら土木の力で日本をもっとよくしたいうんすばらしい広井さんは金銭に対する執着心が強い人のことを言う主銭土と呼ばれながらお金を切り詰めて21歳の時に自費で渡米アメリカで4年ドイツで2年の留学生活を送りましたえっすごい!
07:37長州ファイブの時もね留学の話出たと思うんですけどあの時はスポンサーを見つけて海外に留学をしていたんですが広井さんには何のコネクションもありませんなので留学といっても大学で勉強するのではなくてアメリカの西部開拓の最前線に行って土木工事の現場で働きながら技術を学んだんです
08:01もうほんと単身とにかく飛び込みでいったっていうすごい何のコネクションも何のコネクションもすると数か月後現場のアメリカ人の間でこんな噂が広まりますすごい日本人がいるらしいうわすごい昼は過酷な肉体労働夜は勉強同僚はひろいさんの部屋の明かりが消えたのを見たことがなかったそうです寝てない寝る間も惜しんで勉強しているんですよ。
08:31するとその見事な仕事っぷりを見た現地の設計事務所が広井勇をスカウト
08:41さらに鉄道会社や橋梁会社など様々な企業から声がかかり当格を表していったんだ
08:50そんな留学生活の集大成として書き上げたひろいさんの論文は世界的な評価を受けて工学の教科書に採用
09:00アメリカにはこの論文をもとに作られた橋が100以上存在するそうです
09:06かっこよすごいねちなみにこの時まだなんと25歳です
09:1225歳でもアメリカにも影響を与えている存在になってるってことです
09:18そのまま現地で成功を収めることもできたかもしれませんが
09:28ひろいさんの目標は日本を良くすること
09:32ありがとうございます
09:33留学を終えたひろいさんは帰国後札幌農学校の教授に就任すると
09:38当時日本経済にとって重要な鍵となっていた北海道の港の整備に携わることになります
09:45石炭や水産物など重要な資源を本土に運ぶっていうのがすごく大事なミッションだったんですね
09:50それと同時に北海道へ移住する人々の窓口として港が絶対に必要だと
09:56で北海道の各地に港を作ることは日本経済にとって大きな意味を持っていたわけですね
10:03さあひろいさんが技師として全体を取り仕切った北海道の港がこちら
10:08中でもひろいさんの功績を語るうえで外せないのがこちらの小樽港です。
10:26広井勇はこの小樽港に日本人技師として初めてあるものを作ったんだそれが
10:35防波堤です。
10:37それまでなかったんだ。
10:39なかったんですね、近代的に。
10:41昔から荒波で事故が絶えなかった小樽の海
10:45みんなが安全に使える港にするためには絶対に壊れない防波堤が不可欠でした。
10:51そこでひろいさんが日本で初めて採用したのが
10:55スローピングブロックシステムです。
10:58こちらはですねコンクリートブロックの運搬から設置まで一貫して行う技術です。
11:05重いコンクリートブロックを運ぶゴライアスと
11:09強そう。
11:11強そうですね。
11:12運べそうだよね。
11:13名前からして。
11:14ゴライアス。
11:15海底にブロックを据え付けるタイタンという2つの重機によって海での作業を効率化。
11:21コンクリートブロックは堤防を一体化するため
11:25斜めに積んでブロックがお互いに支え合う社会構造になっています。
11:31さらに火山灰を混ぜ込むことで強度を上げることとコスト削減に成功しました。
11:37この斜めになっているところがスローピング。
11:40スロープのブロックになっています。
11:44こうして日本初の防波堤を作り上げていくんですが
11:49ここでインフラ中!
11:52実はひろいさん、コンクリートで防波堤を作ると決めたときに
11:57コンクリートブロックの他にこのような氷炭型のコンクリートをおよそ6万個作っています。
12:04えー、これ6万個。
12:06この氷炭型のブロック、ブリケットって言うんですけど
12:09一体どんな目的で作ったものでしょうか?
12:13氷炭型のコンクリートブリケットを6万個も作ったその目的とは?
12:20みんなわかるかな?
12:24ちょっと難しいですね。
12:26なんかもう書いてあるよね。
12:27そう!よく見たら、日付とか記号が書いてあるんですね。
12:32怖い。
12:33日付とか記号が書いてあるってことは
12:35うん。
12:36でもなんか古くなったら変えるから書いてあるってことだよね。
12:39おお!
12:40取り替える。
12:41その防波堤に何か使って、何か取り替える。
12:44取り替えるために日付。
12:46強い期限みたいな。
12:47あー、そうではありません。
12:49違うんだ。
12:50え、なんかテトラポットみたいな。
12:52あー、確かにこれを見合わせて。
12:54あー、確かにそういう考えもありますが。
12:56これ、多分ちっちゃいものなので。
12:58結構ちっちゃいんだ。
12:59これぐらいかな。
13:00これぐらいのものです。
13:02えー、なんだろう。
13:04これは防波堤自体を支えるものではありません。
13:07じゃないんだ。
13:08だけど、防波堤をコンクリートで作るってなったときに、これがね、大事な役割を果たすんですよ。
13:14強、強度みたいな。
13:16おお!
