Đi đến trình phátĐi đến nội dung chính
  • 1 ngày trước
内容:池上彰が過去番組から時代を超えたメッセージを読み解く。今回は2010年放送の追跡!AtoZ。小惑星探査機「はやぶさ」の快挙とその舞台裏に迫るドキュメンタリー。

出演:池上彰,中川翔子

Danh mục

😹
Vui nhộn
Phụ đề
00:00ください
00:30今夜の今こそ見たいこの一本は2010年放送の追跡A to Z早草快挙はなぜ実現したかです当時大きな話題となった早草による小惑星探査の軌跡をたどる物語です今夜のゲストはタレントの中川翔子さんです中川さんは大の宇宙好きと聞いたんですが大好きです小学生の時に木星に一目惚れ
01:00大人になってからもいつも宇宙のことを考えています夏休みの自由研究で宇宙の研究をして中野区から賞をいただいてそこから私の胸にビッグバンが起こってずっといつも宇宙のことを考えているかもしれないですね中川さん宇宙の話になるとマシンガトークになりますけれどこれからの話が非常に楽しみですありがとうございますおやほら上から早草が降りてきましたよ小さい早草だ小さい早草が降りてきました
01:30できましたよさあこれをどうぞいいですかかわいいうわーこれ小惑星探査機早草の模型ですよね小惑星から砂のようなサンプルを地球に持ち帰ることに成功した伝説の早草さんですね心に刻まれていますただしですねこの早草の7年にも及ぶ宇宙の旅は順風満帆とはいかなかったようなんですよね
01:58ここに大きなドラマとロマンがそれでは番組を一緒に見てまいりましょう
02:03この夏休み各地で長蛇の列ができた
02:17その先にあるのは小惑星探査機早草が宇宙の彼方から持ち帰ったカプセルだ
02:29うちを飛んで帰ってきたそれがすごいなってこの感激をもらわなきゃもう戻ってきた時の感激
02:40あれはもうこれ見れるんだから最高ですよ
02:45世界で初めて早草は小惑星糸川に着地しその砂を持ち帰ることに挑んだ
02:55未公開の実験映像や最新データが解き明かす数々の真実
03:01早草の奇跡の生還はどのように実現されたのか
03:07燃料漏れエンジントラブルなど数々の困難を乗り越えた早草と
03:19その旅路を支え続けた技術者たち
03:23華やかな成果の陰でプロジェクトチームに崩壊の危機があったことは知られていない
03:31明らかに僕も含めて人心を離れていくわけです
03:36プロジェクトとして成立しなくなってくるわけですよね
03:39その時リーダーは何を語りメンバーの心を一つにまとめていったのか
03:49ここで終わるわけにはいかないとやれるだけのことをやってみようと
03:54リーダーの言葉にメンバーはどう答え数々のピンチを打開したのか
04:01ピンチがあればあるほどその結束が強まっていったのかもしれないですね
04:08日本の技術力を世界に見せつけた早草の海峡
04:24その舞台裏を徹底追跡する
04:27遥か3億キロ
04:43早草が小惑星糸川の姿を捉えたのは地球を旅立って2年が過ぎた時だった
04:51初めて目にする糸川
04:55全長500メートルピーナッツのような形をしていた
05:00早草の完成室は歓喜に沸いた
05:06その中心にはリーダーの川口純一郎さんがいた
05:12我々より先に見た人はいないっていうものですよね
05:20まあとても優越感もあれば
05:24満足してますよね
05:27満足してましたね
05:28大変嬉しかった
05:29この喜びも川口さんにとってはまだ始まりに過ぎなかった
05:37彼が掲げていたのはサンプルリターンというとてつもない計画だったからだ
05:46サンプルとは小惑星の砂を採取すること
05:50リターンとは小惑星から再び地球に戻ってくる往復飛行のこと
05:59どちらも人類初の試みだ
06:04この壮大な計画に挑むのが
06:09探査機のエンジンや通信技術の専門家
06:13採取した砂を分析する研究者など
06:17総勢80人
06:18その中に
06:23糸川の姿を見て
06:25愕然となったメンバーがいた
06:26砂の採取の担当
06:29矢野はじめさんだった
06:35接近して撮影した
06:37糸川の写真を分析したところ
06:39その表面は
06:41予想外に起伏が激しく
06:43ゴツゴツした
