00:10たおやかインターネット放送がお送りする 風の散歩道
00:15の時間です
00:18こんにちは ナビゲーターの岩倉陽子です
00:22今回は人が老いることについてのお話です
00:30今 日本は人生100年時代と言われ
00:35巷には高齢者に向けたより良い生き方のしなんぼ
00:39んが これでもかというほどあふれています
00:442022年9月の統計によると 日本の65歳以上の人口
00:51は3627万人で 総人口の29.1%に当たります
01:00しかもこのうちの14.9%は 後期高齢者と呼ばれる75
01:07歳以上です
01:10また100歳以上の方も1年前より4016人増えて 9万526
01:19人になっています
01:22総人口に占める高齢者の割合では 日本は世界一で ま
01:28さに超高齢化社会に突入したことを表しています
01:36それを物語るように ここ最近 一流ミュージシャンの引退
01:41や 第一線からの撤退のニュースが後を絶ちません
01:4760年代から90年代に一世を風靡した 現在70代や80代
01:55の有名歌手の方々の引退や
01:58全国ツアーの打ち止めです
02:02ちょうど私の青春時代に前世だった ミュージシャン
02:06の多くが
02:07そろって高齢者になっています
02:11私の青春時代はホークソングの前世紀で その後
02:16ニューミュージックへと移行していった時代です
02:21私は大勢に反発したり 批判するような高派な歌は あ
02:26まり聞かなかったのでよく知りませんが
02:29恋愛を歌ったりする フォークソングは好きでした
02:35中でも伊勢正蔵や 貞政氏 南孝節などの歌詞は
02:41男性なのにどうしてこんなにも 女性の心理がわかるの?と
02:46不思議でしたが
02:47自分の心境にぴったりな歌詞に共感して 夢中で聞
02:52いたものです
02:55そんな青春時代を一緒に歩んできた ミュージシャンたち
02:59が
02:59次々に表舞台から姿を消していくのは なんとも寂しい限り
03:05です
03:08でも若い頃と比べて 明らかに声に張りがなくなった
03:13り
03:14高音がうまく出せないのを ビブラートやアレンジ
03:18でごまかして
03:19歌っている姿を見るのは もっと悲しいことです
03:26美容整形やシワ取りが 一般人にも抵抗なく受け
03:31入れられている昨今
03:33超高齢にもかかわらず 若い頃とほとんど変わ
03:37らぬ容姿の
03:38美しい女優さんは大勢いますが 歌声の廊下はどうしようも
03:44ないのでしょうか
03:48オペラ歌手の中には 若い頃からの訓練の成果で
03:5290歳近くになっても 現役の歌手という方もいらっしゃる
03:57ようですが
03:59それはそれで正直 あまり見たくないというか
04:03違和感を覚えます
04:07ちょっと矛盾してはいますが
04:12全国ツアーともなれば 長期に渡る旅に加え
04:162時間近くも経ったまま歌ったり 喋ったりしなければいけ
04:21ないし
04:22その上 自分のことだけでなく
04:25大勢のスタッフの生活も 支えているわけだから
04:29相当な体力と気力がいることでしょう
04:34先日 テレビを通して取材を受けた
04:38あるシンガーソングライターが
04:40全国ツアーを辞める決心をした理由として
04:45歳をとると いろいろなことが つい面倒になる
04:50新しい作品を生み出す力も 限界になってくる
04:56昔の作品を引っ張り出したり
04:59リメイクしたりしている時点で 限界を感じることなどを
05:04話していました
05:08昔 歌手は一曲大ヒットを飛ばせば 一生食べていける
05:13と聞いたことがあります
05:15大昔の話かもしれませんが
05:18芸能界は一般人とは 収入の桁が違うので
05:23表舞台からは姿を消しても
05:26地方巡業などをすれば その一曲で食べていけるのか
05:30もしれませんね
05:34最近の日本の女性は
05:36若いということが 何よりも価値があると思われている傾向にある
05:42ので
05:43実年齢より若く見えることがもてはやされ
05:47美魔女などという アンチエイジングが大流行りです
05:52でも いくら見た目だけが若くなったとしても
05:57それは本物の若さとは違います
06:01これから何でもできる 未来のある若さや
06:04すっぴんでもツヤツヤ輝く 美しい素肌や
06:10ハツラツとした諸作など
06:12羨ましい限りですが
06:15そんな美しい時代は
06:17あっという間に 過ぎ去ってしまうものです
06:21そして どんなに抵抗してみても
06:24老年期は 誰にも平等にやってきます
06:31大事なのは その時に
06:33自分がどう生きていたいかですよね
06:40人生100年時代
06:42あなたは どんな風に生きたいですか
06:48最後に ヘルマンホイベルス神父の
06:51最上の技という詩の 一部をご紹介します
06:58この世の最上の技は何
07:02美しい心で歳をとり
07:05働きたいけれども休み
07:08喋りたいけれども黙り
07:11失望しそうな時に希望し
07:15従順に平静に
07:17己の十字架を担う
07:22若者が元気いっぱいで
07:24神の道を歩むのを見ても 妬まず
07:29人のために働くよりも
07:32謙虚に人の世話になり
07:35弱って もはや
07:37人のために役立たずとも
07:41親切で 入和であること
07:46年を取ったら 若者に潔く
07:50バトンを渡して
07:52決して出しゃばらずに
07:54謙虚に穏やかに静かに暮らしなさい
07:57ってことでしょうか
08:02でも 私はまだその年齢に達していないのか
08:06はたまた 往生際が悪いのか
08:09この詩には 共感できないところもあります
08:14働きたい気持ちがあるうちは
08:16働けばよいし
08:18喋りたければ
08:19我慢しなくてもいいんじゃない
08:21と思ってしまうのです
08:24欲が深いのかも
08:27悟りの境地には
08:29程遠いですね
08:32だから神父様 ごめんなさい
08:35私はまだやりたいことが
08:37残っているので
08:38見苦しいかもしれませんが
08:40もう少しだけ
08:42足掻いてみたいと思います
08:47今回の風の散歩道は
08:49人が老いることについてお話ししました
08:53それでは 次回もお楽しみに
08:56お楽しみに
08:57お楽しみに
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