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00:00無実でありながら死刑囚として世界で最も長く収監された男がいる
00:11墓間田岩尾 89歳
00:18今から59年前静岡県旧清水市の味噌会社の専務一家4人が殺害 放火された
00:34警察は元ボクサーの墓間田をボクサー崩れと呼び 逮捕した
00:43取り調べは過酷を極めた
00:50自白を強要され死刑判決を言い渡された
01:08僕は犯人ではありません
01:15獄中から必死で無実を叫び続けた
01:23弟を救いたい
01:28姉秀子は孤立無縁の中
01:32戦い続けた
01:35やれることだ全部やろうと思って
01:39恥も外分もない
01:41誰が何て言ったって構わんと思って私がいた
01:45その姿に支援の輪が広がり
01:49多くの人々の知られざる努力が積み重ねられた
01:57葛藤の末官邸を引き受けた科学者がいた
02:02誰が何と言われると
02:04自分が掴んだことを負けることは絶対できない
02:07歴史を変える判断を下した裁判官がいた
02:14裁判官である以上
02:17動けはいけない
02:22これは58年という途方もない時間
02:26人々がバトンをつなぎ
02:29冤罪を晴らした 節縁の物語である
02:34戦い続けた
02:38戦い続けた
02:41プレジェクト
02:43戦い続けた
02:46戦い続けた
02:48戦い続けた
02:50戦い続けた
02:51戦い続けた
02:55In the river, the gold in the sea
03:00Everyone is where to go
03:04I can't be able to see what's going on
03:09There's no way to go
03:10There's no way to go
03:14There's no way to go
03:19Everyone is where to go
03:23There's no way to go
03:33There's nothing worse than the уровeg
03:35There's nowhere to go
03:40To the Τ虫
03:43The sky from the world
03:45Come along
03:46Thank you
03:48Everywhere
03:50Remember
03:52今後の星は今どこにあるのだろう
03:59新プロジェクトX挑戦者たち今夜は節縁はかまだ事件完結編です
04:08先週の放送では犯行時の着衣として検察が提出した証拠
04:14この5点の衣類を捜査機関が捏造した疑いがあると支援者たちが実験で示し
04:22裁判のやり直し最新開始を勝ち取るまでをご覧いただきました
04:26今夜まずお送りするのは最新開始決定を勝ち取るもう一つの決め手となった
04:35DNA鑑定をめぐる知られざるドラマです
04:52事件からおよそ半世紀をかけ勝ち取った最新開始決定
05:00それを可能にしたもう一つの新証拠がDNA鑑定だった
05:10鑑定を引き受けたのは法医学者本田克也
05:191980年代からDNA鑑定を研究してきた
05:29この事件ではすでに2000年にDNA鑑定が行われていた
05:405点の衣類の一つであるシャツの右肩についた血痕
05:47この血痕は犯行時に肩を怪我した岩尾の血だと検察が主張していたため鑑定が実施された
05:58だがこの時は結婚のDNAが岩尾のDNAと一致するかは鑑定不能という結果だった
06:10本田は弁護団からその再鑑定を依頼された
06:19しかし断った
06:27いやもういいとこれ以上私の人生を持っていかないでくれと
06:35本田には過去にDNA鑑定にまつわる苦い経験があった
06:46それは足利事件の時のことだった
06:541990年栃木県足利市で幼女が殺害された
07:01足利事件
07:04警察庁が当時導入したばかりのDNA鑑定が決定的な証拠とされ
07:12菅谷俊一さんが犯人とされた
07:19事件の弁護団はDNA鑑定が間違っている可能性があるとして
07:26本田に再鑑定を依頼した
07:35引き受けた本田は当初
