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  • 2017/1/8
首都高2人死亡火事で書類送検
2016年12月27日 11時47分
去年、東京・江戸川区の首都高速道路で、塗装工事中に火が出て作業員の男性2人が死亡した火事で、警視庁は、安全管理に問題があったため、作業で使っていたシンナーに引火したとして、
工事の現場責任者3人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、東京・江東区の塗装工事会社「ナプコ」など、工事の下請け業者3社の当時の現場責任者3人です。
去年2月、東京・江戸川区の首都高速道路7号小松川線で、塗装工事中に火が出て、工事用の足場などが焼け、逃げ遅れた33歳と21歳の作業員の男性2人が死亡し、3人がやけどなどのけがをしました。
警視庁によりますと、当時、現場では道路の橋桁の塗装を新しく塗り直すために、作業員がシンナーを使って古い塗装を拭き取るなどしていて、このシンナーに引火して火事が起きたということです。
その後の調べで、火が出た足場は板やシートで囲われ、密閉された状態で当時、気化したシンナーが充満していて、換気が不十分など安全管理に問題があったということです。
警視庁は、こうしたことから火事が起きたとして、27日、3人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。
警視庁によりますと、3人は、いずれも容疑を認めたうえで、「責任を感じている」と話しているということです。
「ナプコ」は、「事実を確認中なので、コメントできない」としています。
また、この事故で江戸川労働基準監督署は現場の見回りを怠ったとして、工事を請け負っていた東京・中央区の「首都高メンテナンス東東京」と事故当時の社長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
さらに、現場の塗装工事を請け負っていた北海道岩見沢市の会社と、その代表取締役も労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
「首都高メンテナンス東東京」は「詳細な送検内容を把握していないため、コメントできません」としています。


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