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  • 2016/10/28
笹子事故後の取組み会社が説明

中央自動車道の笹子トンネルで起きた天井板の崩落事故の遺族に、トンネルを管理する中日本高速道路が事故後の取り組みについて説明する会が横浜市で開かれ、遺族からは「事故の記憶を風化させないでほしい」といった意見が出されました。
平成24年12月、中央自動車道の笹子トンネルで起きた天井板の崩落事故では、ワゴン車に乗っていた若者5人など合わせて9人が死亡しました。
31日は、トンネルを管理する中日本高速道路が、若者5人の遺族に対し、事故後の再発防止の取り組みなどを説明する会が横浜市で開かれました。
はじめに、宮池克人社長が事故について改めて謝罪し、「亡くなった5人が乗っていたワゴン車をグループ社員の研修に活用するなど、安全文化を根づかせる取り組みを進めている。今後も安全を最優先とする経営を進めたい」と述べました。
このあと、説明会は非公開で行われ、関係者によりますと、会社側が▽事故の翌年から3年間の計画で進めてきた、安全対策が終了したことや、▽今後も、外部の有識者の意見を聞くなど、再発防止に取り組むことを説明したということです。
これに対して、遺族からは「事故の記憶を風化させないでほしい」、「担当者が変わる中で安全が第一だという意識を継続させることが課題だ」といった意見が出されたということです。
事故で亡くなった石川友梨さんの父親の石川信一さんは「事故が起きる前から対策をとっていれば、事故を防ぐことができたと思うので、取り組みが絵に描いた餅にならないように今後も対話を続けたい」と話していました。
2016年08月31日 18時11分


宮池克人 中日本高速道路 死亡

事故 山梨県 山梨

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