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ライフスタイルトランスクリプション
00:00清沢満氏という人がいました
00:03清沢満氏という人がですね
00:06満は満足するの満
00:08氏はこれという字であるのという字みたいな
00:12名古屋の人である
00:14尾張藩の足原の家に生まれて
00:17明治初年になって
00:21明治元年か2年ぐらいに
00:23少年から青年になった時に
00:27東本願寺が明治維新が起こって
00:31文明開化の世の中になって
00:32何もかも西洋化ということになった時に
00:38生阿弥陀仏を唱えて
00:39極楽に行けるなんて
00:41寝言のようなことを言っていて
00:43これはもう滅びると
00:46東本願寺は思ったんでしょうね
00:48このお坊さんの子じゃないんですけど
00:52神徒の子である清沢満氏少年に
00:58お金をたっぷり与えて
00:59できたばかりの東京大学に
01:02当時は東京大学は文明開化の機械でした
01:05東京大学というマシーンを通過することによって
01:11つまり世界の情報
01:12サイエンスの情報とか
01:13哲学的な情報とか
01:15その他の情報が通過することによって
01:18日本は文明開化していくというようなシステムとして
01:22東京大学は作られて
01:24京都大学は40年後に作られます
01:26東京大学が作られるということは
01:31要するにサイエンスを起こすことでした
01:33ただ偉いのはサイエンスの基礎は哲学だということは
01:40当時の人も日本人知ってたみたいで
01:43文学部に哲学家というのができました
01:46京都大学はそこに入ったわけである
01:49それは本願寺の命令でした
01:52京都大学は新蘭商人をよく知ってますよ
01:58教祖ですから
02:00そして新蘭は不思議な人で
02:03丹二賞という本を書いて
02:08これがいい本ですね
02:09丹二賞は皆さん岩波文庫で買います
02:13何でも岩波文庫を言ってますが
02:15数百円で買えるものであります
02:18いい文章です
02:20南無阿弥陀仏を唱えるだけで
02:24極楽に行けるということである
02:25南無阿弥陀仏を唱えるだけで
02:28極楽に行けることができる
02:29いろんなことをしなくてもいいと
02:31学問って永山で修行したり
02:36お経の学問を習ったから
02:39極楽王女をできるんじゃなくて
02:42南無阿弥陀仏と唱えまいらせるだけで
02:46極楽に行ける
02:47丹二賞にそう書いてあります
02:49丹二賞は新蘭の正式の著作でなくて
02:53正式の著作は教業神章という
02:56漢文で書かれた著作はあります
03:00あまり上手でない漢文でもあります
03:04一生懸命自分の思想を表現するために
03:07漢文を使っているだけの漢文であります
03:10日本の思想的文化財の重要なものの一つであります
03:15教業神章はあまり一般には売られていません
03:18丹二賞は売られています
03:21それは関東にユイエンボウという人がいて
03:25ユイエンボウという人がどうも
03:27本当に生阿弥陀仏を捉えるだけでいいのか
03:31何かまじないかなんかしなきゃいけないんじゃないか
03:34秘密の方法があるんじゃないか
03:37ということで
03:39はるかに京都の新蘭のところに訪ねに来るわけである
03:45新蘭はもっと歳をとっています
03:47その即記力であります
03:50ですから当時の言葉で書かれておって
03:54ユイエンという人は関東の草深い田舎の人なんですけども
04:00うまい文章ですね
04:02丹二賞というのは室町初期
04:06鎌倉松の良き文学
04:16優れた言語で書かれた作品を文学
04:20全て文学だとすれば文学的収穫であります
04:24大変な文学的収穫であります
04:27ユイエンボウが即記として書いてある
04:30新蘭が皆さん何十余か国の境を越えて
04:38わざわざ新蘭の下にいろんなことを聞きに来たけれども
04:42新蘭には何も教えるべきことがない
04:44というとこから始まる文章というのは実に名分であります
04:49そして人間はキリスト教で言えばやっぱり新蘭には現在意識がありました
04:54キリスト教ちょっと似てます
04:56みんな罪人であるということを悪人という言葉にしました
05:02そして悪人という言葉は悪い人という
05:07監獄に入れなきゃいけないような悪い人という意味じゃなくて
05:11出来の悪い人という意味も入ってました
05:13英山で修行ができるような頭と根気と体力を持ってない人
05:18これも悪人
05:19善人名を持て王女をすいわゆる悪人のやという有名な言葉は
05:27この担任賞にあるわけであります
05:29その言葉は清沢万史よく知ってました
05:34それで東京大学哲学科で最初に平原の哲学をやった人である
05:42彼の任務は新蘭を見直すことでした
05:46そして結局見直しましたな
05:53ヘーゲルの哲学で新蘭の教学をすっかりブラッシュアップ
06:00洗い流して作り直したわけじゃありませんが
