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  • 9 年前
志布志たたき割り訴訟 原告側勝訴の判決

(鹿児島県)

2003年の県議選をめぐる選挙違反事件、志布志事件に絡み、起訴はされなかったものの、警察からたたき割りと称される過酷な取り調べを受けたとする住民6人が県に賠償を求めた裁判。

5日の控訴審判決で福岡高裁宮崎支部は「嫌疑の存在を前提に過度に追及的な取り調べが行われた」などと指摘。

さらに「取り調べの回数や時間、様子は社会通念上認められる限度を明らかに逸脱している」として捜査の違法性を認め、県に対し、原告6人全員へ60万円から115万円の賠償を命じる住民側勝訴の判決を言い渡した。

たたき割り訴訟弁護団の野平康博事務局長は「密室の取り調べの違法性をちゃんと断罪してくれたという意味で非常にいい判決。

今の日本の裁判制度の中では限界でできることはやってもらったんじゃないか」と述べた。

4年前に夫を亡くした川畑まち子さん(66)は「やっと夫に嬉しい報告ができる」と涙ぐんだ。

原告団長の浜野博さんは「苦しみは消えない死ぬまで。でも判決が出たから良かった。うれしい」と笑顔を見せた。

去年5月の一審判決で鹿児島地裁は一部の住民について違法な捜査があったと認定したものの、その他の住民については「供述の信用性に疑問が残る」として、訴えを退けていた。
[ 2016/8/5 19:49 ]


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