- 2 日前
時は平安時代 処は平安京 言霊信仰全盛の時代
藤原道長は「望月の歌」で自らの天下を謳歌していました。
そんな道長が、安倍晴明の策の実行を清少納言と紫式部に命じます。
これは「月に捧げる物語」の物語
全10話を一気見バージョン。
作 千賀泰幸 https://note.com/senga_yasuyuki
演出 金井雄資 http://shiun-kai.flips.jp/
出演 風薫
細井史江 https://www.alexander-tokyo.com/
飯島晶子 https://www.voicek.co.jp/
吉澤由紀 https://www.mimoza-no-niwa.jp/cont1/main.html
藤原道長は「望月の歌」で自らの天下を謳歌していました。
そんな道長が、安倍晴明の策の実行を清少納言と紫式部に命じます。
これは「月に捧げる物語」の物語
全10話を一気見バージョン。
作 千賀泰幸 https://note.com/senga_yasuyuki
演出 金井雄資 http://shiun-kai.flips.jp/
出演 風薫
細井史江 https://www.alexander-tokyo.com/
飯島晶子 https://www.voicek.co.jp/
吉澤由紀 https://www.mimoza-no-niwa.jp/cont1/main.html
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ショートトランスクリプション
00:08そこは大陸の東の果てにして 太陽の西の果て
00:17二つの果ての狭間に儚く浮かぶ 三日月のような
00:22大矢島
00:26その慈母神は一柱の美の女神を 人の世に使わします
00:35少女の姿をした女神は さまざまな名を名乗りな
00:40がら
00:41時を越えて 日本の美を育んだのでした
00:57時は琴玉信仰前世の平安時代
01:04ところは京の都 平安京
01:10時の帝一条帝は 清少納言の枕の草子を
01:16若くして失った最愛の妻
01:20帝氏の忘れがたみとして 大切にしておりました
01:28藤原道長は その帝の思いを
01:33我が娘 正氏になびかせるために
01:37紫式部に 源氏物語を書かせます
01:44やがて正氏は 後の天皇となる 道長の孫を産みました
01:53こうして 権力の源である天皇を取り込み
01:58天下人となった道長は 餅好きの歌で
02:03己の栄華を誇ったのでした
02:09しかし その道長の世に
02:15新たな危機が 近づいていたのです
02:19藤原道長様 紫式部が 清少納言を伴って参上いたしました
02:26おお 清少納言よ ようよう来てくれたか
02:31そなたに頼みたいことがある
02:33月を褒め称える物語を 書いてもらいたい
02:37ねえ 今私に物語を書けと 聞こえたけど?
02:42もちろん 紙は提供するし 褒美も使わす
02:45さらに そなたの物語は 書き写されて 宮中のみならず
02:49全国の国史を通じて 日の下中に広められる
02:53へえ 亡き主の仇である道長様が
02:58この清少納言に 物語を書けと
03:02ねえ ねえ
03:04自分の物語が 日の下中で読まれる
03:07書き手にとっては 夢のような話ですよ
03:11物語といえば 紫式部でしょ?
03:14それに そんな夢のような話を なぜあなたがやらないの?
03:18だって この紫式部には もう物語は書けないから
03:24なんか 清少納言さんが 最も敵人であるとの
03:28紫式部さんからの 推薦です
03:32ねえ あちらはどなた? 見かけない風邸の方ですけど
03:36あちらは あの 孔明なる御名寺安倍の生命様
03:40らしいのですが
03:43違和感
03:45嘘でしょ? え? 安倍の生命って実在するの?
03:48え? 女なの?