06:04つまり近代に耐えられるようにしました
06:07それで本願寺は生き残ったわけであります
06:10本願寺はそうでなければ今もうないでしょう
06:13清沢万史がその時に初めて絶対という言葉を使っている
06:21絶対という言葉は明治以前には実際その意味に値するような使い方では存在しませんでした
06:32アブソリュートという意味では存在しませんでした
06:36初めて清沢万史が明治になって使った言葉である
06:40絶対たりきの道という考えを本願寺の思想に入れたわけです
06:46絶対たりき
06:47たりきの他人の力
06:49たりきのはこれ他人いう意味じゃなくて仏様いうことである
06:52アミダニョライというのをたりあて自由な自分であります
06:56自力
06:57自分で修行して極楽に行くということは必要ないと
07:03アミダニョライという他者にすがれと
07:06それを絶対アミダニョライの
07:09アミダニョライのたりきというものは
07:12相対的なもんじゃなくて絶対的なもんだと
07:16いう使い方をしました
07:18これが最初の使用例であります
07:23しかしそれは清沢さんといえども
07:27意味を強めるために私どもがよく
07:31絶対そういうことありませんと言って使うような程度の
07:34ちょっと強い目の言葉でした
07:37西洋における絶対ということとちょっと
07:41清沢さんはドイツ哲学者で偉い人なんですが
07:45ちょっとご自身ご存知だったらと思うんですが
07:48清蘭の哲学というものを西洋化
07:51あの近代化するのに
07:53絶対という言葉を使ったのは見事だと思うんですけども
07:57しかし我々は分かりませんでした
08:03アミダニョライが絶対かと
08:06そのアミダニョライというのは要するに空ということであります
08:11仏教におけるさっきゼロと
08:14インドの西の海岸でゼロという数字ができて
08:18それが思想化されたと
08:20それが空の思想だと
08:22中国に伝わって空とか無とかという感じが当てられるようになって
08:25それが日本に来たものですから
08:28何か神秘的な感じがしていけないわけです
08:35もっとゼロだと思えばいいんです
08:39ゼロというものがアミダニョライという名前なんです
08:45宗師によっては大日ニョライという名前であり
08:49宗師によっては
08:51奈良の東大寺の大仏様は
08:55ビルシャナ仏と言いますが
08:57あれもゼロという意味であります
08:59輝けるゼロであります
09:02ビルシャナ仏は初め金箔
09:05正武天皇が金箔で作りました
09:09あれはすごい金でした
09:12ピカピカしたもんでした
09:13輝けるゼロ
09:15宇宙そのものであります
09:18宇宙は輝いておりますから
09:20それが仏教の空であります
09:22名前が表札がアミダニョライというだけであって
09:27アミダニョライは空である
09:29空は絶対かと
09:30絶対とか相対とかということでなくて
09:33どうも違う感じであります
09:37うまく僕は言えませんが
09:39空と言ってしまえば小説も書けないんです
09:42哲学も作れないんです
09:44後からちょっとこれ説明していきますが
09:47神ゴッド大文字のゴッドですね
09:51大文字のゴッドはあるんだあるんだあるんだと
09:54神はあるんだと誰だって疑わしいでしょう
09:56初めにキリスト教が広まっていきます
09:59その時つまりローマ帝国のある時期に
10:03キリスト教がローマ帝国から採用されて
10:07国教になっていく国の教えになっていく
10:10広まっていきます
10:11神あるんだあるんだ
10:13神は一人しかいないしかも絶対であると
10:18後に小文字の神ってのはいないんだと
10:22ところがヨーロッパ世界は
10:25紀元後しばらくですよ
10:28紀元後しばらくのローマ帝国の
10:31ある時期のヨーロッパ世界っていうのは
10:37日本と同じ日本の神道と同じ
10:40多神教の世界でした
10:42あるいは半信論的な世界でした
10:45神々がいました
10:46妖精もいたり水の神様がいたり
10:49カッパもいたり
10:50カッパはいませんけども
10:52まあまあその類がいっぱいいました
10:53そんなものは全部インチキなんだと
10:57神は一つ絶対なんだと
10:59そして動物私どもは
11:04狸とか狐化けると思ってますし
11:06狸が狐を祀った祠もあります
11:09それはキリスト教ではありえないこと
11:12神だけが人間を作ったんであって
11:16狸とか狐とか犬とか猿とか猿とか
11:21っていうのは神様によって作らればしたものの
11:25神に似せて作られてないものですから
11:27それらが神秘性を持つということは
11:33キリスト教ではもう邪教であります
11:35その類が
11:37妖精の類がですね
11:40フェアリーの類が
11:42ヨーロッパ中にいたのを
11:44いちいち潰していったのが
11:45ローマから来たキリスト教であります
11:48カトリックであります
11:51それは絶対ということを教えてもらったわけです