06:44大きな岩が
06:45せり出していたのだ
06:47これは着陸する場所をそもそも探せないかもしれないというのを思いましたね
06:59サンプルを取れる場所がこれ本当にあるんだろうかというのはその次に思いましたね
07:05糸川を平らな地面の星だと考えていた矢野さん
07:12それを前提に砂の採取方法を準備していた
07:16用いるのは直径1センチメートルの弾丸
07:23計画では糸川に着地した瞬間に
07:29弾丸を地面に打ち込む
07:31そして砕け飛んだ砂の粒をカプセルに導き採取する
07:37着地から採取
07:42離陸まで
07:43わずか1,2秒で成し遂げるという目論みだった
07:47岩だらけの糸川で
07:53砂の採取はできるのか
07:55いよいよその日を迎えた
07:57早草に地球上から指令を送ってきた完成室
08:08しかしこの日はただ見守るしかなかった
08:15なぜなら3億キロ離れた早草には
08:19地球から指令が届くのに20分近くかかる
08:23このため早草は自分で状況を判断して
08:27着地や砂の採取を行うようにプログラムされていた
08:3221メーターです
08:33Bも21メーター
08:35それからDが26です
08:39この時地球上で見ることができるのは
08:4320分遅れで届く高さを示すグラフだけ
08:49まもなく着地という時異変が起きた
08:53赤い線は早草の高さ
08:58青い線は糸川の地面を表している
09:03グラフは早草が糸川の地面よりも
09:06下に潜っていく様子を伝えていたのだ
09:11一体何が起こっているのか
09:15誰もが頭の中が真っ白になった
09:20地面をどんどん深くそれよりも低く低くなっていっている
09:25という風に見えるわけです
09:27もちろん小惑星の中で潜っていくことはありえないので
09:30何か理解できないことが起きていることは分かるんですが
09:34焦るわけですよ
09:36これ見ているのは20分前だと思うと
09:38実際にはもう過去のことですよね
09:41だからひょっとしたらもうどっかにぶつかっているかもしれないし
09:47状況が分からないまま10分が経過した
09:53糸川の地表の温度はおよそ100度
09:57もし地表にとどまっているのなら
10:00機体が壊れてしまう危険もあった
10:05川口さんは砂の採取を諦め
10:08糸川から離脱する指令を送るかどうかの決断を迫られた
10:13緊急離脱
10:31砂を採取するための弾丸を
10:34撃ったかどうかすら分からないままの決断だった
10:37この時はやぶさに何が起きていたのか
10:49数日後に送られてきた詳細なデータから真相が明らかになった
10:55後にプロジェクトの命運を左右する
10:59重大な出来事が起こっていた
11:04糸川に着地を試みたはやぶさ
11:08途中でバランスを崩し糸川に落下
11:13さらにバウンドを繰り返し
11:18予定していた着地地点を大きく外れた
11:22これがあたかも地面に潜ったかのようなデータの原因だった
11:29はやぶさは
11:33機体を地面に何度も打ちつけた末
11:3730分間地表にとどまっていた
11:41結局
11:43砂を採取するための弾丸は発射していなかった
11:47ここで諦めるわけにはいかない
11:57川口さんたちは5日後再び砂の採取を試みた
12:03今度はバランスを崩すことなく加工し砂の採取装置が糸川に設置した
12:13設置の状況から弾丸が発射されたと
12:27考えられた
12:35はやぶさは次の目標
12:39往復飛行実現のため糸川を飛び立った
12:42ところが
12:49正常にプロジェクタイル弾丸が発射されたことを示すデータが確認できませんで
12:59発射されなかった可能性が高いことが分かりました
13:021回目の着地失敗を受けて
13:07はやぶさのプログラムを修正した際
13:10ミスを犯していた
13:12弾丸は発射されていなかった
13:16もうショックになってもんじゃないんですよ
13:19いや、そうは信じられなかったですよね
13:23これはもう、もう言葉を超えて
13:28もう何と言っていいか分からない
13:29悔しさだし
13:32それから申し訳ないっていう
13:35その二言ですから