03:50違和感あるけど
03:51なんといっても 狐の子だからなって 道長様が
03:57恋しくば 尋ね来てみよ 泉なる 篠田の森の恨みくず
04:03の葉
04:05安倍の生命の母は クズの葉という名の 狐だったという物
04:10語ね
04:11え? 人形食べて不老不死になった 八尾びくになら まだわか
04:15るけど
04:16わかる どっちかというと そっち
04:18さすがは 聖書ナゴン先輩
04:21世界は物語であふれている
04:25ああ 八尾びくにその手があったか
04:28ああ 私は漂白者
04:31過去より来たりて 未来を過ぎ
04:33苦音の教習を追いゆく者
04:37うわぁ なんか本物っぽい
04:40え? まあ 狐の子じゃね そういうものかもね
04:44だから 見かけがこうで 声がああなのね
04:47やっぱり 先輩も受け入れたわね
04:50でも 漂白者って 物語の主人公っぽい
04:54後で お召しください
04:57ああ あふん
04:59これなる大音名字 安倍の生命が 立案の作戦なのだ
05:04聖書ナゴンよ 月を褒め称える物語を 書いてくれ
05:09はって 私は物語を 書いたことはありませんよ
05:14ということにしてあるんですよね
05:17なんと 聖書ナゴンは 密かに物語も 書いていたの
05:21マッキー
05:22公式部は言うのだ
05:25先輩の文才が 随筆なんかで 満足するはずがない
05:28あの聖書ナゴンならば 必ずや 源氏物語に匹敵する
05:33いや 超えるような物語を 書いているに違いない
05:36えーと 中寛博家の人々とか
05:41ちょっと待って 随筆なんかって
05:45まるで随筆が物語よりも 劣るみたいじゃない
05:48いや それは
05:50いやいやいや そこじゃなくて
05:53そうよ 先輩 書いてくださいよ
05:56私は 先輩の書く物語が 読みたいの
05:59まあいいわ 私はどちらがいいではなく
06:03どちらもいいということを 言いたいだけ
06:07優劣などつけないで どちらも楽しめばよい
06:11さすが 美の審判長 聖書ナゴン先輩
06:16尊い
06:17おお 何かを輝かせるのならば 聖書ナゴン
06:22余人をもって 変えがたし
06:24そう それです 道長様 続けてくださいませ
06:27俺は これまで あらゆる物から 褒め添やされてきた
06:31だから俺は 嫉妬や煽望を交えず
06:34何かを褒め称えることの 難しさを知っている
06:38先輩の枕の草子では 描かれている 何もかもが輝いています
06:43そこには 愛がある
06:45何もかもが 愛おしい
06:49私には 書けません
06:52だからこそ 面白いわね 源氏物語
06:56先輩がそう言った あの日が 私の源氏記念日
07:00そうよ 聖書ナゴン先輩こそが 私の執筆動機
07:05我が名 中宮天使様を描いてくれた 聖書ナゴンよ
07:09同じ要領で 月の物語を書いてくれぬか
07:14同じ要領って?
07:17天使様の あの輝きを 世の人に覚えていて欲しくて
07:21思い出して欲しくて
07:23その一心で記したものこそが 枕の草子
07:27春は明けぼの 夏は夜
07:30秋は夕暮れ 冬は勤めて
07:33世界はこんなにも美しい
07:36だからどうぞ 天使様 死にたいなどとおっしゃらないで
07:40この世界で 咲いていてください
07:42でも そんな願いも むなしく 花は散ってしまった
07:48枕の草子は 中宮天使様よりの
07:52帝より 神を賜ったの
07:56帝は 四季を書き写されたけど こちらは何を書こうかし
08:00ら
08:01とのご家紋に 聖書ナゴンが
08:03帝が 四季ならば 枕こそ
08:07と 四季を 四季と
08:10されたのが始まり
08:11だから始まりが 春は明けぼの
08:17その帝子様はもういない
08:19私には書きたいものはない だからもう書かない
08:23私にはもう書く理由がない
08:25中宮天使様こそが 聖書ナゴンの執筆動機だった
08:30のね
08:31私は書きません
08:34いやいや 諦めたらそこで 試合終了ですよ
08:39そうよ 先輩 ちょっと待って
08:42そもそも なぜそうまでして 月の物語が必要なのですか?
08:48これなる安倍の生命によると 天下の一大事が起き
08:52る
08:52いや ずいぶんと前から起きている
08:57天恋小町をご存知ですね
09:00天下間伐の折 あほら あの時
09:03尾野の小町が直名で 天恋の歌を読んだところ
09:07たちまち大雨が降りました
09:10山と歌は力をも入れずして 天地を動かし
09:14目に見えぬ鬼神をも 哀れと思わす
09:17血は破る 神も御霊さば立ちさばき
09:20天の戸川の火口明けたまえ
09:23この歌で龍神を動かした 天恋小町のように
09:27そなたの物語で 月の心を動かしてほしい
09:32出た!