11:54絶対ということ
11:55そんなね
11:57犬や狸や狐
11:59これ日本風に言ってですよ
12:02偉いと言っているようなことじゃないんだと
12:06神は絶対
12:07あがめるべきは神のみ
12:11犬や狸
12:13狐の類を
12:16あがめるなと
12:18お化けもいないと
12:20何もいないんだと
12:22絶対と
12:24そしてローマの
12:25ローマ文明
12:28これちょっと小声のようなんですが
12:32大変偉大だったそうですな
12:34ローマ文明というものは
12:36もう輝かしさは
12:38もう比例がなかった
12:39それはもう
12:41渡れない橋に
12:44川に大きな石の橋を作ったり
12:47乾いてて住めないような地面に
12:51どっかから
12:51土木工事を起こして水道を敷いてくる
12:55水道といっても
12:56高いご存知の
12:57石の構造物ですね
13:00どっかの川から
13:01水をどーっと引いてきて
13:03そこを潤す
13:04それはもう
13:06ローマ文明というのは
13:07本当に
13:09輝けるもんで
13:12ヨーロッパ唯一の光
13:15もう当時野蛮でした
13:17野蛮なヨーロッパ
13:19第一ローマ人は
13:20映画で見ても
13:21布を着てますよね
13:23それは当時のドイツ人
13:25まあドイツ人とは呼んでませんが
13:27中東の森にいたゲルマンの人々や
13:30ケルトの人々っていうのは
13:32煙の川を着てました
13:33その
13:34布を着てる人
13:36もうそれだけでも偉大である
13:38もしローマは滅びますが
13:41滅ぶ前にキリスト教が
13:43国教化されますが
13:45もしローマに
13:46キリスト教のカトリックの本部を置かなければ
13:49カトリックは今ないでしょうね
13:51それはローマに本部を置いて
13:54そしてローマの偉大さを
13:56隅々までみんな知ってますから
13:57私はローマから来たと言ったら
14:00みんな
14:00ああそうですかと言って
14:01みんな
14:02床の間に
14:03床の間なんてないですけど
14:04床の間に据えて
14:05そしてお話を伺いましょうと
14:07実を言うと神は一つしかないと
14:10絶対であるという話を
14:13し始めるわけであります
14:14それは長くかかりました
14:20ローマの神学校では
14:25神はあるあるある
14:27なんとなればこういうわけだとか
14:29なぜ神は存在するという
14:33神学校がですね
14:36繰り返し千数百年
14:40行い続けられてきたわけであります
14:43ちょうど神という
14:45ガランドのこの縦は
14:48品がないですけれども
14:50もしクリスチャンがおられたら
14:52ごめんください
14:54空洞の中に
14:56空洞の筒が
14:58見えない筒があるとして
14:59それに糸を巻いて
15:01これは論理で巻く
15:03修辞で巻く
15:04哲学的な思考で巻く
15:07あらゆる巻いて
15:08太くして
15:10もう中にガランドがあるとは
15:12とても思えない
15:13ようにしたのが
15:14神というものである
15:16絶対というものであります
15:17この神はあるあるある
15:19とこう言っている間に
15:21ヨーロッパの哲学も起こり
15:23その糸巻きの中から起こったわけである
15:25ヨーロッパ人の言語も
15:29そこで精密になりました
15:31それは神はあると言っているためには
15:34きっと何冊も一人で書かなきゃいけないぐらいに
15:39しゃべるんでしょう
15:40それは優れた言語になっていくはずです
15:44その言い訳の
15:46言い訳言ってはいけません
15:47ないものがあるというときの
15:50あるんだというときはたくさんの言葉を言います
15:54例えば相対的世界ですと
15:59同志社大学の校内のどこそこに穴ぼこがあるから気をつけなさいよと言えばわかります
16:06その目の前に行った穴ぼこがあるんですから
16:08そこに落ちないようにと言ってこれは相対的世界です
16:11しかし見えないもの絶対のものを説明しようと思ったらすごい言語が必要です
16:18言語は発達します
16:20文学も発達します
16:21思想も発達します
16:23哲学も発達した
16:25近代に入って神はないかもしれないなと
16:30思い始めたとこから近代文学などができてくるわけだ
16:37文学だけでなくて近代的な思想もできていきます
16:42あるいはマルクスのような人も出てきます
16:45しかしそれはですね
16:49やっぱり同じことをやってたんですね
16:55ローマの古き古き古き時代の神学者たちのように
16:59千数百年かけた神学論議のように
17:03神学的思考のように
17:05最初に真ん中にフィクションを置くわけである
17:09このフィクションは大文字のゴッドが大文字であるように
17:12この場合のフィクションもやはり大文字にすべきでしょうね
17:18私どもが使う日本の消費家が使うフィクションは
17:23いやあの部分はフィクションですとか言って