13:41サンプルの採取に失敗した
13:44はやぶさプロジェクト
13:46大きな目標を失い
13:49絶望感が広がった
13:55残された目標は
13:57往復飛行のみ
13:59しかし、ここにも重大な危機が訪れていた
14:05長野県八ヶ岳山陸にあるパラボラアンテナが
14:09その危機を捉えていた
14:13これは、はやぶさから送られてきた電波のデータ
14:17本来、一定のはずの電波が
14:20強弱を繰り返すようになっていた
14:22はやぶさのアンテナの向きが不安定になっていたのだ
14:34燃料タンクから燃料が吹き出し、その勢いで機体がバランスを失っていた
14:39原因は、糸川に不時着した時のあのアクシデントだった
14:49機体を打ちつけ、一部を破損していた
14:52このまま、機体の姿勢を制御できなければ、太陽電池パネルも太陽に向けることができなくなる
15:04電力はいずれ枯渇し、通信不能となる
15:08数日後、メンバーの心配は現実のものとなった
15:16はやぶさからの電波は完全に途絶えてしまった
15:21はやぶさは広大な宇宙で行方不明になった
15:26通信できないということは、まあある意味その時期に関して言うと存在していないと同じことですので、もう何もできない、どうしようもないと
15:39まあ、暗い雰囲気というか、どうなるのかさっぱり分からないなという感じですよね
15:45仕事をしたくても、することのない日々
15:53メンバーの足は、完成室から次第に遠のいていった
16:00プロジェクトの打ち切りも、ささやかれるようになった
16:06明らかに僕も含めて、人心を離れていくわけです
16:09オペレーションチームは、まあ、船がないわけですから、仕事がないわけですから
16:14まあ、どんどんどん人心が離れていくと
16:17で、どういうふうにプロジェクトとして成立しなくなってくるわけですよね
16:20いや、僕らの星を失ってしまったんだっていう
16:23断末魔の、なんか叫びみたいな感じ
16:33はやぶさを失い、土方に暮れるプロジェクトのメンバーたち
16:37この時、リーダーの川口さんは、かつての苦い経験を思い返していた
16:50はやぶさの5年前に打ち上げられた、火星探査機、のぞみ
16:56川口さんは、飛行計画の担当者だった
16:59火星を目前にして、のぞみは電源が故障
17:07絶望のうちに、プロジェクトは打ち切られた
17:12あの時、チームとして、のぞみを救える手段がまだ残っていたのではないか
17:19川口さんは、何度も自問を繰り返してきた
17:23宇宙開発に携わってきて、反省すべきことがいっぱいあります
17:33反省すべきことがいっぱいあった中にはですね
17:36結局、本当にできなくて中断したのか
17:46中断というか、うまくいかなかったものだったのか
17:49それとも、後で考えてみると
17:53何かしらの方法があったんじゃないかなっていうふうに思えるものもあって
17:57諦めるのは簡単ですけど、後で全く後悔しないようにしておきたいんですよね
18:05離れていくメンバーの心をつなぎ止めるには何が必要なのか
18:13川口さんの答えは、ハヤブサが見つかる可能性を具体的にメンバーに示すことだった
18:23行方不明のハヤブサは、バランスを失いながら太陽の周りを回っていると考えられた
18:32ならば、太陽電池パネルが太陽の方向に向き、電力を回復することがあるはずだ
18:45さらにその時、アンテナが地球に向く瞬間と重なれば
18:51ハヤブサと通信できるチャンスが生まれる
18:54そのチャンスを逃さず、地球から電波を送ると
18:59ハヤブサから、必ず応答が返ってくる
19:03川口さんはそう考えた
19:07そこで、考えうるハヤブサの動きをすべて計算し
19:12たとえ一瞬でも、通信が可能になる確率を弾き出した
19:20その結果、1年間ひたすら待ち続ければ
19:25可能性は6割にまで高まることが判明した
19:29川口さんはメンバーを集め、そのデータを見せた
19:37チャンスは6割
19:41これを生かすも殺すも、我々次第だ
19:43どんどん川口先生はいろんな手を打ってくるんですね
19:50例えば、その確率論的に何ヶ月後に回復する確率はこういう風だと
19:56よくそんなに考えつくなと思って