13:17うんうんうんうんうん。
13:18調べる。
13:19食べ?
13:20ほとんど。
13:21ほとんど着てる、ほとんど着てる。
13:22それでは、正解を発表いたします。
13:25桃色インフラ、せー!
13:29はい、これはですね、ブリケットを使った試験映像です。
13:32まず機械にブリケットをセットして、このように重りを加えて、上下に引っ張る力を発生させます。
13:40おお!
13:41すると、
13:45おお!
13:46ブロックが割れてしまいました。
13:48これはですね、コンクリートの強度を調べる実験ですね。
13:52じゃあ、この時代のものが壊れちゃったら、その場所に行って、新しくするんだ。
13:57そうです、そうです。
13:58なるほど。
13:59すごい。
14:00素晴らしい。
14:01コンクリート製のブリケットを、空気、淡水、海水、それぞれの環境に分けて保管し、決められた時期にブリケットを取り出して、強度を確認することで、コンクリート防波堤の耐久力を測ったんです。
14:16じゃあ、未来のこと考えてる。
14:19そうなの。
14:20そういうこと、すごいよね。
14:21すごい。
14:22ということで、正解はコンクリートの耐久性を調べるでした。
14:26アリー、見事でした。
14:27素晴らしい。
14:29実は防波堤の工事が始まる少し前、国内外でコンクリートブロックの不備が見つかり、コンクリート製の防波堤に疑問の目が。そこで、コンクリートの耐久性を証明するため、そして自分がいなくなった未来でも試験できるようにと、6万個ものブリケットを作ったんだ。
14:56インフラ偉人、広井勇の信念が宿った小樽港北防波堤。100年たった今も港を守り続けるその姿は、遠い将来のことまで考えて設計した真の技術者、広井さんそのものなのかもしれませんね。
15:12作ったのは港だけじゃなくて、技術者をたくさん作っていったんですね。
15:16日本中のインフラを作っていく、そういった人作りも彼は徹底的に進めたんですね。
15:23父。本当に父です。
15:25父すぎる。
15:26はい、続いてのミッションはこちら。
15:29世界最高水準の港へ、横浜港新本目不当を調査せよ!です。
15:35続いては、今月2枚目のソロアルバムを出す高木が調査!
15:43はい、まず港の話をする上で欠かせない、こちらの言葉をご覧ください。
15:49国際機関航路。
15:51これは聞いたことありますよ。
15:53ありますよね。
15:54では、桃田さんを代表して説明して待ってもよろしいでしょうか?
15:59こういうのが浮遊地っていうんだよね。
16:00そうですよ。
16:01でも国際、だから海外と日本をつなぐ道、海の道。
16:09おおー。
16:11気にそいてさ。
16:13今のは漢字から考察したか?
16:15いや、もうそれ以外が分からない。
16:17大正解です。よかった。
16:19以前、港の会でやったんですが、ちゃんと覚えてましたね。
16:23国際機関航路とは、大型線が通る日本とアメリカ、ヨーロッパなどを直接結ぶ主要な航路のことです。
16:32鉄道で言うならば新幹線、道路で言うなら高速道路のようなものです。
16:38実は今ですね、国際機関航路を通って日本に来る船の数が減っているんです。
16:44え?なんで?
16:46なんかでもそれはさ。
16:47こちらをご覧ください。
16:48こちらは世界の各港が扱うコンテナの数です。
16:52言い換えると、たくさんの荷物が集まる人気の港ランキング。
16:58すごい中国がいっぱいだ。
17:00そうなの。
17:01つまり世界に通用する国際競争力が高い港。
17:05そう、2022年には日本の港が30人にも入っていない。
17:10え?
17:11そんな。
17:12そうなんです。
17:13実際、ヨーロッパなどの欧州や北米航路の1週間あたりに日本の港に立ち寄る便の数を見てみると、
17:201998年に比べて、2019年で3分の1まで減少。
17:27え?なんで?
17:28こうなると、日本への物資や資源も後回しになって、経済的にも大きな影響が出てしまいます。
17:35しかし、なぜ日本のランキングが下がってしまったのでしょうか。
17:40本日、調子のいい桃田さん。
17:42また?