07:38鑑定が覆ることはないと予想していた
07:44まさかそこまでの間違いを国とか創世間がするのは考えられないよなっていうか
07:53だから違ってるって言うけれども
07:57一致する可能性の高いのではないだろうかというのが
08:02当初の印象でしたね
08:06だが再鑑定の結果
08:10DNAは一致しなかった
08:15あの衝撃っていうのはですね
08:20どうしてこんな間違いが起きてるんだろうっていう
08:25何度も鑑定をやり直したが
08:28結果は変わらなかった
08:32ホンダはうろたえた
08:39DNA鑑定を覆すことは
08:42捜査機関の異心を落とすことになる
08:50だが
08:51私は鉄道鉄備科学者っていうか
08:55事実っていうものの重みっていうか
08:58そこからしか科学は成り立たないと思っているので
09:00事実に対して
09:02自分が掴んだことを
09:05曲げることは絶対できない
09:06捜査側の再鑑定でも
09:11DNAは一致しないことが判明
09:15これによって 菅谷さんの無罪が確定した
09:25しかし 懸念していたことが起きた
09:32要するに 経験の間違いを指摘されたら
09:36経験の権威とかも形です
09:38一番そこが 気に入らなかったというか
09:42激励に触れた
09:45ああ 素晴らしかったですね
09:46もう ものすごい反論書が現れて
09:49すごい 辛辣な言葉で書かれてたんで
09:55だから 袴田事件を
09:57引き受けることはできなかった
10:04しばらく後のことだった
10:07一本の電話が かかってきた
10:14電話の主は 弁護団長だった
10:20西島克彦
10:22その電話が 今でも耳にこびりついてますよ
10:28もう 何としても 先生しかいない
10:34性以外だともできない
10:36なんとか 引き受けてくださいませんか
10:38いや 私はもう絶対嫌だと思う
10:40このゴリゴリなんだって
10:415分間 自分くらい喋ったんですかね
10:46多くの冤罪事件に 関わり続けてきた西島
10:50西島
10:54その熱意は 凄まじかった
10:59もう人生 命がけだって感じてますよね
11:03春は
11:07本田はしぶしぶ
11:09弁護団から渡された資料に 目をやった
11:13鑑定不能という結果が出た
11:19かつての DNA鑑定書だった
11:23本当に鑑定が不可能なのか
11:28疑問が湧いてきた
11:31見た以上は
11:33ちょっともう
11:35私がこれ見なければ 多分やらなかったんですけど
11:38見た以上は それは
11:40やるしかない時間
11:44本田は 鑑定を引き受けた
11:51しかし 鑑定するシャツの血痕は
11:5445年も前のもので
11:57古く劣化している
12:03そのため 様々な物質が入り混じり
12:06血液のDNAを取り出すのが難しい
12:11どうすれば 正確な鑑定ができるのか
12:17工夫するとしては DNA抽出しかない
12:21思いついたのは
12:25試薬を使って 血液細胞だけを
12:29強襲させて 取り出すという方法だった
12:32抽出の前に もう1段階を置いて
12:38とりあえず 血液だけを集める方法を使えば
12:42その問題を ある程度 クリアできるんじゃないかと
12:45思ったんですね
12:47それは これまでの経験をもとに
12:51本田が考案したもので
12:54様々な細胞にも 応用できるはずだった
12:58だった
13:02本田の鑑定は
13:09シャツの血痕から抽出したDNAは
13:13岩尾のDNAと一致しない
13:17というものだった
13:18赤間田さんの方で しっかり決まっているところを見て
13:23こっちで ある程度 しっかり決まっているところが
13:26完璧にずれているところが 何かしもあったんですよ
13:29判断の日
13:37本田のDNA鑑定や 供述は
13:45無罪を言い渡すべき 明らかな証拠に該当する
13:50裁判所は 最新開始を認めた
14:00葛藤の末に 引き受けたDNA鑑定
14:07重い最新の扉を開ける 影の力となった
14:13なった
14:17ゲストにお越しいただいています
14:21先週に引き続き 袴田岩尾さんの姉