19:59やっぱ諦めたらダメなんだなとは思いましたね
20:02川口さんが示した可能性は、メンバーたちを動かした
20:10チームの総力を上げて、ハヤブサの捜索が始まった
20:172、1、0、2、1、0、2、1、0
20:28ハヤブサ、応答せよ
20:31広い宇宙に向けて、休みなく指令を送り続けた
20:35ハヤブサと交信するためには、電波の周波数が互いに一致しなければならない
20:47しかし、ハヤブサは、一度電源が落ちると、周波数の設定が狂ってしまう
20:55そこで、あらゆる周波数で電波を送らなければならなかった
21:01相当たり的に全範囲を狙って、コマンドを何度も何度も同じ指示を
21:14違う周波数をめがけて、何度も何度も繰り返し送る
21:18それを1日でどんだけこなしたか、かなり気の遠くなるような話です
21:27ハヤブサから戻ってくる電波をキャッチすることは
21:29さらに忍耐を要した
21:35宇宙には、さまざまな電波が飛び交っている
21:39その中から、ハヤブサの電波を見逃さないよう、ひたすらチェックする日々が続いた
21:50必死の捜索が続けられる中、川口さんは、ある場所を訪れていた
21:56東京の下町にある、飛び不動
22:04飛行機で旅をする人たちが、安全を祈願するために訪れる寺だ
22:09これまで、緻密な論理でチームを率いてきた川口さん
22:18その、らしからぬ行動に、逆にチームの結束が強まった
22:23たぶん、リズムだけでは、チームを引っ張っていけなかったと思います
22:33いかにチームのモチベーションを維持するか、みたいなところで
22:38彼は、いわゆるクールでシャープな川口でない部分を、一生懸命一生懸命発揮しようとする
22:47はやぶさの捜索を始めて、47日目
22:56それは突然やってきた
22:59無数の電波の中に現れたのは、チームの呼びかけに応えた、はやぶさの信号だった
23:15来たっていう感じですよね、ついに来たと
23:22いやー、本当にいるんだと思って
23:25この1ヶ月間、不毛なことをやってきた気がするけど
23:28すげーなーって、よく見つかったなと思いました
23:35さらに川口さんは、プロジェクトのメンバーに、もう一つの可能性を示そうとしていた
23:41それは、採取できなかったと諦めていた、糸川の砂だった
23:53何回かバウンドして、最後にこだわしなんですけど
23:57砂を弾き飛ばすには十分な回数はバウンドしてますね
24:02そういうメカニズムで砂が入ってても、おかしくないんじゃないかと
24:06糸川の砂を採取できているのではないか
24:12川口さんは、担当者の矢野さんを、岐阜県の山中に向かわせた
24:19そこには、糸川と同じ重力を作り出せる実験施設があった
24:24ハヤブサが不時着したとき、どのくらい砂が跳ね上がるのか
24:41透明な筒を、ハヤブサの回収装置に見立てて、実験してみることにした
24:47透明な筒と砂を、この銀色の容器に入れる
24:57この容器を落下させると、中は糸川とほぼ同じ重力になる
25:04ハヤブサの回収装置に見立てた筒が、着地した瞬間、砂がゆっくりと舞い上がった
25:21実験の結果、100秒間あれば、砂がハヤブサのカプセルの高さまで届くことが判明
25:34糸川に不時着していた30分の間に、砂を採取できていた可能性があることが確かめられた
25:41ボーナス、全く想定外のボーナスですね
25:49全く予想していなかった出来事から、新しい希望が生まれてきたということですよね
25:56往復飛行と、砂の採取
26:02プロジェクト崩壊の崖っぷちで、2つの希望はよみがえった
26:13行方不明の危機を脱し、地球を目指すハヤブサ
26:20依然として、姿勢の制御に悩まされていた
26:23宇宙空間では、3つの方向の力を組み合わせて、姿勢を制御する
26:32しかし、ハヤブサはこの時、2つの方向の力を調整する装置が故障していた
26:40どうしたら、ハヤブサの姿勢を制御できるのか
26:46担当を問わず、メンバーが集められた
26:51最初にアイデアを出したのは、エンジンの担当者だった
27:02燃料のガスを噴出すれば、その勢いで姿勢を制御できるという
27:08しかし、この方法では、燃料を使いすぎるため、2つの方向のうち、1つしか賄えない
