00:29ご視聴ありがとうございました
00:33暑い夏の日には山よりも木陰よりも海へ行きたく
00:37なることがあります
00:39今回歩くのは高知県桂浜
00:43太平洋から吹く黒潮の風は150年前もそして今日も変わる
00:49ことなく旅人を迎えてくれます
00:52この風に吹かれながら歴史を歩いてみましょう
01:03桂浜という名前はどこか和歌の世界を思わせます
01:10けれど実際に立ってみるとそこにあるのは力強い太平
01:15洋
01:17黒潮の風
01:22そして波が小石を転がすサラサラという音
01:28暑さを忘れさせる風が絶え間なく吹いています
01:43坂本龍馬像は決して街の方を見てはいません
01:48その視線は太平洋の向こう
01:53さらにその先
01:55世界を見ています
01:59藩という小さな枠を越え世界を思い描いた龍馬
02:06桂浜はそんな龍馬の夢を今も風に乗せて語り続けています
02:17しかし桂浜の歴史は龍馬から始まるわけではありません
02:24この浦山には上層壁元地下最後の居城
02:28浦戸城がありました
02:32海を城の外掘りとし浦戸湾を抑える重要な城
02:39戸佐の命運はこの場所で大きく動いていたのです
02:49四国統一まであと一歩
02:53その夢を見た長曽壁氏
03:02しかし関ヶ原で敗れ
03:06ウラドジョンも歴史の舞台を降ります
03:18旧神たちは最後まで主君を守ろうと戦いました
03:25静かな遊歩道の下にはそんな悲しい記憶が眠っています
03:33新たに戸佐へ入ったのは山の内和豊
03:39ここウラドジョンを足掛かりとしてやがて高知城
03:43を築きます
03:47つまり桂浜は戸佐藩が生まれた場所でもあるのです
03:57桂浜には五色の砂があります
04:00一つ一つ違う色
04:02違う形
04:04違う時間
04:09龍馬の三十数年という人生よりもっと長い時間を旅して
04:14きた石たち
04:18歴史とは人だけではなく大地そのものにも刻まれているのでしょう
04:29今日は暑い一日でした
04:31けれど海から吹く風はまるで天然の扇風機
04:36波音だけを聞いていると体だけでなく心まで少し涼しくなって
04:42いきます
04:43昔の旅人も龍馬も同じ風を受けていたのでしょう
04:54歴史というと城や寺ばかりを思い浮かべます
04:58しかし歴史は風景の中にもあります
05:02波の音
05:04潮の香り
05:06海風
05:07そのすべてが戸佐という土地の記憶を運んでいます
05:11今年の夏
05:12もし暑さに疲れたなら
05:14桂浜へ
05:16龍馬が見つめた海は
05:18きっと今も涼しい風とともに
05:21未来を見つめ続けています
05:23ご視聴ありがとうございました
05:32興先残り
コメント