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  • 7 weeks ago

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00:00アメリカ西部の草原にある童貌な猛禽類が生息しています。
00:24でも見つけるには土の下を探さなければなりません。
00:34その名もアナホリフクロウ。小柄でとてもユニークなハンターです。
00:46かつてはアメリカ大陸各地に暮らしていましたが、いくつかの地域で今絶滅の危機に瀕しています。
00:55そんな彼らを守ろうとしている生物学者がいました。
01:02生息数の回復を目指し、オレゴン州東部で活動してもう10年以上になります。
01:14ここは世界のどこでもできない体験ができる貴重な場所なんです。
01:20とてもワクワクしますね。
01:22保護活動をきっと成功させられると信じています。
01:27アメリカオレゴン州の東部です。
01:44乾燥した草原が広がっています。
01:48春の初め、遠い土地で冬を過ごしたアナホリフクロウが戻ってきました。
02:01このオスは生まれた場所の近くで自分の家族を作ろうとしています。
02:13まずは巣穴探しです。
02:20穴掘りフクロウのほとんどは自分で穴を掘りません。
02:25アメリカアナグマやプレーリードッグといった他の動物の古い巣穴を利用します。
02:33ですが、今このフクロウが見つけた巣穴は特別です。
02:38これは人間が作ったものでしかもその場所が普通ではありません。
02:45実はこの草原は化学兵器の貯蔵所だった場所です。
02:51線もあった保管庫は今では使われていません。
02:56代わりに広大な土地には人工の巣穴が作られ、穴掘りフクロウの住処となっています。
03:11穴掘りフクロウの全長は20センチほど。
03:15北アメリカの毛巾類では最も小さな部類に属します。
03:20そして世界で唯一、地下に巣を作る毛巾類です。
03:26長い足を持ち、昼も活動することが他のフクロウとの違いです。
03:32かつてはアメリカ西部でよく見られましたが、生息地が減少したため、各地で絶滅が危ぶまれているのです。
03:43ですが、ここではある人物の努力のおかげで、復活への足掛かりが得られました。
03:52私はデビッド・エイチ・ジョンソン。
03:56グローバル・オール・プロジェクトの代表です。
03:59世界65カ国の450人とともに、フクロウの保護と研究を行っています。
04:12フクロウと深く関わるようになってからは43年になります。
04:18きっかけは11歳の時でした。
04:24キャンプをしていたら、テントにフクロウが舞い降りたんです。
04:31テントの中から影が見えました。
04:35月明かりの下で20分ほど泣き続けました。
04:39その時、私はフクロウに選ばれた気がしました。
04:50以来ずっとフクロウとは友達です。
04:54私は夜型なので、夜行性の彼らとの相性もぴったりなんです。
05:00フクロウがいるかな?
05:02100年後のためになることをできているか、毎朝、自問しています。
05:12巣穴に戻します。
05:16さあ、行って。
05:20私たちが、ユマティラ化学兵器貯蔵所跡での穴掘りフクロウの保護について話し合い始めたのは2007年でした。
05:37活動を始めた当初、ここにはフクロウのつがいが3、4組しかいませんでした。
05:48巣穴に使える穴を掘ってくれる穴熊が駆除されていたためです。
05:55そこからまずやるべきことが分かりました。
05:59人工の巣穴を作ったのです。
06:03デビッドは北米全域の数百か所の自然の巣穴のデータを集め、それをもとに人工巣穴を設計しました。
06:15フクロウの住処として理想的であると同時に、調査も安全に行えるよう工夫しました。
06:27ここを開ければ巣の中が分かります。
06:30卵がいくつあるか、何を食べているか、異常がないかを確認できます。
06:41最初に置かれた20個の巣穴からはすぐに成果が生まれました。
06:46須貝の数は3組から9組になり、さらに増え続けていろいろな研究が進みました。
