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  • 2017/1/8
5億円超で購入したムンクの絵 名古屋の美術館で公開へ

2016年12月21日 19時47分

県民からの寄付金5億5000万円で愛知県が購入したノルウェーの世界的な画家ムンクの作品が、来月から名古屋市の愛知県美術館で公開されることになりました。

美術館によりますと、ムンクの絵画は国内には4点しかなく、愛知県美術館は公開を楽しみにしてほしいと話しています。

名古屋市東区にある愛知県美術館で公開されるのはノルウェーの世界的な画家エドヴァルド・ムンクが1906年に描いた作品、「イプセン『幽霊』からの一場面」です。

21日は美術館で準備作業が行われ、専門の業者が深い青色のパネルの上に縦45センチ、横75センチの絵を慎重に取り付けました。

この作品はノルウェーの劇作家イプセンの戯曲の一場面を描いていて、暖かみのある色を使いながらも部屋の中の4人の人物に表情はなく別々の方向を向いていて、
ムンクが得意とする「孤独」や「不安」を表現することに成功しています。

作品は「美術館のコレクションを増やして欲しい」と、県内の女性から寄せられた寄付金5億5000万円で愛知県が県内にある百貨店から購入しました。

愛知県美術館によりますと、ムンクの絵画はこの作品を含め国内に4点しかなく貴重だということです。愛知県美術館深山孝彰美術課長は「ムンクの特色が出た作品です。
美術館と愛知の宝として多くの人に足を運んでもらいたい」と話していました。

公開は来月3日からです。

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