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  • 2 日前

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テレビ
トランスクリプション
00:14私の生まれ育ったクローズ町
00:25これからお話しするのはこの町で起こった奇妙な出来事の数
00:30々です
01:15ご視聴ありがとうございました
01:45ご視聴ありがとうございました
01:48シュウイチ君お帰りなさい
01:57なあキリエ
02:00うん?
02:01一緒にこの町を脱出しないか
02:04何それ駆け落ち?
02:06君は何も感じないのか
02:13え?
02:16最近やけに渦が多い
02:19ええそうね
02:20それに風までもがやけに渦を巻き上がる
02:25うん
02:27親父が変になったのもこの町のせいだと俺は思ってる
02:32え?
02:34親父は最近は会社へも行かず書斎に閉じこもって
02:51溢れかえった渦巻きを一日中ただひたすら見つめて
02:55いるんだ
02:57そうしている時の親父の目は
03:05ぐるぐる回っているんだ
03:08左右別々に
03:15しかも異様に滑らかに
03:18左右の目を別々に
03:21ある日の夕食の席では
03:26味噌汁にナルト巻きが入っていないと怒りだして
03:33とにかく渦がなければ気が済まないんだ
03:37風呂でも必ず渦を作るらしい
03:47笑うのも無理ないさ
03:49実際に見ないと
03:51あの不気味さは分からない
03:58嫌な音だ
04:00俺の耳の中をかき回しやがる
04:03あの陰鬱な海
04:04邪悪な黒い灯台
04:07陰険な山々
04:08この町並み
04:10全てが俺の神経をひっかき回す
04:14そうだ
04:15ひっかき回すんだ
04:17渦だ
04:18渦巻きだ
04:20この町は渦巻きに汚染され始めている
04:22え?今なんて言ったの?
04:25
04:34ただいま
04:37実は今渦巻き模様に凝ってましてね
04:40
04:41周一くんのお父さんだ
04:44ろくろによる作刀とは
04:46いわば渦巻きの芸術ですな
04:49渦巻きの芸術?
04:52なるほど渦巻きか
04:54確かに時々目が回りますよ
04:58どうです?
04:59私に一つ作ってくれませんか?
05:01特別目の回りそうな皿を一枚
05:05皿の表には渦巻き模様を描いてください
05:08かーげーれげーれた
05:11そうですな
05:12黒い渦巻きがいいですな
05:15いい?
05:16私はね
05:17ゴシマさん
05:18渦巻きというものに何やら神秘的なものを感じるんです
05:23いや絶対に何か不思議な力が秘められてるに違い
05:27ない
05:28渦巻きは素晴らしい
05:29渦巻きこそ最高の芸術だ
05:32そしてそれを生み出すあなたは最高の芸術かな
05:35ほっほっほっ
05:44へー
05:45キリエさんの彼
05:45緑山高校なの
05:47中学まではクローズでずっと一緒だったんだけどね
05:51それは寂しいわね
05:53でも羨ましいわ
05:55私なんて好きな人さえいないんだもの
05:57そうなの?
05:59渦巻さんきれいだしモテモテなのに
06:05
06:06
06:07これね
06:08小さい頃ね
06:09好きだった男の子の気を引きたくて
06:12綱渡りのまねをして
06:13落ちた時にできた傷なの
06:17だけどおかげで
06:18好きだった男の子と仲良くなれて
06:21それ以来
06:22私の恋は必ず実ってるのよ
06:25この傷には
06:26男の子を引きつけるパワーがあるのかもしれないわね
06:35どんな人かしら
06:36キリエさんの彼
06:37すでに会ってるかもしれないわよ
06:40駅ですれ違ってたりして
06:42かもね
06:44すごい美人だね
06:45黒谷アザミだよ
06:46声かけろよ
06:46綺麗だな
06:48うん
06:53シュウイチ君
06:57おかえりなさい
06:59こちらクラスメイトの黒谷アザミさん
07:02シュウイチ君とは逆で
07:03緑山市からクローズ高校に来ているのよ
07:06初めまして
07:07黒谷アザミです
07:10どうも
07:21しっかり急ぐので
07:29どうしたのシュウイチ君
07:31君は何も感じないのか
07:34渦巻きだ
07:35あのマガマガしさは渦巻きのせいだ
07:38キリエ気をつけろ
07:40あの女は渦巻きだ
07:42シュウイチ君
07:46ただいま
07:49おいキリエ
07:51斎藤さんに頼まれてた皿がしやがったんだ
07:54届けてくれないか
07:56うん
08:01申し訳ないがね
08:03もう必要ないんだよ
08:05
08:06ようやくわかったんだ
08:08渦巻きは自ら作り出すものだとね
08:12ごらん
08:13こんなこともできるようになった
08:30タナカオケ店ですが
08:32ご注文の品をお届けに上がりました
08:36やあ
08:36待ってましたよ
08:42待って
08:42他の男の人はみんなよくしてくれるのに
08:48なぜあなただけ私を拒否するの
08:52シュウイチさん
08:58
08:59額に何を隠している
09:01
09:02ああ
09:03三日月型の傷跡のこと
09:05キリエさんに聞いたのね
09:07ちょうどいいわ
09:08これを見ればあなたもきっと
09:14やっぱり渦巻きだ
09:17渦巻き
09:18もともとは三日月型の傷跡だったのか
09:22そうよ
09:22この傷跡のおかげで私
09:24そうか
09:25傷の両端が伸びて渦巻き状になったんだ