06:55この過程で多くのことを学べました。
06:59デビッドが最初に来た時、自然の巣穴がごくわずかしかなかった場所に、今では90を超える人工の巣穴が設置されています。
07:14春の始まりは繁殖の季節でもあります。
07:31フクロウたちが越冬地から戻ってくるのです。
07:37ここには3月下旬から4月初めにかけてやってきます。
07:44まず、オスが先に戻ってきて、90個以上ある人工巣穴の1つを確保しようとします。
07:54縄張りを確保しようとするんです。
07:57以前ここで繁殖していたなら、同じ場所に戻りたがります。
08:02ひとたび巣穴を選ぶと、ガンとして守り通します。
08:09一生涯同じ巣穴で繁殖を続ける個体もいます。
08:17ですが、幅15センチしかない穴を空の上から見つけるのは簡単ではありません。
08:25トンネルの周りには砂や土を巻き散らします。
08:32穴熊が巣穴を掘った跡を再現するわけです。
08:35穴熊が巣穴を掘ると、入口の周囲の1メートルほどには土が積もります。
08:42穴掘りフクロウは穴熊が作った巣穴を再利用する習性があるので、その痕跡があると思えば寄ってくるはずです。
08:52これなら上空からでもわかるでしょう。
08:56周囲の植物も取り除いておきます。
08:59フクロウも巣穴を求めて、それがある場所を予測しながら飛んでいるので、目に留まるはずです。
09:07貯蔵所跡の奥まった一角にある77番の巣穴に若いオスが住み着きました。
09:22近くには見張りをするのにぴったりな木もあります。
09:35脅威は常に存在します。
09:37穴掘りフクロウは様々な捕食者の獲物になるんです。
09:42猛禽類の中皮や、ノスリの仲間、コヨーテ、ワタリガラスなどです。
09:48警戒には多くの時間とエネルギーを費やします。
09:52毎年5%は捕食されてしまいます。
09:59それでもここは繁殖のための一等地なのです。
10:03ここで調査を始めた当初、フクロウたちが渡りを行う際の具体的な行き先は分かっていませんでした。
10:12そこでジオロケーターという装置を装着して放ちました。
10:17これは太陽光の明るさを感知し、日の出と日の入りの時刻を記録します。
10:24そのデータから緯度と経度が分かり、いつどこにいたかが計算できるのです。
10:30するとツガイの場合、メスは南のカリフォルニアへ渡り、オスは北のワシントン州に渡っていたことが分かりました。
10:40そして春に戻ってくるとまた一緒に巣を作り、繁殖活動を行ったのです。
10:49渡りにはいわば役割分担があったんです。
10:53メスは冬の間暖かな南で過ごし、産卵に万全の状態で戻ってきます。
10:59一方、オスは北へ行き、春になったらすぐ戻れる場所にいます。
11:05最良の巣穴を確保するためです。
11:08これで繁殖の成功率は上がります。
11:11北に向かうのはリスクですが、この地域は冬でも比較的穏やかな気候なので、こうした戦略が可能なんです。
11:20ただ、うまくいくかどうかは、その時々の気候に左右されます。
11:27ある年、2月に大雪が降り、寒さが長く続いたときは、戻ってきたオスの数は減っていました。
11:35代償が伴う戦略でもあるんです。
11:39デビッドにできるのは十分な数のフクロウが戻り無事に繁殖してこの土地に再び根づくのを願うことだけです。
11:54オスたちが巣穴を確保してほどなくメスたちが戻ってきます。
12:041000キロ以上の長旅からの帰還です。
12:11メスは前の年の繁殖の結果次第で、同じオスを選んだり、新しいオスを選んだりします。
12:19決め手となるのはオスの鳴き声です。
12:23それぞれには固有の声があり、メスを引きつけるだけでなく、ライバルを牽制する役割もあります。
12:40鳴き声には年齢や大きさや健康状態といった情報が含まれています。
12:51半年離れて過ごしたあとでもメスはペアになったオスの声を聞き分けます。
12:59私たちにはクックーとしか聞こえなくても実際には複雑でさまざまな音を含んでいてフクロウはそれを聞き取れるんです。
13:10再開を果たすとメスは巣作りを始めます。