09:33わぁ ここで 古今和歌集の彼女が登場するのね
09:37月の心を動かす? だからなぜ?
09:42よいか 天下の十大事上 多言は無用だぞ
09:47実はな 月は動いているのだ
09:52はぁ 今さら? 月はずーっと動いています
09:58いつも東から西へ
10:00よく聞け なんと月は毎年一寸ほど 地上から遠のいている
10:06のだ
10:06んっと メートル法で言えば 一寸は3センチほどですね
10:10ん? メートル? センチ? 何それ? 美味しいの?
10:17あぁ いやいや あの月が遠くに行ってしまう
10:22などということが知れ渡ってしまったら 大混乱が起きてしまいます
10:27空にあるあの月が遠くに行ってしまうの?
10:31そうだ! 驚くべきことに あの月は少しずつ地球から離れて
10:36いるのだ
10:37本当に月が動いているのかしら? もしや地球が動いている
10:42のでは?
10:43なんと地球が動いている! 面白い!
10:48そうね 地動説とでも呼ぼうか
10:52それでは月は自由なのね?
10:55あ? うん そうなるかな そうなるかもな
11:00よかったわ 月は地球の周りをぐるぐる回るだけでなんか
11:05退屈なんじゃないかなって心配していたの
11:09聖書ナゴン先輩の 月は退屈物語
11:14とにかくだ 月をとどめるべく 人知れず対策を
11:18取りたいのだ
11:19誰にも知られず未来の憂いを払う これこそが祭
11:24り事
11:25人知れず そんな こんな大変なことを秘密にするの?
11:31そんなの許せないわよね それそれ 私も思いました
11:35祭り事というのならば 孔明世代であるべき
11:38情報操作するのはおかしいわって
11:42まあ 姫事は物語のもとですけどね
11:46皆に知らせて何になる どうせ騒ぐだけで何もできない
11:51ほらね ああやって こっそりと敵を倒すわけよ
11:56あ 月が動いているという騒動を 物語にするのも面白そう
12:04それでも知らずに月を失うのと 知っていて月を失うの
12:08では大違い
12:09よいか 俺には世を前に進める義務がある
12:13月を失うと知れば 対応せねばならん
12:16まさか 月を失うなんてことを 清掃に利用する人など
12:22いるわけがないわよね
12:24話せば分かるっていうのを知らないのね
12:27話せば分かるは幻想だ 宮中だけが天下ではないのだ
12:31天下には様々なものがいる
12:34賢い者も愚かな者も 臆病者も勇者もいる
12:38そして驚くべきことに 一人の人間が それらの全ての要
12:42素を持っているし
12:43さらにはそれがまた日々に変化する
12:47だからこそ争いは絶えない そんな天下を 俺は前に進め
12:52ればならぬのだ
12:53だから俺は 使えるものは何でも使う
12:56打てる手は全て打つ
12:59私の枕の草子に あなたの源氏物語をぶつけてきたの
13:04も 前に進めるためだというのね
13:06そうね 何もかも知らせればよいというものでは ないのか
13:12もしれませんね
13:14知らせることが無用な騒ぎを生み 起こる必要の
13:18なかった不幸を呼ぶのかも
13:21そもそもなぜ 月は離れていくのですか
13:24話が戻った
13:27月が離れていく その理由を 生命が解明した
13:32ん? 生命が解明
13:36いや トモカムが 御名字は天文にも通じているからな
13:40月が離れていくのは 人の月の扱いが軽いから
13:46カント
13:47ん? どういうこと?
13:49まあ 月の心変わりというか 軽い扱いに嫌気がさしたという
13:55か
13:55言葉に詰まるようじゃ 恋は終わりね というか
14:01つまり 月は拗ねてしまったのね それで去っていくんじゃない?
14:07え? 拗ねたから離れていってしまうの? かわいい
14:12さすが日本人 月に心があるってところはスルーなのね
14:18え? 月は 古来より命の再生の象徴
14:24人は月の満ち欠けに 死は生の準備であり 生は死を
14:31母とすると信じてきました
14:34ところが 人の月への扱いは 太陽に比べると軽すぎ
14:39るかと
14:41扱いが軽すぎる?
