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  • 2 日前
時は平安時代 処は平安京 言霊信仰全盛の時代
藤原道長は「望月の歌」で自らの天下を謳歌していました。
そんな道長が、安倍晴明の策の実行を清少納言と紫式部に命じます。
これは「月に捧げる物語」の物語
作千賀泰幸 演出金井雄資
出演 風薫 細井史江 飯島晶子 吉澤由紀
トランスクリプション
00:00どうでしょう
00:09青少納言と紫式部の二人が月の物語を合作するというのは
00:15読みたい
00:17えぇ
00:19その物語の作者は不明としましょう
00:23そして書かれた物語は月の名誉のために
00:27日本最古の物語ということに
00:30作者不明特命作品ならばいいか
00:33何より青少納言先輩との合作
00:36私の夢が叶うわ
00:38源氏物語の紫式部と合作
00:41もしかしたら私はあの高みへ
00:44また枕草子の高みまで至ることができるかも
00:48それに読みたいと言ってくれる人がいる
00:52そして私は書くことが好き
00:55あでもこれから書く物語を日本最古の物語にしちゃったら
00:59詐欺では
01:00そうでなくても歴史修正主義者とか何とかにされちゃいそう
01:05武器
01:06私がやろうとしていることは歴史の修正になるの
01:10いいえ
01:11私の使命は日本の美を守ること
01:13四季島の大和心を人とはば
01:17菜の花畑に入り火薄れ
01:19見渡す山の葉霞深し春風そよふく空を見れば
01:24夕月かかりて匂い合わし
01:29でもまあ日本最古の物語となるんですね
01:33源氏物語にも書いちゃおうかな
01:36それがいいわ
01:37源氏物語に書いてあれば誰もが信じるわ
01:41でも月に届いたことを私たちはどうやって知るのでしょう
01:46月の動きが止まる時かしら
01:48でもいつになったら月は止まるのかしら
01:53おそらく何十年もいや何百年も先かもしれん
01:57我らは歴史の中を生きているのだ
02:00そうか
02:01私たちには結果はわからないのね
02:04
02:05結果がわからないことをやることに価値はあるの
02:09届かないかもしれないことをやることに意味はあるの

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