13:16人工巣穴は1か所に2つか3つ作ってありますメスが気に入った1つを選ぶとオスは残った巣穴を食料の貯蔵庫として使います。
13:29およそ3メートルの長さのトンネルの先には部屋が広がります。
13:37そこは地下90センチにあり温度も安定していて理想的な環境です。
13:47メスが産卵する場所を決めている間オスは巣の材料を集めます。
13:57オスは遠くまで出かけて材料を集めてきます。
14:01例えばジャガイモや玉ねぎの皮、コヨーテの糞、木切れや草、時には作業用の手袋までもです。
14:122キロ以上離れた場所から運んでくることもあります。
14:1677番の巣穴の若いオスはどうやらパートナー候補を見つけたようです。
14:31一生を共にするかもしれないのですからまずはお互いをよく知らなければなりません。
14:38求愛行動としてペアは巣穴のそばで寄り添い身を低くして並んで座ります。
14:47そしてお互い少しずつ距離を縮めていきます。
14:53求愛は目立たないように行います。
14:57敵の目に止まらないためです。
15:00やってくるのはフクロウたちだけではありません。
15:06滑るように飛んできたのはアメリカ灰色中皮。
15:13穴掘りフクロウの天敵です。
15:15オスの警戒の声を聞きメスは巣穴に駆け込みます。
15:31周皮は我慢強いハンターです。
15:38周皮を旋回しフクロウが油断して巣穴から出てくるのを待ちます。
15:45危ないところでした。
15:54ですが中皮はまだこの場を去ろうとはしません。
16:03すると若いオスが巣穴から顔を出しました。
16:10すると若いオスが巣穴から顔を出しました。
16:20周皮を何とか追い払おうとします。
16:25周皮を何とか追い払おうとします。
16:38周皮の様子は変わりません。
16:40すると更に踏み込んだ行動に出ます羽を膨らませ体をできるだけ大きく見せて自分の倍もある大きさの周皮を威嚇します。
16:59ついに忠肥は諦め別の場所に獲物を探しに行きました。
17:294月の中旬になりました。
17:41デビッドはボランティアとともにフクロウのつがいの数と生まれた卵の数を調査します。
17:49この草原の環境がフクロウにとって問題ないかを調べるための欠かすことができないデータ収集です。
18:01体重220から230グラムほどで戻ってきます。
18:06ちょうど良い状態です。
18:081羽につき平均8.8個の卵を産みます。
18:13メスにはホーランハンがあります。
18:18お腹から首、翼の付け根にかけて羽毛がなく皮膚が露出している部分です。
18:25卵を温めるときはここを使います。
18:30羽毛腰より体温が効率よく伝わるんです。
18:34通常メスは4月のうちに産卵を終えオスは狩りで忙しくなります。
18:4177番の巣穴では若いオスの本格的な仕事が始まります。
18:53これから6週間は新しい家族のために餌を運び続けなければなりません。
19:00ハンターとしての能力を発揮するときです。
19:04穴掘りフクロウは左右で位置が異なる大きな耳と優れた視力によって獲物の位置を正確につかみます。
19:16そのため一度狙いを定めれば非常に高い確率で獲物を仕留められます。
19:23空中だけでなく地上でも優れたハンターです。
19:29長い足を生かして地面を走る獲物も追いかけて捕らえます昼夜を問わず働き新しい家族のために昆虫やネズミを運び続けます。
19:50食料が乏しい年だと一生懸命狩りをしても体重は落ちていってしまいます。
20:01ついたときには230グラムあったメスが140グラムに落ちてしまったり、175グラムあったオスが130や125グラムになったりするんです。
20:15本当に命懸けです。
20:18狩りがうまくいかなければヒナは死んでしまいます。
20:24フクロウたちの健康状態を知るための手がかりがあります。
20:34ペリットといい食べたもので消化できなかった部分を固めて吐き出したものです。
20:43あったこれがペリットです。
20:48かなりの数の昆虫を食べているようですね。
20:53黒いのは黄金虫の一部です。
20:56黒いのは黄金虫の一部です。