14:24秀子さんと 法医学者の本田勝也さんです
14:27よろしくお願いいたします
14:29よろしくお願いします
14:31まずは秀子さん
14:33本田さんのDNA鑑定を 引き受けて
14:36結果を出すまでの格闘 どのようにご覧になりましたか
14:39一番最初に
14:40祝うの父ではないっていうことを
14:45知らせていただいたときにね
14:48私ね 肩がね スーッとしましたの
14:52それまではね 何かっていうと
14:55肩に身を背負っているような気分で
14:58いつもいたんです 信用してはいたもののね
15:02それがね 本田先生がそうおっしゃったっていうことでね
15:06本当にね 肩の荷がスーッとしました
15:11本田先生 鑑定書を見てしまったからには
15:16後には引けないっていう
15:18ただ それを見る限りはですね
15:20この資料意外と悪くないというか
15:23その当時まで40年近く もうすでにかかってるんですけど
15:26血液型まで出てるんですよ その時点で
15:30血液型が出るということはですね
15:33まだ血球が壊れてない証拠なんですよ
15:37その時にふとひらめいたのが
15:41細胞の特性を使って細胞を集めればいいだろうと
15:45それで一致しないのを見て
15:47もうその時に思ったのは
15:50袴田さんなんという過酷な運命なんだろうという
15:54今まで何も語らなかった血痕が
15:57しゃべり始める瞬間っていうのがあるんですね
16:00それがDNAの凄さであり
16:03怖さでもあるんですけど
16:06袴田事件っていうのは大変な事件だってご存じだった
16:11これに関わると
16:12足利事件同様
16:14その権力を相手にして大変なことになる
16:17それを分かっていたわけですよね
16:19それなぜあえて官邸で協力しようということに至ったんですか
16:24真実をつかむ手段が残っている
16:27それを残っているんとすれば
16:29法医学者としてはそれを完成させる
16:32やっぱり義務があるんじゃないかと
16:35まあ個人としての思い
16:37私もこういろいろな思いが湧き起こってはくるんですけども
16:42やっぱり法医学者として
16:45まあ科学者としての自分の人生を全うする方が
16:52個人の感情よりは大事なんじゃないかと
16:55最新開始が決定した日
17:07驚く出来事があった
17:10今人の姿が見えました
17:12坂間元被告の姿かどうかは分かりませんが
17:19静岡地裁は
17:22重要な証拠が捏造された疑いがある
17:27として前代未聞の即日釈放に踏み切った
17:31この決定は
17:37ある裁判官が
17:39覚悟のもとに下したものだった
17:43当時
17:46静岡地方裁判所の裁判官だった
17:50村山弘明
17:51第二次最新請求の途中から
17:59この事件を裁判長として担当した
18:04今まで調べた証拠はどうなのか
18:10今回どういうことを言って
18:12どういう証拠を出しているのか
18:14自分の目で見て頭で考える
18:16また合議体ですから
18:18合議体の中できちんと情報交換をしていくと
18:24驚いたのは
18:26弁護団が最初にやり直し裁判を求めてから
18:30最高裁の判断が出るまで
18:3327年もかかっていることだった
18:3927年はどう考えても異常です
18:46証拠解除に1個もされていない
18:50だから審理が進まない
18:55それはもう極論すると
18:57裁判の拒否に近いんですよね
19:01赤間田さんの場合は
19:03健康状態もあまり良くないというのは
19:06マスコミで知っていましたので
19:08もし審理継続中に
19:11万が一になくなってしまったら
19:17何のための最新請求をしたのかって
19:21地方裁判所では基本的に
19:273人の裁判官による合議で進められる
19:32抗議で進められる
19:37村山たち裁判官は
19:40検察に証拠の開示を促し続けた
19:442013年までに
19:50検察は合計600点にも及ぶ
19:54証拠を開示
19:55村山たちが特に注目したのは
20:01事件の1年以上後に
20:04突然発見された