27:21ここで、メンバーをあっと言わせるアイデアを出したのは、電気メーカーから参加していた、白川健一さん
27:31注目したのは、太陽だった
27:34太陽から降り注ぐ光には、ごくわずかながら、圧力がある
27:42このため、宇宙空間では、機体のバランスを崩す、厄介者とみられていた
27:47白川さんの提案は、この厄介者の太陽光の圧力で、姿勢を制御する3方向の力のうち、残りの1つを補おうというものだった
27:59日頃から、常識にとらわれない発想を心がけてきた、白川さん
28:11プロジェクトの作戦会議は、アイデアを競い合う、腕試しの場になっていた
28:20この運用の場にいると、いろんな方が、いろんなアイデアを本当に次から次に出してくる
28:33あわよくば、川口先生が思いつく前に思いついてやろう
28:3920年やってて、2回ぐらいしかないですけども
28:43それが意気込みみたいなものですね
28:50さまざまな打開策が飛び出す、プロジェクトチーム
28:58去年11月、その進化が問われる事態が発生した
29:07搭載されていた4つのエンジンが、すべて使えなくなったのだ
29:13地球を旅立って、すでに6年半
29:16想定を遥かに超える飛行時間で、エンジンが寿命を迎えていた
29:28さすがの川口さんも、打つ手がなかった
29:31これでですから、もう終わりかなと
29:37心の中で、もう8割がもうダメだと
29:41この時、立ち上がったのは、川口さんから
29:44諦めない事の大切さを教えられてきたメンバーたちだった
29:51エンジンの開発を担当した、国中ひとしさん
29:55部品ひとつから吟味し、はやぶさのエンジンを知り尽くしていた
30:02国中さんたちは、ある可能性を模索しようとしていた
30:12はやぶさのエンジン、イオンエンジンは、プラスのイオンが
30:17マイナスの電気に引き寄せられる事で、推進力を生み出す仕組みだ
30:21プラスのイオンと、マイナスの電子を作る2つの部分が働いて
30:28初めて、エンジンとして機能する
30:314つのエンジンの中には、プラスかマイナスのどちらか一方だけが使えるものが残っていた
30:46残った部分を組み合わせれば、1つのエンジンとして使えるかもしれない
30:51国中さんは、そのわずかな可能性に賭けてみたいと、川口さんに提案した
31:00なんとか復活させたいと思ってました
31:03こういうこともできたであろうのに、そこで諦めたんだねとは言われたくないですよね
31:08川口さんが見守る中、国中さんは、2つのエンジンをつなぎ合わせるよう指示を出した
31:232、1、0
31:25エンジンは、動き出した
31:33ハヤブサは、地球に向かって、再び飛行を始めた
31:39最後まで可能性を追求する
31:47その姿勢は、プロジェクトチームをたくましく成長させていた
31:52みんなで考えるチームがあったということですかね、できたということですかね
32:02何かあったら、みんなでとにかく考えて、困ったことを突破してきたんだと思います
32:09どんなことがあっても、諦めない
32:13で結果を出す、その難しさとその尊さっていうんですかね
32:19ピンチがあればあるほど、その結束が強まっていったのかもしれないですね
32:30今年、6月13日
32:337年ぶりに、ハヤブサが地球に帰ってくる日を迎えた
32:37さあ、どんな風に帰ってくるかな、楽しみだね
32:46地球では、ハヤブサの帰還を、多くの人々が待ち構えていた
32:54しかし、ハヤブサは、砂の回収カプセルを地球上に確実に届けるため
33:01大気圏に突入し、自らは燃え尽きる運命にあった
33:07カプセルをきちんと着陸させようというか、目標に着陸させようとするほど
33:13本体は失われなければいけないわけですよね
33:17それは、ある意味で育て上げてきただけに
33:23だから、それは何ともやるせないっていうかね、申し訳ないっていうかね、だから残念だ
33:33大気圏突入まで、3時間
33:39ハヤブサは、カプセルの分離に成功した
33:46ハヤブサの任務は、すべて終わった
33:49ハヤブサの任務は、すべて終わった
34:02しかし、川口さんたちは、ハヤブサのために、もう一つ、特別な任務を用意していた
34:13それは、地球の姿をカメラで撮影することだった
34:23直前に、プロジェクトの皆で決めていた