21:00草原に春の雨がやってきました。
21:12フクロウたちにとっては恵みの雨です。
21:17この雨は草原の昆虫やゲッシュ類といった生き物の数を大きく増やしてくれます。
21:38絶好のタイミングです。
21:43フクロウが最初の卵を産んでから1ヶ月。
21:47巣穴の奥でヒナが生まれる頃だからです。
22:0177番の巣穴では7羽のヒナが生まれていました。
22:08体重はまだ30グラムにもなりません。
22:17生まれてまだ数日、目も開いていません。
22:22自分ではまだ体温も保てないので、母親に寄り添ってぬくもりを得ます。
22:33幸いみな元気で健康のようです。
22:46ですが7羽ものヒナを育てる父親には休む暇もありません。
22:52日が落ちると空高くへと飛び立っていきます。
23:01そして空中にとどまり、地上のわずかな動きも捉えようとします。
23:07羽の縁の細かい櫛のような構造が、翼の周りを流れる空気の乱れを抑えるので、羽ばたく音はほとんどしません。
23:20そのため、獲物が立てる音をよく聞き取ることができ、気づかれずに相手に近づけます。
23:2910メートル近い高さからでも、地上のわずかな動きを察知し、狙いを定めると急降下して、一撃で仕留めます。
23:44大変な仕事ですが、小さなネズミでも一匹捕らえれば、ヒナたちには十分な食事となります。
24:01デビッドはこうした巣穴を回り、成長を記録していきます。
24:09鳴き声が聞こえる。
24:22この子は生まれて2日目。今日生まれた子もいます。
24:294羽います。
24:32私たちは一番早く生まれたヒナの深火を記録します。
24:39生後20日頃には識別用の足羽をつけるからです。
24:44孵化した日付からは気候変動や天候の影響が見えてきます。
24:50平年より早かったのか遅かったのか、何か特定の傾向があるのか。
24:56そうしたデータを積み重ねることで、私たちは新たな知見を得ることができるんです。
25:05しかし、新しい命の誕生に注目していたのはデビッドだけではありませんでした。
25:20アメリカカササギです。
25:33フクロウの母親が珍しくヒナたちのそばを離れた隙を見逃しませんでした。
25:41ですが無力に見えるヒナたちは身を守る術を持っています。
25:46危険を感じると鳴き声を上げるのです。
25:56その声はガラガラ蛇が怒った時に出す音とそっくりです。
26:13さすがのカササギも中に入るのは諦めたようです。
26:25季節が夏へと移る頃、新しい命の数はさらに増えました。
26:32草原にはコヨーテの子どもも現れました。
26:36フクロウの巣穴では生後2週間がたったヒナたちが巣穴から外の世界へと踏み出す時期です。
26:43フクロウの巣穴では生後2週間がたったヒナたちが巣穴から外の世界へと踏み出す時期です。
26:50フクロウの巣穴では生後2週間がたったヒナたちが巣穴から外の世界へと踏み出す時期です。
27:05フクロウの巣穴では生後2週間の世界へと踏み出す時期です。
27:12フクロウの巣穴では生後2週間の世界へと踏み出す時期です。
27:20こうなると母親も長く畳んでいた羽を伸ばして自分でも狩りに出るようになります。
27:43父親もようやく単独での狩りから解放されました。
27:58ヒナたちは数週間のうちに今の何倍もの大きさに成長しなければなりません。
28:131日に2回も3回も食事をとる必要があります。
28:20親たちは息つく間もなく食事を運び続けます。
28:28数ヶ月後にやってくる初めての渡りをヒナたちが生き延びられるようにするためです。
28:43夏の盛りあたりは鳥たちの大合唱に包まれます。
29:02穴掘りフクロウもデビッドが今研究しているのがオスの縄張り宣言の声です。
29:19オスの鳴き声を取ります。機材を壊されないようにしないと。
29:34この研究の目的はメスがオスを選ぶ際、血縁関係がないオスを選べるのはなぜかを知ることです。
29:49鳴き声が関係しているのではないかと考えています。
29:53私が知りたいのはオスのフクロウの鳴き声の特徴は世代を超えて子や孫へ受け継がれるのかどうかということです。