20:06あの御殿の衣類だった
20:09その衣類は
20:13岩尾が犯行時に来ていたとして
20:16死刑確定の決定的証拠とされていた
20:201年以上も経ってから
20:25現場近くから出てくるわけですよね
20:28普通はそんなとこ調べるよねって
20:31こう思うわけで
20:33調べた形跡があるわけですよね
20:35本当に使用できるのかという
20:39その疑問に
20:413人で立ち巻かなきゃいけないと
20:43そんな時
20:47重要な証人尋問が行われた
20:51岩尾の支援者
20:57山崎が
20:59衣類は3ヶ月でもすっかり味噌の色に染まるという
21:04実験結果を報告
21:06検察の証拠として出されたシャツが
21:111年以上も味噌に使っていたという割に
21:15白いままであるという
21:17矛盾をついた
21:19さらに
21:23法医学者
21:25本田が行った
21:27DNA鑑定
21:29検察と弁護団
21:32双方の主張を検討した村山
21:37一つの結論に達した
21:43捜査機関が捏造したということになると
21:47全く矛盾なく説明がついてしまうという
21:50状況者を受け的に見ても
21:54おかしいことがたくさんありすぎて
21:57犯人だという説明がつかない
22:00最終的にはそこに
22:05私自身ですよ
22:09これ私自身は
22:11そこに確信を持ったので
22:13捜査機関による捏造を指摘し
22:21最新を開始すべきだ
22:24しかし
22:27それは司法の根幹を揺るがしかねない
22:31重大な判断
22:32実はこの事件
22:36最初の裁判で死刑判決を書いた裁判官が
22:4240年後
22:44異例の告白をしていた
22:46私は無罪だと思っていた
22:52私は無罪だと思っていた
22:55出ている証拠で有罪にするのは無茶だと思った
23:01告白したのは
23:06熊本範道
23:08元裁判官
23:10熊本は
23:12当時
23:13脆弱な証拠だけで
23:15岩尾を殺人犯と断定できないと
23:18考えていたという
23:20しかし
23:25他の二人の裁判官は
23:27岩尾が犯人だと主張
23:29熊本は
23:32やむなく死刑判決を書いた
23:35その後
23:40苦しみ続け
23:42守秘義務を破る
23:44この異例の告白をした後
23:46亡くなった
23:49やむに余れず
23:54ああいう行動に出ざるを得なかった
23:59あとひょっとすると
24:03遺言
24:10まあそうだとすると
24:15大変
24:20あの
24:22言葉的に不適切かもしれないけど
24:26亡奪すると許せるかなっていう
24:29自らの正義を貫いた
24:33元裁判官の存在
24:37さらに
24:39村山の決断を後押しする
24:42ある先輩の言葉があった
24:45有罪判決の下る割合が
24:47実に
24:5899.9%の日本の裁判
25:00その中で
25:0230件以上の
25:04無罪判決を下した
25:06恩師
25:07北谷晃の言葉だった
25:11その裁判官である以上
25:15逃げてはいけない
25:18公平に判断して自分で考え抜いた結論を
25:23何かの都合とか忖度で
25:28変えるようでは
25:30裁判官じゃない
25:313人の裁判官は
25:41判断を下した
25:48袴田は捜査機関により
25:51捏造された疑いのある重要な証拠によって
25:56有罪とされ
25:58極めて長期間
26:01死刑の恐怖の下で
26:04身柄を拘束されてきた
26:06赤間田に対する高知を
26:11これ以上継続するのは
26:13耐え難いほど正義に反する状況にある
26:28最新決定そして即日釈放の判断を下した
26:32村山裕明さんです
26:34よろしくお願いいたします
26:36村山さんはなぜここまで
26:39袴田事件について踏み込んで話をしようと
26:44袴田事件の実質ですね
26:48どういう事件だったのか
26:50それを知れば知るほど
26:52今の日本の刑事司法に対する大きな問題点が明らかになったと
26:59それをそのままにしてよいのかと
27:03高知の停止するまで48年
27:06ずっと拘束されていたと