09:28渦巻きに汚染され始めたこの街のせいで
09:32君は一刻も早くこの黒渦町から去るべきだ
09:36ひどいわ
09:37私はあなたに夢中なのに
09:39こんな気持ちは初めてなのよ
09:41悪いことは言わない
09:43手遅れになる前に
09:44早くこの街から脱出するんだ
09:50手遅れになる前に
09:54シュウイチさん
10:20キリエ
10:21君は知りたくないか
10:23親父がなぜ死んだか
10:24えっ
10:25階段から落ちたんじゃ
10:27それは表向きだ
10:29本当は違う
10:33心身ともに異常な状態になっていく親父を
10:37俺と袋は
10:38緑山市の病院に入院させようと
10:40相談に行ったんだ
10:43夜家に帰ったら
10:45親父の姿が見えない
10:48どの部屋にもいないんだ
10:51ただ
10:54ただ親父の書斎に
10:56大きな桶のようなものがポツンと置かれてあった
11:00何かしら
11:16親父は自らの体を渦巻きにするために桶に入ったんだ
11:21そして全身の骨が砕けて死んだ
11:25なんだあれは
11:28あれは一体何なんだ
11:30なんだ
11:30どうした
11:31あれだよ
11:32上を見ろ
11:43親父の煙だ
11:48君が悪い
11:49渦巻きだ
11:49ただ音ではない
11:51不吉の前触れかもしれん
11:54見ろ
11:54煙の先が
12:05どんご池に降りていくぞ
12:14あなたやめて
12:15いい加減にして
12:17母さん
12:18青木を確かに
12:21母さん
12:22あれはあなたの大父さんよ
12:45母さん
12:46母さん
13:00今タクシー呼んだからね
13:02あザミさん
13:03大丈夫
13:04どうしてここに
13:06来ちゃったの
13:07なんだか桐江さんが心配で
13:11ありがとう
13:11アザミさん
13:13やっ
13:14はっ
13:23あザミさん
13:24その額
13:29待って
13:34斎藤さん
13:35すぐ電勢が来ますからね
13:37ああ
13:38ああ
13:40ああ
13:40ああ
13:40ああ
13:41ああ
13:43ああ
13:44ああ
13:44ああ
13:45ああ
13:45ああ
13:46ああ
13:51黒谷くん
13:55俺だ
13:56シグミのお方だ
13:58頼む
13:59俺と付き合ってくれ
14:00しつこいわね
14:01言葉ったはずよ
14:03分かってる
14:05だけど
14:05君には言葉にできない
14:07吸引力がある
14:09俺は君に吸い寄せられるように
14:11何度断られても
14:13また君のもとへ来てしまう
14:15どうしようもないんだ
14:18ああ
14:26はい教科書37ページ開いて
14:42何だ片山今何時間目だと思ってるんだすいませんふん先生片山
14:53は足がのろくて普通の人の10倍時間がかかるんで
14:56仕方ないんですほら
14:59そういうことを言うんじゃない片山またびしょぬれじゃないか傘くらいさせ
15:05と何度も言ってるだろ大体お前なぜ雨の日にしか学
15:09校に来ないんだああすみますもういい早く席につけああ
15:16はグッ
15:17ブーブーブーブーブーブーブーブーブー
15:27ノロマやるきあんのが
15:29さが
15:30ああ
15:31はぁ
15:33はぁ
15:39お前見てるとイライラすんだよ
15:43苦しいよ津村君
15:46慣れ慣れしく呼ぶんじゃねえ
15:48早く着替えろよノルマ
15:50なんなら手伝ってやろうか
16:01何してるのよ
16:31見えろよこのざま
16:32酷く渦巻きを恐れるようになって自分のつむじにさえ
16:40怯えて頭を丸めてそして手足の指紋を全て切り取ってしま
16:54ったんだ
16:56お袋には渦巻き状のものが全て親父のあの最後の姿に
17:03見えるというんだ
17:06親父はお前の保護と渦巻きになると呼んでいるとこう
17:16して指紋とつむじを隠して先生や看護師さんたちにも
17:21気をつけてもらってようやく少し落ち着いてきて食べた
17:26り眠ったりできるようになったんだ
17:38あざみさん
17:40あざみさんあざみさんあざみさんでしょ
17:48どうしてたの心配してたのよ
17:51キリエさんなんだか変なの視点が定まらなくてちょっと私の
17:59顔見てくれない
18:29話ってなんだ
18:31キリエはどこにいる
18:33いやキリエって子は来ないよ
18:35なんだと
18:36すまない
18:38ちょっと事情があって
18:41シューイチさん
18:44会いたかったわシューイチさん
18:47黒谷くん
18:48約束通り俺と付き合ってくれるよね
18:51いいえ岡田くん
18:53あなたにはもう用はないわ
18:54帰って
18:56そんな
18:57この男を連れてきたら俺の恋人になってくれるって
19:02あたし
19:04シューイチさんに会いたかっただけなの
19:07ちくしゃ
19:09騙したな
19:19黒谷くん
19:21君は
19:22一体どうなってしまったんだ
19:39キリエ
19:40シューイチくん
19:41ここだ
19:42シューイチくん
19:44どうしたのそんなところで
19:45男が吸い込まれた
19:48黒谷アザミに
19:50見ろ
19:56アザミさん
19:58自分の体に現れた
20:00渦巻にすり止まえているんだ
20:23その恐ろしい光景が
20:26渦の入り口に過ぎなかったということに
20:33私たちはまだ
20:35気づいていませんでした
20:47ありがとうございました
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