鹿児島・強姦事件で逆転無罪! 冤罪生んだ警察の卑劣な証拠隠しと捏造、さらに冤罪増やす「DNA鑑定独占」画策中
2016.01.12
http://lite-ra.com/2016/01/post-1884.html
女性乱暴 別人DNAで無罪
4年前、鹿児島市で女性に乱暴した罪に問われた被告について、福岡高等裁判所宮崎支部は「裁判所があらためて行ったDNA鑑定で別人のDNAの型が検出され、被害者の証言は信用できない」として1審の
実刑判決を取り消し、無罪を言い渡しました。
また判決は、警察や検察が行ったDNA鑑定を厳しく批判しました。
鹿児島市の23歳の男性は、平成24年10月鹿児島市の路上で当時17歳の女性に乱暴した罪に問われ、無罪を主張しましたが、1審の鹿児島地方裁判所は、おととし懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
2審では、弁護側の求めで裁判所があらためてDNA鑑定を行った結果、被告とは別のDNAの型が検出され、男性は去年3月に保釈されていました。
きょうの判決で福岡高等裁判所宮崎支部の岡田信裁判長は「裁判所による鑑定は十分に信用でき、被告の犯行とするには客観的な裏付けがない。被害者の証言は信用できない」として1審の懲役4年の実刑判決を取り消し、
無罪を言い渡しました。
また判決は、DNAが微量でできなかったいう警察の鑑定について「残ったDNA溶液を廃棄したり経過を記したメモを捨てたりするなど鑑定じたい信用性に疑いがある。鑑定が著しく不適切だった可能性や、
被告の型と合わないために捜査官の意向を受けて鑑定できないと報告した可能性すら否定できない」と指摘しました。
さらに検察による2審段階での鑑定についても、「必要性も緊急性もないのに、重要な残りの資料を使い、著しく不適切だ。秘密裏に鑑定を行ったのは信義則に反し、裁判の公正を疑わせかねない」と批判しました。
無罪判決を受けた鹿児島市の23歳の男性は裁判のあと、弁護団とともに宮崎市内で記者会見しました。
この中で男性は「裁判所が総合的に事実認定をしてくれたので、感謝の気持ちでいっぱいです」と話し、無罪という言葉を聞いた時の心境を聞かれると、「当時のことをいろいろと思い出して、ただひと言、良かった、嬉しかった」と述べました。
また伊藤俊介弁護士は極めて妥当な判決だとしたうえで、「判決は警察がDNA鑑定の経過を記したメモを廃棄したことや、控訴審で検察が勝手に鑑定を行ったことの問題点にも異例の言及を行った。
警察の鑑定を安易に信用することや、科学的な証拠の適正な取り扱いについて、警鐘を鳴らすものだ」と述べて判決の意義を高く評価しました。
判決について福岡高等検察庁の中田和範次席検事は、「検察官の主張が認められなかったことは遺憾であり、判決内容を十分に精査、検討して、適切に対処したい」としています。
2016年01月12日 18時58分
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