14:44月の神はツクヨミ 天津神三鬼神の真ん中
14:49姉の太陽神アマテラスは 天津神最高神にして 帝
14:55のご先祖
14:56一方 弟のサノーは 山田のオロチタイジの英雄
15:01で
15:02ついには 国つかみの王と崇められる
15:05ところが 真ん中のツクヨミは 登場するだけで あとはさ
15:11っぱり
15:13だから 何とかして 人が月を大切に思っていることを
15:16月に伝えて 月の心を動かしたいのだ
15:20私は常々思っているのですが
15:23そもそもツクヨミが 男神という設定に 無理があるの
15:28ではないでしょうか
15:29アマテラスとスサノーという 対立軸を強調するあまり
15:33ツクヨミの設定が なおざりになったのではないかと
15:38ツクヨミは女神じゃないかな
15:40あ 女神ツクヨミという物語も 面白そう
15:46ああ 確かに
15:48後に月は美少女戦士になって 日の元中の女の子が
15:53月に代わって お仕置きよ と叫びますものね
15:58生命様って 時々 不思議なこと言うのね
16:02だら 生命様から ほのかに似合う クンイソウの香
16:07り
16:07ドキッ クンイソウって ラベンタンの和名よね
16:12気をつけなくちゃ 正体がバレちゃう
16:15結論 月は本当ならば 女神であるべき
16:19ならば 雨ごいこまち作戦は 月には通用しないかも
16:23だって そうでしょ
16:24おののこまちの雨ごいが 成功したのは
16:27きっと 竜神が男神だから
16:29ああ そう ね
16:30絶世の美女の歌だからこそ 男神である 竜神を動かした
16:35のか
16:36なるほど 織にかなってるわ
16:39ということは 月の女神を動かすのならば 美男で歌がうま
16:44い
16:45たとえば アリワラの成平かしら
16:47アリワラの成平といえば 月に住むカツラ男にた
16:51とえられますよね
16:52あ 俗異性物語が始まりそう
16:56ねえねえ 美男で歌がうまいって
17:00たとえば 福山の正春は
17:03待て 待て 待て 話はどこに向かっているのだ
17:06聖書納言はどうなった
17:09古来より神がかりは 如人と決まっておりまする
17:12古事記を暗唱した 比枝のアレも
17:15天ごいこまちの おののこまちも
17:17おそらくは 静か御前も 出雲の奥にも
17:20まいで 天の岩戸を開いた 雨の渦めの御事の末裔
17:25サルメの君の 一族でございます
17:29そうだ その おののこまちの役割を
17:31聖書納言に頼みたいのだ
17:34で 静か御前とは誰だ
17:37私は 神様の生まれ変わりではありません
17:41いや 生まれ変わりではなくとも
17:43日のもとの美の判定者である 聖書納言ならば
17:46神様の寄り代にはなれるであろう
17:49え? 美の判定者?
17:53生まれ変わり 転生する神様
17:56いや 神様の転生ではなく
17:59いろいろな時代に現れる 女の物語とかもありかな
18:05題名は 時をかける少女
18:08だめだめだめだめ 私はもう書けない
18:12もしも 打作を書いてしまったら
18:14聖書納言先輩が認めてくれた
18:16現地物語の紫式部は 全てを失ってしまうから
18:22あ でもやっぱりだめだ
18:24雨漕い小町作戦は うまくいかないわ
18:27ああ 今度はなんだ
18:30あ 分かった
18:31小野の小町は誰もが 間伐であることを知っている時に
18:35雨漕いをした
18:36つまり みんなの祈りを代表して 祈りを集めて歌を読んだ
18:40そう 神がかりは 神様の寄り城であるだけでなく
18:45人々の祈りを集める 寄り城でもあるわけよ
18:48小野の小町は 日のもとの大八島の祈りを集めて
18:52雨を降らせたの
18:55これ 八島作戦とでも言うべきね
18:58ところが 今回は 月が動いていることは秘密
19:02月が遠くに行ってしまうことを 誰も知らない
19:06つまり 祈りが集まることはない だから 奇跡は起こらない
19:11これにて 一件落着
19:15そう そうです
19:17そもそも 人が月をどうにかしようなんて 傲慢なのでは?