27:07これは大変に恐ろしいことなんです
27:12普通だともう逃れられないです
27:15こういう事が今の日本の社会で許されていいのかと
27:20看過できない事件だと
27:22やはり死刑事件なんですよね
27:25要するに人間の存在自体を奪うという経緯ですので
27:31でしかもこれは日本で5例目なんですけれどもその5例っていうのが少ないじゃないかというふうに思いになるかもしれませんけどそうではないんですたった1人でもそんなことがあってはいけないはずなんですね
27:45耐え難いほど正義に反するっていうあの言葉が非常に強く私印象に残ったんですけれど簡単に言うと訴追する側が証拠を作って袴田さんを死刑所に仕立て上げてしまったうんこれは本当に正義に反するんじゃないでしょうか
28:11秀子さんは今の村山さんのお言葉どうあの村山さんは私はあの岩尾の命の恩人だと思っておりますの出てからですか岩尾がトイレでひっくり返っておりまして救急車で運ばれましたのほんでその時にあの手術しましてねそのぐらいあの傷んでおりましたうん
28:39これがもう半年遅れていれば岩尾は完全に極中止しておりました最新開始を決めた判事は出世しないとこう言われます
28:53村山さんそこに対するちゅうちょは合議のお二人も合わせて皆さんじゃなかったんですかはっきり言ってなかったですねはい実を言うとお二人のことは心配しましたとっても優秀だし今後ずっと大きく活躍されるだろうと思っていましたので
29:23しかし検討する合議の席でそういうような総理は誰も見せなかったそんなことを日常絵画の中でも誰一一として漏らせなかったと思いますそうですかはい
29:44釈放され48年ぶりに日常を取り戻した岩尾と秀子
29:54はいどうぞ
29:56しかし戦いは終わっていなかった
30:07村山の決定に検察が異議申し立てを行い判断は交際に委ねられた
30:20岩尾は確定死刑囚という身分のままだった
30:29村山の決定から4年後 交際の判断が下される日が来た
30:39東京交際の前には岩尾の無実を象徴する花を持った支援者たちが押し寄せた
30:52岩尾さん頑張ってね
30:56ところが
30:58東京交際はホンダのDNA鑑定は再現性がなく
31:18信用性が乏しいと否定
31:19また5年の衣類は捜査機関による捏造の可能性は低いと判断した
31:39後天の衣類は捏造だと訴えてきた支援者の山崎
31:53交際では本当にショックでしたね
31:58声も出ませんでした
32:02山崎と共に捏造を証明しようとした弁護士の小川
32:08岩尾さんがまたねどうなるんだろうっていうね
32:13そういう心配をね
32:15真面目にしたのは本当にこの時ですね
32:19弁護団は特別広告
32:25判断は最高裁に委ねられることになった
32:30地裁決定が覆ったことで
32:38岩尾が再び収監されるかもしれない
32:42だが
32:46この人は
32:48ぶれなかった
32:49何があっても弟を守る
33:01岩尾は
33:04岩尾は
33:0547年苦労してきた
33:08でもし岩尾はいろいろって言ったら私が代わりに入る
33:13ね
33:15裁判所だって常識はずれなこと言うだから
33:17こっちが常識はずれなこと言ったっておかしくないよ
33:20私は思ってるの
33:22秀子の気迫が
33:27周囲の人々をさらに奮い立たせた
33:32ラストラスト
33:34後悔すんな
33:36支援を続けてきた一人
33:40日本プロボクシング協会の
33:42日田昌生
33:43まるでボクサーのように
33:49何度裁判に負けても諦めずに立ち上がる
33:53秀子の姿勢に打たれた
33:58秀子さんの負けに負けない
34:01何度も最新請求に帰却されてもまた立ち上がる姿っていうのは
34:08通じるところをすごく感じて
34:12ボクサー崩れという偏見が一因となって
34:17逮捕された岩尾
34:20同じボクサーだった日田
34:26岩尾が心を閉ざし
34:31秀子も面会が難しくなる中で
34:35拘置所に通い続けた
34:37とにかくボクシングの話をするしかないと思って
34:43こんなふうに練習してましたとか
34:45こんな減量してましたとか
34:47そしたらすごくちゃんと返してくれてですね
34:50いやもっとこうしたほうがいいとかですね