17:43これは答えられる。やりましたよね。
17:46えっと、なんか、水の量じゃなくて、えっと、深さが。
17:53おお、すごい。すごい。すごい。すごい。
17:58今日、奇跡の回じゃない?ちょっと。
18:01ねえ、変わってきてる。変わっちゃったから、来づらいんですよね。
18:07そうです。
18:08そうですね。
18:09大成果。
18:10そうだ。
18:11水深でございます。
18:13日本のコンテナターミナルでは、そのほとんどが最大水深16メートル以下。
18:19これは大体8000個のコンテナを積んだ船が入れるくらいですが、世界では今や2万個積める船がスタンダード。
18:27大型船が立ち寄るために必要な水深は18メートル。
18:31つまり18メートルの深さを持つ港を作ることが、欧州や北米などの船を呼び戻す鍵なんです。
18:38はい。これが日本に立ち寄れないので、しょうがないから中国とか韓国の港に一回寄って、そこの港でちっちゃい船に乗り換えて日本にやってくる。
18:49そうすると、その直接来れなくてここで一旦経由することになるし、運ぶときに全部ガサッと日本に運べないから非常に効率が悪い。
18:57で、その効率の悪さをベースにどれぐらいの経済被害が出るかっていうのを考えると、大体2.9兆円年間。
19:06そんだけの被害が出ると。
19:092015年には日本で初めて横浜港の南本木に水深18メートルの岩壁が完成したんですが、まだまだ港が足りていません。
19:20そこで2019年から南本木のすぐお隣で、新たな水深18メートルの港を作るべく工事が進められているんです。
19:29日本最大級の新しい港。そこには海洋土木の最新技術が集まっていました。
19:36桃色インフラ、ゲット!
19:40早速向かったのは、神奈川県横浜市で建設が行われている新本木布団。
19:47水深18メートルで長さ1000メートルの岩壁を作ろうとしました。
19:51ですので、2隻の世界最大級の岩壁が付けられる。
19:54でっかい!
19:552隻付けられる?すごい!
19:57新本木布団は、横浜港の南本木布団と大黒布団の間。
20:03この辺りの海を埋め立てて作ります。
20:06その完成予想図はこちら。
20:08えぇ、すごい!
20:09えぇー!
20:10世界最大級、全長400メートルのコンテナ船を同時に2隻飛行できるように。
20:16水深だけではなく、長さも国内最大級の1000メートル。
20:21すごい!
20:22てか、船大きいんだよね。
20:24そう、めちゃくちゃでかい。
20:26めちゃくちゃでかい。
20:27なんと、特別に船に乗せていただき、作業現場を見させていただきます。
20:33すごい!
20:35あちらの方で岩壁の作業中です。
20:38岩壁っていうのは、船を付けるためのところです。
20:42船は浅くなると海底に乗り上げてしまうので、垂直な壁のようなものが必要になります。
20:48そこの船を付けるところが岩壁と呼ばれるものです。
20:51現在作業しているのは、ここの部分ですね。
20:54船が来た時に付ける部分です。
20:57そして、日本最大水深のコンテナ船ならではの技法が使われています。
21:03それは、後半セル工法です。
21:0526メートルの湾曲した後半を5つ使用し、つなぎ部分を溶接し、くっつけ、円柱状にします。
21:13その大きさは、なんと直径24.5メートル、高さ26メートル、重さおよそ350トン。
21:21奈良の大船がすっぽりと入る大きさなんです。
21:24わかりやすい。めちゃめちゃでかい。
21:26これをおよそ40個海中に並べて、1000メートルの岩壁として使用します。
21:33そして、この円柱状の後半セルに、ある作業を行います。
21:38それがちょうど今、行っている作業です。
21:41交換セルの中に、中詰め材を投入する、そういった作業をやっているところです。
21:46岩石とかそういったものを入れて、その重さで、
21:50そこの交換セルをすごい固定することが必要になります。
21:55そして最後に、並べた後半セルを一体化。
22:05こうすることで、波や地震による負担を分散し、より強い岩壁になるんだ。
22:13さらに、新本目不当でこの工法を採用した理由。
22:18それは、丸い形に秘密が。
22:23あと丸というのは、トンネルなんかの形を見てもお分かりになるかと思うんですけど、
22:28力が均等にかかるので、外からの力に強いという特性があります。
22:32さらに、薄型の交換でセルの枠組みをするため、作る時間も短縮。
22:39一方、波の力や水流などから守る役割の護岩は、より強度が求められる部分。
22:47この護岩と岩壁で枠を作り、土砂を入れて埋め立てをするのですが、
22:52護岩でも高い技術力が使われていました。
22:56普通の港湾で使うケーソンは、一般的にはコンクリートでやるんですけども、
23:01ここのは、ちょっと特殊なケーソンで、ハイブリッドケーソンといいます。
23:05なに、ハイブリッドケーソン。
23:07そう、ハイブリッドケーソン。いかにもね、すごそうな名前ですよね。
23:10最新って感じ。
23:12そもそもケーソンはどんなものなのか。
23:15箱型の鉄筋コンクリートの塊です。
23:18鉄筋コンクリートか。
23:20では、何がハイブリッドなのか。
23:23実はコンクリートのほかに、鋼の材料、鋼材で強化しているため、
23:28通常のケーソンよりも軽量で強度も高く、さらに大型化も可能なんです。
23:34さらに通常よりも早く作れ、塩害や摩擦にも長期間耐えられるなど、
23:40まさにケーソン界のスーパーサイヤ人。
23:43かっこいい。
23:45このハイブリッドケーソンは千葉県で作り横浜港の新本目までおよそ5時間かけて運びます。
23:53これは先ほどの後半セルも同じなんです。
23:57そしてこちらのハイブリッドケーソン、よくご覧ください。
24:01細長い穴、ここですね。スリットがありますよね。
24:05この細長い穴には2つの役割がありまして、1つが消波効果。
24:11うん。
24:12五眼全体で波を受け止めるのではなくて、波の一部が穴を通り抜けることで、波のエネルギーを分散する効果があるんです。
24:21うんうんうんうん。
24:22なんとなくそれは想像。
24:23ね、想像。
24:24はい。そしてもう1つ。
24:26これは波とは関係ないことなんですが。
24:29波と関係ない?