19:22そんなことは分かっている
19:24しかし たとえ神罰を受けようとも それでも何とかするのが
19:29俺の役目だ
19:29ドキュン 神罰を受けてまで何とかするって? しかも 人知れ
19:35ず?
19:36ははーん なんとも因果なお役目ですこと
19:40俺だって嫌だよ しかし俺の役割は天下人だからな
19:44天下人とはそういうものだ
19:46天下人とは この時代という物語の主人公ともいえる
19:50主人公は逃げられない
19:53主人公?
19:55いいえ 天使様の物語では あなたは悪役だったはず
20:00そうか 人は誰もが自分の人生の主人公と言うけれ
20:05ど
20:06天下人は自分がこの時代の主人公なのだ という認
20:11識なのね
20:12とにかく 人には月は必要だ
20:15月は感動をくれる
20:18え?感動?
20:21そうだ 感動だ
20:22たとえ神罰を受けて俺の命が消えたとしても 月が
20:26暮れる感動は消えない
20:27そう 俺の命に変えても この感動を未来に届ける
20:32感動 感動ですか
20:36でも月を読んだ名歌ならば いくらでもあるでしょ
20:40あ ほら
20:41この世は我が世とぞ思う餅好きの
20:47欠けたることもなしと思えば
20:52とか
20:53王朝の美の物差したる聖章納言から 名歌と評される
20:58のは嬉しいな
20:59うーん もう先輩たらやめてあげて
21:02有名な歌がすなわち名歌ではないです
21:06そうか 名歌か
21:08え?満月の夜の全能感を まっすぐに歌った良い歌
21:13私は好きよ
21:14待って 先輩って道永様のことが 嫌いなんじゃないの?
21:19あ そうか 歌の良し悪しと 人の好き嫌いは別ってこと
21:25ね
21:26ますます尊い聖章納言
21:30聖章納言よ 何か欲しいものない?
21:33でも月の歌ならば
21:37めぐりあいて 未死やそれとも分かぬ間に
21:42雲隠れにし 夜はの月かな
21:47は いかがでしょうか
21:50あ これ知ってる
21:52これは紫式部の歌 百人一首より
21:55いや 歌ではない 歌ではないのだ
21:58百人一首? 何だそれは
22:00月は有明の 東の山際に細くて譲るほど 糸哀れな
22:08り
22:08キャー出た 枕の創始 第235弾
22:13あと 花の顔に 晴れ打てしてや 朧月とか
22:19あら良さそうな歌ね 下の句は何?
22:23まずい 松尾芭蕉の俳句に 下の句とかないし
22:28あんと あの 月が綺麗ですねーわ
22:32I love you
22:34しかしな これまでに どれだけの銘価があったとしても
22:37それでも 月は動いている
22:43ギオン少女の鐘の声 諸行無常の響きあり
22:48サラソウジュの花の色 乗車必衰の理を表す
22:55もう一度聞くが この平正国清盛ならば
23:01月を呼び戻せる そう申すのだな
23:05ああ そなた 名は何と申したか
23:09私の名は 静香御前
23:13ひ招きをなさった 平野清盛様ならば
23:16月招きもできるのではと 産業法師様がおっしゃっていました
23:22静香御前 そなたは我が友 祭業法師の使いだったか
23:29願わくは 花のもとにて 春至難 その木更木の餅
23:38月の頃
23:39春の満月と桜とを 死での友としたいとな
23:45あやつらしい美しい歌よな
23:48あなた様もまた 日の下の美を作ることに
23:53で そなたが ご白河院が 神前年にて雨漕いを命じ
23:58た
23:59あの静香御前か
24:02雨漕い小町を思わせる 美しさよ
24:06はい 私こそが その静香御前でございます
24:15この静香御前に 誘われて 月の都に入り霊を装い
24:32あら 名残惜しの面影
24:41名残惜しの面影
24:54あれ? 俺 寝てた?
24:57えっと ソチは?
24:59はーい 八尾美国です お目覚めですか?