17:25そんなような使い方ではなくて
17:28物の確信の中にフィクションがあるわけ
17:30そのこの宇宙はどうして作られたか
17:34どうしてこういうふうに変化し発展してるのか
17:38真ん中にドーンとフィクションを置くと
17:41いっぺんにわかるわけ
17:43神にはあると
17:43これが絶対というもんでしょ
17:45小説を書いてもフィクションというものは
17:49ドストリスキーの罪と罰でもですね
17:53神友の何々でも皆さん想像してください
17:58日本の小説とは違います
18:00日本の小説というものはですね
18:03私は自分のこと外しています
18:06大正末年からあるいは大正時代から昭和初年に
18:11出来上がっていく日本の小説というものは
18:14私小説が中心でした
18:16しがなおやさんとか尾崎和夫さんの世界であります
18:20これは日本文学の基本的なものであります
18:26それはね
18:27天神様とかその辺の
18:30やぶの神様とかという世界です
18:32絶対の世界じゃありません
18:34しがさんが
18:36私はしがなおやのファンでありますが
18:38そして尾崎和夫については
18:40それ以上のファンでありますけれども
18:41神々の遊びであります
18:43神遊びのようにして
18:455を打ちに行く友達の家に
18:48その5を打っている姿を文章にしたら
18:51それ小説であり
18:52私小説
18:53主人公は
18:54違う名前になってますけど
18:57どうもこれは作者のことらしい
18:59しがなおやさんが若い頃放浪しました
19:02お父さんに反抗して
19:04暗夜航路という名作を書きました
19:08城崎行ったり放浪します
19:10神遊び
19:12人生を神遊びの場と考えているものですから
19:15ファクトの世界であります
19:18事実
19:19相対的な世界である
19:21トゥルーの世界でなくて
19:23目で見てわかる
19:27自分が経験したもの
19:28そして自分が小さな神々の一人であるために
19:33何も神だから威張っているわけではなくて
19:35小説を書く人間というのは
19:36特に私小説の人は自分を透明化していかなければ
19:41自分の欲望を
19:43まあ欲望があってもいいですが
19:45欲望を透明化していかなければ
19:47凝視して透明化していかなければ
19:50私小説は書けませんが
19:53うーん
19:54それはつまり神遊びの神様みたいなもんですね
19:59大文字のゴッドではなく
20:01絶対ではなく
20:02それから大文字のフィクションでもない
20:05それが我々の国の
20:08私はそれを誇りに思ってますけれども
20:11しかし大変な違いなんだと
20:13西洋との違いはそこにあるんだと
20:16だからといってクリスチャンになったら
20:19西洋がわかるというわけじゃありませんよ
20:22決して早まらずに
20:24あの時あなたあんなこと言ったから
20:26私はすっかりクリスチャンになりました
20:28それも結構ですけれども
20:31同志者の精神の基本には
20:36新島さんの絶対への随順という
20:41素晴らしい姿勢があるのと
20:43そして絶対者がいるとですね
20:45我々は平等であります
20:46そして適当不器な少年少女を
20:51許せる気持ちになります
20:52絶対者から見れば
20:54絶対者から預かっているわけでありますから
20:56せっかく新学部があることでありますので
21:02そしてここはミッションという
21:06紐付きじゃありません
21:07しかし基本的にキリスト教精神で
21:11出来上がっている学校ですから
21:13皆さんの方がきっとこの話を聞いて
21:18私よりも深い考えを持つことが
21:22将来できるんだろうと
21:23私は思うんであります
21:25どうもありがとうございました
21:27ありがとうございました
21:28ありがとうございました
21:29ありがとうございました
21:30ありがとうございました
21:31ありがとうございました
21:32ありがとうございました
21:33ありがとうございました
21:34ありがとうございました
21:35ありがとうございました
21:36ありがとうございました
21:37ありがとうございました
21:38ありがとうございました
21:39ありがとうございました
21:40ありがとうございました
21:41ありがとうございました
21:42ありがとうございました
21:43ありがとうございました
21:44ありがとうございました
21:45ありがとうございました
21:46ありがとうございました
21:47ありがとうございました
21:48ありがとうございました
21:49ありがとうございました
21:50ありがとうございました
21:51ありがとうございました
21:52ありがとうございました
21:53ありがとうございました
21:54ありがとうございました
21:55ありがとうございました
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