24:30桃色インフラ9ハイブリッドケーソンに入った細長い穴スリットのもう1つの役割とは一体何でしょうか?
24:41護岸にわざわざ隙間を作るメリットって一体?ってかそうやって環境に優しいみたいな生態系を崩さない魚がね直進できるような。
25:04それでは正解を見てみましょう。
25:06早い。激早い。
25:07桃色インフラ、セット!
25:10海藻ですね。海藻とかが付きやすくなることによって、二酸化炭素を吸収して酸素を出します。
25:16そういった形でCO2削減に。
25:18すごい。地球に優しい。
25:19保守するような形にしたいということで、そんな工夫もされています。
25:23コケとか?
25:24そうなんです。実はハイブリッドケーソンの中は空洞になっているので、魚などが生き生きできるようになっています。
25:31そういうことじゃん。え、家じゃんお魚の。
25:33日本最大級の港を造るだけでなく環境のことも考えられて造られている新本木布団国際機関航路を呼び戻すための進行は2030年代に完成が予定されています。
26:20自分の仕事で多くの人々の生活が豊かになるんだなというところを実感しております。この工事が完成すると地域の活性化や交通渋滞の緩和が期待されます。地域の暮らしを支えられるようにと坂井さんは日々現場で奮闘しています。今後の目標は?
26:47自分の仕事が大きなものとして残って誰かの役に立つっていうことは他の仕事ではなかなか味わえないんじゃないかなと思っておりまして。
26:57現在こうなっているような鉄道を地下化してとか街の活性化を図ることもできるような工事に携わりたいです。
27:06頑張れ!若きインフラ選手たち!
27:09次のミッションはこちら!沈めてつなぐ驚異のトンネルを調査せよ!
27:18このミッションは一度ハマると1週間でも同じものを食べ続けることができる佐々木!
27:25さあ、日本の海洋土木技術は世界的にも高い評価を受けているんですが、中でも海底トンネル建設の技術は世界トップレベルと言われています。
27:38例えば北海道と青森をつなぐ青函トンネルや世界で一番長い海底道路トンネルの東京湾アクアラインなどなど世界に誇れるトンネルが数多くあるんですが、通常トンネルの工事は火薬を爆発させる葉っぱやシールドマシンを使ったシールド工法などの方法で進められます。
28:00やったね!これもね!
28:02やった!
28:03しかし全てをこのような工法で行うと一般的にかなりのコストがかかると言われています。
28:09そこで使われているのがこちら!
28:12新米工法!
28:15おぉ!
28:16新米工法は読んで字のごとく…
28:19沈めて埋める!
28:21トンネルを沈めて埋める工法です!
28:25まず地上でトンネルの枠を作り、それを海に沈めて埋めるというダイナミックかつ精密な陳米工法。
28:36コストを抑えられるなら全てを陳米工法で!と思うかもしれないけど、これが使える場所にはいくつかの条件があるんだ。
28:48塩の流れが複雑で早いと難しくて、さらに水深が深すぎると工事の難易度も高くなり難しい。
28:58限られてくるんですね。
29:00全部使えるわけじゃないんですね。
29:02つまり浅くて潮流が穏やかな環境で効果を発揮し、国内ではおよそ30箇所で使われている工法となります。
29:11この陳米工法は国内だけでなくて、世界中でも使われているわけですが、例えばヨーロッパとアジアを結ぶ全長およそ14キロのボスポラス海峡横断鉄道トンネル。
29:24ここでも日本のゼネコン会社が主体となって、陳米工法を取り入れて建設している。
29:32一番難しい工事なんかでも日本の技術者、技術力というのが活用されているということですね。
29:38すごい。
29:39さあ、そんな世界的にも認められた陳米工法の全容を調査。
29:44そこには驚きの技術が詰まっていました。
29:47桃色インフラセット。
29:50国際競争力を高めるために着々と港湾整備が進められている貿易の要、東京港。
29:59ここに陳米工法で建設されたトンネルがあります。
30:03それが東京港の巨大物流ターミナルと都心を結ぶ全長930メートルの海底トンネル。
30:11東京港臨港道路南北線。
30:14南北線?
30:15南北線。
30:16通称海の森トンネルです。
30:19なるほど、わかります。
30:20聞いたこと?