25:03室町殿 足利義満様
25:06猿学士の犬王様と ゼアミ様は お帰りになりましたよ
25:12そうそう 月を呼び戻す話であったな
25:15はい 犬王様には舞いを
25:18ゼアミ様には 能を作れと お命じになりました
25:22そして 私は 八尾美国
25:25文字を読めぬものにも 届けたいからな
25:29はーい 猿学は いわば 見て聞いて伝わる 立体的な物語
25:36ですから
25:36猿学ならば 月にも届くかと この八尾美国も思います
25:43しかし 八尾美国とは バサラな風邸をしておるな
25:48そして 美しい
25:50ソチは 室町の小野の小町とでも 言うべきか
25:54はーい 私は 室町の八尾美国です
26:15女歌舞伎か
26:17歌舞板風邸よな
26:20さしずめ 雨の渦めの御事の 生まれ変わりというところ
26:24かの
26:26月を見上げて 笑えるようにしたい
26:29という うぬの話
26:32気に入ったぞ
26:35ありがとうございまする
26:36安土殿信長様
26:40我が名は 出雲の国にございます
26:45あなた様の生き様 死に様こそを
26:49美しいと 日本人は思うのでしょう
26:53ですから やはり
26:54月の見えない 昨の今宵
26:59名に 火を刻む この寺で
27:04ともあれ よく来たな
27:08ここが 本能寺だ
27:14しかしな これまでに どれだけの 名家があったとしても
27:18それでも 月は動いている
27:21もしも あの月が いなくなったら
27:24俺は どうすればいい
27:26いつも いつでも 空にいてくれる あの月が
27:29あるときは アリのすさびに肉かりき
27:35なくてぞ 人は恋しかりける
27:38あなたが生きていた頃は
27:40あなたがいるということに 慣れてしまっていて
27:43憎んだこともありました
27:45いなくなって初めて しみじみと
27:48あなたが恋しいことです
27:50源氏物語 霧壺より
27:52ここ 試験に出ます
27:54人は暗い闇夜に 輝く月を見上げて 顔を上げて
27:59きた
28:00月は希望だ
28:01人の胸に灯る勇気だ
28:04我らの未来に 月は必要だ
28:08月は美しい
28:10だから どうぞ そのままいてほしい
28:12というような 物語を 書いてほしいのだ
28:15でも なぜ物語なのですか
28:19目に見えぬ奇心をも 哀れと思わす
28:22は大和歌 和歌でしょう
28:24確かに 大和歌は 大和心を伝える 言霊の結晶
28:29しかし 結晶ゆえに 本家取りなど 知識人のみが知
28:32ることが多い
28:33けれども 月は万民の大切な存在
28:38だから すべての人々に届けたい
28:40月を見上げて 親が子に話して 聞かせる物語のほ
28:44うが
28:45多くの人に届くであろう
28:47そういえば 道長様は 帝子様を 帝をたぶらかす 悪女
28:53役にはしなかったわ
28:54道長様の力をもってすれば 帝子様を 悪役と書き
28:59換えることもできたはずなのに
29:02私は 道長様のことを 誤解していたのかもしれない
29:08そうか 感動ならば 誰にでも届く ですね 素敵
29:14月を見上げて語る物語 書いてください 聖書納言先輩
29:19そうね そうよね
29:22あ いや ちょっと待って
29:25本当は 紫式部が 書きたいんじゃないの?
29:28それはそう いや 私は うーん でも
29:35ここは やっぱり先輩が
29:38どうでしょう 聖書納言と紫式部の二人が
29:43月の物語を合作するというのは
29:46読みたい
29:49ええ
29:50その物語の作者は 不明としましょう
29:53そして 書かれた物語は 月の名誉のために
29:58日本最古の物語ということに
30:01作者不明 特命作品ならばいいか
30:04何より 聖書納言先輩との合作
30:07私の夢が叶うわ
30:09現地物語の紫式部と合作
30:13もしかしたら 私は あの高みへ
30:15また枕草子の高みまで 至ることができるかも
30:19それに 読みたいと 言ってくれる人がいる
30:23そして 私は 書くことが好き
30:25あ でも これから書く物語を
30:28日本最古の物語にしちゃったら 詐欺では?