30:06これまでの研究で鳴き声に個体差があることは分かっていますが、次の段階として声の特徴と血縁関係のつながりや識別の仕方を知りたいんです。
30:20私たちはここで10年にわたって、フクロウたちに足輪をつけてきました。
30:27それによって彼らの家系像は把握できています。
30:31誰と誰が継がいで、誰がその子供かが分かるんです。
30:35なので血縁関係をたどって、鳴き声とパートナー選びとの関わりを確かめることができるはずです。
30:44では、録音です。
30:50私が考えた作戦はこうです。
30:53食料を貯蔵している巣穴の中に小型スピーカーを置いて、若いオスの鳴き声を流します。
31:01巣の主に、生意気な若造が侵入したと思わせるわけです。
31:06すると、主のオスはそれを聞きつけて、「縄張りは渡さないぞ!」とばかりに追い払おうとし始めるんです。
31:17オスは翼を広げて、入り口を行ったり来たりしながら威嚇します。
31:22出てこいってね。
31:24そして、相手が出てこなければ中へと突入します。
31:28この一連を録音するんです。
31:43こうして、デビットは6世代にわたる149羽のオスの鳴き声を記録しました。
31:52まずは、どの個体かは確認せず、声だけを分析します。
31:57そして、鳴き方のパターンや音の成分を解析して、グループ分けをします。
32:04その後で、すべてのフクロウに付けられている足輪の番号と照らし合わせ、
32:09同じグループのフクロウたちの間に血縁関係があるかどうかを確認するんです。
32:16どんな結果が出るか楽しみです。
32:18さて、77番の巣穴では、成長したヒナたちが巣の周りでいろいろな活動をするようになりました。
32:38見張りをしたり、侵入者から巣を守ったり、しかし、すぐ近くに本当の危険が潜んでいました。
32:57近くの巣穴からコヨーテが出てきたのです。
33:02父親は危険を察知し、警報を発します。
33:06幸い、コヨーテはまだ子供で、好奇心に駆られて歩いているだけのようでした。
33:24とはいえ、歓迎できる相手ではありません。
33:31攻撃を仕掛けます。
33:39体は小さくても、見事な一撃です。
33:46コヨーテの子供は、うが悪いと判断したのか、周囲の匂いを確かめただけで、近づくのをやめました。
34:01見事、撃退成功です。
34:16夜の帳が下りるとフクロウたちは本格的に活動を始めます狩りは昼間も行いますが夜の方がより活発です。
34:43親たちは安全な巣穴で両親が食べ物を運んでくるのを待ち。
34:48親たちは闇に紛れて遠くまで獲物を探し求めます。
34:53かなり長距離を飛びます。
34:592キロから4キロ先まで狩りに出ることもあります。
35:02特にオスがそうで、夜空を飛ぶ小さなロケットのようです。
35:08一晩で50匹もの昆虫を捕まえることもあります。
35:14おなかいっぱいになったひなたちは冒険に出発します。
35:33涼しい早朝の時間帯、ひなたちは活発になります。
35:48こんな遊びもハンターになるための準備です。
35:53頭を上下に動かしたりひねったりしながら視覚と聴覚を磨いていきます。
36:02耳は左右で位置が少し違うため、音が届くタイミングがわずかにずれます。
36:09このわずかな差から獲物の位置を正確に測ることができるのです。
36:20そして狙いを定めたらすかさず攻撃。
36:28でも一人前になるまではまだまだ練習が必要です。
36:36そんな努力の日々はやはり疲れるものでそろそろお昼寝の時間です。
36:51ヒナたちは生後25日になると大人と変わらない大きさになります。
36:57この前後を見計らってデビットは足羽をつけます。
37:03足羽は若い個体の左足につけます。
37:08こうすれば何年か後に再び捕獲した時、データベースと照らし合わせて何歳の鳥なのか正確に分かります。
37:18各個体の年齢が分かっていれば、属する個体群には老いた鳥が多いのか若い鳥が多いのかが分かります。
37:28また、個体群の年齢構成が分かれば、環境からどういった影響を受けているかなどを知る手がかりになります。
37:38鳥たちの年齢データを把握しておくことは絶対に必要なんです。