30:21取ったことあるよね。
30:22あるよね。
30:23東京港のコンテナ取扱量は日本最大。
30:28しかし、それを一斉にトラックで運ぶため、一般道は渋滞しがち。
30:36その問題を解消するため、港と都心とを直接結ぶ新たな大動脈を計画したんだ。
30:452016年から始まった工事の総事業費は1900億円。
30:51通常だと10年かかる工事を4年で行うというミッションも課せられていました。
30:57なぜ4年で完成させないといけなかったのか。
31:00このエリアは東京オリンピックの競技会場が集まり、選手たちをスムーズに移動させるルートが必要だったんです。
31:07なるほどね。
31:08はい。ということで、物流の大動脈として作られるこのトンネルを大会期間中は関係者が使う専用道路としても利用していました。
31:17なので、キューピッツの工事が必要だったということなんですね。
31:22この超短期間工事を可能にしたのが、そう、新米広報でございます。
31:29トンネルで使われたのは、ちんまい館と呼ばれる巨大な箱型の建造物。
31:341つの大きさは世界最大規模の全長134メートル、重さ3000トン、地上30階建ての高層満床に匹敵するほどの大きさなんですね。
31:46あれを横にした感じですね。
31:51これを合計7つ、東京湾の海底に沈んで、水深20メートルの海底で接合させるという前代の門の工事が行われました。
32:03一体どんな工事なのかというと、まずトンネル部分となるちんまい館はあらかじめ地上で組み立てていきます。
32:10その組み立て場所に大量の海水を入れて、ちんまい館を浮かせていきます。
32:17このままね、この場で。
32:19これで運ぶ準備が完了。
32:22すごい、引っ張ってる。
32:24設置場所まで4隻の船で牽引して運びます。
32:28そしてここから巨大ちんまい館を海底に沈めていくのですが、その沈め方に海の工事ならではの仕掛けがありました。
32:37ちんまい館の内部にはバラストタンクと呼ばれる巨大な水槽があります。
32:42このタンクに海水を取り込み、その重さで沈めていくんです。
32:47浮かせるのも沈めるのも海水ってことかすごい。
32:50ねえ。
32:51水量を細かく調整しながら4時間以上かけて慎重に沈めていきます。
32:57そしてここからがちんまい工法最大の難関。
33:01水中でちんまい館同士をくっつけなければ。
33:04これは難しい。
33:05それではここでインフラ9。
33:08すでに海底に設置されたちんまい館と新たに沈めるちんまい館。
33:13この2つをどうやって水の中で最終的に接合させるでしょうか。
33:18海の底で巨大なちんまい館同士をぴったりとくっつける方法とは?
33:28オッチキスみたいなやつじゃない?巨大な。
33:31オッチキスみたいな。
33:33巨大なね。
33:34そういうのも使いながら。
33:37使うんですが。
33:38応急的に。
33:392作?
33:40分かった。
33:41なんかできちゃう。
33:42でもちょっと今回は違う。
33:44吸いやつとか。
33:45おっ!
33:46すげぇ!
33:47すごい!
33:48どういうこと?どういうこと?
33:49なんか、うーんって。
33:51吸いやつよ。
33:52水の中で。
33:53うんって。
33:54さあ、それでは正解を見てみましょう。
33:57ママイライングラス。
33:58そんなことできんの?
34:02まず、すでに沈められているちんまい館と新たに沈めるちんまい館の距離感を超音波探知器などで計測し調節していきます。
34:12そして、接合させる準備としてジャッキを用いてちんまい館同士を徐々に密着させていきます。
34:21外枠は密着できたものの、まだちんまい館同士の間にはね、海水が入ったままになってしまうんですね。
34:28確かにね。
34:29ここからが最終的な接合の方法となります。
34:32この間にある海水を抜いていきます。
34:35すると接合部のゴムが潰されちんまい館の周りにかかっている水圧によって両方のちんまい館が完全に接合できるという仕組みになっております。
34:47ということで正解は水圧でした。
34:50だから東京オリンピックに向けて急ピッツで進められた工事は予定どおり4年で完成。
34:592020年の6月に開通しました。
35:02現在はね、開通したことによっておよそ2割ほど交通量が分散したため、東京港の物流と都心をつなぐ大動脈として渋滞解消などにも一役買っています。
35:14日本が誇る知られざる最先端の技術により私たちの暮らしが支えられていました。
35:21こういう事業をやる時には必ず1900億円をかけた時に得られる効果の方が1900億円以上になるかどうかということを確認して、これはもう十分ペイできるという判断があったからそれだけの予算をかけてこれだけの最新技術を活用するということが決定された。
35:40お金だけじゃなくて渋滞改善とか、そういったものの経済効果を全部含めてペイできるかどうかというのが重要な基準になるんですね。
35:51インフラに関わる若手社員の熱い思いをインタビュー。
35:55ヤングインフラでー!
35:58話を聞いたのは竹中土木入社2年目の田代優衣さん。
36:06インフラや土木構造物がいろんな人たちの生活の支えになっているというのをすごく感じて、それの最前線で働きたいなと思いました。
36:21建設業界に勤めていた父の影響で興味を持ち、この業界に飛び込んだ田代さん。
36:28現在はICT技術や3Dモデルを活用する部署に所属。
36:35施工効率を上げるための提案や支援を行っています。
36:40今後の目標は?