34:27ハヤブサに見せてあげたいっていうことですよね
34:32ハヤブサで撮影するっていうのは、自分たちの気持ちだけど
34:35ハヤブサに見せてあげたいっていう気持ちがきっとあったと思う
34:39地球をね
34:44ハヤブサは、最後の力を振り絞って、地球にカメラを向けた
34:49最後の一枚
35:07ふるさと地球の姿を、ハヤブサは、その目に焼き付けた
35:28そして、大気圏に突入
35:31ハヤブサは、流れ星となって、夜空に消えた
35:52ハヤブサは、流れ星となって、夜空に消えた
36:01地球に届けたカプセルが、一筋の光を放っていた
36:18泣いてしまった
36:20もうなんか、普段の人生で悔しい涙ぐらいしかないのに
36:22ハヤブサに感動してしまいます
36:25これは日本中が泣きましたよね、この時
36:27ですよね
36:28いやすごいなんか途中で何度もトラブルがあってハヤブサからのデータが波打ってるのを見るとなんかまるで死んでんぞみたいに見えてきちゃうし直接何もしてあげられないけれども可能性を諦めなかったみんなの気持ちが人間ってここまで絶望の中にも諦めない光を見つけることができるんだってことをハヤブサのおかげで心が進化していってるのがもうすごいドラマですね。
36:54本当にね、このサンプルリターンっていうのは世界で初めてハヤブサが成功した
37:01今や日本のお家芸になっていて、今はNASAが日本のサンプルリターンの技術を招いて同じようなことをやり始めている
37:09まさにハヤブサ、宇宙開発の歴史を変えたとも言えるわけですよね
37:13もう世界に誇れることをハヤブサがしてくれたんですね
37:16そもそも日本のロケット開発技術って1955年に例の糸川って名前が次ぐ由来の糸川秀夫さんがペンシルロケットの発射に成功したんですねペンシルロケットですよ本当に鉛筆ぐらいのサイズの細長いものを真上に打ち上げることができなくて斜めに打ち上げてたんですよ最初はでアメリカの場合はね特にNASAが本当に国家プロジェクトで
37:43バク大なお金をかけて人を月まで送るということをしたわけですよね日本の場合それだけの予算もないし技術も人もそれほどいるわけではないだから結局NASAと同じことをやっていちゃダメなんだよとだから他のことができるんじゃないかというのでサンプルリターンというハヤブサプロジェクトに結実したんですよねすごいですねいろんな科学の結晶なんでしょうけどそういう違った角度で挑戦できることと諦めない心は世界のどこを見ても負けたんですよね
38:13いやそれにしてもこれどうかこれでもかってぐらいにハプニングで絶望的なことが続きましたね普通だったら無理ですよねエンジンのことも限られたデータをもとにいろいろ推測をするわけですよね
38:29でもイオンエンジンなんてのはまさにエンジンの開発者がいて全部知り尽くしていたから可能性としてこんなことができるはずだって気づいているわけですよね
38:39確かに太陽にそんな力があったとか全部知らないことだからそれは一人じゃできなくってみんながいてこそいろんな脳みそやいろんな心があってこそって川口さんが地球を高めるために頑張ったからあそこでねみんながアイデアをくれたり動いてくれたんですかね
38:58非常に私印象的だったのは川口さんより先にアイデアを出したかったスタッフにそう思わせる川口さんの魅力とか上から俺についてこいっていうのではなくみんながこう自発的にいろんなことを考えてあれはどうだろうこれはどうだろうとアイデアを出していくそれが全体としてうまくいくという
39:19熱かったですねなんというか本当に宇宙とか科学物理の世界と神頼みって真逆のことなのに
39:27あれは仏頼みでしたけどおぶどうさんでしたけど
39:30そうでしたねでもなんかそういう人間らしさもある川口さんにみんなついてきてくれて
39:36そしてやっぱトップが諦めないなら俺たちもやるしかないなっていう式につながって
39:41これぐらいしかできないって決めつけるんじゃなくて否定から入るんじゃなくて希望を持つっていうこと
39:48めちゃくちゃ人生の勉強になりますね
39:50非常に日本的な発想だったのはね早草に最後に地球を見せてやりたいとか本当に擬人化してますよね
39:58擬人化だしもうなんか我が子のようなもうみんなの人類たちの希望を乗せてくれたような
