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  • 2017/1/8
潜伏キリシタン集落裏づけ資料か

再来年の世界文化遺産の登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がある長崎市の外海地区で、潜伏キリシタンの墓地とされる場所を長崎市が発掘調査したところ、
当時の信者のものとみられる人の骨が見つかり、市は、この地域が潜伏キリシタンの集落であったことを裏付ける貴重な資料だとしています。
長崎市は、再来年の世界文化遺産の登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の1つである「外海の出津集落」で、ことし8月から、禁教期の潜伏キリシタンが
埋葬されたとされる墓地の発掘調査を行ってきました。
その結果、ことし10月、大きさから1人の子どものものとみられる頭と足の骨が見つかりました。
市が考古学や人類学の専門家などと確認したところ、骨の位置関係などから、「頭を南に向け、ひざを曲げて寝かせていた」と見られ、この地域に伝えられている当時の
潜伏キリシタンの埋葬方法と同じであることがわかりました。
市によりますと、当時の信者のものとみられる骨が見つかるのは初めてで、外海の出津集落が潜伏キリシタンの集落であったことを裏付ける貴重な資料だとしています。
これについて長崎市の田上市長は、記者会見の中で「潜伏期の遺産に焦点を当てるうえで、非常に意義のある発見だ」と述べ、来年、ユネスコに提出する推薦書に調査結果を
反映させたいとしています。
2016年12月22日 19時20分

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