36:44やっぱり経験が一番必要だと思うので、それをこの1年間でたくさん詰めるように頑張っています。
36:53何か分からないことがあったら、私に聞いたら分かるくらいまで頼られる人になりたいです。
37:01頑張れ!若きインフラ選手たち!
37:04続いてのミッションはこちらです。
37:09観葉土木を支える円の下の力持ちを調査せよ!です。
37:16続いては、最近炊き込みご飯にハマっている桃田!
37:22さあ、ということで皆さん、例えば海の中に防波堤を作るとき、
37:27コンクリートで作った巨大なケイソンを海底に沈めて設置しますよね。
37:33このとき、ケイソンを安定させるために海底で活躍している円の下の力持ちがいるんですけれども、何だと思いますか?
37:42円の下の力持ち?柱みたいな。
37:46でも、重たさで安定させているイメージだったよね。
37:49じゃあ、海水?また?また海水?
37:56海底を鳴らすために重機も使ったりたくさんするんですけれども、最終的に細かい調整を行うのは、人!
38:05なるほど。
38:06人なんです。それがこちらです。
38:09潜水師。
38:11僕ってやってる。
38:12確認しなきゃいけないか、やっぱり。
38:14例えば、レインボーブリッジや東京湾アクアラインなど工事でも基礎作りには、この潜水師が活躍しているんです。
38:22技術が進歩していると、人の目でちゃんと確認しなきゃいけないもんね。
38:26最終的にはね、潜水師には国家資格が必要で、全国にわずか3000人ほどしかいない、海洋土木のスペシャリストなんです。
38:37めっちゃかっこいい。
38:39潜水師の職場は視界が悪く、潮の流れもある海の底。
38:44時には水深20から30メートルまで潜って、重い機材を扱うという、超過酷な労働環境です。
38:53これは大変。
38:54はい。
38:55玉井さんもスキューバダイビングのライセンスをお持ちですけれども、海底でインフラ工事をするという、考えるとどうですか?
39:04いやー、結構過酷だと思う。潜るだけでも体力使うし、やっぱ視界も見えないし、私は魚を見るだけで精一杯という感じ。
39:12なんかね、ここで作業して、いろんなものをチェックしてって考えると。
39:17責任感のものだって。
39:19ちょっと考えられる、すごいです。本当に。
39:21そうなんですよね。
39:22超過酷な環境でインフラを支える潜水師。
39:25実は専門の学校があるんです。
39:28すごい。
39:29しかも高校。
39:30えー、かっこいい。
39:31はい、今回はそんな未来のインフラ選手が集まる高校に潜入してきました。
39:37桃色インフラ、せーす。
39:42向かったのは岩手県の広野町。
39:47潜水士を目指す高校生たちが通う岩手県立種市高等学校です。
39:53この年代から潜水士を目指すんですね。
39:56かっけえ。かっけえな。
39:58大学校では普通科と海洋開発科というのがあって、海洋開発科では潜水や測量など、海洋土木の技術を教えています。
40:09卒業生には羽田空港の埋め立て拡張工事や明石海峡大橋など、日本のインフラを支える現場で活躍する潜水士も、太陽土木の最前線に立つ潜水士を数多く輩出してきました。
40:24現在生徒はおよそ70人そのうちの海洋開発科は31人です潜水士を目指して全国から生徒が集まっています。
40:35中学校の高校説明の時に、潜水士っていう職業いけるよっていうふうに説明されたんで、気になって入りました。
40:48兄が潜水士だったんで、ちょっと入ってみようかなって感じです。実際入ってみてやっぱ楽しいですね。
40:58潜水士を目指す理由はさまざま海洋土木以外にも海上自衛隊や漁師など卒業後の進路はそれぞれですそんな海洋開発科の時間割がこちら気になる確かにこの日は実習フルだとなっていますが一体どんな授業なのでしょうか?