40:05なんか最後の早草の姿がカプセルだけは届けるっていうことで自分はバラバラに消えちゃって
40:12しかもあんな綺麗な光でなんてまるで自己犠牲をするヒーローですよね
40:16本当にそうやって中川さんも早草に擬人化して感情移入してますよね
40:22いやもうなんか早草に見せてあげたかったっていうのはもう完全に擬人化というか感情移入が
40:28なんか日本自体もアトムとかドラえもんとかすごくなんだろう
40:33機械に心を宿るしっていう風にそういう風に思うハートがあるけど
40:40その中でも格別のハートを持ってますね早草は
40:43答えてくれてるから
40:45頼んだことを答えてくれてるっていうのが
40:481年がかりで6割って言ってたのに1ヶ月で返事してくれたし
40:53それもフラフラしてるのに頑張って写真撮ってくれたり
40:57もうなんていい子なんだろうって
40:59その写真もね最後の1枚に地球が写ってたわけでしょ
41:03もうどこまでドラマなんだろう
41:06そしてですね中川さんちょっとこちらのCGをご覧ください
41:10さあこれは何でしょうか
41:15あらこれはハヤブサではなく
41:17ハヤブサ2ですね
41:192!
41:19はい
41:20これ2014年に打ち上げられたんですね
41:24小学生リュウグウですよ今度は
41:26リュウグウでサンプルを採取して
41:292020年に地球にサンプルを届けました
41:33無事に今度はうまくいったんですね
41:34そしてさらにですね
41:36サンプルを届けた後
41:382つの小学生を目指して飛行中ですよ
41:40まだ働いてる
41:42そうなんですよ
41:42すごいですね
41:44ハヤブサでいろんな失敗を散々得たからこそ
41:48もういけるってことでアップデートがなされたんですよね
41:51そうなんですよ
41:52だからハヤブサが頑張って命を懸けて見せてくれたことが
41:56生かされてるからここまで進化できた
41:58ありがとうハヤブサ
42:00そしてハヤブサ2だけではなく
42:02火星衛星探査計画というのが始まっている
42:06前には失敗したけど
42:07今度こそ火星にという
42:09本当に先人の苦労が今に受け継がれてるんですよね
42:14この日も消えてなかったんですね
42:16科学者の方もどんどん
42:1820年前できなかったことができる喜びもあるでしょうね
42:21さあこうやって改めて
42:23ハヤブサってそういえばそうだったな
42:26私たちに本当に感動を与えてくれたなってことを
42:29見直したわけですけど
42:30今日全体を見てきての感想いかがですか
42:33やっぱり素晴らしい番組でしたし
42:35映像の中に映っていた
42:37ハヤブサの持って帰ってきてくれた
42:38カプセルを見てる子どもたちが
42:40きっと今大きくなってきて
42:42もしかしてあの体験が
42:44宇宙にまつわるお仕事をしたいって思って
42:46ザイルコが出るかもしれないし
42:47そうやってどんどんどんどん
42:50皆さんの先輩たちの記憶と知識を
42:53またさらに次の世代がアップデートしていくっていう
42:55面白いことになっているんじゃないかなっていうのは
42:57思いますね
42:58ご視聴ありがとうございました
43:03ご視聴ありがとうございました
43:33現在私は生産技術部署にいまして
43:59実際に打ち上がるロケットの生産をするために
44:03必要な技術っていうところに携わっています
44:06日本の宇宙開発を
44:09偉そうですけど
44:10権威できるように
44:11その一人としてなれるように
44:13引き続き勉強を頑張っていけたらなと思っています
44:17まあ早草というものがなければ今のここに立ってるジムっていうのはないと思っているし
44:26ちょっと涙出てきたんですけど
44:2920年ぐらい20年10年以上はこう宇宙っていうテーマでやってきたので
44:35本当にありがとうっていう感じですね
44:41今人生って感じですね
Hãy là người đầu tiên nhận xét
Thêm nhận xét của bạn

Được khuyến cáo

1:00:00
Sắp Tới
45:01