34:52結構ボクシングの話すごいしてくれるんですよ
34:55とにかくじゃあもうこれから自分の役割はもう
34:59事件がどうとか裁判がどうとかっていうのじゃなくて
35:01とにかくボクシングの話をしようって決めて
35:05日田は歴代の世界チャンピオンに協力を求め
35:11岩尾の無罪を訴え続けた
35:14これまで長く
35:17袴田さんの支援を続けてまいりました
35:20かっこいいでしょうこれ
35:23さらに
35:25釈放後の暮らしを支える支援に挑む者も現れた
35:31井の町子
35:33知人たちに声をかけ
35:38袴田さん支援クラブを立ち上げた
35:4280歳を超え
35:47肉体的な衰えも見える岩尾
35:51ある時、日課の散歩の途中
35:58岩尾が転んで怪我をした
36:00すぐそこの石段に転げ落ちられて
36:05それは座牧ぐらいで1日で退院できたんですけど
36:09だけど退院した次の日に
36:12またその町の歩きに行くっておっしゃるわけですよ
36:16それ以来、散歩の動向など
36:20岩尾の生活のサポートに
36:23仲間と共に取り組んだ
36:26どうしたって毎日行かれるので
36:27まあお一人でもう出すわけにいかない
36:32なんとかやっぱり守らないといけない
36:39そして裁判のやり直しを求める
36:4340年にも及ぶ戦いに大きな転機が訪れる
36:48最高裁はDNA鑑定の証拠価値を否定する一方
36:585点の衣類は真理が尽くされていないと
37:03高裁へ差し戻したのだ
37:052023年3月13日
37:15東京高裁
37:16東京高裁
37:17東京高裁
37:185点の衣類が捜査機関による捏造の疑いがあると
37:33I'm sorry, I'm sorry.
37:35I'm sorry, I'm sorry.
37:41The police have been arrested for the investigation.
37:49The investigation is done.
37:53Oh
37:57検察は広告を断念し 裁判のやり直しが確定した
38:14そして
38:17The trial trial.
38:19The trial trial.
38:21The trial trial.
38:28The Iwako was the same way
38:31at the hospital.
38:47The fact that the I am with the
38:54In its own
38:59The crime of the
39:04We are
39:07気が遠くなるほどの長い歳月にわたり、みながつないだバトン。
39:21ついに節縁を果たした。
39:30今回、袴田岩尾さんの無罪を勝ち取るために結集した皆さんにお越しいただきました。味噌漬け実験の山崎俊樹さん、そして弁護士の小川秀夫さんです。
39:41秀夫さん、58年、途方もない時間の戦いでしたけれども、今、無罪判決が確定して、巨来する感情って何でしょう。
39:54支援者もそうですが、弁護士さんもそう、裁判長の村山さんもそう。
40:00もう皆さんにお礼言いたくて、警察を恨むとか恨まないとかっていう感情は全然ございません。
40:09何とも思ってないって言うと嘘になりますがね。
40:12今の現在の気持ちは、嬉しさのあまりに、警察を恨むとかなんとかっていうことは致しておりません。
40:21全然。
40:24この袴田事件をこう振り返って、思うこと、感じることっていうのはどんなことでしょうか。
40:29まあ秀夫さんがこれで肩に下りたという言葉には本当に使われた。
40:35どれだけ弟が無実で間違いないと思っていても、何かもう一つの支え、そういうものがやっぱりあったほうがよかったのかなと。
40:46それがDNA鑑定だったとすれば、少なくとも心の不安を取り除けただけでも悔いはないというところですね。
40:57一つ僕が言いたいのは、秀夫さんはね、あんまり警察とかに対してね、と思うけど、僕はね、もう58年、岩尾さんがね、そんなふうにね、もう閉じ込められ、そして苦しめられたことは僕は許せないですよ、それは。
41:16こんなことはもう二度と起こしてはいけないという、そういう気持ちにはなりますね。