41:23今日の実習はヘルメット式潜水という装備を使って5メートルのプールの底で行います。
41:32海の底での作業を想定して通常よりも深く作られた特別なプール。
41:39水深1.2メートルから10メートルまで4段階に分かれていて普通のプールでは不可能な訓練が行えます。
41:48指導するのは元潜水士の先生。朝9時から15時まで1日6時間みっちり訓練が行われます。
41:57すごい。
41:59体力、仕事だね本当に。
42:01将来は海洋土木業界を目指している高校3年生の村上さんは。
42:06私がここに来たのがすごい面白さで学校に入ってプールがあって普通の高校ではできない体験ができるのとやっぱり海の中で携われるような職業に入りたいなと思ってやってます。
42:25初めは興味半分で入ったそうなんですが過酷な訓練を通して潜水士の凄さを知り海洋土木に興味を持ったそうです。
42:36憧れの潜水士に近づくため日々技術を磨いています。
42:43ヘルメットや潜水服など70kgにも及ぶ全身の装備。
43:06テンダーの助けなしでは装着も不可能わずかなミスが命取りになる潜水士はテンダーとの信頼関係が大切なんだそのため3年間の実習でダイバーとテンダーの組み合わせは基本的に変わらず同じなんだそうです。
43:30バーディーだねえほんとだ村上さんのテンダーは同じバレーブで信頼のある松川さんが担当していますあっ部活もあるんだすごいねえ
43:37ヘルメットを着用し準備完了早速作業に入ると思いきや
43:51空気何してるんだここで
43:58これは潜水服の確認作業水漏れがないか空気が正常に送られてきているかなどをチェックしています。
44:07いいところでねチェックしてから。
44:09これすらもできないもんね。
44:11できない。
44:12水中という特殊な環境での作業だからこそこまめな安全チェックが欠かせないんです。
44:18すぐに戻ってこれないからね水中で何かあっても。
44:21そうだよね。
44:22さあ水深5メートルに到着しました。
44:27ああすごいスープがもうチュってなった。
44:31生徒たちがやっている実習の内容は海底をならしている石ならしという公安工事には欠かせない仕事なんですけど
44:42高さを均等にならした上に防波堤になる軽損というのを乗っける。
44:48ここの基礎がしっかりできていなければ防波堤がひっくり返ってしまう。
44:54ここがダイバーの腕の見せどころですね。
44:56平らな面をいち早く仕上げられるか。
45:01実際の海洋土木の工事にも欠かせない石ならし。
45:06安定した地盤を作るために石の高さを5cm以内に揃えなければいけない。
45:12超繊細な作業です。
45:14難しそう。
45:15手でやるんだね。
45:16そうなんです。
45:17じゃあこっちの方がいいねって高さを合わせるんだ。
45:20やはり水の中の特有の難しさもあります。
45:24今ダイバーのカップの部分から空気がボコボコボコって出てると思うんですけど、これは生徒たちが自分で浮力を調整しながら作業しているためです。
45:35このまま黙っているとどんどん空気無限に送られてきちゃうので浮き上がってしまうので、自分で排気して水中のコントロールしてます。
45:45地上から送られてくる空気を適度に排出して、ダイバー自身の手で浮力を調整。これを作業と並行しながら行わないといけません。
45:56高さを調整してください。
46:00水中では視界が狭いので地上からの指示を受けながら効率よく石を並べていきます。
46:09そしてこの実習で重要なのが、そう、テンダーです。
46:15テンダーは空気を送るためのホースを管理。
46:19このホースはただ空気を送るだけではなく、命綱でもあるので、何があっても持ち場を離れてはいけません。
46:281回の潜水はおよそ40分。それ以上潜ってしまうと、酸欠や減圧症などのリスクがあります。
46:37一つの油断からやっぱり潜水は命を落とす可能性が高いので、やっぱり慣れもありますけど、その慣れてるからこそ基礎をしっかりしてやってます。
46:52続いては別のプールに移動しての実習なんですが。
46:58それではここで、早押しインフラ9!
47:02早押しだ!
47:03はい皆さんこちらのプールでは海洋土木の現場で行うある重要な作業の実習を行います。
47:18それは一体どんな作業でしょうか?
47:23潜水士が海の中で行っている重要な作業とは?VTRの中にちりばめられたヒントから正解を予想してね!
47:41ここで行われるの?
47:43はいそうです。
47:44先ほど潜水服からウエットスーツに着替えた村上さん。
47:49腰に装着しているのは8キロのウエイト。水中で体が流されないようにするためのものです。
47:56つけるつける。
47:57とりあえずね。
47:58はい。
47:59チェック!
48:00うーん。
48:02怖いんだよ玉井さんが押すと。
48:04続いてゴーグルを装着。
48:07あら。
48:09ちょっと変わったゴーグルですよね。
48:11ほんとだー。
48:12なんか2つ?
48:132つ。
48:14なんだ2重になって。
48:15ねぇ。
48:16さらに空気ボンベを背負って準備が完了です。
48:20いっとくか?
48:22水深のチェック。
48:23うん。
48:29怖そう。こんな身一つで行くの。
48:34水に潜った村上さんが向かう先には何やら。
48:38作業台のようなものが。
48:40うん。
48:41横から見てみると。
48:43水中では音も鳴って、パンパンパンパン。パッカンする音が。
48:47うん。
48:48パツパツパツパツ。
48:49パンパンパン。
48:50はい。
48:51はい。
48:52ディーアイワイ。
48:53あははは。
48:54タメさん。
48:55不正解。
48:56ありがとう。
48:57あははは。
48:58みんないいよ。
48:59やっぱね、作業台でパンパンするのはDIYでしょ。
49:02村上さんはこの白い筒状のものを受け取って、何やら組み立てていますよね。
49:08組み立ててる。
49:09ちょっと見えづらいんですけども。
49:10見えづらいじゃない。やっぱ。
49:11こんな細かい作業もわざわざ下でやるの。
49:14そうなんです。
49:15ねっ。
49:16市場じゃダメなのかな。
49:17ねっ。
49:18作ってから行くんじゃなくて。
49:20さっきはそのパターンでしたもんね、アーリンのときは。
49:22そうだよね。そうそうそう。
49:24地面の硬さを調べる。
49:26あー。
49:27うん。
49:28でもありそう、そこのね。
49:30強度じゃないけど。
49:31ね、潜ってね。
49:32うん。
49:33ありそうですね。
49:34アーリン。
49:35えっ。
49:36はい、アーリン。
49:37溶接。
49:38大正解!