37:45ヒナたちに飲みよけの粉をふりかけた後、身体測定を行います。
37:51デビッドはこの貯蔵所跡で生まれたすべての穴掘りフクロウに足輪をつけてきました。
37:58その数は過去16年間に6000羽を超えます。
38:04ここには8歳や7歳、6歳のフクロウもいます。
38:106歳を超えたらもう年寄りの部類ですね。
38:14フクロウの一生は短いのですが、彼らはその分全力で生き抜くんです。
38:20デビッドとチームは3週間かけてすべてのフクロウを記録し足輪をつけました夏が終わりに近づく頃巣穴の周りにはそわそわした空気が漂い始めます。
38:47この1か月親鳥が飛ぶのを見てきたヒナたちは広い世界を見たくてうずうずしているようです。
38:56生後30日頃になると翼の羽も生えそろい、自分の力を試すときがやってきます。
39:05みんな飛び跳ねたり羽ばたいたりしています。
39:07誰が最初に飛び立てるか競争です。
39:12みんな飛び跳ねたり羽ばたいたりしています。
39:21誰が最初に飛び立てるか競争です。
39:28そして風の強いある日1羽のヒナがふわりと空へ舞い上がりました数秒間ですが見事に空中にとどまれました。
40:05ヒナたちは次々と飛び上がり、短い飛行をこなし始めます。
40:12ほどなくすると高く舞い上がれるようになります。
40:42巣穴から離れられなかったヒナたちですがわずか2週間の間に空を自在に飛べるようになるのです。
40:57ですが着地の方はまだ完璧とは言えません。
41:0477番の巣穴の家族にも旅立ちの時が近づいていました。
41:13生後45日になるとヒナたちは飛ぶのがすっかり上手になり、自分で狩りを始めるようになります。
41:22最初は父親の狩りについて行ってやり方を学びます。
41:28夏が終わる頃一帯は急に静かになります。
41:33アナホリフクロウがここにいるのは10月の第3週くらいまでです。
41:39その後越冬地へと渡っていきます。
41:42そして驚くことにメスは翌年全く同じ巣穴に戻ってくるんです。
41:52この年はデビッドにとって期待以上となりました。
42:0563組のペアが繁殖を行い、450羽を超えるヒナが巣立ったのです。
42:13記録的な数でした。
42:18鳴き声の解析は終わっていませんが、オスが縄張りを主張する際の鳴き方には、血縁による共通性があるかもしれないという経過報告が届いています。
42:33集められた6世代分にわたるデータからは、さらなる発見が期待されます。
42:40毎年新しいことが学べて、さらに知りたくなります。
42:48研究への情熱をかきたてられるんです。
42:51知れば知るほど驚かされ、学べば学ぶほど疑問も増えます。
42:56それが楽しい。本当に素晴らしい生き物です。
43:03デビッドたちの活動によって野生動物保護区が設定された、この兵器貯蔵所跡地で、フクロウたちは絶滅を乗り越えつつあります。
43:11なぜフクロウが大事なのかとよく聞かれますが、私はもし彼らがいなかったら、この世界は人間にとってもっとつまらないものになると思います。
43:26フクロウたちは多くの恩恵をもたらしています。
43:30人間は自分の視点だけで物を見がちですが、彼らは私たちと地球にとってかけがえのない存在なんです。
43:39音楽
44:01もうすぐクリスマス。ワクワクするシーズンを彩るのが甘い幸せを運ぶお菓子の数々。家族みんなで力を合わせて作るお菓子の家に、とっておきのスイーツを手掛けるショコラティエたち。
44:23全ての人に魔法をかける地球ドラマチック甘いクリスマス世界のお菓子が大集合Eテレ20日土曜夜7時です
44:36声のスペシャリストが技神髄をディープに語り合う。ゲストは高男子神田白山と歌舞伎俳優小野江右近。
44:45一席申し上げますが、よりも一席申し上げますが、こっちの高い方がなんかフレンドリーにこの人の話を聞こうというような感じになる。
44:54白山さんみたいにはっきり言う人生歩みたいです。
44:57僕抑えてる方だよ。
44:59Eテレ13日土曜日
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