41:22間違った有罪判決を導いてしまう要因、これを洗い出してですね、一つ一つ対処するような方法を考えていくということは必要だと思います。
41:35裁判官一生懸命やってもですね人間ですから間違います。間違うということを隠すではなくてですね間違っているならばきちんと正しい正せるようなそういうルールを作らなければならないと思います。
41:52山崎さんこの期間なぜ最後まで秀子さんに伴奏することができたと思いますかいやそれはやはり秀子さんの前へ進めの気持ちですよ本当にそれは我々支援をする者に対する大きな励ましになったと思います。
42:12最新開始決定が取り消された時みんな本当にショックを受けてシュンとしてたところで秀子さんがね私はもう100年経ってもらいますとかって言ってねすごいそれはもうみんな弁護士さんたちはしょぼくれちゃっていたけど私はそうはいかんわねしょぼくれちゃでやめるってわけにあかん。
42:38僕は画像の時ダミド出ましたその何ていうかな器の大きさっていいますかだから皆さんついていたくなるのかなっていう秀子さん今年92歳だとはいそうでございますここから先はもう戦いたくはないですよねいやそうでもございませんよ
43:06I was like, we're fighting for 58 years.
43:11I'm going to fight for a lot.
43:15I want to be as if I want to.
43:18I want to be a fight for a lot.
43:21I'm not going to fight for a lot.
43:24I'm going to be moving forward.
43:29もうちょっとパワーもらっていいですか!
43:31もう、すごい!
43:33すごいです!
43:35ありがとうございます!
43:41弟の無罪を勝ち取っても、秀子さんは動き続ける。
43:50冤罪と戦う他の人々を励まそうと、全国を飛び回る。
43:59I want to take it to my team.
44:01I want to take it to my team.
44:03You can't do it.
44:04No, I can't do it.
44:07They win.
44:08They won.
44:12They won.
44:15They won.
44:17They won.
44:19They won.
44:21They won.
44:23最新開始の判断を最初に下した村山博明さん
44:33最新法の改正を訴えています
44:37証拠開示のルールを定めるなど最新制度の改正に力を注いでいる
44:45秀子さんが弟岩尾が47年7ヶ月頑張っていたのを無駄にしないでほしいと
44:51再三をおっしゃっています
44:53これはきちんと結果として法律改正しないと生かしたことにならないんですよね
45:00法医学者の本田克也さん
45:05冤罪被害者をはじめ鑑定を求める人たちのために
45:11NPOを立ち上げた
45:14味噌漬け実験で共に戦った
45:20山崎俊樹さんと小川秀夫さん
45:27過酷な取り調べや証拠の捏造を行ったとして
45:32捜査機関に対し責任を追求する裁判を起こす
45:38小川さんは今も時折
45:46岩尾さんの様子を見に家を訪れる
45:51高金症と老いの影響で反応が薄い岩尾さん
45:53それでも小川さんは人懐こく話しかける
46:07話しかける
46:11あの将棋を入手しません?
46:13将棋
46:15どうですか?
46:19まあ将棋は負けないつもりだよ
46:21ああいいならやろうやろう
46:23一回勝負をしていただけませんか
46:25私相手に
46:27やろうやろうやろう
46:29よろしくお願いします
46:31じゃんけん
46:32じゃんけん
46:33じゃんけん
46:34じゃんけん
46:35じゃんけん
46:36じゃんけん
46:37じゃんけん
46:39じゃんけん
46:40じゃんけん
46:4759年前
46:49無実の罪で突然逮捕された岩尾さん
46:54岩尾さん
47:02岩尾さんは今年
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