49:39素晴らしいです。
49:42素晴らしいです。
49:43さあということで正解を見てみましょう。
49:46お前のインフラー。
49:48えー。
49:51すごい。
49:52あー。
49:53すごいよね。
49:54あんなに。
49:55でも何で溶接してるの?
49:56ハンダーゴテみたいな。
49:57熱?
49:58でも、海の中だよ。
50:00海の中でね。
50:01電気電気なんだろう。
50:02ねっ。
50:03ということで正解は溶接でした。
50:05アーリン。大正解です。
50:07でも今日はね、正解したけど。
50:10遠い。
50:11うん。
50:12思ってたのとは違かった。
50:13全然。
50:14そうだよね。
50:15溶接も海洋土木には欠かせない作業。
50:17例えば橋の橋脚や、港湾施設など水に接した構造物の建設紙や補修紙に必要です。
50:25うん。大事大事。
50:26でもなぜ水の中でも溶接ができるのかっていうところ気になりますよね。
50:31うん。
50:32電気を流すと金属の間に高温の電気の火花が起こります。
50:37その時に出る温度がなんとおよそ5000から6000度という想像し難い、すごく高い温度なんですけれども、これが水の温度や圧力にも負けずに金属を一瞬で溶かすことができる。
50:52えー。
50:56水の中でも鉄を溶かして繋げられるってことなんですよね。
50:59ハンダーゴテとかっていう感じじゃなくて、本当にその鉄と鉄、その金属と金属を溶かして、でくっつけちゃって、冷えたらもうくっついて離れないっていう。
51:08新たなものを持っていくわけじゃないんだ。
51:10そうそうそう。
51:11グルーガンみたいなこと、これでくっつけていく、短くなっていくんですか。
51:14そうそういうことですね。
51:15すごい。
51:16ちなみに村上さんはですね、全国で行われた溶接技術競技会で最優秀賞を取ったスゴルで。
51:24ちょっともうちょっと喜んでほしいな。
51:26クールですね。
51:29今白い光が出てたと思うんですけど、これがアーク。
51:33このアークが継続して出ないと強度が出ませんので、これを継続できることがやっぱり大事なスキルの一つですね。
51:42じゃあ、だから二重のゴーグルなんだ。
51:44やっぱ海でやるってなると命がけになるんですけど、だからこそその仕事のやりがいを感じれるので、日本のいろんな建造物に、海の中での建造物に携われたらいいな、支えられたらいいなと思います。
52:02これはほんと縁の下の力持ちだ。
52:06はい、卒業後は海洋構造物の調査やメンテナンスをする会社に勤める村上さん。
52:12来年の春から海に潜ってその腕を振るいます。
52:15わー、頼もしいね。
52:17海洋土木に欠かせない潜水士を育てる高校には、日々技術を磨き続ける未来のインフラ戦士がいました。
52:26これね、やっぱり土木の話っていったやっぱり最新の技術とか、それができたときのすごい経済効果とかっていう議論は当然大事なんですけど、最終的には現場の技術を支える方々がいないと前に進まないんですよね。
52:41特に海洋土木の場合は潜水士の方が絶対に必要なんですけど、その一方でやはり数が3000人しかおられない。
52:51だからこういった若い方々がしっかり海洋土木の潜水士として学ばれて、それぞれの現場で活躍いただく状況にならないと日本の海洋土木が前に進まないということは、彼らがいないと今の日本は支えられないということですから、ぜひね、若い方でもこういうのをやってみようかなっていう方にはトライしてもらいたいなと思いますね。
53:13桃色インフラーズと次回のテーマは超ときめき宣伝部吉川ひよりが東京メトロの知られざる車両点検の舞台裏に潜入!
53:34なんか緑のスプレー出てきたさらに運転士を育てる研修訓練センターにも密着1人ぶりの公開収録でお届け12月7日日曜日午前11時放送お楽しみにももいろインフラZはご覧の共産各社の協力で放送しています
54:00熱ineaリープレ yinele 桃色インフラー!
54:04私たちのobstatt on theiletopradiox.com
54:06今日場了ヶ月 今後のおettaりも鍵的事iyの組み合わせ
54:06今日場のメッセシングをいた watched a could and était乗った probable event
54:07今日場所はとても練乗りulee 桃色インフラーを取り組み合わせ
54:09今日場過ぎalingが溜らしてた本日の事業はアメリオンチを出来るようなテーマペラーで渡水税を向かぎ定したいと思います
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