30:31そうでなくても 歴史修正主義者とか
30:34何とかにされちゃいそう
30:36武器 私がやろうとしていることは
30:39歴史の修正になるの?
30:41いいえ 私の使命は 日本の美を守ること
30:44四季島の山と心をひととわば
30:48菜の花畑に入り日薄れ
30:50見渡す山の葉霞ふかし
30:53春風そよふく空を見れば
30:55夕月かかりて 匂いあわし
31:00でも まあ 日本最古の物語となるんですね
31:04源氏物語にも書いちゃおうかな
31:07それがいいわ 源氏物語に書いてあれば
31:10誰もが信じるわ
31:11でも 月に届いたことを 私たちはどうやって知るのでしょう
31:16月の動きが止まるときかしら
31:20でも いつになったら月は止まるのかしら?
31:23おそらく何十年も いや 何百年も先かもしれぬ
31:27我らは歴史の中を生きているのだ
31:30そうか 私たちには結果は分からないのね
31:35え? 結果が分からないことを
31:38やることに価値はあるの?
31:41届かないかもしれないことを
31:43やることに意味はあるの?
31:47聖書をなごんよ
31:49お前の枕の創始は 中宮帝氏と
31:52我が兄でもある中寛伯家の記憶を
31:55未来に運んでくれた
31:57そのことに価値はないのか?
32:00それは…
32:00紫色部よ
32:01現地物語の登場人物は400を超える
32:06その一人一人を描くことで
32:08我らの時代を生きた誰もが
32:10確かに実在したのだということを
32:13未来に託したお前の物語に
32:16意味はないのか?
32:18それは…
32:19やる価値があるか?
32:21やる意味があるか?
32:23あるさ!
32:24だって俺たちは…
32:26月が好きなのだ!
32:28月が好き!
32:30読んでくれるあなたが好き!
32:31あなたを好きな私が好き!
32:34何より私は描くことが好き!
32:37好き!
32:38そんな刹那の気持ちいつかは冷める!
32:41失敗したら、失ったら
32:43その後悔の気持ちはきっと
32:45永遠に続く!
32:47けれどもそれ以上に
32:48好きだというその瞬間がある人生は
32:51きっと幸福!
32:52そして私たちは
32:54その瞬間を
32:56永遠にする術を知っている!
32:58言葉にすれば伝わる
33:01形にすれば
33:02いつか届く、いつかきっと
33:05描きましょう!
33:06月を見上げた時の感動
33:08その感動が続くように
33:11形にしましょう!
33:12遥か彼方の月にまで
33:14いつか届くように!
33:16そして何より我らが死んでも
33:18この世界は続く!
33:19だからその世界に
33:20未来に託そう!
33:22はい!
33:23未来へ!
33:24月からやってきた
33:25お姫様の物語はいかがでしょう?
33:28おお、それはいい!
33:30うーん、読みたい!
33:32輝かしき姫の物語ね!
33:35かぐわしき姫の物語よ!
33:37おお、かぐや姫の物語か!
33:42あれから1200年後の今日
33:46かぐや姫の物語を
33:48知らない者はおりません!
33:51二人が形にした物語は
33:54数多の人によって
33:56語り継がれたのです!
34:00日本人が美しいとめでる
34:02花鳥風月
34:05あるいは
34:06あるいは
34:06雪月下!
34:10日本人の月への思いは
34:12こうして育まれたのです!
34:17けれども、月は動いています!
34:23どれだけ人が思っても
34:25どれだけ人が思っても
34:26それでも、月は動いているのです!
34:31さようならば、ぜひに及ばず
34:35やがて来る
34:37いつかは来てしまう別れ!
34:42未来の月との赤別を
34:44受け入れることとしましょう!
34:49とは言うものの
34:53幸いなことに
34:54月を失うのは
34:56今日ではありません!
35:00今はまだ
35:01この空に
35:03月はいてくれるのです!
35:08だから
35:09今宵も
35:10月を見ましょう!
35:14さあ
35:16顔をあげて
35:20あの
35:21月を
35:38朝日に
35:38月を
35:38一日の
35:38夜
35:38日の
35:38夜
35:38夜
35:38夜
35:38夜
35:38ご視聴ありがとうございました
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